
犬の宮・猫の宮
命をかけて誰かを守った犬と猫を祀る、全国でも珍しい社。境内には愛犬、愛猫の写真や首輪が数えきれないほど納められ、今も飼い主たちの祈りが積み重なっている。
このページでわかること
- 犬の宮・猫の宮、それぞれの由来と、全国的にも珍しい理由
- 拝観料、納骨堂の利用料、駐車場などの基本情報
- 行き方、毎年7月の全国ペット供養祭について
- あわせて回りたい近くの見どころと飲食店
- 高畠町エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
犬の宮・猫の宮ってどんな神社?
山形県高畠町の静かな山あいの集落、高安。ここに、全国的にも珍しい、犬と猫だけを祀る二つの社があります。犬の宮の由来は古く、和銅年間(708〜711年)にさかのぼります。当時、この地では年貢を不正に取り立てる古狸が村人を苦しめていました。二匹の犬がその古狸に立ち向かい、みごと退治しましたが、二匹とも命を落としてしまいます。村人たちは、自分たちを救ってくれた犬の死を悼み、座頭(盲目の僧)による「村の鎮守とせよ」との神託を受けて、この地に犬の宮を祀りました。それから約70年後の延暦年間(782〜806年)、退治されたはずの古狸の怨念が大蛇となって現れ、ある夫婦の家を脅かします。そこへ観音菩薩の化身とされる一匹の猫「玉」が現れ、大蛇と戦って夫婦を守りましたが、猫もまた命を落としました。夫婦は猫を手厚く葬り、観音堂を建てて供養したのが猫の宮のはじまりと伝わります。二つの宮に共通するのは、命をかけて誰かを守った動物への、深い感謝と祈りの気持ちです。今も境内には、飼い主が愛犬、愛猫の写真や首輪を納める専用の箱が置かれ、健康祈願や供養のために全国から参拝者が訪れます。1988年からは毎年7月第4土曜日に「全国ペット供養祭」が営まれ、近隣寺院の住職による読経のもと、境内は今も亡くなったペットを想う人たちの静かな祈りに包まれています。
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基本情報
| 名称 | 犬の宮・猫の宮(いぬのみや・ねこのみや) |
|---|---|
| 所在地 | 山形県東置賜郡高畠町高安910 |
| ご利益 | ペットの健康祈願、供養、無病息災 |
| 拝観料 | 参拝無料(納骨堂のご利用は法要込み9,000円〜) |
| 駐車場 | 無料約20〜30台(冬季は積雪により台数制限、または立ち入り困難な場合あり) |
| 営業 | 年中無休(積雪期は参道、駐車場の利用が制限される場合あり) |
| アクセス | JR山形新幹線高畠駅から車・タクシーで約20分/高畠町役場から徒歩約20分 |
| 電話 | 犬の宮(林照院)0238-52-0229/猫の宮(清松院)0238-52-2153 |
行き方・駐車場
JR山形新幹線高畠駅から車・タクシーで約20分。国道399号線から運動公園手前の交差点を右折し、看板に従って進みます。田畑に囲まれた高安の集落の中、山の中腹に境内が鎮座しています。無料駐車場は約20〜30台分ありますが、冬季は積雪により台数が制限され、立ち入りが難しくなる場合があります。高畠駅から徒歩の場合はかなりの距離があるため、車での訪問が現実的です。未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
高畠駅から犬の宮・猫の宮までは距離があり、車での移動が現実的です。亀岡文殊や高畠ワイナリーなど周辺の見どころもあわせて回るなら、レンタカーがあると効率よく巡れます。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けが進み、参道が歩きやすくなる季節。新緑に包まれた境内で静かに参拝できます。
夏(6〜9月)
7月第4土曜日は、1988年から続く「全国ペット供養祭」。境内が最も賑わう一日です。
秋(10〜11月)
紅葉が杉木立を彩り、しんと静まり返った境内で祈りに向き合いやすい季節です。
冬(12〜2月)
積雪により参道や駐車場の利用が制限される場合があります。訪問前に道路状況の確認をおすすめします。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 犬の宮と猫の宮、両方に手を合わせる
由来の異なる二つの宮ですが、どちらも命をかけて誰かを守った動物への感謝から生まれました。両方に参拝し、それぞれの物語に触れてみてください。

2. 奉納された写真や首輪に、飼い主の想いを見る
境内には、亡くなった愛犬、愛猫の写真や首輪が数えきれないほど納められています。一枚一枚に、深い愛情の記憶が刻まれています。

3. 「高安犬物語」の文学碑に触れる
参道には、直木賞作家・戸川幸夫による「高安犬物語」の文学碑があります(1982年除幕)。かつてこの地にいた日本犬「高安犬」の物語に思いを馳せる時間を。

4. 7月第4土曜、全国ペット供養祭に参列する
1988年から続く供養祭では、近隣寺院の住職による読経のもと、全国から寄せられたペットの供養が営まれます。

5. 犬猫やすらぎの郷公園で、静かに手を合わせる
地元産の高畠石で造られた納骨堂とあずまやが整う公園。ペットを亡くしたばかりの方も、静かな気持ちで手を合わせられる場所です。
あわせて回りたい、近くの見どころ



高安 山の神
犬の宮・猫の宮と同じ高安集落を見守る「十二の諸神」の一つ。杉木立に佇む小さな祠が、この地に根づく信仰の深さを伝えます。
近くの人気飲食店
高安は静かな集落のため、参拝の前後は高畠町内の飲食店を訪ねるのがおすすめです。
つけものと手打ちそばの伊澤そば高畠/定休:木曜/¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る地元高畠町産のそば粉を使った本格手打ちそば。和室から見える小さな庭と滝が心地よい、落ち着いた空間です。写真はイメージです。
食べログ予約 ›
ちっきん ほこほこ亭からあげ専門店福沢/月〜土11:00-14:00,17:00-20:00・日11:00-14:00📍Googleマップで現在地からのルートを見るからあげ専門店。参拝の後、テイクアウトで気軽に立ち寄れる一軒です。写真はイメージです。
食べログ予約 ›
食堂 an.創作料理高畠/定休:水曜/ランチ¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る地元食材を生かした創作料理が味わえる食堂。ランチからディナーまで幅広く利用できます。写真はイメージです。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
犬の宮・猫の宮がある高畠町内には、駅直結の温泉施設を備えた宿もあり、参拝と周辺観光の拠点にしやすいエリアです。

高畠町エリア
参拝と周辺観光の拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
参道の足元や冬季の積雪など、犬の宮・猫の宮ならではの準備をしておくと当日スムーズです。
滑りにくいウォーキングシューズ境内は土や砂利の参道です。雨天時や冬季は特に滑りやすいため、グリップのある靴があると安心です。
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防風・防寒アウター境内は屋外で、積雪期は冷え込みが厳しくなります。1枚あると安心です。
モバイルバッテリー高安は市街地から離れた集落で、周辺にコンビニ等が少なめ。地図アプリや写真撮影でバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
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携帯用ウェットティッシュ納骨堂への献花やお手入れ、屋外で手洗い場が少ない場面で役立ちます。
よくあるご質問(FAQ)
犬の宮・猫の宮とはどんな神社ですか。
山形県高畠町高安にある、犬と猫だけを祀る全国的にも珍しい神社です。年貢を不正に取り立てる古狸を退治した2匹の犬(和銅年間、708〜711年)と、大蛇となった古狸の怨念から飼い主を守った猫「玉」(延暦年間、782〜806年)を祀っています。
ペットの供養や納骨はできますか。
境内の犬猫やすらぎの郷公園に納骨堂があり、法要込みで9,000円から利用できます。プレート表示は5年10,000円です。写真や首輪を専用の箱に納めて奉納することもできます。
駐車場はありますか。
無料駐車場が約20〜30台分あります。ただし冬季は積雪により台数が制限される、または立ち入りが難しくなる場合があります。
全国ペット供養祭とはどんな行事ですか。
1988年から続く行事で、毎年7月第4土曜日に犬の宮前で営まれます。近隣寺院の住職による読経のもと、全国から寄せられたペットの供養が行われます。
冬でも参拝できますか。
年中無休ですが、積雪の多い時期は参道や駐車場の利用が制限され、立ち入りが難しくなる場合があります。訪問前に高畠町観光協会等へ確認すると安心です。
犬の宮・猫の宮は、亀岡文殊や高畠ワイナリーとあわせて置賜地方の歴史と文化を巡る旅にぴったりのスポット。あわせて山形県の観光スポットもチェックしてみてください。
航空券も、まとめて比較
山形空港ゆきの国内線をANA、JALなど横断比較。新幹線とあわせて、日程が決まったら早めのチェックが安心です。
















写真クレジット: 猫の宮入口/suzune konoo(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)、犬の宮鳥居/Nagamati(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)、犬の宮拝殿内/Nagamati(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)、狛犬/Nagamati(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)、高安 山の神/Mizuki Kusakawa(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)、亀岡文殊(大聖寺)本堂/Crescent moon(CC BY-SA、Wikimedia Commons)、高畠駅/Mister0124(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)
