
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
船の中に、線路がある。青函連絡船がどういう船だったのかは、実際に乗り込むまでわからない。
このページでわかること
- 船の中に線路がある理由と、編集部5指標による評価
- 観覧料(大人510円)と、夏季・冬季で変わる開館時間の違い
- 冬季(11〜3月)の月曜休館と、3月第2週の平日休館という要注意日
- 車両甲板と可動橋、エンジンルームという3つの見どころ
- 青森駅周辺の宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
八甲田丸ってどんな施設?
JR青森駅の海手に、黄色い船体の大きな船が繋がれています。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸。かつて青森と函館を結んでいた青函連絡船を、そのまま係留して保存した博物館船です。外から見ているうちは、ただの大きな船にしか見えません。ところが中に入ると、いきなり足元に線路が現れます。青函連絡船は、人だけを運ぶ船ではありませんでした。鉄道車両を船の腹に丸ごと積み込んで、海を渡していた船です。だから船の中に線路が敷かれている。だから岸との間に可動橋が架かっている。文章で読めば一行で済む事実が、実物の前に立った途端、まったく違う重さで入ってきます。船底へ降りればエンジンルーム。巨大なディーゼルの主機関がいくつも並んで、いまは静かに沈黙しています。この鉄の塊が海峡を往復していたのだと思うと、しばらくその場から動けなくなります。船体の側面には、JNRの国鉄マークと「下船口」の文字。ここを通って、何十年ぶんの人が青森に降り立ち、あるいは北へ渡っていきました。観覧料は大人510円、中学生・高校生310円、小学生110円、幼児は無料。4月から10月は19時まで開いています。ねぶたの家 ワ・ラッセの隣接エリアという立地なので、ねぶたを見た足でそのまま歩けます。青森という土地が、どうやって北海道とつながっていたのか。その答えが、鉄と線路の形でここに残されています。
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基本情報
| 名称 | 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 |
|---|---|
| 所在地 | 〒038-0012 青森市柳川一丁目112-15地先 |
| 観覧料 | 大人510円、中学生・高校生310円、小学生110円、幼児無料。20名以上の団体は大人460円、中高220円、小学生80円。年間パスポートは個人1,500円、団体10,200円。※一度購入した券の交換・払戻はできません |
| 開館時間 | 4月1日〜10月31日 9:00〜19:00(入館受付は18:00まで)、11月1日〜3月31日 9:00〜17:00(入館受付は16:30まで) |
| 休館日 | 夏季(4〜10月)はなし。冬季(11〜3月)は月曜日。加えて12月31日・1月1日、3月第2週の月曜日〜金曜日 |
| 施設の内容 | 青函連絡船を係留保存した博物館船 |
| アクセス | JR青森駅の海手。ねぶたの家 ワ・ラッセの隣接エリア |
| 所要時間の目安 | 車両甲板、可動橋、エンジンルームを追って1時間〜1時間30分 |
※料金、開館時間、休館日は青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸公式サイト(aomori-hakkoudamaru.com)の掲載内容に基づく編集部確認値です。なお、ワ・ラッセ/八甲田丸/アスパムの2館・3館共通券は2025年3月31日で販売を終了しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
行き方・アクセス
八甲田丸はJR青森駅の海手、ねぶたの家 ワ・ラッセの隣接エリアに係留されています。黄色い船体そのものが巨大な目印なので、海側へ向かって歩けば見失うことはありません。注意したいのは時間で、4月1日から10月31日は9:00〜19:00(入館受付18:00まで)ですが、11月1日から3月31日は9:00〜17:00(入館受付16:30まで)と2時間短くなります。しかも冬季は月曜が休館。閉館時刻ではなく「入館受付」の時刻で動線を組むのが安全です。八甲田や十和田湖、奥入瀬まで足を延ばす日程なら、レンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
駅の海手は徒歩、山へは翌朝から車
八甲田丸、ワ・ラッセ、アスパム、A-FACTORYはいずれも青森駅の海手。ここは歩いたほうが速く回れます。ただ翌日に八甲田ロープウェーや奥入瀬渓流へ向かうなら車が要る。レンタカーは翌朝からという借り方が、いちばん無駄がありません。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
4月1日から開館が19時までに延び、休館日のない季節に入ります。ただし3月第2週は月曜から金曜まで休館。3月に訪れるならこの週だけは外してください。
夏(6〜9月)
ねぶたの時期と重なる最盛期。19時まで開いていて休館日もないので、夜の運行を待つ夕方の時間にそのまま組み込めます。
秋(10〜11月)
10月31日までは19時まで、休館日なし。ところが11月1日からは17時閉館(受付16:30まで)で月曜休館に切り替わります。この境目を見落とさないように。
冬(12〜2月)
雪の青森で、鉄の塊の内側を歩く時間は独特です。月曜は休館、12月31日・1月1日も休館。年末年始の旅程を組むときは特にご注意を。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 乗り込む前に、船首と橋を一枚
黄色い船体と、その背後に架かる青森ベイブリッジ。この組み合わせは青森港でしか成立しません。中に入ってしまうと撮れないので、まず外から一枚どうぞ。

2. 足元の線路を、可動橋まで目で追う
船の中に線路がある。その線路が、可動橋を渡って岸の線路につながっていた。この一続きを目で追いきった瞬間に、青函連絡船が何をしていた船なのかが腑に落ちます。

3. 船底まで降りて、主機関の前に立つ
エンジンルームには、巨大なディーゼルの主機関がいくつも並んでいます。動いていないのに、圧が伝わってくる。この船が海峡を往復していた事実が、音のない場所でいちばん強く迫ってきます。

4. JNRマークと「下船口」を探す
船体の側面に残る国鉄のJNRマークと、「下船口」の三文字。派手な展示ではありません。けれど、ここを通って人が青森に降り立ったのだと思うと、静かに効いてきます。

5. 隣のワ・ラッセと続けて、屋内で半日
ねぶたの家 ワ・ラッセは隣接エリア。雨でも雪でも成立する半日が、この2館だけで組み上がります。鉄の船と和紙のねぶた、質感の落差もまた面白い。
あわせて回りたい、近くの見どころ

青森県観光物産館アスパム
三角形の13階、地上51mから360度。八甲田丸そのものが、この展望台から見下ろせます。先に上って位置関係を頭に入れてから船へ向かう順番が効きます。展望台C券は大人500円。

ねぶたの家 ワ・ラッセ
祭本番に出陣した実物の大型ねぶたを、一年中間近に見られる施設。八甲田丸の隣接エリアなので、雨や雪の日でも屋内だけで半日が組み立てられます。入場料は大人620円。
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近くの人気飲食店
船を降りたら、青森駅周辺は名店の密集地帯。歩いて数分の範囲に、青森でしか食べられない味が揃っています。
お食事処おさない食堂・郷土料理青森市新町/貝焼き味噌定食、ホタテ料理が名物📍Googleマップで現在地からのルートを見るホタテの貝殻を鍋がわりに、味噌で煮て卵でとじる津軽の郷土料理「貝焼き味噌」。派手さはないのに、一口で青森の海と食卓が立ち上がってきます。行列覚悟で並ぶ価値のある一皿です。
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味の札幌 大西ラーメン・ご当地グルメ青森駅から徒歩圏/味噌カレー牛乳ラーメンが名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る味噌とカレーと牛乳、そこにバター。字面で身構える組み合わせが、口に入れた途端まろやかにまとまる青森のソウルフードです。スープの余韻が驚くほど長く残ります。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
船内の楽しみ方
八甲田丸は、外から眺めて終わる船ではありません。線路をたどり、船底まで降り、船体の表面に残った記号を読む。その順に歩くと、この船の役目がまるごと見えてきます。
車両甲板と可動橋鉄道車両を船の腹へ積み込むための線路と、岸との間に架かる可動橋。青函連絡船が「鉄道を運ぶ船」だったことを、これほど直接に示す構造はありません。
エンジンルーム船底に並ぶ巨大なディーゼル主機関。動いていないのに圧があります。海峡を往復させていた力の正体が、手の届く距離に置かれています。
船体まわりのディテール側面に残るJNR(国鉄)マークと「下船口」の表示、そして船首の向こうに架かる青森ベイブリッジ。船を降りたあと、外周をぐるりと歩いてみてください。
このエリアの宿(料金比較)
八甲田丸はJR青森駅の海手。駅の近くに泊まれば、開館9時の空いた船内にも、夏なら19時近くの最後の時間帯にも身軽に足を運べます。ねぶた期間中は市内が数か月前から満室になりますが、それ以外の時期なら駅前の選択肢は豊富。翌朝そのまま八甲田や奥入瀬へ発つ動線を考えても、駅前泊は理にかなっています。

青森市中心部(青森駅周辺)
八甲田丸徒歩圏※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
ここは船です。車両甲板から船底のエンジンルームまで、上下に動きます。そして甲板や船体まわりは屋外。屋内施設のつもりで来ると、少しだけ足りないものが出てきます。
スニーカー船底のエンジンルームまで降りて、また上がる。館内をまっすぐ歩くだけの施設ではありません。上下の移動が続くので、足が軽いほど見学が楽になります。
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モバイルバッテリー船底のエンジンルームは、思わず何枚も撮ってしまう場所です。線路、可動橋、JNRマーク、船首とベイブリッジ。撮る対象が最後まで途切れません。
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折りたたみ傘船内は雨をしのげますが、乗り込むまでと、船体の外周を歩く時間は屋外です。青森港の天気は変わりやすいので、一本あると外周をあきらめずに済みます。
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日焼け止め船体の外周と甲板には、日を遮るものがほとんどありません。夏季は19時まで開いているぶん、外にいる時間も長くなります。塗っておいて損はありません。
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サングラス船首とベイブリッジを海側から狙うなら、正面が水面です。照り返しの中で構図を決めるのは、思っている以上に目にこたえます。
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よくあるご質問(FAQ)
八甲田丸の観覧料はいくらですか。
大人510円、中学生・高校生310円、小学生110円、幼児は無料です。20名以上の団体は大人460円、中高220円、小学生80円。年間パスポートは個人1,500円、団体10,200円です。なお、一度購入した券の交換・払戻はできません。
八甲田丸の開館時間を教えてください。
4月1日から10月31日は9:00〜19:00(入館受付は18:00まで)、11月1日から3月31日は9:00〜17:00(入館受付は16:30まで)です。閉館時刻ではなく入館受付の時刻を基準に予定を組むと安全です。
八甲田丸の休館日はいつですか。
夏季(4〜10月)は休館日がありません。冬季(11〜3月)は月曜日が休館です。加えて12月31日・1月1日、3月第2週の月曜日から金曜日も休館します。
八甲田丸の中では何が見られますか。
青函連絡船を係留保存した博物館船です。鉄道車両を積み込んでいた車両甲板と線路、岸との間に架かる可動橋、船底の巨大なディーゼル主機関が並ぶエンジンルームなど、船の内側を歩いて見学できます。
ワ・ラッセやアスパムとの共通券はありますか。
2025年3月31日をもって2館共通券・3館共通券の販売は終了しました。現在は各施設で個別に入場券をお求めください。古いガイド記事に共通券の記載が残っていることがあるためご注意ください。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸は、青森ねぶた+奥入瀬 2泊3日モデルコースの1日目、ワ・ラッセとセットで組み込むのが定番。八甲田、奥入瀬へ抜ける全行程の回り方はこちらでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
青森空港ゆきの国内線をJAL、ANA、FDAなど横断比較。夏の青森は座席が真っ先に埋まるので、日程が固まったら早めのチェックが安心です。
















