
乳穂ヶ滝(におがたき)
白神山地の玄関口、樹齢300年の杉に守られた岩窟から、一筋の滝が舞い降りる。冬になれば太い氷柱へと姿を変え、その凍り方で一年の豊凶を占う神事が、江戸時代から今も息づいています。
このページでわかること
- 乳穂ヶ滝が「五穀豊穣」の滝として信仰されてきた由来と、氷祭の神事
- 行き方・駐車場と、結氷が見られる時期の目安
- 季節ごとの表情と、氷祭(毎年2月第3日曜)の見どころ
- 白神山地ビジターセンターなど、あわせて回りたい近くの見どころと飲食店
- 弘前エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
乳穂ヶ滝ってどんなスポット?
白神山地の入口、西目屋村の山あいに、高さ約33メートルの乳穂ヶ滝はあります。樹齢300年級の杉の巨木に囲まれた岩窟に懸かるその姿は、夏は白い糸のように静かに流れ落ちるだけの、素朴な滝です。しかし冬、氷点下の日が続くと、滝は少しずつ凍りはじめ、やがて岩窟の入口を塞ぐほどの太い氷柱へと姿を変えます。この地では古くから、結氷した滝の太さや形によってその年の農作物の豊凶を占う神事が伝えられてきました。寛政8年(1796年)には紀行家・菅江真澄がこの地を訪れ、豊年を祝う歌を残しています。江戸時代から続くこの信仰は、毎年2月第3日曜日に開催される「乳穂ヶ滝氷祭」として今も息づいており、柴灯護摩祈祷や火渡りの神事とともに、その年の実りが占われます。冬季には青や緑の光でライトアップも行われ、闇に浮かび上がる氷柱は、自然の造形と信仰が重なり合う幻想的な光景をつくり出します。
フォトギャラリー



基本情報
| 名称 | 乳穂ヶ滝(におがたき) |
|---|---|
| 所在地 | 青森県中津軽郡西目屋村大字名坪平47-1 |
| 高さ | 約33メートル |
| 料金 | 無料(見学自由) |
| ご利益 | 五穀豊穣 |
| 結氷の見頃 | 例年1月〜2月頃。年によって凍り方が変わります |
| 氷祭 | 「乳穂ヶ滝氷祭」毎年2月第3日曜日開催(柴灯護摩祈祷・火渡り・豊凶占い) |
| 駐車場 | あり(無料) |
| アクセス | JR弘前駅から車で約30分/西目屋村役場から徒歩約15分 |
行き方・駐車場
JR弘前駅から国道102号を西目屋村方面へ進み、車で約30分。西目屋村役場からは徒歩約15分の距離で、無料駐車場が用意されています。積雪期は路面が凍結するため、冬用タイヤやスタッドレスでの訪問が安心です。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
西目屋村エリアの移動は車がほぼ必須。冬季の氷祭シーズンは弘前市内のレンタカーも埋まりやすくなります。航空券・新幹線を押さえたら、レンタカーも早めの手配がおすすめです。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解け水を集めて水量が増す季節。周囲の杉林にも新緑の気配が戻ってきます。
夏(6〜9月)
白い糸のように静かに流れ落ちる、素朴な滝の表情が見られます。岩窟の中はひんやりと涼しく、避暑にも。
秋(10〜11月)
周辺の白神山地が紅葉に染まる季節。積雪前の落ち着いた雰囲気で参拝できます。
冬(12〜2月)
乳穂ヶ滝が最も表情を変える季節。太い氷柱へと結氷し、2月第3日曜の氷祭ではライトアップと神事が行われます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 乳穂ヶ滝氷祭に合わせて訪れる
毎年2月第3日曜日、柴灯護摩祈祷や火渡り、結氷の太さで一年の豊凶を占う神事が行われます。

2. 冬季のライトアップされた氷柱を見る
青や緑の光に照らされた氷柱は、昼間とはまったく違う幻想的な表情を見せます。

3. 白神山地ビジターセンターで自然を学ぶ
徒歩圏内。世界遺産・白神山地のブナ林や生態系を、大型映像や展示でじっくり学べます。

4. 津軽白神湖で水陸両用バスやカヌー
車で約10分。東北初の水陸両用バスやカヌー体験など、ダムツーリズムが楽しめます。

5. 足を延ばして暗門の滝を目指す
雪解け後の初夏〜秋、白神山地の奥にある三段の名瀑・暗門の滝までのトレッキングも人気です。
あわせて回りたい、近くの見どころ


津軽白神湖(津軽ダム)
2016年完成、青森県最大級の重力式コンクリートダム。水陸両用バスやカヌー体験など、湖上のアクティビティが充実しています。

暗門の滝(アクアグリーンビレッジANMON)
白神山地の奥に懸かる三段の名瀑。トレッキングコースの起点となるアクアグリーンビレッジANMONまで足を延ばして。
近くの人気飲食店
西目屋村内は飲食店が少なめのため、事前にチェックしておくと安心です。西目屋産そば粉を使った「白神そば」など、地元食材を味わえる店を選びました。
森のドア食堂・そば・カレー道の駅「津軽白神」内/西目屋産そば粉の十割そばが名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る道の駅「津軽白神」に併設。十割そばのほか、津軽ダムカレーやめぇ〜や味噌ラーメンなど西目屋の恵みを味わえます。
食べログ予約 ›
白神とうふカフェ・豆腐料理アクアグリーンビレッジANMON内/10:30〜16:30📍Googleマップで現在地からのルートを見る車で約20分、暗門の滝方面。毎朝手作りする木綿豆腐とおぼろ豆腐を使った「豆腐茶めし」が名物です。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
このエリアの宿(料金比較)
西目屋村内は宿泊施設が少ないため、隣接する弘前市を拠点にするのが現実的です。弘前駅・弘前公園周辺には宿が多く、乳穂ヶ滝や白神山地への行き来もしやすい立地です。

弘前駅・弘前公園エリア
白神山地観光の拠点として動きやすい滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
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よくあるご質問(FAQ)
乳穂ヶ滝はいつでも氷柱の姿を見られますか。
いいえ。太い氷柱へと結氷するのは例年1月〜2月の厳寒期のみで、年によって気温の高低で凍り方が変わります。この凍り方自体が豊凶占いの対象になっています。
乳穂ヶ滝氷祭とはどんなお祭りですか。
毎年2月第3日曜日に開催される神事です。柴灯護摩祈祷や火渡りとともに、結氷した滝の太さや形からその年の農作物の豊凶が占われます。
駐車場はありますか。
無料の駐車場があります。冬季は積雪・凍結するため、スタッドレスタイヤでの訪問をおすすめします。
白神山地ビジターセンターからどのくらいですか。
徒歩約14分(約1.1km)です。あわせて白神山地の自然について学ぶのもおすすめです。
乳穂ヶ滝までの所要時間は。
JR弘前駅から車で約30分です。西目屋村役場からは徒歩約15分です。
乳穂ヶ滝は、白神山地ビジターセンターや津軽白神湖とあわせて、西目屋村を巡る半日〜1日コースに組み込みやすいスポットです。
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