
保呂羽山波宇志別神社(ほろわさんはうしわけじんじゃ)
757年創建と伝わる、出羽国の式内社。標高438mの保呂羽山山頂に本殿が鎮座し、里宮では1200年途切れることなく続く「霜月神楽」が、今も夜を徹して奉納されます。
このページでわかること
- 保呂羽山波宇志別神社の由来と、1200年続く「霜月神楽」の歴史
- 行き方・駐車場、参拝にあたって知っておきたい注意点
- ご利益(五穀豊穣、開運)と、本殿が鎮座する保呂羽山について
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて回りたい近くの見どころ
- 横手市エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
保呂羽山波宇志別神社ってどんなスポット?
秋田県横手市の南西部、大森町八沢木の静かな里に、保呂羽山波宇志別神社は建っています。社伝によれば創建は天平宝字元年(757年)と伝わり、平安時代の『延喜式神名帳』にその名を記された式内社で、出羽国内でも数少ない古社のひとつに数えられます。主祭神として安閑天皇を祀り、火産霊神や菅原道真をはじめとする十八柱の神々をあわせ祀ることから、五穀豊穣と開運のご利益で古くから信仰を集めてきました。この神社を語るうえで欠かせないのが、里宮で奉納される「霜月神楽」です。毎年11月7日の夜から翌朝にかけて、地域の神職たちが33の神事と神楽を夜通し奉納する湯立神楽で、1200年にわたり一度も途絶えることなく受け継がれてきたと伝わります。国の重要無形民俗文化財に指定され、日本最古級の湯立神楽ともいわれるこの神事は、雪深い山里の人々が守り続けてきた祈りの結晶です。神楽が奉納される里宮の神楽殿そのものも、室町時代後期の建築と伝わる両流造りの建物で、国の重要文化財に指定されています。そして本殿は、ここから登山道を分け入った、標高438mの保呂羽山山頂に鎮座しています。鎖やロープをたぐって登る区間もある険しい参道の先に本殿があるという事実そのものが、この神社が守り続けてきた信仰の深さを物語っています。
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基本情報
| 名称 | 保呂羽山波宇志別神社(ほろわさんはうしわけじんじゃ) |
|---|---|
| 所在地(里宮) | 秋田県横手市大森町八沢木字木ノ根坂200 |
| 本殿 | 保呂羽山山頂(標高438m)に鎮座 |
| 創建 | 757年(天平宝字元年)と伝わる、延喜式内社 |
| 御祭神 | 安閑天皇(主祭神)ほか十八柱 |
| ご利益 | 五穀豊穣、開運 |
| 拝観料 | 参拝無料 |
| 駐車場 | 里宮に約30台分 |
| アクセス | JR横手駅から車で約50分/秋田自動車道横手ICから約50分・大曲ICから約40分 |
| 霜月神楽 | 毎年11月7日19時〜11月8日8時頃奉納。国指定重要無形民俗文化財 |
行き方・駐車場
公共交通機関はなく、車での来訪が基本です。JR横手駅からは国道107号、県道を経由して車で約50分。秋田自動車道を利用する場合は横手ICから約50分、大曲ICからは約40分が目安です。里宮の神楽殿脇には約30台分の駐車スペースがあります。横手市内は公共交通の本数が限られるため、レンタカーがあると格段に自由が利きます。未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
横手市の山あいのエリアは公共交通機関の本数が少なく、車があると行動範囲が大きく広がります。特に11月7日の霜月神楽の時期は夜間の運転になるため、慣れた車種を早めに押さえておくと安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けとともに境内に静けさが戻る季節。本殿へ向かう登山道は、残雪の状況を事前に確認してから訪れるのが安心です。
夏(6〜9月)
杉木立に包まれた境内は涼やか。8月15日の例祭にあわせて参拝するのもおすすめです。
秋(10〜11月)
11月7日、1200年続く霜月神楽が夜通し奉納される、一年でもっとも特別な季節。防寒対策は必須です。
冬(12〜2月)
雪深い山里ならではの静寂に包まれます。本殿への登拝は積雪期を避け、里宮への参拝を中心に楽しむのが安全です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 里宮で、1200年続く霜月神楽の伝統に触れる
11月7日の夜、33の神事と神楽が夜通し奉納されます。日本最古級と伝わる湯立神楽を、静かに見守ってください。

2. 保呂羽山少年自然の家を起点に本殿を目指す
本殿は標高438mの山頂に鎮座。鎖場のある険しい参道を登り切った先で、静かな祈りの場に出会えます。

3. 国重要文化財の神楽殿建築をじっくり眺める
室町時代後期の建築と伝わる、東北でも珍しい両流造りの社殿建築。神楽のない日は、静かにその佇まいを楽しめます。

4. 五穀豊穣、開運を祈願する
安閑天皇を主祭神に十八柱の神々を祀る古社で、静かに手を合わせる時間を。式内社として千年以上の歴史を刻んできた祈りの場です。

5. 大森公園や大森健康温泉とあわせて大森町をめぐる
参拝のあとは、桜の名所として知られる大森公園や、地元で愛される日帰り温泉へ。大森町の一日をゆっくり味わえます。
あわせて回りたい、近くの見どころ
波宇志別神社 本殿(保呂羽山山頂)
里宮から登山道を進んだ標高438mの山頂に鎮座する本殿。鎖やロープをたぐる区間もある険しい参道の先に、静かな祈りの場があります。
近くの人気飲食店
大森町は横手市街地から離れた山あいのエリアですが、地元で長く愛される食堂が点在しています。観光地価格ではない、地に足のついた味を楽しめます。
うれしの寿司・食堂・ラーメン大森町字菅生田/営業11:30〜14:00、17:00〜22:00・定休:月曜📍Googleマップで現在地からのルートを見る地元で長く愛される、寿司と食堂を兼ねた一軒。ラーメンや定食も揃い、参拝帰りに立ち寄りやすい価格帯です。
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中華ハウス大森飯店中華料理・ラーメン大森町字西中島/営業10:30〜21:00・定休:月曜📍Googleマップで現在地からのルートを見る創業60年を超える、大森町で長く親しまれてきた町中華の老舗。名物のモツミソラーメンや餃子が人気です。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
保呂羽山波宇志別神社は横手市内でも山あいの静かなエリアにあり、宿泊は横手駅周辺のホテルを拠点にするのが便利です。参拝や登拝のあとは、横手のご当地グルメとあわせて旅を締めくくれます。

横手駅周辺エリア
参拝、登拝の拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
里宮の参拝だけなら普段着で十分ですが、本殿への登拝や霜月神楽の夜通しの参観にはあると助かるアイテムをまとめました。
御朱印帳1200年続く霜月神楽で知られる古社の参拝記念に。旅の思い出として一冊持っておくと、この先の神社巡りにも活躍します。
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熊よけ鈴本殿へ向かう保呂羽山の登山道は、東北の山間部らしく熊の生息域と重なります。持っておくと安心の定番装備です。
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トレッキングシューズ本殿への参道は、鎖やロープをたぐって登る区間もある険しい山道。しっかりとしたグリップの靴での訪問をおすすめします。
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LEDヘッドライト霜月神楽は夜通しの神事。真っ暗な里宮の周辺や駐車場までの移動に、両手が空くヘッドライトがあると安心です。
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モバイルバッテリー大森町八沢木は市街地から離れた山あいのエリアで、周辺にコンビニなどが少なめ。地図アプリの利用でバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
霜月神楽はいつ見学できますか。
毎年11月7日午後7時から翌8日午前8時頃まで、里宮神殿で夜を徹して奉納されます。誰でも無料で見学できますが、参観者は初穂料を包むのが一般的です。
霜月神楽は国の重要無形民俗文化財ですか。
はい。1200年途切れることなく続くと伝わる湯立神楽で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
本殿へは誰でも行けますか。
登山道は一般に開かれていますが、鎖やロープをたぐって登る険しい区間があります。歩きやすい靴と装備を整えたうえでお出かけください。
拝観料や駐車場は無料ですか。
どちらも無料です。里宮の神楽殿脇に約30台分の駐車スペースがあります。
保呂羽山波宇志別神社のご利益は何ですか。
五穀豊穣、開運のご利益で知られています。757年創建と伝わる式内社で、安閑天皇を主祭神に十八柱の神々を祀っています。
保呂羽山波宇志別神社は、大森公園や大森健康温泉とあわせて横手市西部を巡る旅の核になるスポット。参拝のあとは、横手駅周辺でゆっくり旅の疲れを癒やしてください。
航空券も、まとめて比較
秋田空港ゆきの国内線をANA、JALなど横断比較。横手市へは秋田空港からレンタカーや高速バスでのアクセスが便利です。
















写真提供:掬茶(Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0/CC BY-SA 3.0)/里宮の神楽殿、保呂羽山少年自然の家、横手駅東口の写真を使用しています。
