
吹割の滝
片品川の流れが岩盤をV字に割いて、三方から水が落ちる東洋のナイアガラ。すべてを洗い流すような轟音と飛沫が、心をリセットしてくれるパワースポットです。
このページでわかること
- 「東洋のナイアガラ」と呼ばれる、三方から水が落ちる独特の造形と浄化のパワー
- 高さ約7m、幅約30mの規模と、国指定天然記念物、名勝に指定された背景
- 遊歩道の周遊コースと、鱒飛の滝、般若岩、獅子岩などの見どころ
- 冬期の遊歩道通行止めや、柵の少ない岩場での安全上の注意
- 行き方、駐車場などの基本情報と、滝周辺のそば処
吹割の滝ってどんなスポット?
群馬県沼田市利根町追貝、片品川の渓谷に、吹割の滝は轟音とともに現れます。一般的な滝が高いところから水を落とすのに対し、この滝は違います。およそ900万年前に堆積した溶結凝灰岩の川床が、長い年月をかけて中央から割れるように削られ、その裂け目に向かって左右と正面、三方から水がなだれ込んでいくのです。まるで大地そのものが水を吸い込んでいくかのようなその光景から、吹割の滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれてきました。高さは約7m、幅は約30m。数字だけ見れば大きな滝ではありませんが、目の前に立つと印象は一変します。足元を震わせる轟音、絶え間なく舞い上がる飛沫、V字の裂け目へ渦を巻きながら吸い込まれていく水の勢い。その圧倒的な水の力に身を置くと、日々のわだかまりまで一緒に流し去られていくような感覚に包まれます。すべてを浄化し、運気をリセットしてくれるパワースポットとして親しまれるのも、この滝が持つ根源的な迫力ゆえでしょう。昭和11年(1936)には「吹割渓ならびに吹割瀑」として国の天然記念物、名勝に指定されました。滝に沿って延びる遊歩道を歩けば、般若岩や獅子岩と呼ばれる奇岩、下流で豪快に水を落とす鱒飛の滝など、片品川がつくり上げた造形美を間近にたどれます。ただし、この滝は美しさと同じだけの荒々しさも秘めています。滝壺の縁には高い柵がなく、岩肌は水飛沫で滑りやすくなっています。自然そのものの力に触れられるからこそ、敬意と慎重さを忘れずに、その圧倒的な景観を味わってください。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 吹割の滝(ふきわれのたき) |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県沼田市利根町追貝 |
| ご利益 | 浄化、運気リセット |
| 規模 | 高さ約7m、幅約30m |
| 観瀑料 | 無料 |
| 遊歩道 | 例年、冬期(12月頃から3月頃)は積雪のため通行止め(最新情報は要確認) |
| 駐車場 | 周辺に民間、市営の駐車場あり(土産店、食事処利用で無料の場合あり) |
| アクセス | JR沼田駅から関越交通バス約45分「吹割の滝」下車/関越自動車道沼田ICから国道120号で約20分 |
| 指定 | 国指定天然記念物、名勝「吹割渓ならびに吹割瀑」(1936年指定) |
行き方・駐車場
吹割の滝は沼田市の北東部、利根町追貝の片品川沿いにあります。車の場合は関越自動車道沼田ICから国道120号を尾瀬方面へ約20分。公共交通ではJR沼田駅から関越交通バスで約45分、「吹割の滝」バス停で下車します。周辺には土産店や食事処が運営する駐車場が点在し、店舗を利用すると無料になる場合もあります。遊歩道は例年、冬期(12月頃から3月頃)に積雪のため通行止めになるため、訪問前に沼田市観光協会などで最新情報を確認してから向かうと安心です。未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
吹割の滝とあわせて老神温泉や尾瀬方面まで足をのばすなら、車移動が断然便利です。紅葉シーズンは周辺道路が混み合い、レンタカーも埋まりやすいので、早めの手配が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けと新緑の季節。水量が一年でもっとも豊かになり、滝の迫力が増します。遊歩道の通行止めが解除される時期は年により前後するため、事前確認を。
夏(6〜9月)
飛沫が涼を運ぶ、避暑にうってつけの季節。緑の渓谷に轟く水音のなか、遊歩道の散策が心地よい時期です。
秋(10〜11月)
渓谷が紅葉に染まる、一年で最も華やかな季節。色づいた木々と滝の白い水しぶきのコントラストは格別です。
冬(12〜2月)
例年、遊歩道が積雪で通行止めになる季節。観瀑には向かないため、訪問時期を選ぶ際は最新の通行情報を必ず確認しましょう。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 遊歩道で滝を間近に感じる
滝に沿って延びる遊歩道からは、三方から水が落ちる様子を間近に望めます。轟音と飛沫の迫力を全身で受け止めましょう。

2. 観瀑台から滝の全景を望む
対岸の観瀑台からは、V字に割れた滝の全体像を見渡せます。遊歩道からの眺めとはまた違う、俯瞰の景色が楽しめます。

3. 鱒飛の滝と奇岩を巡る
下流には豪快に水を落とす鱒飛の滝、般若岩や獅子岩と呼ばれる奇岩が点在。周遊コースをたどると片品川の造形美を満喫できます。

4. 浮島橋を渡り浮島観音へ
周遊コース途中の浮島橋を渡ると、川の中州に建つ浮島観音へ。渓谷を見下ろす静かなお堂で、ひと息つけます。

5. 紅葉の時期に訪れる
秋には渓谷全体が赤や黄に染まります。滝の白い水しぶきと紅葉の彩りが重なる季節は、一年でもっとも人気があります。
あわせて回りたい、近くの見どころ
鱒飛の滝
吹割の滝の下流にある、高さ約8mの滝。かつて遡上する鱒がこの滝に飛ぶように挑んだことが名の由来と伝わります。周遊コース上の見どころです。
近くの人気飲食店
吹割の滝の周辺には、滝を眺めながら休憩できるそば処や食堂が並びます。遊歩道の散策の前後に立ち寄れる、地元の味を紹介します。
水石そば(十割そば)沼田市利根町追貝1068/吹割の滝入口付近📍Googleマップで現在地からのルートを見る吹割の滝が望める立地の十割そば店。滝の遊歩道散策の前後に、そば処でゆっくり休憩できます。写真はイメージです。
食べログを見る ›
高桑食堂そば、食堂沼田市利根町追貝1076/吹割の滝バス停付近📍Googleマップで現在地からのルートを見る滝周辺の土産店が並ぶ一角にある食堂。十割そばや山菜天ぷらを、滝見学の合間に味わえます。写真はイメージです。
食べログを見る ›
吹割観光ドライブイン食堂、定食沼田市利根町追貝975/吹割の滝周辺📍Googleマップで現在地からのルートを見る吹割の滝のすぐそばにある食堂。定食や麺類がそろい、滝を見に来た行き帰りの食事に立ち寄れます。写真はイメージです。
食べログを見る ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
吹割の滝の観光は、車で約15分の老神温泉や、車で約20分のJR沼田駅周辺を拠点にするのが便利です。老神温泉は片品川沿いの静かな湯の郷で、尾瀬観光の起点にもなります。

沼田、老神温泉エリア
滝、温泉、尾瀬をまとめて楽しむ拠点向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
滝の遊歩道歩きや飛沫対策であると便利なアイテムです。
トレッキングシューズ遊歩道は岩場や階段が続き、水飛沫で滑りやすい箇所もあります。滑りにくい靴で訪れると安心です。
最安値料金 2,980円〜(2026/8/3時点・楽天)
レインウェア、ウィンドブレーカー滝に近づくと飛沫でぬれることがあります。さっと羽織れる一枚があると、衣服のぬれを防げます。
最安値料金 1,980円〜(2026/8/3時点・楽天)

モバイルバッテリー滝周辺は市街から離れた山あい。写真撮影や地図アプリでバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
最安値料金 1,480円〜(2026/8/3時点・楽天)
よくあるご質問(FAQ)
「吹割の滝」の読み方は。
「ふきわれのたき」と読みます。岩盤が中央から割れるように削られ、そこへ三方から水が落ちる独特の姿から名付けられました。
なぜ「東洋のナイアガラ」と呼ばれるのですか。
一般的な滝と違い、川床の裂け目に向かって左右と正面の三方から水がなだれ込む豪快な姿が、ナイアガラの滝を思わせることに由来します。
吹割の滝はいつでも見られますか。
滝そのものは通年見られますが、遊歩道は例年、冬期(12月頃から3月頃)に積雪のため通行止めになります。訪問前に最新の通行情報をご確認ください。
見学するうえで危険はありますか。
滝壺の縁に高い柵がなく、岩肌は水飛沫で滑りやすくなっています。必ず白線の内側から観瀑し、水際に近づきすぎないよう十分に注意してください。
吹割の滝までのアクセス方法は。
JR沼田駅から関越交通バスで約45分、「吹割の滝」バス停で下車します。車の場合は関越自動車道沼田ICから国道120号で約20分です。
吹割の滝は、老神温泉や尾瀬とあわせて巡る、群馬北部の自然めぐりの主役。群馬県の他のスポットもあわせてチェックしてみてください。
写真クレジット: 吹割の滝(Σ64, CC BY 3.0)ほか計4点、いずれもΣ64氏撮影/JR沼田駅(Qurren, CC BY-SA 4.0)。いずれもWikimedia Commonsより。
航空券も、まとめて比較
群馬方面の玄関口となる空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















