
杉沢の大スギ
二本松の里山にただ一本、600年以上を生き抜いてきた杉。見上げた瞬間、言葉を失うほどの生命力に出会えます。
このページでわかること
- 杉沢の大スギが「日本最大級の単木スギ」と呼ばれる理由と、村名の由来にもなった逸話
- 樹齢、樹高、幹まわりなどの基本データと、大杉公園の見どころ
- 行き方・駐車場と、季節ごとの楽しみ方
- あわせて回りたい近くの見どころと、周辺の飲食店
- 岳温泉エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
杉沢の大スギってどんなスポット?
福島県二本松市、旧岩代町の杉沢地区。田んぼと集落を見渡す丘のふもとに、その杉はただ一本、静かにそびえ立っています。国指定天然記念物「杉沢の大スギ」。杉の単木としては日本国内でも最大級と言われ、根元は22.5mもの太さがあるとも伝わる、桁違いのスケールを持つ巨木です。二本松市教育委員会の記録によれば、樹高は約50m、目通り(地上約1.3mの高さ)の幹まわりは12.8m。樹齢は600年以上とされ、一説には1000年に達するとも言われています。地上6.6mほどの高さで幹が5本に分かれ、そこから東西南北へ25〜30mもの枝を張り出す姿は、長い年月をかけて身につけた風格そのもの。1643年(寛永20年)、二本松藩主・丹羽光重が領内を巡視した際、この木陰で休んだところ、あまりの見事さに感じ入り、村の名前を「神小沢村」から「杉沢村」に改めさせたと伝わります。以来380年以上、この杉は集落の名前の由来として、そして訪れる人に静かな力を分けてくれる存在として、地域の人々に大切に守られてきました。特定の神様を祀るご神木ではありませんが、樹齢を重ねた巨木ならではの生命力に触れることで、自然への畏敬と穏やかなパワーチャージを感じられるスポットです。
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基本情報
| 名称 | 杉沢の大スギ(すぎさわのおおすぎ) |
|---|---|
| 所在地 | 福島県二本松市杉沢字平97 |
| 指定 | 国指定天然記念物(昭和18年8月24日指定)、福島県緑の文化財(昭和58年) |
| 樹種 | スギ |
| 樹齢 | 600年以上(一説には1000年に達するとも) |
| 樹高 | 約50m |
| 幹まわり(目通り) | 12.8m |
| 根回り | 22.5m |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 東北自動車道 二本松ICから車で約35分 |
| 所要時間の目安 | 20〜30分 |
行き方・駐車場
東北自動車道の二本松ICから車で約35分。国道349号沿いに案内看板が出ており、「大杉公園」として整備された敷地の目の前に駐車場があります。あずまやや遊具、記念館(写真やパンフレットが閲覧できます)も設けられており、四季の花とあわせて巨木を楽しめる公園です。二本松市街地からは車での移動がほぼ必須なので、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
杉沢の大スギは山あいの集落にあり、公共交通機関だけでの訪問は難しいエリアです。周辺の見どころや飲食店とあわせて回るなら、レンタカーでの移動が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
新緑が芽吹き、大杉公園に植えられた木々や花も彩りを添える季節。冬の間、葉を落としていた周囲の木々との対比で、常緑の杉の存在感がより際立ちます。
夏(6〜9月)
深い緑に包まれ、木陰が心地よい季節。高さ50mの梢を見上げながら、涼やかな空気の中で過ごせます。
秋(10〜11月)
周辺の里山が紅葉に色づき、常緑の巨杉とのコントラストが美しい季節。二本松市内の紅葉スポットとあわせて訪れるのもおすすめです。
冬(12〜2月)
周囲の落葉樹が葉を落とすなか、一年を通じて変わらぬ姿で立ち続ける杉の力強さを感じられる季節。雪化粧した姿に出会えることもあります。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. まずは少し離れて全体像を見上げる
樹高約50m、5本に分かれた幹が四方へ枝を広げる姿は、近くだけでなく少し距離を取って見上げることで、そのスケールがより実感できます。

2. 根元に近づき、太さと樹皮を間近で観察する
根回り22.5mと伝わる根元は、近づくとその太さに圧倒されます。長い年月を刻んだ樹皮の質感もあわせてじっくり眺めてみてください。

3. 地上6.6mの幹の分岐点を確認する
この高さで幹が5本の直幹に分かれているのが、杉沢の大スギの大きな特徴。見上げる角度を変えながら、その分岐の様子を探してみましょう。

4. 記念館で由来や資料に触れる
大杉公園内の記念館では、写真やパンフレットが閲覧できます。丹羽光重の逸話など、この杉が歩んできた歴史を知ってから見上げると、また違った感慨があります。

5. 木幡山隠津島神社とあわせて「二本松の巨木めぐり」
車で移動できる範囲に、同じく国指定天然記念物の木幡の大スギ(木幡山隠津島神社の境内)があります。二本松の巨木を2本まとめて巡る旅もおすすめです。
あわせて回りたい、近くの見どころ

木幡山 隠津島神社(木幡の大スギ)
宗像三女神を祀る古社。境内には同じく国指定天然記念物の「木幡の大スギ」があり、杉沢の大スギとはまた違った風格を見せてくれます。12月の「木幡の幡祭り」は国指定重要無形民俗文化財です。

小浜城跡
戦国時代に大内氏が築き、伊達政宗も一時居城とした山城跡。本丸周辺は史跡公園として整備され、桜の名所としても知られています。蒲生氏郷時代の石垣も残ります。

岳温泉
坂上田村麻呂の東征時に発見されたと伝わる、二本松市を代表する温泉地。「美人の湯」とも呼ばれる酸性泉が、源泉から約8kmの引き湯の間にまろやかになるのが特徴です。
近くの人気飲食店
杉沢の大スギの周辺は静かな里山エリアのため、食事は少し足を延ばして探すのがおすすめです。
道の駅さくらの郷道の駅・農産物直売所二本松市東新殿/9:00〜18:30(11〜2月は9:00〜17:30)・無休📍Googleマップで現在地からのルートを見る同じ岩代地域にある道の駅。地元農産物の直売所と食堂を併設しており、巨木めぐりの合間に立ち寄りやすい距離です。
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二本松バイパスドライブイン食堂・定食二本松市杉田/24時間営業(日24時〜月6時は休業)📍Googleマップで現在地からのルートを見る国道4号沿いで50年以上営業を続ける24時間営業の食堂。ボリューム満点の定食や丼、麺類が揃い、時間を気にせず立ち寄れます。
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小さな洋食屋さん プティリジエール洋食・ハンバーグ二本松市二伊滝/火曜・隔週月曜定休📍Googleマップで現在地からのルートを見る霞ヶ城公園近くの高台に建つ一軒家レストラン。福島牛すじを使ったデミグラスソースのハンバーグが看板メニューです。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。写真は店舗・料理のイメージを含みます。
アクティビティ
杉沢の大スギ周辺は自然散策が中心のエリアで、体を動かすアクティビティは多くありません。少し足を延ばした東和地域では、地元の農家と一緒に季節の農作業や収穫を体験できる日帰りプランがあります。巨木めぐりとあわせて、里山の暮らしに触れてみるのもおすすめです。
このエリアの宿(料金比較)
杉沢の大スギの周辺には宿泊施設が少ないため、二本松市を代表する温泉地・岳温泉を拠点にするのがおすすめです。坂上田村麻呂の時代から続く歴史ある湯で、巨木めぐりの疲れを癒やせます。

岳温泉エリア
巨木めぐりの拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
公園として整備されているとはいえ、山あいの自然の中。快適に楽しむためにあると便利なアイテムです。



モバイルバッテリー周辺は山あいの集落でコンビニや充電できるお店が少なめ。写真撮影や地図アプリでバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
杉沢の大スギの樹齢はどれくらいですか。
600年以上とされ、一説には1000年に達するとも言われています。二本松市の記録では推定樹齢1000年と紹介されています。
見学は無料ですか。
はい、無料で見学できます。大杉公園として整備されており、駐車場も利用できます。
アクセス方法を教えてください。
東北自動車道の二本松ICから車で約35分です。国道349号沿いに案内看板があります。
杉沢の大スギの由来は何ですか。
1643年、二本松藩主・丹羽光重が領内巡視の際にこの木陰で休み、その見事さに感じ入って村名を「杉沢村」に改めさせたと伝わります。
木幡山隠津島神社の「木幡の大スギ」とは違うのですか。
はい、別の木です。杉沢の大スギは二本松市杉沢地区に、木幡の大スギは木幡山隠津島神社の境内にあり、どちらも国指定天然記念物ですが、所在地の異なる別々の巨木です。
航空券も、まとめて比較
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