
湯殿山 注連寺
弘法大師が湯殿山を開いた折に創建されたと伝わる古刹。即身仏「鉄門海上人」を静かに安置し、森敦の芥川賞小説「月山」の舞台としても知られる、湯殿山信仰の祈りが息づくお寺です。
このページでわかること
- 注連寺の由来と、即身仏「鉄門海上人」について
- 森敦の芥川賞小説「月山」の舞台となった歴史
- 拝観料、拝観時間、行き方・駐車場
- あわせて回りたい近くの見どころと飲食店
- 鶴岡市街エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
湯殿山 注連寺ってどんなお寺?
山形県鶴岡市の山あい、大網の集落にひっそりと佇む注連寺は、弘法大師空海が湯殿山を開山した折に堂宇を建て、人々の祈祷所としたのが開創と伝わる古刹です。山号は湯殿山、宗派は真言宗智山派、本尊は大日如来。伝承では天長十年(833年)の創建とされ、湯殿山信仰を今に伝える四ヶ寺の中でも最も古い歴史を持つとされています。境内には、五穀断ちや木食行を重ねた末に入定した即身仏「鉄門海上人」が安置され、今も多くの参拝者が手を合わせに訪れます。即身仏は単なる遺体ではなく、衆生の苦しみを己の身に引き受け、飢饉や疫病に苦しむ人々の救済を祈って自らの命を捧げた、湯殿山修験の壮絶な祈りの結晶です。本堂の天井には、村井石斎による「飛天の図」に加え、木下晋、満窪篤敬、久保俊寛、十時孝好ら現代作家による天井絵画が並び、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも二つ星の評価を受けました。また、昭和26年(1951年)に作家・森敦がこの寺に約1年間滞在した経験をもとに、七五三掛の集落と注連寺を舞台にした小説「月山」を執筆。昭和49年(1974年)に第70回芥川賞を受賞し、注連寺の名は全国に知られるようになりました。
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基本情報
| 名称 | 湯殿山 注連寺(ゆどのさん ちゅうれんじ) |
|---|---|
| 所在地 | 山形県鶴岡市大網字中台92-1 |
| 宗派・本尊 | 真言宗智山派/本尊:大日如来 |
| 電話 | 0235-54-6536 |
| 拝観料 | 500円(案内付きは大人800円、学生500円) |
| 拝観時間 | 10:00〜14:00 |
| 休業日 | 不定休(積雪期は道路状況により拝観できない場合があります。事前に電話でのご確認をおすすめします) |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | 鶴岡駅から車で約40分/庄内あさひICから車で約15分/月山ICから車で約40分 |
| 所要時間の目安 | 30分〜1時間 |
行き方・駐車場
鶴岡市街から国道112号を庄内あさひIC方面へ進み、大網の集落を目指します。庄内あさひICからは車で約15分。県道を進むと山あいの集落に本堂の大きな屋根が見えてきます。境内には駐車場が用意されているので、車での訪問が便利です。山間部のため、積雪期は路面が凍結、積雪することがあります。冬場の参拝を予定している場合は、事前に注連寺(0235-54-6536)へ道路状況を確認しておくと安心です。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
注連寺周辺は公共交通の便が限られる山あいのエリア。鶴岡駅からのバス便も少ないため、車での移動がおすすめです。出羽三山めぐりとあわせて訪れるなら、早めのレンタカー手配が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けとともに境内の緑が芽吹く季節。境内の「七五三掛桜」は樹齢約200年のカスミザクラで、開花の時期には静かな境内を淡く彩ります。
夏(6〜9月)
木々に囲まれた境内は涼やかな空気に包まれます。出羽三山巡りの一環として、湯殿山神社本宮とあわせて訪れる参拝者が増える季節です。
秋(10〜11月)
山あいの紅葉が境内を彩ります。森敦が「月山」に描いた七五三掛の風景を、実際に目にできる季節でもあります。
冬(12〜2月)
庄内地方屈指の豪雪地帯のため、積雪や路面凍結の影響を受けやすい季節です。参拝を予定する場合は、事前に道路状況と拝観の可否を電話で確認しておきましょう。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 静かな気持ちで即身仏に手を合わせる
本堂に安置された即身仏「鉄門海上人」は、衆生の救済を祈った修行の末の姿です。興味本位ではなく、敬意を持ってお参りしましょう。

2. 天井絵画をゆっくり見上げる
村井石斎の「飛天の図」に加え、現代作家4名による色とりどりの天井絵画が本堂を彩ります。見上げるだけで時間を忘れる空間です。

3. 月山文学碑と旧森敦文庫をめぐる
森敦が約1年を過ごした縁の地に立つ文学碑と文庫。小説「月山」を読んでから訪れると、七五三掛の風景がより深く胸に残ります。

4. 森敦自筆の碑文をじっくり読む
「月山、すべての吹きの寄するところこれ月山なり」。森敦自身の筆による一節を、実際に目で追ってみてください。

5. 大日坊とあわせて湯殿山信仰をめぐる
車で約10分の大日坊にも即身仏が安置されています。2つの寺をあわせて訪ねれば、湯殿山信仰の奥深さをより深く感じられます。
あわせて回りたい、近くの見どころ



田麦俣の茅葺き集落
豪雪地帯ならではの兜造りの茅葺き民家が今も残る、六十里越街道の宿場集落。かつて湯殿山参拝者を迎えた、庄内の山村建築の風景です。
近くの人気飲食店
大網エリアは飲食店が少ないため、参拝前後に立ち寄れる場所を押さえておくと安心です。
そば処 大梵字(道の駅「月山」月山あさひ博物村内)手打ちそば越中山/営業11:00〜16:00(LO15:30)/12〜3月第4月曜、年末年始休📍Googleマップで現在地からのルートを見る朝日地域産そば粉100%の手打ちそばが自慢。道の駅を併設し、そば打ち体験もできます。写真はイメージです。
産直あさひ・グー(食事処「愚」)そば・郷土料理下名川/食事処10:30〜14:00/1月1〜4日、1〜3月毎週木曜休📍Googleマップで現在地からのルートを見る地場産直売所に併設された食事処。天ぷら野菜そばや山菜ラーメンなど、朝日地域の山の幸を味わえます。写真はイメージです。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
注連寺周辺には宿泊施設がほとんど無いため、鶴岡市街エリアを拠点にすると、大日坊や湯殿山神社本宮とあわせた出羽三山巡りもしやすくなります。

鶴岡市街エリア
出羽三山巡りの拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
山あいの古刹ならではの準備をしておくと、参拝当日がスムーズです。
よくあるご質問(FAQ)
注連寺の即身仏はどなたですか。
「鉄門海上人」(恵眼院鉄門海上人)です。厳しい修行の末に入定し、衆生の救済を祈った湯殿山信仰の即身仏として、本堂に安置されています。
注連寺の拝観料、拝観時間は。
拝観料は500円(案内付きは大人800円、学生500円)。拝観時間は10:00〜14:00で、不定休のため事前に電話(0235-54-6536)での確認をおすすめします。
小説「月山」との関係は。
作家・森敦が昭和26年(1951年)に注連寺に約1年間滞在した経験をもとに、七五三掛と注連寺を舞台にした小説「月山」を執筆。昭和49年(1974年)に第70回芥川賞を受賞しました。境内には月山文学碑と旧森敦文庫があります。
大日坊とはどう違うのですか。
大日坊も注連寺と同じく湯殿山信仰の古刹で、即身仏「真如海上人」を安置しています。どちらも空海の開山伝承を持ちますが、別の寺院です。注連寺から車で約10分の距離にあり、あわせて参拝する方が多いです。
駐車場はありますか。
境内に駐車場があります。山あいの立地のため、積雪期は路面状況にご注意ください。
注連寺は、湯殿山神社本宮や大日坊とあわせた出羽三山巡りの一部に組み込みやすいスポットです。
航空券も、まとめて比較
庄内空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。



















