
姥神大神宮(うばがみだいじんぐう)
折居姥が神から授かった瓶子の水がニシンを呼び、江差の浜に空前の豊漁をもたらした。その伝説から始まった、北海道最古級の神社です。近くの海には、姥が授かった瓶子が石と化したという瓶子岩が今もそびえています。
このページでわかること
- 折居姥(おりいうば)の伝説と、ニシン漁の守り神としての由緒
- 姥が授かった瓶子が姿を変えたと伝わる「瓶子岩」との関係
- 行き方、駐車場と、境内で見ておきたいポイント
- 北海道最古の祭り「姥神大神宮渡御祭」(毎年8月9〜11日)
- あわせて回りたい、いにしえ街道の見どころと飲食店
姥神大神宮ってどんな神社?
江差の港町を見下ろす高台に、白い石鳥居が静かに立っています。姥神大神宮。江差町に伝わる由緒では、創建は室町時代の文安4年(1447年)、折居姥(おりいうば)という一人の老女の物語から始まったとされています。津花の浜に庵を結んでいた折居は、天気や病の流行を言い当てる力を持つ人として、村人から頼りにされていました。ある晩、神威(かもい)の島、現在のかもめ島から差す一筋の光を見た折居がその地に渡ると、一人の翁が現れ、小さな瓶子(へいし)を授けます。「この水を海に注げば、鰊(にしん)が群れをなしてやってくる」。翁の言葉どおりに折居が水を撒くと、まもなく海は魚影で埋め尽くされました。江差の浜に空前の豊漁をもたらしたその瓶子は、やがて姿を変え、今も海に立つ「瓶子岩」として語り継がれています。文化14年(1817年)には北海道で唯一、正一位の宮号を許されました。天照皇大御神、天児屋根命、住吉大神を祀るこの社は、ニシン漁で栄えた江差の人々にとって、単なる祈りの場所ではなく、豊漁と無病息災を託す心の拠り所であり続けてきました。
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基本情報
| 名称 | 姥神大神宮(うばがみだいじんぐう) |
|---|---|
| 祭神 | 天照皇大御神、天児屋根命、住吉大神 |
| 所在地 | 北海道檜山郡江差町字姥神町99-1 |
| 創建 | 文安4年(1447年)、折居姥の草創と伝わる(社伝) |
| ご利益 | 豊漁、無病息災 |
| 参拝料 | 無料 |
| 駐車場 | 無料 |
| 例大祭 | 姥神大神宮渡御祭(毎年8月9日〜11日)。13台の山車が町を練り歩く北海道最古の祭り |
| アクセス | 函館市街から車で約90分/道の駅江差から車で約10分 |
行き方・駐車場
函館方面からは国道227号、229号を経由して車で約90分。江差市街に入り、いにしえ街道の坂を上っていくと、姥神町の一角に白い鳥居が見えてきます。境内前には無料駐車場があり、道の駅江差からは車で約10分の距離です。公共交通機関の場合は、JR函館駅から函館バスで約110分、最寄りのバス停から徒歩数分。石段は数十段ありますが、傾斜は緩やかなので、ゆっくり上れば問題ありません。8月9〜11日の渡御祭期間中は周辺道路が大変混雑するため、公共交通機関の利用や時間に余裕を持った移動をおすすめします。島内の移動、周辺観光をまとめて回るならレンタカーが便利です。未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
函館空港からはレンタカーが便利
姥神大神宮までは公共交通機関だけでもたどり着けますが、便数は多くありません。函館空港や函館駅を起点に、瓶子岩やいにしえ街道など江差町内を効率よく巡るなら、レンタカーを借りてしまうのが結局いちばんの近道です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪が解け、いにしえ街道の散策が心地よくなる季節。冬に閉ざされていた町並みが少しずつ動き出します。
夏(6〜9月)
8月9〜11日は例大祭「姥神大神宮渡御祭」。13台の山車が坂の町を練り歩く、北海道最古の祭り最大の見せ場です。
秋(10〜11月)
海風が澄み渡り、瓶子岩と夕暮れの海のコントラストが美しい季節。観光客も落ち着き、静かに参拝できます。
冬(12〜2月)
雪に包まれた境内は一段と厳かな表情に。日本海からの風が強いため、防寒対策は万全にお出かけください。
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1. 白い鳥居をくぐり、社殿を見上げる
石段の上に構える拝殿を、鳥居の正面から見上げる瞬間が一番の見どころ。潮風に磨かれた木組みの質感を間近で感じられます。

2. 折居姥伝説の舞台、瓶子岩まで足を延ばす
折居が授かった瓶子が姿を変えたと伝わる奇岩。しめ縄が掛けられ、今も海の安全と豊漁を見守っています。

3. いにしえ街道の古い町並みを歩く
北前船交易で栄えた問屋、蔵、商家が今も残る通り。姥神大神宮も、この街道の一部として佇んでいます。

4. 8月の渡御祭に合わせて訪れる
13台の山車が坂の町を練り歩く、北海道最古の祭り。京都祇園祭の流れを汲むお囃子が、江差の夏を彩ります。
あわせて回りたい、近くの見どころ

瓶子岩
折居姥が神から授かった瓶子が姿を変えたと伝わる奇岩。かもめ島の入口付近の海に立ち、しめ縄が掛けられています。姥神大神宮の由緒とあわせて訪れたい、伝説の原点です。

いにしえ街道
17世紀、北前船交易の拠点として栄えた江差の町並み。姥神町、中歌町、津花町一帯に問屋、蔵、商家が今も残り、姥神大神宮もこの街道の中に位置しています。

旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)
北海道有形文化財に指定された明治期の洋風建築。ニシン漁や北前船交易など、江差の歴史文化を16のテーマで紹介しています。

近くの人気飲食店
姥神大神宮を含むいにしえ街道の一帯には、ニシン漁の町らしい「にしんそば」の名店から、かもめ島を望む食堂まで揃っています。
手打ちそば和味そば愛宕町/11:30〜そば売り切れ次第終了・月曜定休📍Googleマップで現在地からのルートを見る秘伝のタレで5日間煮込み、1週間熟成させたニシンの甘露煮がのる「にしんそば」が名物。姥神大神宮から歩いて向かえる距離です。※写真はイメージです。
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れすとらん津花館洋食・和食橋本町/かもめ島・開陽丸を望む高台の食堂📍Googleマップで現在地からのルートを見るかもめ島と開陽丸を見下ろす高台のレストラン。オムライスやハンバーグなどの洋食から、にしん蕎麦や海鮮丼まで揃います。※写真はイメージです。
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つるみ食堂食堂・ラーメン・そば橋本町/地元で長く愛される町の食堂📍Googleマップで現在地からのルートを見るラーメンやそばなど、昔ながらのメニューを気取らずに味わえる町の食堂。いにしえ街道の散策の合間に立ち寄りやすい一軒です。※写真はイメージです。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
いにしえ街道と、姥神大神宮の由緒の舞台となったかもめ島には、江差ならではの体験メニューが揃っています。どちらも事前予約制です。
いにしえ街道~着物で歴まち散策~レンタル着物一式と着付けがセットで3,300円〜。着付けを済ませたら、姥神大神宮を含むいにしえ街道の古い町並みを、そのままの姿で自由に散策できます。
現地予約(集合場所「髪結ぃや」姥神町65-1、電話予約制)
かもめ島マリンピング瓶子岩が立つかもめ島を舞台にしたアクティビティ拠点。SUP、カニ釣り、磯観察、フィッシング&クルージングなど、海辺ならではの体験が揃います。
現地予約(電話 050-5799-8516、平日9〜17時受付)
※体験内容、料金、催行時期は季節・天候により変動することがあります。予約前に最新情報をご確認ください。
このエリアの宿(料金比較)
姥神大神宮の周辺は宿泊施設が限られるため、江差市街から大沼、長万部方面まで含めたエリアで探すのが現実的です。いにしえ街道や瓶子岩とあわせた道南ドライブの拠点として選ぶ人が多いエリアです。

江差・大沼・長万部エリア
道南ドライブの拠点を探すなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
石段のある参道と、日本海からの潮風という土地柄から逆算した装備です。

防寒防風アウター日本海に面した江差は、市街地でも潮風が強く吹き抜けます。1枚あるだけで境内での滞在が快適になります。
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モバイルバッテリー江差の市街地は充電できるスポットが多くありません。地図アプリや写真撮影でバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
姥神大神宮はいつ創建されましたか。
江差町に伝わる由緒では、室町時代の文安4年(1447年)、折居姥の草創と伝わります。文化14年(1817年)には北海道で唯一、正一位の宮号を許されました。
御朱印はいただけますか。
社務所で対応していますが、不在の場合もあります。確実に受けたい場合は、事前に神社(0139-52-1900)へお問い合わせください。
駐車場はありますか。
境内前に無料駐車場があります。8月9〜11日の渡御祭期間中は大変混雑するため、時間に余裕を持ってお出かけください。
姥神大神宮渡御祭とは何ですか。
毎年8月9日〜11日に行われる、北海道最古と伝わる祭りです。ニシンの大漁感謝が起源で、13台の山車が坂の町を練り歩きます。
瓶子岩はどこにありますか。
かもめ島の入口付近、江差港エリアの海に立っています。姥神大神宮から車で約5分。折居姥が授かった瓶子が姿を変えたと伝わる岩で、しめ縄が掛けられています。
写真提供: BATACHAN(Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0)/Yauchi(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)/Ozizo(Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)/Hhaithait(Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)/pakku(Wikimedia Commons、CC BY 3.0)/POHAN(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)/ノボホショコロトソ(Wikimedia Commons、CC BY 4.0)/Raita Futo(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)
姥神大神宮は、北海道でも屈指の由緒を持つパワースポット。瓶子岩やいにしえ街道と合わせた道南ドライブの1コマに組み込むのがおすすめです。
函館空港からの移動もまとめて比較
道南エリアの玄関口・函館空港ゆきの国内線をANA、JALなど横断比較。空港からはレンタカーでの移動が基本になるので、往路と復路で借り方を変えると総額が下がることもあります。
















