
十二本ヤス
幹の途中から12本に分かれた、樹齢300〜800年のヒバの巨木。13本目の芽が出ると必ず1本が枯れて12本に戻るという不思議な言い伝えから、山の神の御神木として静かに崇められてきました。
このページでわかること
- 十二本ヤスの由来と、13本目にまつわる不思議な言い伝え
- 行き方・駐車場と、冬季に気をつけたいポイント
- あわせて回りたい、太宰治ゆかりの地や芦野公園
- 近くの飲食店と、五所川原エリアの宿の料金比較
十二本ヤスってどんなスポット?
津軽半島の付け根、五所川原市金木町の山あいにひっそりと立つ一本のヒバの巨木があります。地上からしばらくは一本の幹ですが、あるところで枝が大きく12本に分かれ、天に向かって扇のように広がっていく異様な樹形。その姿が、川や海で魚を突く漁具「ヤス」の穂先に似ていることから「十二本ヤス」と呼ばれるようになりました。推定樹齢は300年から800年まで諸説あり、幹回りは約8メートル、高さは約33メートル。青森ヒバを代表する巨木として五所川原市の天然記念物に指定され、1990年には「新日本名木100選」にも選ばれています。この木にまつわる言い伝えは二つ知られています。一つは、13本目の芽が出るたびに必ずどれか1本が枯れ落ち、決して12本より増えることがないというもの。もう一つは、昔この山で鬼と戦った若者が、正体を見誤って斬りつけてしまった白い獣の霊を慰めるために植えたヒバの若木が、長い年月をかけてこの姿に育ったという伝承です。真偽の定かでない言い伝えだからこそ、木の下に立つと、人知の及ばない山の神の気配をどこか信じたくなります。地元では古くから「山の神の加護」を授かる御神木として、静かに手を合わせる人が絶えません。林道の奥にひっそりと立つ姿は、観光地というよりも、山そのものが祀っている社のような静けさをたたえています。
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基本情報
| 名称 | 十二本ヤス(じゅうにほんヤス) |
|---|---|
| 樹種 | ヒノキアスナロ(ヒバ) |
| 推定樹齢 | 300〜800年(諸説あり) |
| 幹回り・樹高 | 幹回り約8m/樹高約33m |
| 所在地 | 青森県五所川原市金木町喜良市 |
| 料金 | 見学無料 |
| 指定 | 五所川原市指定天然記念物、新日本名木100選(1990年) |
| 駐車場 | 林道沿いに数台分の停車スペース |
| アクセス | 津軽鉄道「金木」駅から車で約20分 |
| 注意点 | 冬季は積雪により林道が通行止めになる場合あり |
行き方・駐車場
津軽鉄道「金木」駅から車で約20分、津軽自動車道「五所川原北IC」からは車で約35分です。金木市街地から山側へ向かう林道を進んだ先にあり、道沿いに数台分の停車スペースがあります。カーナビや地図アプリが山中で圏外になることもあるため、事前にルートを確認しておくと安心です。冬季は積雪のため林道が通行止めになることがあります。訪問前に五所川原市や地元観光協会の最新情報をチェックしてから向かってください。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
十二本ヤスへの移動には車がほぼ必須。金木町から山あいの林道を進むため、公共交通機関だけでの到達は難しいエリアです。到着後すぐ動けるよう、レンタカーは早めに確保しておきましょう。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けが進み、林道が再び通れるようになる季節。芽吹き始めた山の緑と、常緑のヒバの深い色のコントラストが楽しめます。
夏(6〜9月)
木々が生い茂り、十二本ヤスの周辺は涼しい木陰に包まれます。虫が多くなる季節でもあるので、虫除け対策を忘れずに。
秋(10〜11月)
周囲の山が色づき、常緑のヒバとの対比が際立つ季節。日没が早いため、午後の訪問は時間に余裕を持って。
冬(12〜2月)
積雪のため林道が通行止めとなり、事実上訪問が難しい季節です。雪解け後の春を待って訪れるのが安全です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 12本に分かれた樹形を見上げる
地上から一本の幹が、あるところで扇のように12本へ分かれていく様子は、実際に真下に立って見上げてこそ実感できる迫力です。

2. 13本目の言い伝えに思いを馳せる
13本目の芽が出ると必ず1本が枯れて12本に戻るという言い伝え。静かな山の中でこの話を思い出すと、木を見る目が少し変わります。

3. 山の神の御神木に静かに手を合わせる
観光地化されていない分、木の下に立つと山そのものの気配を感じられます。山の神の加護を願い、静かに手を合わせてみてください。

4. 太宰治ゆかりの地とあわせて巡る
同じ金木町には、太宰治の生家である国指定重要文化財「斜陽館」があります。秘境の巨木と文学ゆかりの地、対照的な金木町の魅力を一度に味わえます。

5. 芦野公園で山とは違う自然も楽しむ
「日本のさくら名所100選」にも選ばれた芦野公園まで足を延ばせば、山の巨木とはまた違う、開けた公園の自然を楽しめます。
あわせて回りたい、近くの見どころ


金木町にはこのほか、津軽三味線発祥の地としても知られる津軽三味線会館や、多くのお地蔵様が奉納された川倉賽の河原地蔵尊など、独特の信仰文化を伝える場所も点在しています。川倉賽の河原地蔵尊については、別ページで詳しく紹介予定です。
近くの人気飲食店
十二本ヤス周辺は山あいのため飲食店がほとんどありませんが、金木町の市街地まで戻れば、地元で愛される食堂や喫茶店があります。
ぽっぽ家ラーメン・食堂金木町朝日山/11:00〜18:30・予算¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る名物は醤油ベースの「ぽっぽラーメン」。十三湖のしじみを使ったおにぎりやりんご餃子も味わえる、金木町の人気店です。
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赤い屋根の喫茶店 駅舎喫茶店芦野公園駅/定休:水曜・評価3.47(108件)📍Googleマップで現在地からのルートを見る津軽鉄道・芦野公園駅の旧駅舎を活かしたレトロな喫茶店。名物の「馬まん」とコーヒーで一息つけます。
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メロス食堂食堂・郷土料理金木観光物産館メロス内/無休・予算〜¥999📍Googleマップで現在地からのルートを見る斜陽館の向かいにある物産館の食堂。馬肉を使った郷土料理「馬スジ鍋定食」が名物です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
十二本ヤス周辺では現在、ご案内できる予約可能なアクティビティが確認できませんでした。津軽金山焼の陶芸体験など、周辺エリアの体験は今後の追加を予定しています。
このエリアの宿(料金比較)
十二本ヤスの周辺には宿泊施設がほとんどないため、車で20〜30分ほどの五所川原駅周辺を拠点にするのがおすすめです。斜陽館や芦野公園など、金木町のほかの見どころもあわせて巡りやすくなります。

五所川原駅周辺
金木町エリア周遊の拠点に※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
山あいの林道を歩くことになるため、事前に揃えておくと安心なアイテムです。
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よくあるご質問(FAQ)
十二本ヤスとはどんな木ですか。
青森県五所川原市金木町にある、樹齢300〜800年と推定されるヒノキアスナロ(ヒバ)の巨木です。幹の途中から12本に分かれる特異な樹形で知られ、五所川原市の天然記念物に指定されています。
なぜ「十二本ヤス」という名前なのですか。
12本に分かれた枝の形が、魚を突く漁具「ヤス」の穂先に似ていることから、この名前で呼ばれるようになりました。
13本目の枝が出たらどうなるという言い伝えですか。
13本目の芽が出ると必ずそのうちの1本が枯れて、12本に戻ると伝えられています。山の神の御神木として、この不思議な言い伝えとともに大切にされてきました。
駐車場はありますか。
林道沿いに数台分の停車スペースがあります。道幅が狭い区間もあるため、対向車に注意しながら向かってください。
冬でも訪問できますか。
積雪のため林道が通行止めになることがあり、冬季の訪問は難しい場合があります。訪問前に最新の道路状況を確認してください。
写真クレジット:十二本ヤス(あおもりくま/CC BY-SA)、太宰治記念館「斜陽館」(663highland/CC BY-SA 4.0)、芦野公園(掬茶/CC BY-SA 4.0)、五所川原駅(Kzaral/CC BY 2.0)、いずれもWikimedia Commonsより。
十二本ヤスは、太宰治ゆかりの斜陽館や芦野公園とあわせて、金木町の秘境と文学の里を巡るルートに組み込みやすいスポット。青森の観光情報もあわせてどうぞ。
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