
阿寒湖(あかんこ)
東に雄阿寒岳、西にフップシ岳を抱くカルデラ湖。水面の下では特別天然記念物マリモが静かに息づき、湖畔にはアイヌ民族が守り継いできた祈りの文化が今も息づいています。
このページでわかること
- 阿寒湖が「パワースポット」と呼ばれる由来(山環水抱の地形、マリモ、アイヌ文化、白龍神王)
- マリモ、ボッケ、アイヌコタンなど見どころへの行き方とアクセス
- 季節ごとの楽しみ方と、氷上フェスティバル「冬華美」などの見頃情報
- あわせて回りたい近くの見どころと、阿寒湖温泉街の飲食店
- 阿寒湖温泉エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
阿寒湖ってどんなスポット?
北海道東部、阿寒摩周国立公園の中心に横たわる阿寒湖は、東に雄阿寒岳、西にフップシ岳を抱く「山環水抱」の地。四方を山に囲まれたカルデラ湖の地形そのものが、風水でいう理想的な「気」の溜まり場とされてきました。湖の底では、直径15cm以上に育つ球状のマリモが静かに息づいています。世界でもこれほど大きなマリモが群生するのは阿寒湖だけで、1952年には国の特別天然記念物に指定されました。湖畔には古くからアイヌ民族が暮らし、今も阿寒湖アイヌコタンでは木彫りや刺しゅうの工芸、古式舞踊が大切に受け継がれています。湖に浮かぶ無人島ヤイタイ島には金運の守り神とされる白龍神王の祠が鎮座し、湖畔からも徒歩数分で参拝できる遥拝所が用意されています。そして湖畔の一角、ボッケと呼ばれる泥火山では、地中からアイヌ語で「煮え立つ」を意味する熱い泥がふつふつと噴き上げ、大地そのものが生きていることを教えてくれます。
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基本情報
| 名称 | 阿寒湖(あかんこ) |
|---|---|
| 所在地 | 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉 |
| 料金 | 湖畔の散策は無料/マリモ観察遊覧船は大人2,700円・小人1,390円(マリモ展示観察センター入館料込み) |
| アクセス | 釧路空港から阿寒エアポートライナーで約75〜80分、車で約60分/釧路駅から車で約80分 |
| 駐車場 | 阿寒湖畔第1駐車場など、温泉街周辺の有料駐車場を利用 |
| 所要時間の目安 | 半日〜1日 |
| ベストシーズン | 紅葉は10月上旬から見頃/冬は2月上旬〜3月中旬に氷上フェスティバル「冬華美」開催 |
行き方・駐車場
釧路空港からは阿寒バスの「阿寒エアポートライナー」が便利で、阿寒湖バスセンターまで約75〜80分。レンタカーなら国道240号線経由で約60分です。釧路駅からは車で約80分、国道38号線・240号線を経由します。阿寒湖温泉街には阿寒湖畔第1駐車場をはじめ有料駐車場が点在しており、無料駐車場は基本的にありません。道東エリアの移動はレンタカーがあると格段に自由度が上がるので、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
道東エリアは公共交通の本数が限られ、阿寒湖・摩周湖・知床をまとめて回るならレンタカーが圧倒的に便利です。夏休みや紅葉シーズンは数週間前から予約が埋まることも。航空券を取ったら、まずレンタカーを押さえるのが鉄則です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
5月から遊覧船の運航が始まり、ゴールデンウイーク明けから観光シーズンが本格化。朝夕はまだ肌寒いので防寒具があると安心です。
夏(6〜9月)
避暑地として快適な気候。新緑に包まれた湖上を遊覧船やカヌーで満喫できる、最も過ごしやすい季節です。
秋(10〜11月)
紅葉は10月上旬から見頃を迎えます。滝見橋やボッケ桟橋から、雄阿寒岳と燃えるような紅葉のコントラストが楽しめます。
冬(12〜2月)
湖が結氷し、「御神渡り」と呼ばれる自然現象が現れることも。2月上旬〜3月中旬は氷上フェスティバル「冬華美」で毎晩花火が上がります。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. ボッケ散策路で大地のエネルギーを浴びる
エコミュージアムセンター裏手から続く遊歩道の先、地中から約90度の熱い泥がふつふつと噴き上がるボッケへ。大地そのものが生きていることを実感できます。

2. マリモ展示観察センターで特別天然記念物と対面する
遊覧船で中島(チュウルイ島)へ渡ると、直径15cm以上に育った球状のマリモをすぐそばで観察できます。世界でもこれほど大きなマリモが群生するのは阿寒湖だけです。

3. 湖畔の白龍神王の祠で金運祈願
本殿は無人島ヤイタイ島にありますが、エコミュージアムセンター裏手の丘には徒歩数分で参拝できる遥拝所が。白は五行で「金」を表す色とされ、白龍神王は金運を呼び込む守り神として親しまれています。

4. 阿寒湖アイヌコタンで伝統文化に触れる
36戸約120人が暮らす工芸と芸能の集落を散策。木彫りや刺しゅうの制作風景を眺めたり、アイヌシアター「イコロ」でユネスコ無形文化遺産の古式舞踊やデジタルアートを融合させた「ロストカムイ」を鑑賞したりできます。

5. 遊覧船で雄阿寒岳とヤイタイ島を望む
阿寒観光汽船の遊覧船は約85分で湖を一周。まりもの里桟橋・幸運の森桟橋の2つの乗り場から出航し、雄阿寒岳を望む雄大な景色とともに神秘の島々を巡ります。
あわせて回りたい、近くの見どころ

ボッケ(泥火山)
アイヌ語で「煮え立つ」を意味する泥火山。地中の炭酸ガスで泥や水が約90度で噴き上がる、大地の力を間近に感じるスポットです。

阿寒湖アイヌコタン
36戸約120人が暮らす、工芸と芸能の集落。民芸品店が並ぶ通りの奥には、古式舞踊を鑑賞できるアイヌシアター「イコロ」があります。

マリモ展示観察センター(中島)
湖に浮かぶ中島(チュウルイ島)にあり、特別天然記念物マリモの群生を間近で観察できます。遊覧船の周遊コースに組み込まれています。

阿寒湖畔展望台
標高約530mの高台から、眼下に阿寒湖、正面に雄阿寒岳を望むパノラマスポット。無料駐車場(300台)完備で、リクライニングシートでゆったり景色を楽しめます。
近くの人気飲食店
阿寒湖温泉街には、ワカサギやレイクロブスター(ウチダザリガニ)、エゾシカなど道東ならではの味覚を出す食事処が揃っています。
郷土料理 奈辺久郷土料理・そば不定休/¥1,000〜¥1,999/わかさぎ天丼が名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る遊覧船乗り場のそばにある食事処。サクサクに揚がったワカサギがたっぷり乗ったわかさぎ天丼と、手打ちそばが名物です。
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両国総本店郷土料理・ジビエ定休:月・火曜/¥2,000〜¥2,999/エゾシカ焼肉が名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る臭みのない上質なエゾシカ肉を焼肉で味わえる郷土料理店。ワカサギの揚げ物や鮭・鱒の刺身もあわせて楽しめます。
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食事処 海兵釣具店併設・食堂営業期間5〜11月/¥1,000〜¥1,999/レイクロブスター丼が名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る阿寒湖の釣具店内にある食事処。阿寒湖名物のレイクロブスター(ウチダザリガニ)を使った天丼が名物で、釣ったワカサギをその場で天ぷらにするサービスも人気です。
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百味庵そば・ラーメン不定休/〜¥999/クロレラ入りの緑の釧路そばが名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る阿寒湖畔で50年以上続くそば店。クロレラを練り込んだ緑色の釧路そばと、ホタテがのった丼が地元でも観光客にも親しまれています。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
阿寒湖は遊覧船やカヌーで湖上を楽しむだけでなく、アイヌ文化に触れる体験も充実しています。
- 🚢マリモ観察遊覧船(阿寒観光汽船)
約18km、85分で湖を一周する定期便。中島のマリモ展示観察センターでの観覧(約15分)が含まれます。大人2,700円・小人1,390円、個人利用なら予約不要で、まりもの里桟橋・幸運の森桟橋から乗船できます(5〜11月運航)。
現地で乗船可(予約不要) - 🛶カヌー体験(阿寒ネイチャーセンター)
阿寒湖の原生的な湖畔をカナディアンカヌーで巡るツアー。初心者向けの体験コースから、オジロワシやミサゴに出会えることもあるアドベンチャーコースまであります。5月1日〜10月31日、事前予約制。
現地または公式サイトから要予約
アイヌ文化体験(ムクリ作り・刺しゅう)阿寒湖アイヌコタンで、伝統楽器ムックリの制作や、母から子へ伝わるアイヌ刺しゅうを学べる体験。所要約1時間で、初めてでもインストラクターが丁寧に教えてくれます。
予約はこちら詳細を見る ▾
阿寒湖アイヌコタン 体験プランムックリ作り/アイヌ刺しゅう体験予約はこちら ›- 🌊阿寒川ラフティング
阿寒湖から流れ出る阿寒川の、流れの強いエリアをラフティングボートで下るコース。牧場や丹頂鶴を望むのどかな景色の中を進みます。
予約はこちら詳細を見る ▾
阿寒川で流れの強めの川を下る 標準コース牧場や丹頂鶴を望むのどかな景色予約はこちら ›
このエリアの宿(料金比較)
阿寒湖温泉街には約30軒の宿が湖畔沿いに集まっており、マリモや遊覧船、アイヌコタンまで徒歩圏で動けるのが最大の魅力です。

阿寒湖温泉エリア
マリモ、アイヌ文化、ボッケをまとめて楽しむ滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
湖上の遊覧船や遊歩道の散策であると便利なアイテムです。
歩きやすいアウトドアシューズボッケ周辺の遊歩道は未舗装の箇所があり、雨天時や積雪期はぬかるみます。歩きやすい靴があると安心です。
防寒防水アウター道東は夏でも朝夕は肌寒く、遊覧船の上は風も強くなります。1枚あるだけで湖上での時間が快適になります。
双眼鏡遊覧船から雄阿寒岳の稜線や、オジロワシなどの野鳥を眺めるときに役立ちます。ボッケ周辺の自然観察にも。
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モバイルバッテリー阿寒湖温泉街は市街地から離れており、周辺にコンビニは多くありません。遊覧船や散策での撮影や地図アプリの利用に備え、予備があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
阿寒湖はなぜパワースポットと呼ばれるのですか。
東に雄阿寒岳、西にフップシ岳を抱く「山環水抱」のカルデラ地形に加え、世界でも阿寒湖だけに群生する特別天然記念物マリモ、アイヌ民族が守り継ぐ祈りの文化、金運の守り神とされる白龍神王の祠など、複数の要素が重なるためです。
マリモはどこで見られますか。
遊覧船で中島(チュウルイ島)へ渡ると、マリモ展示観察センターで特別天然記念物マリモを間近に観察できます。遊覧船は大人2,700円、所要約85分の周遊コースです。
ボッケへの行き方は。
阿寒湖畔エコミュージアムセンターの裏手から遊歩道が続いており、徒歩約20分でボッケに到着します。舗装されていない箇所があるため、歩きやすい靴がおすすめです。
白龍神王の祠はどこにありますか。
本殿は無人島ヤイタイ島にあり、上陸には釣り船などの手配が必要です。エコミュージアムセンター裏手の丘には、徒歩数分で参拝できる遥拝所が用意されています。
阿寒湖温泉街までのアクセスは。
釧路空港から阿寒エアポートライナーで約75〜80分、車で約60分。釧路駅からは車で約80分です。
阿寒湖は、摩周湖や屈斜路湖とあわせて道東三湖として巡られることが多いスポット。北海道の他の見どころもあわせてチェックしてみてください。
航空券も、まとめて比較
釧路空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















写真提供: Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0 / パブリックドメイン)。撮影者: FoxyStranger Kawasaki(阿寒湖の風景)、コムケ(雄阿寒岳・マリモ)、DrTerraKhan(ボッケ)、663highland(阿寒湖アイヌコタン)、Soica2001(阿寒湖温泉街)。
