
鬼神社(きじんじゃ)
干ばつに苦しむ村を救った鬼を、今も「鬼神様」として祀る全国でも珍しい神社。鳥居に掲げられた「鬼」の字には、角がありません。
このページでわかること
- 鬼を「鬼神様」として祀る、全国でも珍しい由来と伝説
- 節分に「鬼も内」ととなえる、鬼沢地区だけの風習
- 行き方・駐車場と、境内で見られる珍しい「狛魚」
- あわせて回りたい岩木山エリアの見どころと飲食店
- 弘前市内の宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
鬼神社ってどんな神社?
岩木山の北東の裾野、りんご畑と田んぼに囲まれた鬼沢の集落に、鬼を神様として祀る全国でも珍しい神社があります。むかし弥十郎という農民が、岩木山中の赤倉で一匹の鬼と親しくなりました。二人はよく相撲を取って遊ぶ仲でしたが、弥十郎の田は日照りに苦しんでいました。それを知った鬼は、誰にも姿を見せないという約束のもと、たった一晩でカレイ沢から水を引く堰を掘ってくれたといいます。村人はこれを「鬼神堰」「逆さ堰」と呼び、田を潤す恵みに感謝しました。ところが弥十郎の妻が鬼をひと目見たいと約束を破ってしまい、鬼は堰づくりに使った鍬とミノ笠を残したまま、二度と姿を見せなくなりました。弥十郎がその道具を持ち帰って祀ったのが、鬼神社のはじまりです。境内の鳥居に掲げられた「鬼」の字には、よく見ると上の角がありません。心優しい鬼を表すための、この地ならではの意匠です。鬼沢地区では今も鬼を神様として敬い、節分には豆をまかず「鬼も内」ととなえる風習が残っています。拝殿前には、鬼が堰づくりに使ったと伝わる農具のほか、口を阿吽にした珍しい「狛魚」の石像も奉納されており、参拝の楽しみを添えています。
基本情報
| 名称 | 鬼神社(きじんじゃ)※地元では「おにじんじゃ」とも |
|---|---|
| 御祭神 | 高照姫神・伊弉諾大神・大山祇大神 |
| 所在地 | 青森県弘前市鬼沢字菖蒲沢151 |
| 料金 | 参拝無料 |
| 駐車場 | 社殿裏に約10台分 |
| アクセス | JR弘前駅から車で約30分/弘南バスで約40分「鬼沢」下車、徒歩約5分 |
| 主な祭事 | 七日堂祭(旧暦1月29日・例年2月ごろ)、宵宮・例大祭(例年6月) |
行き方・駐車場
JR弘前駅から車で約30分。岩木山の裾野を走る県道を経て鬼沢地区に入り、集落の中を進むと社殿の裏手に約10台分の駐車スペースがあります。公共交通機関の場合は弘南バス鰺ヶ沢線・堂ヶ沢線で約40分、「鬼沢」バス停で下車して徒歩約5分です。鬼沢地区は路線バスの本数が限られるため、時間に余裕を持って周囲のりんご畑が広がる田園風景もあわせて楽しむのがおすすめです。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
鬼沢地区や岩木山エリアへの移動には車がほぼ必須。弘前市中心部から離れた郊外を巡るなら、到着後すぐにレンタカーを確保しておくと動きやすくなります。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けとともに参道の緑が芽吹き、周囲の田んぼでは田植えの準備が始まります。静かに参拝を楽しめる季節です。
夏(6〜9月)
例年6月に宵宮・例大祭が催され、鬼の金棒をモチーフにした御守りや絵馬が授与されます。境内が一年で最も賑わう季節です。
秋(10〜11月)
鬼沢はりんごの産地としても知られ、周辺は収穫期を迎えます。実りの田園風景と参拝をあわせて楽しめます。
冬(12〜2月)
旧暦1月29日ごろには、豊作を占う「七日堂祭」が執り行われます。国の選択無形民俗文化財で、鬼神が使ったと伝わる大きな農具を用いた所作が見どころ。雪化粧した岩木山を背に手を合わせるひとときも格別です。積雪・凍結があるため歩きやすい靴での訪問が安心です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 鬼沢の里から岩木山を仰ぐ
参拝の行き帰りに、りんご畑越しに見える岩木山の姿を眺めてみてください。鬼が暮らしたと伝わる赤倉も、この山の中腹にあります。

2. 岩木山神社の「七日堂祭」とあわせて巡る
鬼神社の七日堂祭は、岩木山神社、猿賀神社の七日堂祭とともに「津軽の七日堂祭」として知られています。岩木山を挟んで反対側に鎮座する岩木山神社まで足を延ばせば、津軽の信仰の厚みを一度に感じられます。

3. りんごの里、鬼沢ならではの実りを眺める
鬼神社のある鬼沢はりんごの産地。実りの季節に訪れるなら、弘前市りんご公園まで足を延ばして津軽平野の農村風景を楽しむのもおすすめです。

4. 津軽の郷土料理、けの汁で腹ごしらえ
大根やごぼう、山菜を細かく刻んで煮込んだ津軽の家庭料理「けの汁」。岩木山麓の食堂やカフェで味わえる、体の芯から温まる一杯です。

5. 高照神社と古民家カフェ「山の子」で寄り道
津軽藩四代藩主・津軽信政を祀る高照神社の門前には、けの汁ご膳が名物の古民家カフェ「山の子」があります。鬼神社とはひと味違う、静かな社叢の空気を味わえます。
あわせて回りたい、近くの見どころ

岩木山神社
岩木山そのものをご神体とする、1200年以上の歴史を持つ神社。鬼神社と同じ「津軽の七日堂祭」を伝える一社で、重要文化財の楼門や社殿が並びます。

高照神社
津軽藩四代藩主・津軽信政を祀る神社。本殿や拝殿は国の重要文化財に指定されています。門前には古民家カフェ「山の子」があり、参拝後のひと休みにも便利です。

近くの人気飲食店
鬼沢地区そのものに飲食店は多くありませんが、岩木山山麓のエリアまで足を延ばせば、津軽そばや郷土料理を味わえるお店が揃っています。
そば処 地蔵茶屋そば・食堂百沢/10:00〜15:00・水曜定休(冬季休業あり)📍Googleマップで現在地からのルートを見る岩木山の湧き水で出汁をとる、コシのある津軽そばが評判の一軒。天ぷらそばやしょうが味噌おでんも人気です。
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レストランこざくら食堂・軽食宮地/喫茶9:00〜17:00・レストラン11:00〜16:00・無休📍Googleマップで現在地からのルートを見る農産物直売所に併設された食堂で、大きな窓から岩木山を望めます。嶽きみを使った味噌ラーメンと、とうもろこしアイスが名物です。
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古民家カフェ 山の子古民家カフェ高岡/11:00〜17:00・火曜、第1・3月曜定休📍Googleマップで現在地からのルートを見る高照神社の門前にたたずむ、築80年の古民家を改装したカフェ。津軽の郷土料理「けの汁ご膳」でほっとひと息つけます。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
鬼沢周辺では現在、ご案内できる予約可能なアクティビティが確認できませんでした。岩木山麓のりんご狩りなど、周辺エリアの体験は今後の追加を予定しています。
このエリアの宿(料金比較)
鬼沢地区には宿泊施設がほとんどないため、車で30分ほどの弘前市中心部を拠点にするのがおすすめです。翌日は津軽の城下町散策や、岩木山エリアの周遊にもつなげやすくなります。

弘前市中心部
鬼神社めぐりの拠点に※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
鬼沢や岩木山エリアを気持ちよく巡るための持ち物です。
小銭入れお賽銭には小銭があると便利。小さな小銭入れをひとつ持っておけば、拝殿の前で財布をかき回さずにすみます。
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モバイルバッテリー鬼沢は郊外の農村地帯で、周辺にコンビニが少なめ。地図アプリや撮影でバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
鬼神社とはどんな神社ですか。
干ばつに苦しむ村を鬼が救ったという伝説から、鬼を「鬼神様」として祀る全国でも珍しい神社です。鳥居や扁額に描かれた「鬼」の字にはツノがなく、心優しい鬼を表しています。
節分に豆まきをしないというのは本当ですか。
はい。鬼沢地区では鬼を神様として敬うため、節分に豆をまかず「鬼も内」ととなえる風習が今も残っています。
御朱印はいただけますか。
社務所に人が常駐していないため、御朱印の授与は行っていません。宵宮(例年6月)限定で、鬼の金棒をモチーフにした御守りや絵馬が授与されます。
駐車場はありますか。
社殿裏に約10台分の駐車スペースがあります。
アクセス方法を教えてください。
JR弘前駅から車で約30分。弘南バスなら約40分、「鬼沢」バス停から徒歩約5分です。
鬼神社は、岩木山神社や高照神社とあわせて、津軽の信仰の里を巡るルートに組み込みやすいスポット。青森の観光情報もあわせてどうぞ。
航空券も、まとめて比較
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