
最勝院五重塔
敵か味方かを問わず、ただ弔うために建てられた塔。東北地方に現存する五重塔の中でもっとも古く、350年以上、津軽の空を見上げ続けている。
このページでわかること
- 最勝院五重塔が「東北地方第一の美塔」と呼ばれる由来と歴史
- 卯年生まれの「一代様」として親しまれる背景と、授かるご利益
- 拝観料、拝観時間、行き方・駐車場などの基本情報
- あわせて回りたい弘前城・藤田記念庭園・禅林街など近くの見どころ
- 近くの飲食店とアクティビティ、弘前エリアの宿の料金比較
最勝院五重塔ってどんなスポット?
津軽の城下町を歩いていると、不意に空を裂くように五重の甍が現れる。この塔こそ、東北地方に現存する五重塔の中でもっとも古い、最勝院の五重塔だ。正式名称は金剛山光明寺最勝院。津軽真言宗の五山の筆頭に立つ、津軽藩ゆかりの名刹である。塔の起こりは戦国の傷跡にある。初代藩主・津軽為信の時代、津軽統一の過程で命を落とした人々を、敵か味方かの区別なく弔うため、大圓寺六世・京海が建立を発願した。寛文4年(1664)に着工し、10年以上の歳月をかけて寛文7年(1667)に完成。総高31.2メートル、方三間の均整のとれた姿は「東北地方第一の美塔」と称され、明治41年(1908)に国の重要文化財に指定された。国指定重要文化財の五重塔としては、現在も日本最北端に位置する。津軽地方には、生まれ年の干支ごとに守り本尊へお参りする「一代様」という独特の信仰があり、最勝院は卯年生まれの人々の一代様として親しまれてきた。授かるご利益は縁結び、厄除け、合格祈願。戦死者を隔てなく弔うために建てられた塔の下で、多くの人が新しい縁や区切りを願ってきた歴史が、この場所の静けさに重みを添えている。
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基本情報
| 名称 | 金剛山光明寺最勝院(五重塔) |
|---|---|
| 所在地 | 青森県弘前市銅屋町63 |
| 拝観料 | 通常は無料。さくらまつり(4/18〜5/5)、ねぷたまつり(8/1〜8/7)、菊と紅葉まつり(10/25〜11/9)の特別公開期間は大人800円、小中学生400円 |
| 拝観時間 | 9:00〜16:30 |
| 駐車場 | 観光タクシー・大型バス専用駐車場あり。乗用車は周辺のコインパーキングもあわせて確認を |
| アクセス | JR弘前駅より土手町循環100円バス「本町」下車、徒歩約5分 |
| 一代様 | 卯年生まれの守り本尊(津軽地方の一代様信仰) |
| ご利益 | 縁結び、厄除け、合格祈願 |
行き方・駐車場
JR弘前駅からは、土手町循環100円バスに乗り「本町」で下車すれば徒歩約5分。弘前公園からは車で約5分、徒歩でも15分ほどの距離にあり、城下町観光の合間に立ち寄りやすい立地です。境内には観光タクシー・大型バス専用の駐車場が用意されていますが、一般の乗用車で訪れる場合は台数に限りがあるため、周辺のコインパーキングもあわせて確認しておくと安心です。弘前市内や岩木山方面まで足を延ばすなら、レンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
弘前公園、岩木山、白神山地方面まで足を延ばすなら車移動が便利。桜まつり・ねぷたまつりなどの繁忙期は台数が限られるため、早めの予約が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
さくらまつり期間(4/18〜5/5)は特別拝観日。桜と五重塔が同時に楽しめる季節です。
夏(6〜9月)
新緑が美しい季節。ねぷたまつり期間(8/1〜8/7)は境内が特別公開され、夜の雰囲気も格別です。
秋(10〜11月)
菊と紅葉まつり(10/25〜11/9)の時期は、紅葉と五重塔の競演が見られます。
冬(12〜2月)
雪化粧した五重塔は、澄んだ空気の中で一段と凛とした表情を見せます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 特別公開期間に合わせて訪れる
さくらまつり、ねぷたまつり、菊と紅葉まつりの期間は、五重塔がいつもと違う表情を見せてくれます。

2. 卯年生まれなら「一代様」として参拝する
縁結び、厄除け、合格祈願を願って手を合わせてみましょう。卯年でなくても静かに手を合わせる価値のある場所です。

3. 「寺泊」で五重塔のライトアップを間近に
2025年に始まった最勝院の宿泊体験「寺泊」。夜、闇に浮かぶ五重塔を独り占めできる特別な一夜です。

4. 禅林街まで足を延ばして杉並木を歩く
徒歩約5分。33の寺院が一直線に並ぶ、津軽藩ゆかりの静かな参道です。

5. 弘前城・弘前公園とセットで巡る
車で約5分。東北を代表する現存天守と、城下町の風情をあわせて楽しめます。
あわせて回りたい、近くの見どころ



近くの人気飲食店
禅林街の入口手前や弘前市街地には、昭和から続く食堂やご当地グルメの名店が揃っています。
田沢食堂食堂・定食弘前市茂森町/禅林街入口手前・テーブル5+座敷9📍Googleマップで現在地からのルートを見る禅林街の入口手前にある昭和からの食堂。中華そばやカレーライスが人気で、昼どきは地元客で満席になります。
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たかはし中華そば店ラーメン弘前市/煮干しのきいた津軽の中華そば📍Googleマップで現在地からのルートを見る濁った見た目からは想像できないほど後口が澄んだ、煮干し出汁の津軽の中華そば。参拝後の腹ごしらえにどうぞ。
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三忠食堂 本店津軽そば・食堂弘前市和徳町/1907年創業・食べログ3.52📍Googleマップで現在地からのルートを見る明治40年創業、屋台から始まった老舗。焼き干しの出汁で仕立てる津軽そばと中華そばが名物です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
弘前市内は徒歩と車移動が中心ですが、土地勘のないまま巡るなら、ガイド付きツアーやりんご狩りで津軽の魅力を体験するのもおすすめです。
このエリアの宿(料金比較)
最勝院は弘前公園から徒歩圏内。弘前駅や弘前公園周辺の宿を拠点にすると、城下町観光をまとめやすくなります。

弘前駅・弘前公園エリア
城下町観光の拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
参拝や城下町散策であると便利なアイテムです。津軽の気候は変わりやすいので、事前の備えがおすすめです。

羽織りもの・防寒着弘前は朝夕の寒暖差が大きい土地。五重塔を見上げて過ごす時間のためにも、一枚羽織れるものがあると安心です。
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双眼鏡五重塔の内部は非公開ですが、軒下の組物や相輪の細工は外からでもよく見えます。双眼鏡があれば、その繊細さまで楽しめます。
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よくあるご質問(FAQ)
最勝院五重塔の拝観料はいくらですか。
通常は無料です。さくらまつり(4/18〜5/5)、ねぷたまつり(8/1〜8/7)、菊と紅葉まつり(10/25〜11/9)の特別公開期間は、大人800円、小中学生400円がかかります。
卯年生まれの「一代様」とはどういう意味ですか。
津軽地方に伝わる、生まれ年の干支ごとに守り本尊へお参りする独自の信仰です。最勝院は卯年生まれの人の一代様として親しまれ、縁結びや厄除け、合格祈願を願って多くの人が訪れます。
駐車場はありますか。
境内に観光タクシー・大型バス専用の駐車場があります。一般の乗用車で訪れる場合は台数に限りがあるため、周辺のコインパーキングもあわせて確認しておくと安心です。
最勝院五重塔はいつ建てられましたか。
津軽統一の過程で戦死した人々を弔うため寛文4年(1664)に着工し、10年以上の歳月をかけて寛文7年(1667)に完成しました。総高31.2m、国の重要文化財に指定されています。
最勝院五重塔までのアクセス方法を教えてください。
JR弘前駅から土手町循環100円バスに乗り「本町」で下車、徒歩約5分です。弘前公園からは車で約5分の距離にあります。
最勝院五重塔は、弘前城・禅林街とあわせて弘前の城下町観光に組み込みやすいスポット。青森の観光スポット一覧から、あわせて回りたいエリアもチェックしてみてください。
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