
御釜神社
海のそばに置かれた四つの鉄釜。水の色が変わるとき、この土地には必ず何かが起きてきた。「塩竈」の地名の由来を伝える、日本三奇のひとつです。
このページでわかること
- 御釜神社の由来と、日本三奇「四口の神釜」の伝説
- 神釜の拝観方法(社務所への申し出、初穂料100円)
- 毎年7月の藻塩焼神事と、「塩竈」の地名の由来
- 本塩釜駅からのアクセスと駐車場情報
- あわせて参拝したい志波彦神社・鹽竈神社など周辺スポット
御釜神社ってどんな神社?
塩竈の海からほど近い、本町の一角。赤い鳥居をくぐった先の小さな境内に、御釜神社は静かに鎮座しています。陸奥国一之宮・鹽竈神社の境外末社でありながら、この神社には他のどの末社にもない特別な役目があります。境内の覆屋に納められた四つの鉄釜、四口の神釜です。水を湛えたまま涸れることがないと伝わるこの釜は日本三奇のひとつに数えられ、世に変事が起こる前には水の色が変わるという言い伝えを今に残しています。江戸時代にはその変化が仙台藩へ報告された記録が残り、2011年の東日本大震災の際には、四つのうち二つがふだんの赤褐色から透明な水へと変わっていたといいます。「おくのほそ道」の旅の途中、松尾芭蕉もこの釜を訪ねたと伝わり、古くから多くの人がこの水面を見つめてきました。境内の名は、そのまま「塩竈」という地名の由来にもなっています。神代の昔、鹽土老翁神がこの釜で海水を煮つめて塩をつくる方法を人々に教えたという伝承が残り、毎年7月には、その製塩の技を今に伝える特殊神事「藻塩焼神事」が営まれます。ホンダワラの海藻を使い、忌火で焚き上げてつくる藻塩は、直後の御釜神社例祭と7月10日の鹽竈神社例祭に供えられる神聖な塩。宮城県の無形民俗文化財にも指定されている、古代からの製塩の記憶です。
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基本情報
| 名称 | 御釜神社(おかまじんじゃ) |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県塩竈市本町6-1 |
| 参拝料 | 無料(神釜の拝観は初穂料100円) |
| 四口の神釜 | 日本三奇のひとつ。変事の前に水の色が変わると伝わる |
| 例祭・神事 | 藻塩焼神事(毎年7月6日、宮城県無形民俗文化財) |
| 御朱印 | 書置きのみ、初穂料300円 |
| アクセス | JR仙石線 本塩釜駅から徒歩約5分 |
| 駐車場 | 参拝者用無料駐車場あり(境内東側〜北側に4カ所、計約350台) |
行き方・駐車場
JR仙石線 本塩釜駅から徒歩約5分。改札を出て本町の通りを進むと、ほどなく「御釜神社」の扁額を掲げた朱塗りの大鳥居が見えてきます。境内の東側から北側にかけて参拝者専用の無料駐車場が第1〜第3、バス専用まで4カ所あり、あわせて約350台分。満車の場合は、境内から徒歩数分の場所にタイムズなどの時間貸駐車場も点在しています。神釜の拝観は社務所へ申し出て初穂料100円を納めると、釜守(かまもり)と呼ばれる方の立ち会いのもとで見せていただけます。写真撮影はできませんので、その場の空気だけを持ち帰りましょう。松島や仙台まで足を延ばすなら、未手配の場合はレンタカーの最安値比較からどうぞ。
松島・仙台まで足を延ばすなら、レンタカーが便利
御釜神社そのものは本塩釜駅から徒歩5分で参拝できますが、松島や仙台市街まであわせて回るなら、電車の乗り換えを気にせず動けるレンタカーがあると一日の自由度が上がります。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
徒歩5分の志波彦神社・鹽竈神社の桜とあわせて巡る人が増える季節です。
夏(6〜9月)
7月6日には、古代の製塩を今に伝える藻塩焼神事が営まれ、境内が一年でもっとも活気づきます。
秋(10〜11月)
空気が澄み、境内の木々が色づく参拝しやすい季節。松島の紅葉とあわせた周遊にも向いています。
冬(12〜2月)
初詣や年始の参拝客で賑わい、澄んだ空気の中で神釜と向き合う静かな時間を過ごせます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 赤い大鳥居をくぐる
「御釜神社」の扁額が掲げられた朱塗りの大鳥居。くぐった瞬間、本町の通りの喧騒から静かな境内へと切り替わります。

2. 神釜を覆屋越しに拝観する
社務所に申し出て初穂料100円を納めると、釜守の立ち会いのもと四口の神釜を間近で拝観できます。撮影は不可です。

3. 本殿と石灯籠のたたずまいを味わう
両脇に古い石灯籠が並ぶ、落ち着いた佇まいの本殿。派手さはありませんが、長い年月を感じさせる風格があります。

4. 徒歩5分の志波彦神社・鹽竈神社とあわせて参拝
御釜神社は鹽竈神社の境外末社。表参道202段の石段が待つ本社とあわせて巡るのが定番のコースです。

5. 杉村惇美術館やマリンゲート塩釜で港町散策
参拝のあとは、本町の美術館や港のターミナルまで足を延ばして、塩竈の港町の空気を楽しむのもおすすめです。
あわせて回りたい、近くの見どころ

志波彦神社・鹽竈神社
陸奥国一之宮。御釜神社が仕える本社で、表参道202段の石段を登った先に朱塗りの社殿が立ちます。志波彦神社とあわせて参拝するのが定番です。

塩竈市杉村惇美術館
洋画家・杉村惇の作品を中心に展示する市立美術館。昭和25年築の旧公民館を改修した、木造アーチ天井が印象的な建物です。

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近くの人気飲食店
塩竈は「すし処 塩竈」とも呼ばれる寿司の町。御釜神社の参拝後は、本塩釜駅周辺で海の幸を味わうのが定番の流れです。
すし哲 本店寿司海岸通2-22/本塩釜駅から徒歩1分・食べログ100 寿司 東日本2025選出・評価3.66(929件)📍Googleマップで現在地からのルートを見る塩竈を代表する名店のひとつ。旬の魚介を握りで味わえる、寿司の町ならではの一軒です。※写真はイメージです。
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塩釜あがらいん海鮮丼海岸通14-2 円満堂ビル1F/本塩釜駅から徒歩30秒・評価3.31(69件)📍Googleマップで現在地からのルートを見る彩り豊かな海鮮ちらしが人気の海鮮食堂。参拝のあと、気軽に立ち寄れる距離感です。※写真はイメージです。
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となりの珈琲やカフェ・洋食海岸通2-24/本塩釜駅から徒歩5分・定休:木曜・評価3.15(15件)📍Googleマップで現在地からのルートを見る寿司の町にありながら、洋食とコーヒーを出す地元で人気のカフェ。参拝の合間のひと休みに。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
御釜神社は本塩釜駅からすぐの立地。周辺エリアに宿を取れば、参拝はもちろん松島や仙台市街への移動もスムーズです。

本塩釜駅周辺エリア
参拝も松島・仙台への移動もしやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
神社めぐりと港町散策であると便利なアイテムです。
御朱印帳入れ巾着御釜神社の御朱印は書置きのみですが、徒歩5分の鹽竈神社・志波彦神社とあわせていただく人も多くいます。御朱印帳を丁寧に持ち歩ける巾着があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
御釜神社の「四口の神釜」とは何ですか。
境内の覆屋に納められた四つの鉄釜です。日本三奇のひとつに数えられ、世に変事が起こる前には水の色が変わると伝わります。2011年の東日本大震災の際には、四つのうち二つが透明な水に変わっていたといわれます。
神釜は誰でも見られますか。
社務所に申し出て初穂料100円を納めれば、釜守の立ち会いのもと拝観できます。写真撮影はできません。
藻塩焼神事とは何ですか。
毎年7月6日に行われる、ホンダワラの海藻を使って古代の製塩を再現する特殊神事です。宮城県の無形民俗文化財に指定されており、できあがった藻塩は御釜神社と鹽竈神社の例祭に供えられます。
本塩釜駅からのアクセスを教えてください。
JR仙石線 本塩釜駅から徒歩約5分です。境内には参拝者用の無料駐車場もあります。
御朱印はいただけますか。
書置きのみで、初穂料300円です。徒歩5分の鹽竈神社・志波彦神社とあわせていただく人も多くいます。
御釜神社は、徒歩5分の志波彦神社・鹽竈神社とセットで巡るのが定番。仙台・松島 2泊3日モデルコースの2日目にも組み込みやすいスポットです。
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※本ページの一部の写真はWikimedia Commons掲載の実写を使用しています(撮影:Saigen Jiro[CC0 1.0]、663highland[CC BY-SA 4.0]、七厩拓[CC BY-SA 4.0])。
