
黄金山神社(こがねやまじんじゃ)
奈良の大仏に金メッキを施すため、この地から日本で初めて金が掘り出された。それから1270年余り、今もこの社は「金運招福」を願う人々を静かに迎え入れています。
このページでわかること
- 黄金山神社が「日本初の産金地」とされる由来と、東大寺大仏建立とのかかわり
- 行き方・駐車場(隣接する天平ろまん館を利用)とアクセス情報
- 季節ごとの祭事と参拝の楽しみ方
- あわせて回りたい近くの見どころ(天平ろまん館、城山公園、箟峯寺)と飲食店
- 金運祈願の参拝にあると助かるアイテム
黄金山神社ってどんな神社?
宮城県北部、遠田郡涌谷町の田園地帯に、日本の歴史を塗り替えた小さな社が鎮座しています。時は奈良時代、天平21年(749年)。都では聖武天皇が東大寺の盧舎那大仏に鍍金を施すための黄金をどうしても国内で確保できず、頭を悩ませていました。その報せを受けた陸奥国守・百済王敬福が、この涌谷の地から採れた黄金900両(約13.5キログラム)を朝廷に献上します。これが『続日本紀』に記録された、日本で最初の金の産出でした。国内で金が出るとは思われていなかった時代の慶事に、聖武天皇は喜びのあまり元号を「天平感宝」に改め、歌人・大伴家持もこの出来事を寿ぐ長歌を『万葉集』に残しています。江戸時代には産金地について諸説ありましたが、国学者・沖安海が涌谷こそその地であると唱え、昭和32年(1957年)の東北大学による発掘調査で奈良時代の建物跡や瓦が出土。昭和42年(1967年)、周辺一帯は国史跡「黄金山産金遺跡」に指定されました。現在の黄金山神社は、この産金を記念して鉱山の神・金山毘古神、天照皇大神、猿田彦命を祀る延喜式内社。祭神の金山毘古神は、今では金運招福、商売繁盛の神として篤く信仰されています。隣接する「わくや万葉の里 天平ろまん館」では、砂金採り体験を通じてこの土地の歴史を肌で感じることもできます。
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基本情報
| 名称 | 黄金山神社(こがねやまじんじゃ) |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県遠田郡涌谷町涌谷字黄金宮前23 |
| 祭神 | 金山毘古神、天照皇大神、猿田彦命 |
| ご利益 | 金運招福、必勝祈願、大願成就、商売繁盛 |
| 社格 | 延喜式内社、旧県社 |
| 文化財 | 周辺一帯が国史跡「黄金山産金遺跡」に指定 |
| 例祭 | 9月15日(秋季大祭) |
| 参拝料 | 無料 |
| 駐車場 | 隣接する「わくや万葉の里 天平ろまん館」の無料駐車場を利用 |
| アクセス | JR石巻線 涌谷駅から車で約7分、路線バスで約5分 |
行き方・駐車場
仙台方面からは東北自動車道 古川ICから車で約40分。国道346号を経由し、涌谷町中心部から少し北へ入った田園地帯にあります。JR石巻線 涌谷駅からは車で約7分、路線バスなら約5分です。境内に隣接する「わくや万葉の里 天平ろまん館」の無料駐車場が利用でき、参拝とあわせて史跡見学もしやすい立地です。未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
涌谷町は公共交通の本数が限られるエリア。近くの箟峯寺や城山公園まで足を延ばすなら、車移動が快適です。仙台空港や仙台駅から出発する場合は、事前にレンタカーを押さえておくと安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
境内の木々が芽吹き、2月17日の祈念祭に続く静かな参拝の季節。近くの城山公園では4月中旬に桜まつりも開かれます。
夏(6〜9月)
緑濃い境内。隣接する天平ろまん館では夏休みに合わせて砂金採り体験を楽しむ家族連れが増えます。9月15日には秋季大祭。
秋(10〜11月)
仙北平野の稲穂が黄金色に色づく実りの季節。11月23日には新穀感謝祭が営まれます。
冬(12〜2月)
1月1日の元旦祭からはじまる一年。積雪期は道路状況に注意しつつ、静かな雪景色の中で参拝できます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 日本初の産金地に立つ、静かな社殿を参拝する
金山毘古神をはじめ三柱の神を祀る社殿。ここが『続日本紀』に記録された日本最初の金の産地と知ると、参道の空気が少し違って感じられます。

2. 隣接する天平ろまん館で「天平の産金」を学ぶ
国史跡・黄金山産金遺跡の歴史館では、当時の産金道具や世界各国の金の展示を見学できます(大人500円、小人200円)。

3. 椀がけ法の砂金採り体験に挑戦する
昔ながらの「椀がけ法」で本物の砂金採りに挑戦できます(約30分、大人700円)。採れた砂金はそのまま持ち帰れます。冬季(12〜3月)は10名以上の団体のみの受付なので、個人で楽しみたい場合は時期に注意しましょう。

4. 箟岳山の絶景とセットで巡る
車で約20分、奥州三十三観音の一つ箟峯寺へ。山頂からは仙北平野を一望でき、条件が揃えば雲海に出会えることもあります。

5. 御朱印を受けて、参拝の証を持ち帰る
社務所で御朱印をいただけます。金運祈願の参拝記念に、御朱印帳を携えて訪れるのもおすすめです。
あわせて回りたい、近くの見どころ

わくや万葉の里 天平ろまん館
国史跡・黄金山産金遺跡を核とした史跡ゾーンと歴史館。当時の産金の様子や世界各国の金を紹介する展示のほか、椀がけ法による砂金採り体験もできます。

城山公園(涌谷城跡)
涌谷伊達家の居城跡で、宮城県内に現存する唯一の二層櫓「太鼓堂」が残ります。桜の名所としても知られ、4月中旬には桜まつりが開かれます。

箟峯寺(箟岳観音)
箟岳山の山頂に立つ天台宗の古刹で、奥州三十三観音の第九番札所。大同2年(807年)に坂上田村麻呂が創建したと伝わり、山頂からは仙北平野を一望できます。
近くの人気飲食店
涌谷町中心部には、地元で長く愛される食堂や喫茶店が揃っています。参拝の前後に立ち寄るのにちょうどよい距離です。
涌泉亭食堂田町裏/定休:日曜/〜¥999📍Googleマップで現在地からのルートを見るからあげとトンカツから選べるボリューム満点のセットが名物の地元食堂。ランチ、ディナーともに営業しています。
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パーラー旅喫茶店涌谷中江南/定休:月・木・日/¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見るバナナと玉ねぎを効かせた自家製ルーが自慢の特製カツカレーが評判の老舗喫茶店。手作りデザートも人気です。
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ひらた食堂食堂・とんかつ新町/定休:水曜/〜¥999📍Googleマップで現在地からのルートを見る涌谷駅から徒歩6分、地元で親しまれる老舗食堂。とんかつや半チャンラーメンなど、和洋幅広いメニューが揃います。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
あると助かるアイテム
金運祈願の参拝にあわせて、事前に揃えておくと当日ラクになるアイテムをまとめました。
御朱印帳金運招福の御朱印をいただく参拝の記念に。お気に入りの一冊を持って訪れましょう。
お守り入れ授与いただいたお守りを大切に持ち帰るための巾着。旅の記念にもなります。
虫除けスプレー境内や隣接する天平ろまん館の遺跡広場は緑が多く、夏場は虫が出ることも。ひと吹きしておくと快適です。
歩きやすいスニーカー境内や天平ろまん館周辺は砂利道や芝生の箇所があります。履き慣れた靴での参拝がおすすめです。
よくあるご質問(FAQ)
黄金山神社の拝観料はかかりますか。
参拝は無料です。
黄金山神社はなぜ「日本初の産金地」と呼ばれるのですか。
天平21年(749年)、この地から採れた黄金900両が東大寺大仏の鍍金用として朝廷に献上されたことが『続日本紀』に記録されており、国内で確認された最初の金の産出とされているためです。
駐車場はありますか。
隣接する「わくや万葉の里 天平ろまん館」の無料駐車場が利用できます。
黄金山神社へはどうやって行きますか。
JR石巻線 涌谷駅から車で約7分、路線バスで約5分です。東北自動車道 古川ICからは車で約40分です。
砂金採り体験はできますか。
隣接する天平ろまん館で、椀がけ法による砂金採り体験ができます(約30分、大人700円)。冬季(12〜3月)は10名以上の団体のみの受付です。
写真提供: Wikimedia Commons(鳥居・拝殿・本殿 撮影: ChiefHira / CC BY-SA 3.0、天平ろまん館・箟峯寺本堂 撮影: Ty19080914 / CC BY-SA 4.0、涌谷城跡 撮影: Kumamushi / CC BY-SA 3.0)
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