
因島水軍城(いんのしますいぐんじょう)
瀬戸内を支配した村上海賊、その因島村上家の記憶を伝えるために造られた、日本で唯一の水軍城。
このページでわかること
- 日本で唯一の水軍城、因島水軍城の成り立ちと、編集部5指標による評価
- 入館料(大人330円、小人160円)と開館時間9:30〜17:00、休館日(木曜)の基礎情報
- 因島村上家に伝わる甲冑、刀剣、船具などの展示の見どころ
- 高台からしまなみ海道と瀬戸内の島々を一望する眺望ポイント
- 尾道市内・しまなみ海道エリアの宿の料金比較
因島水軍城ってどんな城?
因島は、瀬戸内海の覇権を握った村上海賊のうち、因島村上家が本拠地とした島です。因島水軍城は、その因島村上家の歴史を後世に伝えるため、地元有志の発案により1983年に建てられた模擬城で、実在した城の跡地に建つものではありませんが、日本で唯一「水軍城」を名乗る施設として知られています。石垣と白壁の天守は小高い丘の上にそびえ、館内には因島村上家に伝わる甲冑や刀剣、船の舵や碇といった水軍ならではの船具、古文書などが展示されています。最上階からは、しまなみ海道の橋と瀬戸内海の多島美を一望でき、村上海賊がなぜこの海を選び、支配し得たのかを、景色そのものから感じ取ることができます。史実に忠実な復元建築というより、村上海賊の記憶を今に伝えるための「顕彰の城」。派手さはありませんが、瀬戸内の戦国史に触れる入口として、因島観光では外せない一角です。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 因島水軍城(いんのしますいぐんじょう) |
|---|---|
| 所在地 | 広島県尾道市因島中庄町3228-2 |
| 開館時間 | 9:30〜17:00(最終入城16:30) |
| 休館日 | 木曜日(祝祭日を除く)、12月29日〜1月1日 ※1月2日〜3日は10:00〜15:00 |
| 入館料 | 大人330円、小人(小・中学生)160円 ※団体(30名以上)は大人220円、小人110円 |
| 電話 | 0845-24-0936(因島観光協会) |
| アクセス | 尾道大橋・因島大橋経由で尾道市街地から車約30分 |
行き方・駐車場
車の場合は尾道市街地から尾道大橋、因島大橋を経由して約30分。しまなみ海道の因島北ICから約10分の距離です。因島水軍城の駐車場は無料で利用でき、丘の麓から天守までは緩やかな石段を上ります。公共交通の場合は、JR尾道駅前や新尾道駅から因島行きの路線バスに乗り、最寄りのバス停から徒歩でアクセスします。本数が限られるため、事前に時刻を確認しておくと安心です。しまなみ海道サイクリングの途中で立ち寄る人も多く、因島大橋のたもとから水軍城までは自転車でも無理のない距離です。
因島・生口島まではレンタカーが便利
因島水軍城は尾道市街地から橋を渡った先にあり、バスの本数も限られます。生口島の耕三寺や瀬戸田まで足を延ばすなら、尾道駅前でレンタカーを借りるのが効率的です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
瀬戸内の穏やかな気候の中、天守からの眺めが最も澄んで見える季節のひとつ。因島大橋越しの海の色が鮮やかです。
夏(6〜8月)
日差しが強く、丘の上は遮るものが少ないため、水分と日除け対策をして訪れたい季節です。海風が心地よく、眺望は良好です。
秋(9〜11月)
空気が澄み、しまなみ海道の橋の輪郭まではっきり見渡せる季節。城郭と紅葉のコントラストも楽しめます。
冬(12〜3月)
観光客が少なく、静かに展示と眺望を楽しめる季節。積雪はほとんどありませんが、朝晩の冷え込みには注意してください。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 天守の外観をまず一枚
丘の下から見上げる白壁と石垣の対比が美しいポイントです。天守に入る前に、まず外観をじっくり眺めてみてください。

2. 甲冑と船具の展示をじっくり見る
因島村上家に伝わる甲冑、刀剣に加え、舵や碇といった水軍ならではの船具も展示されています。海賊たちの暮らしぶりが伝わってきます。

3. 最上階の眺望を見逃さない
天守の最上階からは、しまなみ海道の橋と瀬戸内の島々が一望できます。村上海賊がこの海を支配した理由が、景色から伝わってきます。

4. 石垣沿いをゆっくり歩く
敷地内は広くありませんが、石垣沿いの散策路からも瀬戸内の景色を楽しめます。急がず、丘の空気を味わってみてください。
あわせて回りたい、近くの見どころ


しまなみ海道サイクリングロード
因島大橋のたもとからも合流できるサイクリングロード。水軍城からの眺めをそのまま自転車で追体験できます。

千光寺公園・千光寺山ロープウェイ
尾道市街地に戻って、ロープウェイで千光寺山へ。因島水軍城と合わせて、尾道の高台からの眺望を2つ楽しめます。

近くの人気飲食店
因島は「はっさく発祥の地」としても知られ、島内には柑橘を使ったスイーツや海鮮を出す店が点在します。水軍城の見学後、島の味を探してみてください。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
因島水軍城は高台に建つため、時間帯によって光の当たり方が大きく変わります。天守の外観と、最上階からの眺望、それぞれ狙いどころが異なります。
天守は見上げる構図で撮る丘の下から見上げると、白壁と石垣の重なりが強調されます。順光になる時間帯を選ぶとより鮮やかに写ります。
敷地内の展示物への接触は控えてください
最上階からは橋を主役に構図を組むしまなみ海道の橋と島々が重なる眺めは、この城ならでは。橋を画面の中心に据えると奥行きが出ます。
窓越しの撮影になる区画があります
このエリアの宿(料金比較)
因島に泊まれば、水軍城や海沿いの静かな夜を味わえます。尾道市街地に泊まって、橋を渡って日帰りで訪れるプランも定番です。

尾道市内・しまなみ海道エリア
因島・生口島側をじっくり回るなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
因島水軍城は石段のある高台の城郭です。歩きやすさと、夏場の日差し対策を意識して選びました。
歩きやすい靴天守までは石段が続きます。滑りにくく歩きやすい靴で訪れると安心です。
帽子高台の城郭は日差しを遮るものが少ない場所です。天守外観と最上階からの眺望、どちらも屋外で過ごす時間が長くなります。
ステンレスボトル/水筒丘の上に自販機はあるとは限りません。因島大橋を渡る前に、飲み物を用意しておくと安心です。
よくあるご質問(FAQ)
因島水軍城の入館料はいくらですか。
大人330円、小人(小・中学生)160円です。団体(30名以上)は大人220円、小人110円になります。
開館時間と休館日を教えてください。
開館時間は9:30〜17:00(最終入城16:30)です。休館日は木曜日(祝祭日を除く)と12月29日〜1月1日で、1月2日〜3日は10:00〜15:00の短縮営業です。
因島水軍城は実際にあった城の跡地に建っているのですか。
いいえ。因島村上家の歴史を伝えるために1983年に建てられた模擬城で、実在した城跡ではありません。日本で唯一「水軍城」を名乗る施設として知られています。
館内にはどんな展示がありますか。
因島村上家に伝わる甲冑や刀剣、船の舵や碇といった水軍ならではの船具、古文書などが展示されています。
尾道市街地からのアクセスを教えてください。
車で尾道大橋、因島大橋を経由して約30分です。しまなみ海道の因島北ICからは約10分です。
因島水軍城は、尾道・しまなみ海道モデルコースの中で、因島から生口島へ渡る日の立ち寄りスポットとして組み込むのが定番です。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
広島空港からのアクセスも、まとめて比較
広島空港からリムジンバスや在来線を乗り継いで尾道へ。飛行機と新幹線、どちらが早くて安いかは時期によって変わるので、往復で比較しておくと安心です。
















