
姫埼灯台(ひめさきとうだい)
1895年から変わらず海を照らし続ける、日本に現存する最古の鉄造灯台。断崖の先に立つ白い塔は、内部こそ非公開ですが、その古さと佇まいだけで見る者を静かに圧倒します。
このページでわかること
- 姫埼灯台が「現存する日本最古の鉄造灯台」と呼ばれる理由と、編集部5指標による評価
- 灯台内部・隣接の姫埼燈台館は現在非公開という最新の見学可否情報
- 両津港から車で約15分というアクセスと、駐車場3台という現地の注意点
- 世界灯台100選に選ばれた歴史と、国重要文化財指定が答申されている現状
- 加茂湖やトキの森公園など、両津エリアであわせて回りたい周辺スポット
姫埼灯台ってどんなところ?
両津湾の入口、姫崎の突端に、白亜六角形の灯台がまっすぐ立っています。姫埼灯台が初めて灯りをともしたのは1895年(明治28年)12月10日。佐渡で最初の灯台として建てられ、現在も現役で稼働する鉄造灯台としては日本最古という記録を持っています。その価値は国内にとどまらず、国際航路標識協会(IALA)が選ぶ「世界灯台100選」にも名を連ね、国の重要文化財への指定も答申されている段階です。塔高14.2m、平均海面から灯火までの高さは41.5m、光の届く距離は18海里(約33.3km)。決して大きな灯台ではありませんが、100年以上前の鉄造りの構造が今も現役で海を照らし続けているという事実そのものが、この場所の一番の見どころです。灯台のそばには「姫埼燈台館」という資料館が併設され、かつては灯台の歴史や資料を無料で見学できましたが、本ページ執筆時点では入館できない状態が続いています。灯台内部も、海上保安庁が一般公開している全国16基の「参観灯台」には含まれておらず、常時非公開です。中に入ることはできませんが、断崖に立つ白い塔を間近で見上げるだけでも、佐渡で最初に灯った明かりの重みを十分に感じられる場所です。
フォトギャラリー


基本情報
| 名称 | 姫埼灯台(ひめさきとうだい) |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県佐渡市両津大川 |
| 初点灯 | 1895年(明治28年)12月10日、現存する日本最古の鉄造灯台 |
| 認定・指定 | 「世界灯台100選」選定、国重要文化財は指定が答申されている段階(正式指定前) |
| 見学 | 灯台外観の見学は無料。内部は常時非公開(海上保安庁「参観灯台」16基には非該当) |
| 姫埼燈台館 | 本ページ執筆時点で入館不可。情報源により冬季(12〜3月)休館との記載もあり、最新の開館状況は現地でご確認ください |
| アクセス | 両津港から車で約15分。最寄バス停「野城」(東海岸線)から徒歩約15分 |
| 駐車場 | 3台。トイレ・炊事場あり |
行き方・駐車場
新潟港から両津港まで、佐渡汽船のジェットフォイル(約67分)かカーフェリー(約2時間30分)で渡ります。両津港からは車で約15分。県道45号から姫崎方面へ入り、キャンプ場の看板を目印に進みます。道は狭いものの対面通行は可能で、ペンションを過ぎたところに駐車場があり、そのすぐ脇に灯台が立っています。駐車場は3台分と少なく、繁忙期は停められない可能性もあるため時間に余裕を持って向かうのがおすすめです。トイレと炊事場が併設されているので、周辺のキャンプ場と合わせて訪れる人もいます。路線バスの最寄り停留所「野城」(東海岸線)からは徒歩約15分。島内の移動には車が便利なので、未手配ならレンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
佐渡島内の移動はレンタカーが便利
姫埼灯台へ向かう最寄りバス停からも徒歩15分ほどかかり、公共交通の本数も限られます。両津エリアの周辺スポットとまとめて回るなら、レンタカーでの移動が圧倒的にラクです。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
海沿いの空気が澄み、灯台の白さが青空に映える季節。断崖からの眺めも気持ちよく感じられます。
夏(6〜8月)
日差しが強く、灯台越しの海の青がもっとも鮮やかになる季節。駐車場が少ないため早めの時間の訪問がおすすめです。
秋(9〜11月)
空気が澄み、両津湾の向こうまで見通せる日が増えます。観光客も落ち着き、静かに見学できる時期です。
冬(12〜3月)
海からの風が強く、断崖の上は体感温度が下がります。防寒対策をしてから向かうと安心です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 1895年築の鉄造灯台を間近で見上げる
内部には入れませんが、100年以上前の鉄造りの構造がそのまま現役で稼働している姿は、外から見るだけでも十分な迫力があります。

2. 角度を変えて灯台の全体像を撮る
断崖に沿って少し歩くと、六角形の塔のシルエットがよく分かる角度が見つかります。青空とのコントラストが映える時間帯を狙ってみてください。

3. 両津湾の入口という立地を実感する
姫崎の突端という立地から、両津湾を行き交う船を眺められることもあります。佐渡で最初の灯台がこの場所に建てられた理由が体感できます。

4. 「世界灯台100選」の歴史に思いを馳せる
国際航路標識協会が選ぶ「世界灯台100選」のひとつという肩書きを持つ灯台。130年近く海を照らし続けてきた歴史を思いながら眺めると、また違った感慨があります。

5. 併設のキャンプ場・展望台まで足を延ばす
灯台のそばにはキャンプ場と展望台があります。時間に余裕があれば、灯台見学とあわせて少し足を延ばしてみるのもおすすめです。
あわせて回りたい、近くの見どころ

加茂湖
両津のすぐそばに広がる汽水湖で、カキ養殖で知られています。湖畔のカキ小屋で焼きガキを楽しむ旅行者も多いスポットです。


トキの森公園(佐渡トキ保護センター)
特別天然記念物トキの保護・繁殖に取り組む施設。飼育されるトキをガラス越しに観察できます。


近くの人気飲食店
姫埼灯台の周辺は自然が広がるエリアで、飲食店は多くありません。両津港エリアまで戻れば、地元の海の幸を楽しめる店が揃っています。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
姫埼灯台は内部に入れない分、外観の見え方と光の当たり方が写真の出来を左右します。断崖沿いの安全な範囲で、角度を変えて撮ってみてください。
青空をバックに全体を収める晴れた日の午前中は、白亜の灯台と青空のコントラストがはっきり出ます。少し引いて六角形の塔全体を画角に収めるのがおすすめです。
柵の外側には出ないでください
角度を変えて質感を狙う灯台の周りを少し移動すると、鉄造りならではの質感や年季の入った表情が見える角度が見つかります。
駐車場は3台分と少ないため時間に余裕を
このエリアの宿(料金比較)
姫埼灯台は両津港から近く、島の玄関口エリアに宿を取れば移動がスムーズです。翌日に大佐渡や相川エリアへ展開する旅程にも組み込みやすい立地です。

佐渡島(両津エリア)
姫埼灯台を拠点に回るなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
姫埼灯台の周辺は売店がなく、断崖沿いを歩く時間もあります。この2点をふまえて、周辺散策に役立つアイテムを選びました。
UVカット帽子灯台周辺の断崖には日陰がほとんどありません。つばの広い帽子があると、見学中も安心して過ごせます。
薄手の羽織りもの(防風)断崖の上は海風が強く、体感温度が下がりがちです。1枚あるだけで、灯台をゆっくり眺める時間を長く楽しめます。
歩きやすいスニーカー灯台までの道はやや狭く、周辺は舗装されていない箇所もあります。歩きやすい靴だと安心して散策できます。
ステンレスボトル/水筒灯台周辺に自販機や売店はありません。両津市街で水分を確保してから向かいましょう。
偏光サングラス海面の照り返しが強い断崖の上では、偏光サングラスがあると景色が見やすくなります。運転時の日差し対策にも便利です。
よくあるご質問(FAQ)
姫埼灯台の中に入ることはできますか。
入れません。海上保安庁が公開する全国16基の「参観灯台」に姫埼灯台は含まれておらず、灯台内部は常時非公開です。外観の見学は無料でできます。
隣接する姫埼燈台館は見学できますか。
本ページ執筆時点では入館できません。情報源によっては冬季(12〜3月)休館との記載もあり、開館状況は変動する可能性があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
姫埼灯台はどのくらい古い灯台ですか。
1895年(明治28年)12月10日に初点灯し、現存する日本最古の鉄造灯台です。佐渡で最初に建てられた灯台でもあります。
両津港からのアクセス方法を教えてください。
車で約15分です。県道45号から姫崎方面へ入り、狭いながらも対面通行が可能な道を進みます。駐車場は3台分と少ないため、時間に余裕を持って向かうと安心です。
姫埼灯台の見学は無料ですか。
灯台外観の見学は無料です。ただし内部と隣接の資料館は非公開のため、見学できるのは外観のみとなります。
姫埼灯台は、佐渡島の観光スポットの中でも両津エリアの起点になる場所。同じ佐渡島内の史跡や自然とあわせて、島を巡る旅程に組み込んでみてください。
新潟までの移動も、まとめて比較
新潟空港ゆきの国内線や新幹線をまとめて比較。新潟港から佐渡汽船に乗り継ぐルートが基本ルートです。往路と復路で交通手段を変えると、総額が下がることもあります。
















