
胴腹滝(どうはらたき)
不動堂を挟んで、鳥海山の伏流水が左右二筋に分かれて湧き出す。同じ山から生まれた水なのに、なぜか右と左で味が違うと言われる、遊佐町随一の名水スポットです。
このページでわかること
- 胴腹滝が「里の名水・やまがた百選」に選ばれた理由と、左右で味が違う伏流水の由来
- 行き方・駐車場、駐車場から滝までの遊歩道情報
- 安産、無病息災のご利益と不動堂の由来
- あわせて回りたい近くの見どころと飲食店
- 遊佐町エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
胴腹滝ってどんなスポット?
鳥海山の南麓、標高約230mの山腹に、地面から直接水が湧き出す珍しい滝があります。胴腹滝と呼ばれるこの滝は、鳥海山に降った雨や雪が長い年月をかけて地中を流れ、岩の裂け目から染み出す「潜流瀑」。中央に祀られた不動堂を挟むように、左右二筋の水が杉木立の中へ静かに流れ落ちています。名前の由来は、山の中腹から水が湧き出す様子を人間の「どうっぱら(胴体)」にたとえたことから。不動堂の看板には「人の身躰一切を守り賜う故を以って胴腹瀧と奉り唱うなり」と記され、古くから身体全体を守る水として大切にされてきました。鳥海山の腹から流れ出る伏流水であることから、胃腸や安産、無病息災にご利益があると信じられ、遠方からもポリタンクを手に水を汲みに訪れる人が絶えません。不思議なことに、同じ鳥海山から生まれた水なのに、向かって左右で微妙に味が違うと言われ、訪れた人は思い思いに好みの水を選んで持ち帰ります。水温は年間を通じて8.5℃前後、硬度11mg/Lというやわらかな軟水で、癖のない飲み口。真冬でも凍ることがなく、雪深い季節にも水汲みの人の姿が絶えません。2015年度(平成27年度)には、山形県の「里の名水・やまがた百選」にも選ばれています。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 胴腹滝(どうはらたき) |
|---|---|
| 所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吉出字懐ノ内地内 |
| 形態 | 潜流瀑(鳥海山の伏流水が山腹から直接湧出)/落差約3m |
| 水質 | 平均水温8.5℃前後、硬度11mg/L。癖のない軟水 |
| 認定 | 「里の名水・やまがた百選」(2015年度/平成27年度選定) |
| 料金 | 無料 |
| 駐車場 | 約10台(大型車も駐車可) |
| アクセス | JR羽越本線 遊佐駅から車で約13分/日本海東北自動車道 酒田みなとICから約24分 |
| 所要時間の目安 | 駐車場から徒歩約5分。散策込みで20〜30分 |
| 観光時期の目安 | 5月下旬〜11月上旬(冬季も凍結せず通年訪問可) |
行き方・駐車場
JR羽越本線「遊佐駅」から車で約13分。日本海東北自動車道「酒田みなとIC」からは約24分です。駐車場は吉出地区に約10台分(大型車も駐車可)整備されており、そこから杉林の中の遊歩道を徒歩約5分ほど歩くと滝に到着します。参道は苔むした岩や木の根が張り出す箇所もあるため、雨上がりなどは足元に注意しましょう。鳥海山麓エリアの移動は車が中心になるので、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
吉出・蕨岡エリアへの移動には車が必須。庄内エリアは公共交通の本数が限られるため、旅程が決まったら早めにレンタカーを押さえておくのが安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解け水を集めた新緑の季節。遊歩道沿いでは山菜採りの地元の人とすれ違うこともあります。
夏(6〜9月)
木漏れ日の中、涼を求めて訪れる人が増える季節。8.5℃前後のひんやりとした湧水が心地よく感じられます。
秋(10〜11月)
杉木立と紅葉のコントラストが美しい季節。観光に適した時期は例年11月上旬までとされています。
冬(12〜2月)
雪深い季節でも、この水だけは凍りません。真っ白な景色の中で水汲みに訪れる人の姿が絶えない、胴腹滝ならではの光景です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 不動堂を挟んだ左右の水を飲み比べる
同じ鳥海山から湧く水なのに、右と左で味が違うと言われています。実際に汲んで飲み比べてみるのが、この滝いちばんの楽しみ方です。

2. ポリタンク持参で名水を持ち帰る
年間を通じて凍らない8.5℃前後の軟水は、コーヒーや炊飯にもぴったり。地元の人にならい、大きめの容器を持参するのがおすすめです。

3. 苔むした石仏群をめぐる杉木立の参道歩き
駐車場から滝までの遊歩道沿いには、苔むした石仏がひっそりと佇んでいます。杉木立に包まれた静かな空気を味わいながらのんびり歩きましょう。

4. 蕨岡口ノ宮とあわせて参拝する
車で約10分の距離に、鳥海山信仰の里宮のひとつ・蕨岡口ノ宮があります。名水を汲んだ足で、あわせて参拝するのもおすすめです。

5. 遊佐町の湧水スポットめぐりにする
丸池様や牛渡川など、鳥海山の伏流水が生んだ湧水スポットが遊佐町には点在しています。胴腹滝を起点に、水めぐりのドライブに出かけるのもおすすめです。
あわせて回りたい、近くの見どころ

蕨岡口ノ宮(鳥海山大物忌神社)
鳥海山信仰の中心・大物忌神社の里宮のひとつ。杉木立に包まれた境内に、登録有形文化財の本殿や随神門が立ち並びます。胴腹滝と同じ蕨岡・吉出エリアからほど近い立地です。
近くには二ノ滝渓谷など鳥海山麓の渓流歩きも楽しめます。鳥海山大物忌神社(吹浦口ノ宮)の完全ガイドもあわせてどうぞ。
近くの人気飲食店
胴腹滝がある吉出・蕨岡エリアは鳥海山麓の里山地帯。地元の粉を使った手打ちそばから、駅前の中華そばまで揃っています。
農林漁業体験実習館さんゆうそば・直売所遊佐町吉出字金俣239-5/食堂は土日祝限定/地元「金俣そば」の手打ちそば📍Googleマップで現在地からのルートを見る胴腹滝と同じ吉出地区にある体験交流施設。土日祝の食堂では地元産「金俣そば」の手打ちそばが味わえ、そば粉のシフォンケーキや鳥海山の湧水で淹れたコーヒーも人気です。
ちどり食堂ラーメン遊佐町豊岡下和田19-1/定休:第3水曜/細ちぢれ麺のあっさり中華そば📍Googleマップで現在地からのルートを見る蕨岡エリアの老舗食堂。細ちぢれ麺とあっさりスープの中華そばが評判で、自家製麺と「ばんば鶏ラーメン」が名物です。
食べログで見る ›
遊佐カレー 遊佐駅本店カレーJR遊佐駅構内/定休:火曜/鳥海山の湧水で炊いた遊佐米を使用📍Googleマップで現在地からのルートを見る鳥海山・飛島ジオパーク認定店。無添加のご当地カレーは、鳥海山の湧水で炊いた遊佐米と地元野菜、庄内浜のイカソーセージが自慢です。
食べログで見る ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
胴腹滝を含む遊佐町の湧水スポットを自転車でめぐるガイド付きツアーがあります。名水を巡りながら、鳥海山の恵みを全身で感じられる体験です。
E-Bikeで巡る里山湧水ツアーJR遊佐駅発着。電動アシスト付き自転車で胴腹滝、丸池様、牛渡川など鳥海山の湧水スポットをめぐり、地元カレーの昼食もセットになったガイド付きツアーです。
🚲 遊佐町 湧水ツアー詳細を見る ▾
JR遊佐駅発着 里山湧水E-Bikeツアー丸池様・胴腹滝・牛渡川めぐり/地元カレー昼食付き予約詳細を見る ›
このエリアの宿(料金比較)
吉出・蕨岡エリアは鳥海山麓の宿を拠点にすると、胴腹滝から蕨岡口ノ宮、鳥海ブルーラインまで動きやすくなります。

吹浦・遊佐エリア
鳥海山麓めぐりの拠点に動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
名水を持ち帰る人、参道を歩く人、それぞれにあると便利なアイテムをまとめました。
大容量ボトル・水筒名水を持ち帰るなら、大きめの容器があると安心です。汲んだ水はできるだけ早めに使い切りましょう。
最安値料金 780円〜(2026/7/1時点・楽天)


よくあるご質問(FAQ)
胴腹滝の水はそのまま飲めますか。
殺菌処理されていない天然の湧き水です。安心して味わいたい場合は、持ち帰ってから一度沸かしてから飲むことをおすすめします。
右と左で本当に水の味が違うのですか。
同じ鳥海山から湧く水ですが、訪れた人の間では右と左で味が違うと言われています。実際に飲み比べてみるのも楽しみ方のひとつです。
駐車場から滝まではどのくらい歩きますか。
駐車場から杉林の中の遊歩道を徒歩約5分です。苔むした岩や木の根がある箇所もあるため、歩きやすい靴がおすすめです。
冬でも水を汲みに行けますか。
胴腹滝は真冬でも凍らないため、雪の季節でも水汲みに訪れる人が絶えません。ただし積雪時は足元に十分注意してください。
胴腹滝のご利益は何ですか。
鳥海山の腹から流れ出る伏流水であることから、安産や無病息災、胃腸によいご利益があると信じられています。
胴腹滝と同じ鳥海山の伏流水が生んだ「丸池様」(丸池神社)は、青く神秘的な色の泉として知られる境外末社。あわせて訪れる参拝者、水めぐりの人も多いスポットです。Googleマップで場所を見る ›
航空券も、まとめて比較
鳥海山麓へは庄内空港が最寄り。羽田からのANA便を中心に、航空券の料金を横断比較できます。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















