
那谷寺|奇岩に抱かれた、白山の祈りが息づく古刹
717年、泰澄が白山を仰いで開いた祈りの地。国指定名勝『奇岩遊仙境』の岩肌と、岩窟にたたずむ本殿がひとつになった風景は、立つだけで背筋が伸びる静けさに満ちています。松尾芭蕉も足をとめ、句を残しました。
このページでわかること
- 那谷寺がどんな場所か(開創の由来、白山信仰、ご利益)
- 見どころ『奇岩遊仙境』と岩窟の本殿の楽しみ方
- 拝観料、拝観時間、駐車場などの基本情報
- 小松ICやJR小松駅からの行き方
- 近くの見どころ、飲食店、粟津温泉の宿情報
那谷寺とは
那谷寺(なたでら)は、石川県小松市那谷町にある高野山真言宗別格本山の古刹です。養老元年(717年)、白山を開いた泰澄が岩窟に千手観音を安置したのが始まりと伝わり、もとは『自生山岩屋寺』と呼ばれました。江戸時代には加賀藩三代藩主前田利常が再興し、今に続く伽藍が整えられています。境内の中心をなす国指定名勝『奇岩遊仙境』は、長い年月をかけて風雨が刻んだ白っぽい凝灰岩の岩山で、その岩肌に寄り添うように岩窟の本殿(大悲閣)が建ちます。本殿、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院および庭園は国の重要文化財に指定されています。人が自然の岩そのものに祈りをささげてきた場所であり、縁結び、交通安全、安産、厄除け、病気平癒などのご利益で親しまれてきました。元禄二年(1689年)、『奥の細道』を旅する松尾芭蕉がこの地を訪れ、『石山の石より白し秋の風』の句を残したことでも知られます。
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基本情報
| 名称 | 那谷寺(なたでら) |
|---|---|
| 宗派 | 高野山真言宗別格本山 |
| ご本尊 | 千手観音 |
| ご利益 | 縁結び、交通安全、安産、厄除け、病気平癒 |
| 所在地 | 石川県小松市那谷町ユ122 |
| 拝観料 | 大人(中学生以上)1,000円、小学生300円、幼児無料 |
| 拝観時間 | 9:15〜16:00(年中無休) |
| 駐車場 | 無料(小型車200台、バス40台) |
| アクセス | 小松ICから車で約30分、JR粟津駅からタクシーで約10分 |
| 所要時間 | 境内の拝観の目安は約60〜90分 |
行き方・アクセス
車の場合、北陸自動車道『小松IC』から約30分、福井方面からは『加賀IC』から約30分です。無料駐車場(小型車200台、バス40台)があります。電車の場合は、JR北陸本線『粟津駅』からタクシーで約10分、または北鉄加賀バスの那谷寺行きが便利です。JR『小松駅』や『加賀温泉駅』からもバス、タクシーで向かえます。周辺の名勝や粟津温泉とあわせて巡るなら車が便利です。レンタカーの最安値比較もあわせてご検討ください。
現地はレンタカーが便利
那谷寺は最寄り駅から少し離れており、粟津温泉や周辺の名勝とあわせて巡るならレンタカーが快適です。複数社の料金をまとめて比較できます。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
新緑の季節。岩山の白と若葉のみずみずしい緑の対比が美しく、境内を吹き抜ける風が心地よい時期です。ゆっくり石段を上りながら、岩窟の本殿へ向かう時間が格別です。
夏(6〜9月)
深い緑に包まれる季節。木々の陰が濃くなり、岩肌に落ちる木漏れ日が涼やかです。歩くと汗ばむ日もあるので、飲み物と帽子を持って無理のないペースで巡りましょう。
秋(10〜11月)
那谷寺がもっとも華やぐ紅葉の季節。奇岩と色づいたモミジが重なり合う風景は圧巻で、多くの参拝者が訪れます。芭蕉が『石より白し秋の風』と詠んだ、澄んだ秋の空気を感じられます。
冬(12〜2月)
雪化粧した岩山と伽藍が水墨画のような静けさをまとう季節。参拝者も少なく、しんと張りつめた空気のなかで祈りに向き合えます。足元が滑りやすいので暖かく滑りにくい靴で。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 国指定名勝『奇岩遊仙境』を仰ぐ
境内に入るとまず目に飛び込むのが、白っぽい岩肌が重なり合う奇岩遊仙境。海底が隆起し風雨に刻まれた岩山は、まさに山水画のような迫力です。まずは全景を眺め、自然が生んだ造形に心を静めてみてください。

2. 岩窟にたたずむ本殿(大悲閣)へ
岩壁に寄り添うように建つ本殿は、自然の岩窟と一体になった珍しい造り。石段を上って堂内に入ると、外の喧騒が遠ざかり、祈りの空気に包まれます。重要文化財の建築をゆっくり味わいましょう。

3. 三重塔や庭園をめぐる
境内には重要文化財の三重塔や書院、名勝の庭園が点在します。順路に沿って歩けば、視点が変わるたびに岩と堂宇の重なりが表情を変えます。急がず、立ち止まりながら巡るのがおすすめです。

4. 御朱印をいただく
参拝の記念に御朱印をいただくのも那谷寺ならではの楽しみ。祈りの時間の締めくくりに、この地を訪れた記録を一枚に残しましょう。御朱印帳を持参すると旅の思い出が積み重なります。

5. 芭蕉の句碑に思いをはせる
元禄二年、奥の細道の旅でこの地に立った松尾芭蕉。『石山の石より白し秋の風』の句に思いをはせながら境内を歩けば、三百年以上前の旅人と同じ風景を分かち合う感覚が広がります。
あわせて回りたい、近くの見どころ


木場潟
白山を映す水辺として親しまれる潟湖。周囲を一周できる園路が整い、散策やサイクリングで四季の景色を楽しめます。晴れた日には水面に白山が映り込みます。

安宅の関跡
歌舞伎『勧進帳』の舞台として知られる関所跡。弁慶と義経の物語ゆかりの地で、日本海を望む安宅住吉神社は難関突破の御利益で親しまれています。
近くの人気飲食店
那谷寺の参道や周辺には、地元で長く愛されるそば処や食堂があります。参拝の前後に、加賀の味をゆっくり味わってみてください。掲載店の場所はGoogleマップのリンクからご確認いただけます。
銀なべそば・うどん粟津温泉/名物の弁慶そば📍Googleマップで現在地からのルートを見る大正期から続く老舗の食事処。彩り豊かな薬味をのせて味わう名物『弁慶そば』が看板で、地元客にも観光客にも親しまれています。那谷寺参拝とあわせて立ち寄りやすい一軒です。
寺前食堂食堂・軽食那谷町/那谷寺すぐそば📍Googleマップで現在地からのルートを見る那谷寺の門前にある食堂。参拝のあとに気軽に立ち寄れる場所で、そばや定食などをいただけます。ひと休みしながら加賀の味を楽しめる、参道歩きの立ち寄りにうれしい一軒です。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、当サイトから予約できる那谷寺周辺のアクティビティはありません。周辺では、開湯1300年と伝わる粟津温泉での日帰り入浴や、加賀の伝統工芸を体験できる『ゆのくにの森』などが楽しめます。旅の計画にあわせて、那谷寺の静かな祈りの時間と温泉、ものづくり体験を組み合わせてみてください。
このエリアの宿(料金比較)
那谷寺の周辺で宿泊するなら、車で約15分の粟津温泉が便利です。加賀温泉郷でもっとも古い歴史をもつ湯どころで、老舗旅館が数多く集まります。複数の予約サイトの料金をまとめて比較できます。

粟津温泉・小松エリア
那谷寺周辺で泊まるなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
岩山を巡る那谷寺の参拝を快適にするアイテムをまとめました。石段や起伏が多いので、足元と日差しの備えがあると安心です。
歩きやすい靴境内は石段や起伏が多いため、滑りにくく歩きやすい靴が安心です。長時間歩いても疲れにくいものを選びましょう。
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よくあるご質問(FAQ)
那谷寺の拝観料はいくらですか。
拝観料は大人(中学生以上)1,000円、小学生300円、幼児無料です。特別拝観がある場合は別途料金がかかることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
拝観できる時間を教えてください。
拝観時間は9:15から16:00までで、年中無休で参拝できます。紅葉の季節は特に混み合うため、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。
駐車場はありますか。
無料の駐車場があり、小型車約200台、バス約40台を停められます。車で巡る方も安心して訪れられます。
どんなご利益がありますか。
那谷寺は縁結び、交通安全、安産、厄除け、病気平癒などのご利益で親しまれています。自然の岩そのものに祈りをささげてきた歴史ある祈りの場です。
見どころはどこですか。
国指定名勝『奇岩遊仙境』の岩山と、その岩窟に寄り添うように建つ本殿(大悲閣)が一番の見どころです。重要文化財の三重塔や庭園、松尾芭蕉の句ゆかりの地としても知られます。
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