
男鹿大滝(大瀑)
岩盤に空いた一枚岩の穴を、幾筋もの水が通り抜けて落ちてくる。全国でも数えるほどしかない「穴滝」が、男鹿半島の最奥、沢を9回渡った先で待っています。
このページでわかること
- 男鹿大滝が「穴滝」と呼ばれる珍しい理由と、裏側から見られる特徴
- 沢を9回渡る道のりの実際の難易度と、必要な装備
- 2023年6月時点の通行止め情報と、現在のアクセス方法
- あわせて立ち寄りたい、周辺の見どころと飲食店
- 男鹿温泉郷エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
男鹿大滝ってどんなスポット?
男鹿半島の最奥部、ほとんど人が訪れることのない山あいに、全国でも珍しい構造を持つ滝があります。落差はおよそ8〜10メートル(資料により記載に差があります)とコンパクトながら、水が岩盤に穿たれた一枚岩の穴を通り抜けて落ちてくるという、全国的にも数えるほどしか例のない「穴滝」です。最大の見どころは、その穴の裏側に回り込んで滝を眺められること。水の向こうに外の光が透けて見える景色は、実際に沢を渡り歩いてたどり着いた人だけが目にできるご褒美です。別名「桜の滝」とも呼ばれ、江戸時代の紀行家・菅江真澄もこの一帯を訪れ、目潟の湖沼群とともに図絵に残したと伝えられています。ただし観光地として整備された場所ではなく、駐車場から沢を約600メートル遡上し、川を9回渡ってようやくたどり着く道のり。長靴と時間、そして無理をしない判断力が必要な、文字どおりの秘境です。
フォトギャラリー
男鹿大滝そのものは訪れる人がほとんどいない秘境のため、滝を写した実写は入手できませんでした。以下はアクセスの起点となる周辺エリア(八望台、一ノ目潟、加茂青砂)の実写です。




基本情報
| 名称 | 男鹿大滝(おがおおたき)/通称「大瀑」「桜の滝」 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県男鹿市戸賀(詳細な住所は非公開。八望台駐車場が最寄りの起点) |
| 料金 | 無料 |
| 特徴 | 岩盤に空いた穴を水が通り抜けて落ちる「穴滝」。落差約8〜10m、裏側からも観賞可能 |
| 駐車場 | 現地に駐車場なし。八望台駐車場(無料)を利用 |
| アクセス | 八望台駐車場から徒歩、沢を9回渡って往復約1.5時間(2023年6月時点、入口までの車道は土砂崩れ・橋の崩落により通行不可) |
| 所要時間の目安 | 往復1.5〜2時間程度 |
| 必要な装備 | 長靴必須。降雨後・増水時は入渓を避ける |
行き方・駐車場
男鹿駅から県道121号を経由し、車で約40〜50分で八望台に到着します。従来は八望台やなまはげオートキャンプ場から車で3〜4分の場所にある「大瀑」の看板を曲がり、そこから徒歩約30分で入口に着くルートが使われていましたが、2023年6月時点で土砂崩れと橋の崩落により、この道は車で進入できません。現在は八望台の駐車場に車を停め、そこから徒歩で向かうのが基本ルートです(往復約1.5時間)。入口付近は民営の牧草地になっており、無断の駐停車や立ち入りはトラブルの原因になるため厳禁です。滝までは川を約600メートル遡り、9回の渡渉を経てたどり着きます。難路ではありませんが、増水時や雨天後は沢の水位が上がり危険なため、無理をせず引き返す判断も必要です。半島内の移動はレンタカーがほぼ必須なので、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
男鹿半島の移動には車が必須。八望台までは公共交通機関でのアクセスが難しく、レンタカーが現実的な選択肢です。航空券を取ったら、まずレンタカーを押さえるのが鉄則です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解け水で沢の水量が増えやすい時期。渡渉の難易度が上がるため、無理のない計画を。
夏(6〜9月)
比較的水量が落ち着き、最も入渓しやすい季節。ただし降雨後や台風接近時は中止の判断を。
秋(10〜11月)
渓谷の紅葉が美しい季節。日没が早いため、早めの時間帯に入渓しましょう。
冬(12〜2月)
積雪と凍結で沢歩きは危険。冬季は入渓を避けるのが賢明です。
編集部おすすめの過ごし方 3選

1. 八望台から二ノ目潟・戸賀湾のパノラマを眺めてから向かう
アクセス起点でもある八望台は、それ自体が男鹿半島有数の展望スポット。入渓前に、戸賀湾とマール湖の絶景で気持ちを整えられます。

2. 一ノ目潟の静かな水面をあわせて訪ねる
大滝と同じく男鹿半島最奥部にある、国指定天然記念物のマール湖。菅江真澄も訪れたと伝わる、静けさに満ちた景観です。

3. 少し足を延ばして加茂青砂・カンカネ洞へ
海とつながった岩窟「カンカネ洞」がある加茂青砂地区。天井と海側の孔から差し込む光が水面を照らす、もうひとつの穴の絶景です。
あわせて回りたい、近くの見どころ

一ノ目潟
男鹿目潟火山群のひとつで、8万〜11万年前の爆裂火口(マール)にできた淡水湖。直径約600m、深さ44.6m。2007年に国の天然記念物に指定されています。

二ノ目潟
一ノ目潟と同じマール火山湖群のひとつで、直径約400m、深さ11.8m。八望台の展望台から見下ろす、神秘的なエメラルド色の湖面が印象的です。

※画像がないスポットはアイコンで表示しています。
近くの人気飲食店
男鹿大滝の周辺は飲食店がほとんどありません。戸賀エリアまで車を戻せば、男鹿水族館GAO内のレストランをはじめ、地元の海鮮を味わえる店が点在しています。
レストランフルットレストラン・洋食男鹿水族館GAO内/評価3.28/¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る男鹿水族館GAO内、海を一望できるレストラン。水族館に入館しなくても利用でき、男鹿の鱈としょっつるを使ったペペロンチーノが名物です。
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雄和丸の店海鮮・食堂戸賀塩浜/評価3.06/¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る戸賀の漁港近くにある海鮮食堂。地元で水揚げされた魚介を使った定食が味わえます。
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男鹿ジャン海鮮戸賀塩浜/評価3.08/¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る戸賀エリアで地元の海の幸を味わえる一軒。男鹿水族館GAOへ立ち寄るついでに利用しやすい立地です。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
男鹿大滝の周辺に宿泊施設はありません。男鹿半島観光の拠点となる男鹿温泉郷なら、源泉かけ流しの湯と石焼料理で、沢歩きの疲れを癒やせます。

男鹿温泉郷エリア
沢歩きの疲れを温泉で癒やせる滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
沢を9回渡る道のりであると助かるアイテムです。




モバイルバッテリー男鹿半島最奥部は電波が不安定な区間もあり、周辺にコンビニ等もありません。地図アプリ用に予備のバッテリーがあると安心です。
最安値料金 900円〜(2026/7/17時点)
よくあるご質問(FAQ)
男鹿大滝へは今も車で行けますか。
2023年6月時点で、入口までの道路は土砂崩れと橋の崩落により車で進入できません。八望台駐車場に停め、そこから徒歩で向かうのが基本ルートです。訪問前に最新の通行状況を必ずご確認ください。
沢を渡るのは危険ですか。装備は必要ですか。
特に難しいコースではありませんが、川を9回渡るため長靴が必須です。増水時や降雨後は水位が上がり危険なので、入渓を見合わせる判断も必要です。
「桜の滝」と男鹿大滝は同じ滝ですか。
はい。男鹿大滝は「大瀑」「桜の滝」とも呼ばれます。男鹿半島には別の場所に「門前大滝」という同名の滝もあるため、区別して男鹿大滝と呼ばれています。
見学の所要時間はどれくらいですか。
八望台駐車場からの往復で1.5〜2時間程度を見ておくと安心です。
入口付近に駐車してもいいですか。
いいえ。入口付近は民営の牧草地で、無断の駐停車や立ち入りが問題になっています。必ず八望台駐車場を利用してください。
男鹿大滝は、男鹿半島観光の中でも上級者向けの秘境スポット。男鹿エリアのなまはげ文化や五社堂とあわせて、体力と装備に余裕のある行程で計画するのがおすすめです。
航空券も、まとめて比較
秋田空港ゆきの国内線をANA、JALなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















※男鹿大滝そのものの実写は入手できなかったため、掲載写真(八望台、一ノ目潟、二ノ目潟、加茂青砂地区)はアクセス起点となる周辺エリアのものです。撮影: 掬茶(Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0)をリサイズして使用。
