
おしらじの滝
雨が上がった朝にしか、その青は姿を見せません。栃木県矢板市、高原山の森にひっそりと佇む「幻の滝」です。
このページでわかること
- おしらじの滝が「幻の滝」と呼ばれる理由と、青い滝つぼが現れる条件
- 山の駅たかはらからの行き方、駐車場、冬季閉鎖の時期
- 観爆台より先の立入禁止、過去の水難事故など安全上の注意点
- あわせて立ち寄りたい周辺の飲食店、見どころ
- 訪問に備えて準備しておきたいアイテム
おしらじの滝ってどんなスポット?
「しらじ」とは、この地方の言葉で壺を意味します。栃木県矢板市、高原山の懐に抱かれた八方ヶ原の森の中に、その名の通り壺のような滝つぼを持つ滝がひっそりと佇んでいます。おしらじの滝が「幻の滝」と呼ばれるのは、いつ訪れても同じ表情に出会えるとは限らないからです。普段の沢は水量が少なく、滝そのものが流れ落ちる姿を見られないこともしばしばあります。しかし雨が上がった翌朝、沢の水かさが増し、木々の合間から差し込む光が水面を照らすと、滝つぼは息をのむほど澄んだ青へと輝きを変えると伝えられています。この一瞬の美しさとの出会いを求めて、近年は「幻の滝」を一目見ようと矢板市を訪れる人が増えています。地元では、枯れることなく水をたたえ続けるこの滝つぼに、生命力を呼び覚まし、心身を浄化する力が宿ると語り継がれています。地元の人でも見るのが難しいと言われるほど条件がそろいにくい光景であり、それだけにこの記事でも滝つぼそのものの写真は掲載できていません。訪れる前に、そうした気まぐれな自然現象であることを知っておいていただければと思います。
フォトギャラリー



※青く輝く滝つぼは、雨上がりなど限られた条件でのみ現れる自然現象のため、商用利用が許諾された滝つぼ本体の写真が見つかっていません。上記は滝がある高原山・八方ヶ原の周辺風景です。
基本情報
| 名称 | おしらじの滝 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県矢板市下伊佐野(山の駅たかはら 991-3が起点) |
| 料金 | 無料 |
| 見られる条件 | 雨上がりの午前中など、沢の水量が増えたときのみ青い滝つぼが現れる(通年での出現は保証されません) |
| 駐車場 | 山の駅たかはらから那須塩原方面へ約2km、遊歩道入口付近(台数に限りあり) |
| アクセス | 東北自動車道 矢板ICから車で約40分、矢板北スマートICから約30分。JR矢板駅から車で約35分 |
| 冬季閉鎖 | 例年12月上旬〜3月末(県道56号 塩原塩の湯〜学校平間) |
| 所要時間の目安 | 駐車場から観爆台まで徒歩約7〜10分 |
行き方・駐車場
矢板ICから県道30号、県道56号を経由して「山の駅たかはら」方面へ進みます。山の駅たかはらから那須塩原方向へ約2km進んだ先に遊歩道入口の駐車場があり、そこから山道を徒歩7〜10分ほど下るとおしらじの滝の観爆台に到着します。遊歩道は舗装されておらず、雨上がりは特にぬかるみや濡れた岩で滑りやすくなっているため、登山靴やトレッキングシューズでの訪問をおすすめします。遊歩道入口から滝周辺の一帯は携帯電話の電波が圏外になるため、事前に地図情報を保存し、同行者との待ち合わせ方法も決めておくと安心です。おしらじの滝へ向かう県道56号(塩原塩の湯〜学校平間)は例年12月上旬から3月末まで冬季閉鎖されます。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
矢板市の山あいエリアは公共交通機関が少なく、レンタカーがほぼ必須です。とくに紅葉シーズンや大型連休は台数が限られるため、早めの予約が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
例年3月末に冬季閉鎖が明け、雪解け水で沢の水量が増えやすい季節。八方ヶ原のレンゲツツジも5月中旬から見頃を迎えます。
夏(6〜9月)
新緑と木漏れ日が美しい季節。夕立の翌朝は水量が増えやすいタイミングですが、増水時は無理に近づかないでください。
秋(10〜11月)
紅葉が沢を彩ります。台風シーズンでもあるため、増水情報は事前にこまめに確認しましょう。
冬(12月上旬〜3月末)
那須塩原方面の県道が冬季閉鎖となり、車での訪問はできません。次のシーズンに向けて計画を立てる時期です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 雨上がりの午前中を狙う
前日に雨が降った翌朝は、沢の水量が増え、青い滝つぼに出会える確率が最も高まるタイミングです。訪問前に天気予報と矢板市の観光情報を確認しましょう。

2. 観爆台からそっと見守る
滝つぼへの接近は事故防止のため禁止されています。指定された観爆台から、静かにその表情を眺めましょう。

3. 山の駅たかはらで腹ごしらえ
遊歩道の入口手前にある「山の駅たかはら」で、名物のあっぷるカレーやおしらじソフトクリームを味わってから向かうのもおすすめです。

4. 熊よけ鈴を鳴らしながら歩く
周辺ではクマの目撃情報が出ています。山の駅たかはらでは熊よけ鈴のレンタルも行っているので、活用しましょう。

5. 大間々台展望台で高原の絶景も
足を延ばして八方ヶ原の大間々台展望台まで行けば、日光連山や那須連山を望む雄大なパノラマも楽しめます。
あわせて回りたい、近くの見どころ


大間々台展望台(八方ヶ原)
標高約1,200mの高原に広がる展望スポット。日光連山や那須連山を見渡せます。5月中旬から6月にかけては20万株のレンゲツツジが見頃を迎えます。

雄飛の滝
スッカン沢に流れる滝で、おしらじの滝とはまた違った渓谷美を楽しめます。専用駐車場から徒歩約40分とやや本格的な散策になるため、時間と装備に余裕がある人向けです。
近くの人気飲食店
おしらじの滝の周辺は山あいで飲食店が少なめのため、事前にチェックしておくと安心です。
山の駅たかはらレストラン・軽食矢板市下伊佐野/営業:4〜11月9:00〜16:00、12〜3月10:00〜15:00(12〜3月は金・土・日・祝のみ営業)/定休:水曜(4〜11月)📍Googleマップで現在地からのルートを見るおしらじの滝への遊歩道入口手前にあり、名物のあっぷるカレーやおしらじソフトクリーム、おしらじラーメンが味わえます。
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お食事処 たかみ定食・食堂矢板市東町/11:00〜15:00、17:00〜21:30/定休:水曜📍Googleマップで現在地からのルートを見る市街地方面へ戻る途中で立ち寄れる食堂。唐揚げ定食が人気で、トラックドライバーにも愛される地元の味です。
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無量庵手打ちそば矢板市片岡/11:00〜14:00/定休:木曜📍Googleマップで現在地からのルートを見る日本庭園を眺めながら味わえる手打ちそばの店。滝めぐりのあとにほっとひと息つける一軒です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。上記の料理写真は店舗固有の実写がないため、料理ジャンルを代表するイメージ画像です。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
おしらじの滝へ向かう県道は、その先で塩原温泉郷へとつながっています。日帰りで滝を訪れたあと、山あいの温泉宿でひと晩ゆっくり疲れを癒すのもおすすめです。

塩原温泉郷エリア
日帰りでは味わえない、山あいの一軒宿でゆっくり過ごす滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
山道を歩いての訪問になるため、揃えておくと安心なアイテムをまとめました。
トレッキングシューズ・滑りにくい靴遊歩道は雨上がりに特に滑りやすくなります。歩きやすい靴での訪問をおすすめします。
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モバイルバッテリー滝周辺は電波圏外ですが、地図アプリの事前確認や写真撮影でバッテリーを消耗しがちです。予備があると安心です。
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折りたたみ傘・レインウェア「幻の滝」は雨上がりに見られる確率が上がります。天候の変わりやすい山あいだけに、雨具は携行しておきましょう。
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よくあるご質問(FAQ)
おしらじの滝はいつ行っても見られますか。
いいえ。青い滝つぼが現れるのは雨上がりの午前中など、沢の水量が増える限られた条件がそろったときだけです。普段は水量が少なく、滝が流れていないこともあります。
駐車場はありますか。
山の駅たかはらから那須塩原方面へ約2km先、遊歩道入口付近に駐車場がありますが、台数に限りがあります。
冬でも行けますか。
例年12月上旬から3月末まで、おしらじの滝へ向かう県道56号が冬季閉鎖されます(2026年は3月27日に解除)。冬季は車での訪問ができません。
滝つぼに入ることはできますか。
できません。観爆台より先への立ち入りは禁止されており、過去に滝つぼへ飛び込んだ人が水難事故で亡くなっています。指定された観爆台から見守りましょう。
現地でスマートフォンは使えますか。
遊歩道入口から滝周辺一帯は携帯電話の電波が圏外になります。訪問前に地図情報を保存しておくと安心です。
おしらじの滝は、山の駅たかはらを拠点に八方ヶ原の自然もあわせて楽しめるスポット。雨上がりの条件を狙って、矢板の秘境を訪ねてみてください。
新幹線・高速バスも、まとめて比較
各地から矢板・那須塩原方面へ。東北新幹線「那須塩原駅」までの乗車券や、都心からの高速バスを横断比較。早めのチェックでお得な運賃を見つけましょう。
















写真クレジット: 高原山遠景(矢板市上伊佐野より) Photo by パストラル (CC BY 3.0) via Wikimedia Commons/高原山遠景(那須塩原市折戸より) Photo by パストラル (CC BY 3.0) via Wikimedia Commons/高原山遠景(矢板市安沢付近の車窓より) Photo by BehBeh (Public domain) via Wikimedia Commons
