
竜飛弁天宮(たっぴべんてんぐう)
津軽半島の最果て、龍飛崎の先端に浮かぶ小さな島・帯島。堤防を渡った先に、朱塗りの祠がぽつんと海を向いて立っています。地元の漁師たちが幾世代にもわたり、海上安全と大漁を祈ってきた、知る人ぞ知るパワースポットです。
このページでわかること
- 帯島に鎮座する竜飛弁天宮の由来と、源義経北行伝説との関わり
- 地元漁師たちが幾世代も祈ってきた、海上安全と大漁祈願の歴史
- 帯島への行き方・駐車場と、島へ渡る堤防の道のり
- あわせて回りたい龍飛崎周辺の見どころと飲食店
- 津軽半島エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
竜飛弁天宮ってどんな神社?
本州の最北をさらに北へ、津軽半島の突端・龍飛崎まで来ると、道はいったん階段になって海面近くまで下ります。その先、竜飛漁港の防波堤を渡った海上に、玄武岩でできた小さな島が浮かんでいます。帯島。面積はわずか0.03平方キロメートル、標高37メートルほどの岩の塊で、かつては岬から50メートルほど離れた沖の島でした。昭和35年(1960年)に港の整備が始まると、堤防で本土とつながれ、今ではコンクリート橋を車で渡ることもできます。その帯島の上に、朱塗りの小さな祠がぽつんと立っています。これが竜飛弁天宮です。島の名の由来には、源義経が奥州から蝦夷地へと落ち延びる途中、この島で帯を締め直したという言い伝えが残っており、津軽半島に点在する義経北行伝説のひとつに数えられています。祠を守ってきたのは、何よりもこの海で生きてきた漁師たちです。津軽海峡の荒波と隣り合わせの暮らしの中で、出漁のたびに手を合わせ、海上の安全と大漁を祈ってきました。祀られる弁財天は、古来より水運と芸能の神であると同時に、勝負運をもたらす神としても信仰されており、海の仕事に生きる人々にとって、これほど心強い守り神はなかったのでしょう。観光地化された灯台エリアから少し足を延ばすだけで辿り着けるのに、訪れる人はまばら。津軽海峡を渡る風の音だけが響く境内で、静かに手を合わせる時間は、ガイドブックには載らない龍飛崎のもうひとつの顔を見せてくれます。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 竜飛弁天宮(たっぴべんてんぐう) |
|---|---|
| 所在地 | 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜(帯島内) |
| ご利益 | 海上安全、大漁祈願、必勝祈願 |
| 料金 | 参拝無料 |
| 駐車場 | 竜飛漁港周辺に駐車スペースあり(無料) |
| アクセス | JR三厩駅から車で約20分/外ヶ浜町町営バス「龍飛崎灯台」行きで「龍飛漁港」下車、徒歩約5分 |
| 所要時間の目安 | 15分〜30分 |
行き方・駐車場
JR三厩駅から国道339号を北へ、車でおよそ20分。龍飛崎灯台のある高台までは道路がつながっていますが、帯島のある竜飛漁港へは、灯台エリアから徒歩で「階段国道」を下るか、車で港まで直接乗り入れるルートがあります。港に着いたら、堤防(コンクリート橋)を渡ってすぐが帯島。徒歩数分で朱塗りの祠に着きます。公共交通機関の場合は、外ヶ浜町町営バスでJR三厩駅から約25分、「龍飛漁港」バス停で下車して徒歩約5分です。島の上は遮るものがなく風が強いので、羽織るものを一枚多く持っていくと安心です。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
龍飛崎までは公共交通機関の本数が限られるため、車での移動が現実的です。津軽半島の先端まで足を延ばす旅程は、早めにレンタカーを押さえておくと安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
雪解けとともに祠の前に人の気配が戻ってくる季節。海からの風はまだ冷たく、防寒は油断できません。
夏(6〜9月)
龍飛崎名物の強風がいくぶん落ち着く時期。階段国道沿いの紫陽花が見頃を迎え、島まで散策しやすくなります。
秋(10〜11月)
空気が澄み、津軽海峡を行き交う船影までくっきり見える季節。日没が早まるので参拝時間には余裕を持って。
冬(12〜2月)
石川さゆりが歌った「津軽海峡・冬景色」そのままの吹雪が舞う本番の季節。階段国道は凍結のため通行止めになることもあります。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 朱塗りの祠に、静かに手を合わせる
訪れる人がまばらな分、波の音と風の音だけが響く境内でゆっくり祈願できます。海上安全、大漁、そして勝負運を。

2. 津軽半島最北端からの絶景を眺める
晴れていれば津軽海峡の向こうに北海道の稜線がうっすらと見えることも。本州の果てに立つ実感が湧く瞬間です。

3. 車の通れない国道「階段国道」を歩く
362段、標高差約70メートル。全国でも珍しい階段の国道を、竜飛漁港と灯台エリアの間で歩いて楽しめます。

4. 「津軽海峡・冬景色」歌碑でボタンを押す
石川さゆりの名曲がその場で流れる歌碑。舞台となった龍飛崎で聴く一曲は、旅の記憶にしっかりと残ります。

5. 「日本の灯台50選」龍飛埼灯台まで足を延ばす
帯島から灯台エリアまでは車ですぐ。津軽半島最北の光を間近で見上げてみてください。
あわせて回りたい、近くの見どころ



近くの人気飲食店
龍飛崎エリアは飲食店の数が限られるため、事前にチェックしておくと安心です。いずれも竜飛漁港周辺、帯島からすぐの立地です。
食事処 海峡(ホテル竜飛)海鮮料理三厩龍浜54-274/11:30〜15:00・要予約の場合あり📍Googleマップで現在地からのルートを見る龍飛崎唯一のホテル内の食事処。うに、本まぐろ、ほたてなど地元産の海鮮料理を、津軽海峡を眺めながら味わえます。
食べログ予約 ›
レストハウス竜飛 寿恵盛屋海鮮丼・食堂三厩龍浜54/11:30〜14:00ごろ・天候により変動📍Googleマップで現在地からのルートを見る龍飛埼灯台の目の前。まぐろ唐揚げや、外ヶ浜町産の希少なマツカワガレイの漬け丼が名物です。
食べログ予約 ›
海峡味処 紫陽花(青函トンネル記念館内)海鮮料理・ラーメン三厩龍浜99/10:00〜16:00・記念館の営業に準ずる📍Googleマップで現在地からのルートを見る青函トンネル記念館に併設。龍飛海鮮丼や大漁刺身定食など、地元の海の幸を使ったメニューが揃います。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節・天候により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
龍飛崎周辺、三厩地区には宿泊施設がごくわずかなため、日帰りで参拝する人がほとんどです。1泊して津軽半島をゆっくり回るなら、車でおよそ90分の青森市街地エリアに宿を取るのが現実的です。

青森市街地エリア
津軽半島ドライブの拠点を探すなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
島の上も岬の上も遮るものがなく、一年を通じて風が強いエリアです。海沿いの散策を想定して選びました。
日焼け止め海沿いの反射光は思った以上に強め。階段国道の上り下りでも汗をかくので、塗り直しやすいものが安心です。
最安値料金 529円〜(2026/6/27時点・楽天)
防水スマホケース帯島の堤防は波しぶきがかかることも。海を背景にした撮影も多いスポットなので、端末を守れると安心です。
最安値料金 298円〜(2026/6/27時点・楽天)
モバイルバッテリー龍飛崎周辺はコンビニも少なく、充電できる場所が限られます。地図アプリや撮影でバッテリーを消耗しがちなので、予備があると安心です。
最安値料金 1,480円〜(2026/6/27時点・楽天)
ウィンドブレーカー龍飛崎は年間を通じて風が強いことで知られるエリア。夏でも一枚あると、島や岬の上で体感温度がぐっと変わります。
最安値料金 1,980円〜(2026/6/27時点・楽天)
よくあるご質問(FAQ)
竜飛弁天宮とはどんな神社ですか。
津軽半島最北端、龍飛崎の先端にある帯島に鎮座する赤い祠です。源義経が北へ落ち延びる際に帯を締め直したという義経北行伝説が島の名の由来とされ、地元漁師たちが海上安全と大漁を祈願してきました。
帯島へはどうやって行けますか。
竜飛漁港まで車で行き、堤防(コンクリート橋)を渡ってすぐです。灯台エリアからは「階段国道」を徒歩で下るルートもあります。
駐車場はありますか。
竜飛漁港周辺に無料の駐車スペースがあります。
竜飛弁天宮のご利益は何ですか。
海上安全、大漁祈願に加え、祀られる弁財天は勝負運の神としても知られ、必勝祈願の対象ともされています。
龍飛崎には他にどんな見どころがありますか。
「日本の灯台50選」の龍飛埼灯台、車の通れない階段国道339号、石川さゆりの名曲を刻んだ津軽海峡・冬景色歌碑などがあります。
竜飛弁天宮は、津軽半島最北端の龍飛崎観光にあわせて組み込みやすいスポット。青森県の他のスポットもあわせてどうぞ。
航空券も、まとめて比較
青森空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















写真出典(Wikimedia Commons): 帯島と竜飛漁港=Mugu-shisai(CC BY-SA 3.0)/龍飛崎の高台=Benlisquare(CC BY-SA 4.0)/龍飛埼灯台=Ippukucho(CC BY 3.0)/階段国道339号=NY066(CC BY-SA 3.0)/津軽海峡・冬景色歌碑=chemist8103(CC BY-SA 4.0)。各画像は元データから改変なく使用しています。
