
高森湧水トンネル公園(たかもりゆうすいトンネルこうえん)
一度も列車が走らなかったトンネルの中で、毎分36トンの水が今も湧き続けています。年間を通して17度、夏は涼しく冬は暖かい不思議な空気。
このページでわかること
- 高森湧水トンネル公園が「幻の鉄道トンネル」と呼ばれる理由と、編集部5指標評価
- 入園料(大人300円、子供100円)、開園時間(4〜10月9:00〜18:00、11〜3月9:00〜17:00)
- トンネル最奥部の光のイリュージョン「ウォーターパール」と仕掛け噴水の見どころ
- 毎分36トンの湧水量、年間を通して17度という水温の秘密
- 7月「七夕まつり」、12月「クリスマスファンタジー」など季節イベントの楽しみ方
高森湧水トンネル公園ってどんなところ?
この公園の正体は、一度も列車が走らなかった鉄道トンネルです。明治29年、熊本と延岡を結ぶ鉄道の構想が持ち上がり、昭和48年にようやく高森・日影間の工事が始まりました。ところが1975年、掘削中のトンネルから大量の水が噴き出す出水事故が発生。復旧のめどが立たないまま、1980年に工事は中止されました。全長6480メートルのうち、いま一般に公開されているのは入口から約550メートル。毎分36トンという豊富な湧水は今も高森町の大切な水源になっていて、トンネルの中は年間を通して17度という不思議な温度を保っています。夏は涼しく、冬は暖かい。歩みを進めると水路の両脇に整えられた水辺が現れ、最奥部には特殊なストロボの光を浴びた水しぶきが宙に静止した水玉のように見える「ウォーターパール」という演出が待っています。事故で止まった工事の跡地とは思えないほど幻想的な光景です。7月には「七夕まつり」でトンネル全体が彩られ、12月には「クリスマスファンタジー」も開催。列車の代わりに、水と光がこのトンネルを走り続けています。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 高森湧水トンネル公園(たかもりゆうすいトンネルこうえん) |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県阿蘇郡高森町高森1034-2 |
| 入園料 | 大人300円、子供100円 |
| 開園時間 | 4月〜10月 9:00〜18:00、11月〜3月 9:00〜17:00(閉園30分前までに入園) |
| 休園日 | 湧水館のみ月曜休館(祝日の場合は営業) |
| 公開区間 | 全長6480mのうち、入口から約550mを一般公開 |
| 湧水量・水温 | 毎分36トン、トンネル内は年間を通して17度 |
| 駐車場 | 325台(無料) |
行き方・駐車場
くじゅう高原の南、熊本県高森町にあります。九州自動車道 熊本ICから国道57号、325号経由で車で約1時間(概算)。南阿蘇や阿蘇ファームランドからやまなみハイウェイへ向かう途中に立ち寄る人も多いスポットです。駐車場は325台と広く、停めやすいのが安心材料。トンネル内は年間を通して17度なので、夏でも羽織るものがあると快適、冬でも厚着しすぎない服装がおすすめです。レンタカー未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
くじゅう高原めぐりはレンタカーで
高森湧水トンネル公園からやまなみハイウェイ沿いの各スポットへは、公共交通の本数が限られます。くじゅう高原全体を効率よく回るなら、レンタカーでの移動が現実的です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
4月17日に開園シーズンが始まり、5月はトンネル入口に鯉のぼりが揚がります。水辺の花菖蒲と合わせて、一年でも写真映えする季節です。
夏(6〜8月)
トンネル内は17度の天然クーラー。7月の「七夕まつり」ではトンネル全体が笹飾りで彩られ、涼みながら夏祭り気分を味わえます。
秋(9〜11月)
周辺の紅葉が水面に映り込み、仕掛け噴水と山々のコントラストが一年でもっとも鮮やかになる季節です。
冬(12〜3月)
12月の「クリスマスファンタジー」で光のイルミネーションが加わります。17度のトンネルはむしろ暖かく感じられる季節です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 最奥部の「ウォーターパール」で立ち止まる
特殊なストロボが水しぶきを一瞬だけ静止させ、宙に浮かぶ水玉のように見せてくれます。タイミングを合わせて写真を撮るのがおすすめです。

2. 仕掛け噴水の前で涼む
毎分36トンの湧水がつくる噴水は、夏の日差しの中でも涼やかな水音を響かせます。ベンチに座ってしばらく眺めていたくなります。

3. 幻の鉄道の痕跡を探す
1980年に工事が中止された旧国鉄高森線の未成線。全長6480mのうち公開されているのは約550mだけですが、壁のあちこちに走るはずだった列車の記憶が残っています。

4. 水神碑に手を合わせる
「湧水の神、天地に感謝」と刻まれた石碑。高森の人々が水に寄せてきた感謝の気持ちが伝わってきます。

5. 季節のイベントに合わせて訪れる
7月の七夕まつり、12月のクリスマスファンタジー。同じトンネルが季節ごとにまったく違う顔を見せてくれます。
あわせて回りたい、近くの見どころ

阿蘇ファームランド
南阿蘇村にある健康テーマパーク。入園無料で、健康バイキングのレストランやドーム型の宿泊施設があります。高森からやまなみハイウェイ方面へ向かう途中に立ち寄れます。

やまなみハイウェイ(牧ノ戸峠)
別府と阿蘇を結ぶ日本百名道。標高1,330mの牧ノ戸峠まで、高森から北上して合流できます。くじゅう連山を望むドライブが楽しめます。
近くの人気飲食店
トンネル公園の周辺は高森町の郷土料理「田楽」の店が点在するエリア。徒歩圏に一軒、車ならさらに選択肢が広がります。

高森田楽の里郷土料理・田楽📍Googleマップで現在地からのルートを見る築200年以上の古民家で味わう田楽定食が名物。高森町特産の「つるの子いも」やヤマメ、山菜を使った料理が楽しめます。車での訪問がおすすめです。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
トンネルの中は暗く、水音が反響する特別な空間。三脚を使う場合は通行の妨げにならない配慮を忘れずに。
仕掛け噴水は逆光を活かす午前中は噴水の背後から光が差し込みやすく、水しぶきがきらめきます。噴水と山並みを一緒に収める横構図がおすすめです。
三脚使用時は通行の妨げにならない配慮を
入口は水面の反射を狙う水路が静かな時間帯は、トンネル入口が水面に映り込みます。しゃがんで低い位置から撮ると対称的な構図になります。
早朝や平日は人が少なく狙いやすい
ウォーターパールはシャッタースピードで遊ぶ最奥部の光のイリュージョンは、スマートフォンでも十分きれいに写ります。連写で数枚撮って、水玉が一番きれいに止まった瞬間を選ぶのがコツです。
トンネル最奥部、足元に注意
このエリアの宿(料金比較)
くじゅう高原全体を回るなら、九重・日田・天瀬エリアに宿を取ると移動が効率的です。高森湧水トンネル公園から北上してやまなみハイウェイへ向かう1日目の拠点として便利です。

九重・日田・天瀬エリア
くじゅう高原めぐりの拠点に※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
トンネルの中は年間を通して17度。外の気温との差に対応できる装備と、足元の水はねに備えた靴があると快適です。
薄手の羽織りもの(防寒・防風)夏でもトンネル内は17度。半袖で入ると肌寒く感じることがあるので、薄手の羽織りものを1枚持っておくと安心です。
小銭入れ入園料は大人300円、子供100円。現金で用意しておくとスムーズに入園できます。
ステンレスボトル17度の涼しいトンネルと外の暑さの往復で汗をかきます。水分補給用のボトルを持っておくと安心です。
よくあるご質問(FAQ)
高森湧水トンネル公園の入園料はいくらですか。
大人300円、子供100円です。開園時間は4月〜10月が9:00〜18:00、11月〜3月が9:00〜17:00で、入園は閉園の30分前までとなります。
トンネル公園はなぜトンネルなのですか。
熊本と延岡を結ぶ旧国鉄高森線の建設中、1975年に大量出水事故が発生し、1980年に工事が中止された未成線の跡です。全長6480mのうち約550mが公園として一般公開されています。
トンネル内の温度はどれくらいですか。
年間を通して17度前後です。夏はひんやりと涼しく、冬は外気より暖かく感じられます。
「ウォーターパール」とは何ですか。
トンネル最奥部にある光のイリュージョンです。特殊なストロボの光を浴びた水しぶきが、宙に静止した水玉のように見える演出で、公園のいちばんの見どころです。
季節のイベントはありますか。
7月に「七夕まつり」、12月に「クリスマスファンタジー」が開催されます。トンネル内が笹飾りやイルミネーションで彩られ、通常とは違う表情を見せてくれます。
高森湧水トンネル公園は、くじゅう高原モデルコースで南阿蘇側から入る1日目の最初の1本におすすめ。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
熊本空港IN、大分空港OUTの周遊なら、往路と復路で空港を変える組み方が定番です。ANA、JAL、スカイマークなど各社の運賃を横断比較できます。
















