
草千里ヶ浜(くさせんりがはま)
二重の火口跡に広がる78万5000㎡の草原。馬たちがのんびり草を食む向こうで、阿蘇はいまも静かに息をしています。
このページでわかること
- 草千里ヶ浜が二重の火口跡だという成り立ちと、編集部5指標による評価
- 標高約1,100m、面積78.5万㎡という広さの実感と、放牧馬に会える理由
- 阿蘇火山博物館や乗馬クラブなど、駐車場エリアに揃う施設
- 熊本市内、熊本空港、JR阿蘇駅からのアクセスと所要時間の目安
- 阿蘇中岳火口や大観峰など、あわせて回りたい阿蘇中央火口丘群のスポット
草千里ヶ浜ってどんなところ?
阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳の北麓に広がる草千里ヶ浜は、約3万年前にできた直径約1kmの火口の中に、さらに小さな火口が重なってできた二重構造の草原です。雨水がたまった二つの浅い池をはさむように、なだらかな草地が78万5000㎡にわたって広がり、そこに放牧された馬や牛がのんびりと草を食んでいます。人の手で敷いた芝生ではなく、火山活動が作った地形にそのまま草が根づいた場所だという事実が、この景色の奥行きを深くしています。目を上げれば、噴煙をたなびかせる中岳火口が正面に見え、平和な牧歌的風景と、いまも生きている火山の気配が同じ視界の中に同居する。阿蘇でしか見られない組み合わせです。標高約1,100mの草千里展望所からは、この草原の全体像を一望でき、駐車場エリアには阿蘇火山博物館やカフェ、乗馬クラブも揃っています。ミヤマキリシマが咲く初夏は特に、火口壁がピンク色に染まり、放牧馬とのコントラストが息をのむ美しさになります。
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基本情報
| 名称 | 草千里ヶ浜(くさせんりがはま) |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県阿蘇市草千里ヶ浜 |
| 標高/面積 | 標高約1,100m(草千里展望所)/面積78.5万㎡ |
| 料金 | 見学無料(乗馬体験は阿蘇草千里乗馬クラブで別途有料) |
| 駐車場 | 有料駐車場あり(料金は施設により異なるため現地表示でご確認ください) |
| アクセス | JR阿蘇駅前から路線バスで約30分。車で熊本市内から約80分、熊本空港から約50分 |
| 周辺施設 | 阿蘇火山博物館、カフェ、レストラン、お土産店が駐車場エリアに立ち並ぶ |
| 注意事項 | 放牧中の馬、牛には近づかない、餌を与えないこと。放牧管理の都合で立入が制限される場合あり |
行き方・駐車場
草千里ヶ浜へは、公共交通ならJR阿蘇駅前から路線バスで約30分。車の場合は熊本市内から約80分、熊本空港から約50分、黒川温泉方面からも周辺の絶景スポットとあわせて回りやすい距離です。阿蘇パノラマラインを登っていくと、右手に中岳火口、左手に烏帽子岳を見ながら草千里の駐車場エリアに到着します。駐車場は有料で、隣接して阿蘇火山博物館や売店、レストランが並び、阿蘇草千里乗馬クラブでは草原を一周する引き馬体験も楽しめます。中岳火口見学は規制状況により変動するため、続けて向かう場合は事前に最新の規制情報を確認してください(本ページ内の阿蘇中岳火口の項目も参照)。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較から探せます。
阿蘇中央火口丘群めぐりはレンタカーが便利
草千里ヶ浜、大観峰、中岳火口、米塚は車でめぐってこそ効率的に回れるエリア。路線バスの本数は限られるため、阿蘇を一日で満喫するならレンタカーの手配がおすすめです。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
新緑が芽吹き、5月下旬から6月にかけては火口壁を彩るミヤマキリシマが見頃を迎えます。子馬が生まれる時期でもあり、草原がもっとも生き生きとする季節です。
夏(6〜8月)
緑が濃くなり、青空とのコントラストが鮮やかに。標高約1,100mで平地よりも涼しく、避暑を兼ねた観光にも向いています。
秋(9〜11月)
草原が黄金色に変わり、放牧馬のシルエットが一段と映えます。空気が澄み、遠くの阿蘇五岳までくっきり見渡せる季節です。
冬(12〜3月)
積雪すると草原一面が白く染まり、夏とはまったく異なる静けさに包まれます。防寒と路面凍結への備えを忘れずに。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 放牧馬にそっと会いに行く
柵の外から静かに見守るだけで、馬たちの穏やかな時間が伝わってきます。近づきすぎず、餌も与えず、この草原のルールを守って対面してください。

2. 草原越しに火口の噴煙を眺める
牧歌的な風景の正面に、いまも活動を続ける中岳の噴煙が見える。阿蘇という場所の二面性を、一枚の視界で味わえる瞬間です。

3. 展望所から二つの池を見比べる
手前と奥、二つの池はそれぞれ別の火口跡。地形の成り立ちを思いながら眺めると、ただの草原がまったく違って見えてきます。

4. 冬の静けさを味わいに行く
雪をまとった草千里は観光客もぐっと減り、烏帽子岳の稜線と静寂だけが残ります。防寒具を整えて、もう一つの阿蘇に会いに行きましょう。

5. 引き馬で草原を一周する
阿蘇草千里乗馬クラブでは、スタッフが手綱を引く引き馬体験ができます。馬の背から見る草千里は、また違った角度の絶景です。
あわせて回りたい、近くの見どころ

阿蘇中岳火口(砂千里ルート)
草千里から阿蘇パノラマラインをさらに登った先にある、九州本土最高峰域の火口。現在は規制状況の確認が必須のスポットです。

米塚
高さ約80mの美しい寄生火山。草千里からパノラマラインを少し戻ったところにあり、展望のみのスポットとしてセットで回りやすい距離です。

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近くの人気飲食店
草千里の駐車場エリアには売店やレストランがあり、あか牛料理など阿蘇らしい食事もこのあたりで楽しめます。営業状況は季節や天候で変わることがあるため、事前確認が安心です。
草千里レストハウス周辺の食事処軽食・レストラン📍Googleマップで現在地からのルートを見る駐車場エリアに軽食やあか牛メニューを提供する店舗が並びます。展望所を見学したあとの休憩にちょうどいい立地です。

※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
草千里ヶ浜は動物と火山という、被写体としてまったく性質の異なる二つを同時に狙える珍しい場所です。焦らず、両方の表情を探してみてください。
馬は望遠でそっと狙う柵の外から望遠レンズで撮ると、馬を驚かせずに自然な表情を捉えられます。近づいての撮影は馬にも他の観光客にも迷惑になるため避けましょう。
放牧中の馬、牛には近づかないでください
草原と火口を一枚に収める手前に草原、奥に噴煙という構図は草千里ならでは。風向きで噴煙の見え方が変わるため、少し待って良いタイミングを探すのがコツです。
展望所からの見学が基本です
このエリアの宿(料金比較)
草千里ヶ浜を早朝や夕方の静かな時間に楽しみたいなら、阿蘇エリアに宿を取るのがおすすめです。内牧温泉や黒川温泉など、個性の異なる温泉地から選べます。

阿蘇エリア
早朝、夕方の静かな草千里を狙うなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
標高約1,100mの草原は、平地より風が強く気温も低め。夏でも羽織るものと歩きやすい靴があると快適に過ごせます。
マウンテンパーカー(防風・撥水)標高約1,100mの草原は風が強く、夏でも肌寒く感じることがあります。1枚あると行動の自由度が変わります。
歩きやすいスニーカー展望所から草原周辺は舗装されていない箇所もあります。歩きやすい靴で行くと、乗馬体験や散策もより楽しめます。
ステンレスボトル/水筒展望所エリアには売店がありますが、草原を歩き回る予定なら飲み物を持参しておくと安心です。
よくあるご質問(FAQ)
草千里ヶ浜の見学は無料ですか。
草原の見学は無料です。ただし駐車場は有料で、乗馬体験を利用する場合は別途料金がかかります。
草千里ヶ浜の標高と広さを教えてください。
草千里展望所の標高は約1,100m、草原の面積は78.5万㎡です。約3万年前にできた火口の中に、さらに小さな火口が重なった二重構造の地形です。
放牧されている馬や牛に触れますか。
触れ合いはできません。放牧中の馬や牛には近づかず、餌も与えないでください。柵の外から静かに見守るのがマナーです。
草千里ヶ浜から阿蘇中岳火口へ行けますか。
パノラマラインをさらに登った先にありますが、噴火警戒レベルにより火口見学が規制される場合があります。訪問前に必ず最新の規制情報を確認してください。
草千里ヶ浜へのアクセス方法を教えてください。
JR阿蘇駅前から路線バスで約30分です。車の場合は熊本市内から約80分、熊本空港から約50分が目安です。
草千里ヶ浜は、阿蘇・くじゅう高原モデルコースで、大観峰、中岳火口、米塚とあわせて阿蘇中央火口丘群を一日でめぐるコースの中心。全行程の組み方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
熊本空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなどで横断比較。阿蘇めぐりの拠点として、空港からレンタカーで直行する人も多いエリアです。
















