
雲巌寺(うんがんじ)
八溝山地の懐深く、朱塗りの反り橋を渡った先に佇む禅の古刹。松尾芭蕉が『奥の細道』で立ち寄り句を残した幽玄の地で、俗界と隔絶した霊気が仕事運と心の浄化を願う参拝者を迎えます。
このページでわかること
- 雲巌寺の由緒と、禅宗四大道場としての歴史
- 松尾芭蕉が『奥の細道』で残した句と、境内の句碑
- 行き方・駐車場(台数に限りがあるため公共交通機関の情報も)
- 黒羽の芭蕉ゆかりの地など、あわせて回りたい近くの見どころ
- 近くの飲食店と、鮎のつかみ取りが楽しめるアクティビティ
雲巌寺ってどんな寺院?
那須連山に連なる八溝山地の奥深く、清らかな渓流の音だけが響く谷あいに、雲巌寺はひっそりと佇んでいます。寺伝では大治年間(1126年〜1131年)に初叟元和尚が開いたと伝わり、鎌倉時代の弘安6年(1283年)には後嵯峨天皇の皇子である仏国国師(高峰顕日)によって禅宗寺院として中興されました。当時の鎌倉幕府執権の北条時宗の庇護のもと、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺とともに「禅宗四大道場」のひとつに数えられた、修行の聖地です。山門の正面にかかる朱塗りの反り橋を渡り、石段を登ると、釈迦堂と獅子王殿が一直線に並ぶ厳かな伽藍が姿を現します。江戸時代に建てられた二層の山門は大田原市指定の有形文化財、そのかたわらにそびえる樹齢約550年の大杉は市指定天然記念物。今も雲水が修行に励む道場のため堂内には立ち入れませんが、境内の参拝は自由に許されています。俳聖として知られる松尾芭蕉は『奥の細道』の旅でこの地を訪れ、参禅の師である仏頂和尚がかつて山居修行をした庵の跡を訪ねて「木啄も庵は破らず夏木立」の句を詠みました。すぐに朽ちるだろうと思われた庵が、なお静かに残っていたことへの感動が込められたこの句は、今も境内の句碑に刻まれています。俗界から隔絶されたこの霊気に満ちた空間は、古くから仕事運と心の浄化を願う参拝の地として大切にされてきました。
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基本情報
| 名称 | 雲巌寺(うんがんじ) |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県大田原市雲岩寺27 |
| 山号 | 東山(とうざん) |
| 宗派 | 臨済宗 |
| 創建 | 大治年間(1126年〜1131年)に開創と伝わり、弘安6年(1283年)仏国国師により中興 |
| ご利益 | 仕事運、心の浄化 |
| 拝観料金 | 無料(境内参拝は自由。修行道場のため堂内は非公開) |
| 御朱印 | 書置きのみ(300円) |
| 駐車場 | 約30台(台数に限りがあるため、繁忙期は公共交通機関の利用が安心) |
| アクセス | 西那須野塩原ICから車で約45分/那須塩原駅から大田原市営バス「雲巌寺線」で約60分(片道200円) |
| お問い合わせ | 大田原市観光協会 0287-54-1110 |
行き方・駐車場
東北自動車道「西那須野塩原IC」から県道を経由して車で約45分。那珂川の支流に沿った山あいの道を進んでいくと、緑に包まれた朱塗りの反り橋と二層の山門が見えてきます。境内前には約30台分の駐車場がありますが台数に限りがあるため、紅葉シーズンなどの繁忙期は那須塩原駅からの大田原市営バス「雲巌寺線」(片道200円)の利用がおすすめです。山あいの道のため、積雪や台風後は路面状況を事前に確認してから向かうと安心です。移動はレンタカーが便利なので、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
周辺観光には車が便利
雲巌寺から黒羽の芭蕉ゆかりの地、那珂川の鮎料理まで、大田原エリアの見どころを一日で効率よく回るなら車移動がおすすめです。公共交通は本数が限られるため、早めの手配が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
参道の梅や桜がほころび、境内に彩りが添えられる季節。新緑が芽吹き始める頃の静けさも格別です。
夏(6〜9月)
深い緑に包まれた渓流沿いの参道は、木陰が涼を運びます。芭蕉が訪れたのもこの季節でした。
秋(10〜11月)
八溝山地随一ともいわれる紅葉が境内を染める季節。手水舎や反り橋との組み合わせが見事です。
冬(12〜2月)
雪化粧をまとった山門と伽藍は、俗界と隔絶した霊気を一段と際立たせます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 朱塗りの反り橋を渡り、二層山門をくぐる
山門の正面にかかる朱塗りの反り橋から、江戸期建造の二層山門へ。石段を登った先に釈迦堂と獅子王殿が一直線に並ぶ、荘厳な伽藍配置を体感できます。

2. 芭蕉ゆかりの句碑「木啄も庵は破らず夏木立」を訪ねる
参禅の師である仏頂和尚の山居跡を訪ねて芭蕉が詠んだ句が、境内の句碑に刻まれています。『奥の細道』の旅路に思いを馳せてみてください。

3. 鐘楼の「縁」の額を見上げ、心を静める
木立に包まれた鐘楼にかかる「縁」の額。俗界と隔絶されたこの空間で、仕事運と心の浄化を静かに願ってみましょう。

4. 樹齢約550年の大杉と、市指定文化財の山門を見上げる
山門下にそびえる大杉は市指定天然記念物。江戸期建造の山門とともに、長い年月を見守ってきた古刹の風格を感じられます。

5. 手水舎で身を清め、四季の彩りを感じる
渓流沿いの手水舎は、春は新緑、秋は紅葉と季節ごとに表情を変えます。参拝前にひと呼吸、身を清めてみてください。
あわせて回りたい、近くの見どころ


大雄寺
応永11年(1404年)開山と伝わる曹洞宗の名刹。本堂や庫裏など7棟の茅葺建造物群が国指定重要文化財に指定されています。屋外拝観は無料。

黒羽城址公園
天正4年築城、北那須最大規模を誇った黒羽城の跡地。本丸跡から那須、日光連山と那珂川の清流を一望でき、4月は桜、6〜7月は紫陽花が見事です。入園無料。
近くの人気飲食店
雲巌寺周辺は山あいのため、参拝の行き帰りに黒羽の中心部エリアで立ち寄れる店をまとめました。


くらしの館(黒羽ふるさと物産センター)そば・直売所黒羽向町/地粉手打ち二八そば📍Googleマップで現在地からのルートを見る茅葺屋根の古民家を移築した物産センター内の食事処。地粉を使った手打ちそばが味わえます。
詳細を見る ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。掲載写真は一部、料理ジャンルのイメージです。
アクティビティ
参拝とあわせて、那珂川の清流ならではの体験も楽しめます。
黒羽観光やな(鮎のつかみ取り)川遊び体験営業期間5月〜11月/火曜定休/10:00〜16:30ごろ那珂川あゆ街道に位置する観光やな。鮎のつかみ取りは1匹430円(10匹以上)で、獲った鮎はその場で塩焼きにして味わえます。10名以上の場合は要予約。
公式サイトを見る ›
このエリアの宿(料金比較)
雲巌寺は山あいに位置するため、大田原市街地や那須温泉郷の宿を拠点にすると、参拝とあわせて周辺観光もしやすくなります。

大田原・那須エリア
参拝とあわせて周辺観光を楽しみやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
参拝や境内散策の際にあると便利なアイテムです。
よくあるご質問(FAQ)
雲巌寺の読み方を教えてください。
「うんがんじ」と読みます。
拝観料はかかりますか。
境内参拝は無料です。ただし修行道場のため、堂内には一般の立ち入りはできません。
御朱印はいただけますか。
いただけます。ただし墨書対応はしておらず、書置きの御朱印(300円)を自由に受け取る形式です。
駐車場はありますか。
境内前に約30台分の駐車場がありますが、台数に限りがあります。紅葉シーズン等の繁忙期は那須塩原駅からの市営バス「雲巌寺線」の利用もおすすめです。
松尾芭蕉とはどんな関係がありますか。
『奥の細道』の旅で立ち寄り、参禅の師である仏頂和尚の山居跡を訪ねて「木啄も庵は破らず夏木立」の句を詠みました。境内にはこの句を刻んだ句碑があります。
雲巌寺は、黒羽芭蕉の館や大雄寺とあわせて『奥の細道』ゆかりの地を巡る旅の起点になるスポットです。近くの見どころもぜひチェックしてみてください。
航空券も、まとめて比較
遠方から向かう場合は、最寄りの空港から新幹線、東北道への乗り継ぎも検討を。国内線の運賃をまとめて比較できます。


















