
横山不動尊(大徳寺)
後白河天皇の御代、百済から海を渡り流れついた仏像を祀ったことに始まると伝わる、約870年の歴史。国の重要文化財に指定された不動明王坐像と、天然記念物のウグイが泳ぐ御池が、津山杉の静かな山麓で参拝者を迎えます。
このページでわかること
- 横山不動尊(大徳寺)の由来と、日本三不動と称される理由
- 国重要文化財の不動明王坐像と、天然記念物のウグイが泳ぐ御池の見どころ
- 行き方・駐車場と、奥之院までの参道の歩き方
- あわせて回りたい柳津虚空蔵尊など近くの見どころと飲食店
- 登米市エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
横山不動尊ってどんな場所?
宮城県登米市津山町、津山杉が蒼然と立ち並ぶ山麓に、地元で「横山のお不動様」と呼ばれ親しまれてきた古刹があります。寺号は白魚山大徳寺。伝承によれば保元元年(1156年)、後白河天皇の御代に百済国から本吉郡志津川湾水戸辺浜へ一体の仏像が流れつき、これに霊感を得た従士・三条重信が横山「中ノ森」の地に堂舎を建立して安置したのが始まりとされます。この最初の御堂は、現在も奥之院として杉木立の奥に残されています。千葉の成田不動尊、新潟の菅谷不動尊とともに日本三不動の一つに数えられ、東北三十六不動尊霊場第二十六番札所としても、多くの参拝者の祈りを受け続けてきました。本堂に安置される木造不動明王坐像は、桂材の寄木造で像高275センチ。平成9年(1997年)6月30日には国の重要文化財に指定されています。その胎内には、弘法大師空海の作と伝わる純金製、高さ約5センチの不動明王像が納められており、台座と光背を含めた御姿は約5メートルにも及ぶと言われます。この胎内仏は12年に一度、酉年にのみ開帳される秘仏です。そして境内の御池、心の池、種池には、国の天然記念物に指定された「横山のウグイ」が生息しています。陽春の5月頃になると池を離れて加茂川を下り、産卵を終えた8月頃には再び池へ戻ってくるという、学術的にも貴重な生態が良好に観察できることが評価され、昭和10年(1935年)8月27日に天然記念物に指定されました。厄除けと諸願成就のご利益で知られるこの地に立つと、870年近く途切れることなく受け継がれてきた祈りの重みを、静かに感じることができます。
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基本情報
| 名称 | 横山不動尊(白魚山大徳寺) |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県登米市津山町横山字本町3 |
| 電話 | 0225-69-2249 |
| 拝観料 | 境内参拝無料(本堂内陣拝観や行事の詳細は事前に公式サイト、お電話でご確認ください) |
| ご本尊 | 木造不動明王坐像(像高275cm、国重要文化財)。胎内に純金製の不動明王像を安置、12年に一度の酉年開帳 |
| ご利益 | 厄除け、諸願成就 |
| 駐車場 | 境内に参拝者用駐車場あり |
| アクセス | 気仙沼線BRT陸前横山駅から徒歩約8分/三陸沿岸道路「桃生津山IC」から国道45号経由で車約10分 |
| 大祭 | 春季大祭典 4月27・28日/秋季大祭典 10月28日 |
| 所要時間の目安 | 本堂・御池のみなら30分〜1時間、奥之院往復の遊歩道込みなら1.5〜2時間 |
行き方・駐車場
三陸沿岸道路「桃生津山IC」を降り、国道45号を経由して車で約10分。境内には参拝者用の駐車場が整備されているので、自家用車での参拝も安心です。電車で向かう場合は、気仙沼線BRT陸前横山駅から徒歩約8分。仙台方面からは車での移動が便利なため、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
登米市津山町エリアは公共交通の本数が限られるため、車での移動がおすすめです。仙台空港・仙台駅からレンタカーを借りれば、柳津虚空蔵尊など周辺スポットとあわせて無理なく巡れます。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
4月27・28日の春季大祭典で境内が賑わう季節。5月頃になるとウグイが池を離れ加茂川へ下る、生態の変わり目も見られます。
夏(6〜9月)
杉木立が濃い緑陰をつくり、参道歩きも過ごしやすい季節。産卵を終えたウグイが8月頃に御池へ戻ってきます。
秋(10〜11月)
10月28日は秋季大祭典。境内を囲む木々が色づき、青銅五重塔とのコントラストが美しい季節です。
冬(12〜2月)
雪化粧した本堂と杉木立が、一年で最も静謐な表情を見せます。足元が滑りやすいため防寒、防滑対策を万全に。
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1. 国重要文化財の不動明王坐像に手を合わせる
像高275cmの木造不動明王坐像は、平安の昔から厄除けと諸願成就を祈られてきた、この地の信仰の中心です。

2. 御池を泳ぐ天然記念物のウグイを観察する
不動尊の使いと伝わるウグイが、御池、心の池、種池を悠々と泳ぐ姿は、ここでしか見られない光景です。

3. 杉木立の奥之院参道を歩く
創建の地である奥之院までは片道約1.5kmの遊歩道。津山杉に包まれた静かな参道歩きが楽しめます。

4. 江戸期の青銅五重塔を眺める
県指定有形文化財の青銅五重塔は、境内の中でもひときわ荘厳な佇まい。時代を超えた信仰の厚みを感じさせます。

5. 春季・秋季大祭の賑わいに合わせて訪れる
4月27・28日、10月28日の大祭では境内が普段以上の活気に包まれます。地元の信仰の厚さを肌で感じられる機会です。
あわせて回りたい、近くの見どころ



横山不動尊 奥之院・遊歩道
百済伝来の仏像が最初に祀られた発祥の地。境内から続く杉木立の遊歩道(片道約1.5km)の先にあります。
近くの人気飲食店
津山町エリアは、津山杉の産地ならではの道の駅グルメと、地元に根づいた食堂が中心です。参拝の前後に立ち寄りやすいお店を集めました。
お食事処 木里口(道の駅 津山 もくもくランド内)そば・丼物・郷土料理登米市津山町横山字細谷26-1/営業10:00〜17:00📍Googleマップで現在地からのルートを見る市内産の食材を使った「地元の味」が楽しめるレストラン。名物の木里口そばのほか、はっと鍋、油麩丼が人気です。
津山食堂ラーメン・そば・食堂登米市津山町横山字細屋174/ランチ11:00〜15:00・不定休📍Googleマップで現在地からのルートを見るもくもくランドのすぐそばにある地元の食堂。登米市産の野菜を使ったラーメンやそばが味わえます。
お寺Cafe 夢想庵(柳津虚空蔵尊内)カフェ・そば登米市津山町柳津字大柳津63/木曜定休📍Googleマップで現在地からのルートを見る柳津虚空蔵尊の境内にある古民家カフェ。仙台麩と海老天が入った名物「やくよけそば」で知られています。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
横山不動尊は登米市の北部、津山町に位置します。市内中心部のホテルを拠点にすれば、柳津虚空蔵尊など周辺の参拝スポットもまとめて巡りやすくなります。

登米市中心部エリア
寺社巡りの拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
境内は砂利道や山道が多く、奥之院までの参道は本格的な杉木立の中を歩きます。参拝を快適にするアイテムをまとめました。
歩きやすいスニーカー・トレッキングシューズ境内の砂利道や奥之院までの山道を歩くため、足元をしっかり支える靴があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
横山不動尊はなぜ日本三不動と呼ばれますか。
千葉の成田不動尊、新潟の菅谷不動尊とともに日本三不動の一つに数えられているためです。古くから「横山のお不動様」として広く信仰を集めてきました。
不動明王坐像はいつでも見られますか。
本堂の木造不動明王坐像は通常参拝できますが、胎内に納められた純金製の御本尊は秘仏で、12年に一度、酉年にのみ開帳されます。
御池のウグイはいつ見られますか。
ほぼ一年を通して見られますが、5月頃に加茂川へ下り、産卵を終えた8月頃に池へ戻るという習性があるため、時期により数が変わります。
拝観料はかかりますか。
境内の参拝は無料です。行事や特別拝観の詳細は事前に公式サイトやお電話でご確認ください。
駐車場はありますか。
境内に参拝者用の駐車場が整備されています。
横山不動尊までの所要時間は。
三陸沿岸道路「桃生津山IC」から国道45号経由で車で約10分です。電車の場合は気仙沼線BRT陸前横山駅から徒歩約8分です。
※掲載写真: Hondo/Pond/Sanmon/Gojyunoto/Nio Yokoyamafudo,Tome.jpg(撮影: Ty19080914、Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0)
横山不動尊は、柳津虚空蔵尊など登米市津山町エリアの寺社巡りとあわせて訪れやすいスポット。宮城県の他のスポットもぜひチェックしてみてください。
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