
知床五湖(しれとこごこ)
木道を一歩進むごとに、世界遺産の森の呼吸が近づいてきます。ヒグマが今もこの森で生きているという事実が、湖面の静けさをただの景色以上のものに変えます。
このページでわかること
- 知床五湖が世界自然遺産の中でも特別な場所である理由と、編集部5指標による評価
- 高架木道(無料、往復約1.6km・約40分)と地上遊歩道(利用期により条件が異なる)の違い
- ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)に地上遊歩道を歩くための引率ツアーのしくみ
- 開園期間(例年4月19日〜11月8日、季節で変動)と駐車場料金(500円/回)
- ウトロ・斜里エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
知床五湖ってどんな場所?
知床半島の付け根、原生林の中に五つの湖が点在しています。知床五湖という名前を聞いて多くの人が思い浮かべるのは、湖の上に浮かぶように架けられた高架木道でしょう。地上から少し高い位置を歩くこの木道は、シーズンを通して無料で自由に散策でき、車椅子やベビーカーでも利用可能。往復約1.6km、約40分の道のりで、一湖の湖面に知床連山が映り込む光景に出会えます。一方、湖畔ぎりぎりまで近づける地上遊歩道は、この森が野生のヒグマの生息地であるという現実と地続きです。ヒグマの活動が活発になる5月10日から7月31日の期間は、地上遊歩道を歩くために登録引率者によるツアーへの参加が必須になります。整備された木道の安心感と、野生動物の気配が濃く残る地上遊歩道。この二つの顔を持つことこそが、知床五湖を単なる観光地ではなく「自然と向き合う場所」にしています。
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基本情報
| 名称 | 知床五湖(しれとこごこ) |
|---|---|
| 所在地 | 北海道斜里郡斜里町岩尾別 |
| 開園期間 | 例年4月19日〜11月8日(季節により変動)。冬期(11月上旬〜4月中旬)は閉園 |
| 開園時間 | 8:00始まり、16:00〜18:00終了(季節により変動) |
| 高架木道 | 無料・自由散策、往復約1.6km、所要約40分。車椅子・ベビーカー対応 |
| 地上遊歩道 | ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)は登録引率者ツアーへの参加が必須(有料)。それ以外の期間は利用条件が異なるため公式サイトで要確認 |
| 駐車場 | 500円/回 |
| 最新情報 | 開園状況、ヒグマ出没情報は当日変動するため、訪問前に知床五湖公式サイトで必ず確認してください |
行き方・駐車場
ウトロ市街から国道334号を経由し、知床五湖入口へ向かう道道を進みます(概算で車約40分)。知床エリアはレンタカーでの移動が基本となるため、女満別空港や釧路空港から北上する行程であれば、あらかじめレンタカーを手配しておくと当日の動きがスムーズです。駐車場は500円/回で、シーズン中の午前中は混雑することがあります。高架木道は誰でも無料で歩けますが、地上遊歩道でヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)に湖畔近くまで歩きたい場合は、登録引率者による有料ツアーの事前予約が必要です。ツアーの空き状況や当日の開園状況(ヒグマ出没時は閉鎖されることがあります)は、訪問直前に公式サイトで必ず確認してください。
知床エリアはレンタカーが基本
知床五湖からカムイワッカ湯の滝、知床峠まで、知床半島の見どころは車移動が前提です。女満別空港、釧路空港からの北上ルートに合わせて、早めにレンタカーを押さえておくと安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
4月19日の開園直後は残雪が残ることもありますが、静けさは一年で最も濃い時期。新緑が芽吹き始める森を、少ない人出でゆっくり歩けます。
夏(6〜8月)
ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)は地上遊歩道が引率ツアー限定に。高架木道は無料のまま歩けるので、まずは木道から知床五湖の空気を味わうのがおすすめです。
秋(9〜11月)
8月以降はヒグマ活動期が明け、地上遊歩道の利用条件も変わります(公式サイトで要確認)。紅葉期は知床連山と湖のコントラストが一年で最も鮮やかになります。
冬(12〜3月)
11月上旬から4月中旬までは冬期閉園。この時期の知床五湖には立ち入れません。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 高架木道で一湖の湖面と向き合う
まずは誰でも無料で歩ける高架木道から。往復約1.6km、約40分の道のりの先に、知床連山を映す一湖の静かな湖面が待っています。

2. 水草が浮かぶ湖面の表情を楽しむ
季節や場所によって、湖面に浮かぶ水草の表情が変わります。奥に連なる知床連山の稜線とあわせて、この森らしい一枚が撮れます。

3. 天候の良い日を選んで訪れる
知床連山が湖面に映り込むのは、風がなく空気が澄んだ日だけ。天気予報を見ながら、旅程に少し余裕を持たせておくと出会える確率が上がります。

4. フィールドハウスで最新情報を確認してから歩き出す
ヒグマ出没情報や遊歩道の開放状況は日々変わります。歩き出す前にフィールドハウスで最新情報を確認する一手間が、安全な散策につながります。
あわせて回りたい、近くの見どころ

カムイワッカ湯の滝
知床五湖からさらに原生林の林道を奥へ進んだ先にある、お湯が流れる沢を登る体験型スポット。マイカー規制の時期は知床五湖から先に進めないこともあるため要確認です。

知床世界遺産センター
知床の自然について学べる拠点施設。知床五湖を訪れる前に立ち寄っておくと、ヒグマや原生林についての理解が深まります。

フレペの滝(乙女の涙)
知床自然センターから徒歩約20分。地下水が断崖から滴り落ちる、知床五湖とはまた違った静けさを持つ滝です。
近くの人気飲食店
知床五湖の周辺は原生林エリアのため飲食店はほとんどありません。食事はウトロ市街まで戻ってから、または知床自然センター内の施設を利用するのが現実的です。

知床自然センター内の軽食施設カフェ・軽食📍Googleマップで現在地からのルートを見るフレペの滝への入口でもある知床自然センターには、軽食が取れる施設があります。知床五湖とセットで回る日の休憩に便利です。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
知床五湖は野生動物との距離が近い森です。撮影に夢中になるあまり周囲への注意がおろそかにならないよう、まずは安全第一で楽しんでください。
木道の途中の展望スペースで構図を探す高架木道には数カ所、視界が開ける場所があります。歩きながらではなく、立ち止まれる場所で構図をじっくり探すのがコツです。
木道から身を乗り出さないでください
無風の時間帯を狙う知床連山が湖面に映り込むのは、風がおさまった時間帯。朝の早い時間や、天候が安定した日を選ぶと出会える確率が上がります。
天候急変時は速やかに撤収を
このエリアの宿(料金比較)
知床五湖を早朝から歩きたいなら、前泊はウトロ温泉エリアが便利です。夕日を見た翌朝、静かな時間帯に木道を歩くという組み方ができます。

ウトロ温泉エリア
知床観光の拠点として便利な温泉街※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
知床五湖は野生動物の生息地を歩く場所。歩きやすい靴と、山の天候急変に備えた装備が安心につながります。
トレッキングシューズ地上遊歩道は木道と違い地面がぬかるむこともあります。グリップの効く靴で足元を安定させましょう。
防風・撥水ジャケット知床は山の天候が急変しやすいエリア。晴れていても一枚あると安心です。
虫除けスプレー原生林の中は夏場、虫が多くなります。屋外散策の前にひと吹きしておくと快適です。
コンパクト双眼鏡対岸の野生動物や、遠くの知床連山をよく観察したいときに一つ持っておくと楽しみが広がります。
モバイルバッテリー知床エリアは電波が届きにくい場所もあります。写真を撮り続けても困らないよう、予備の電源を持っておくと安心です。
よくあるご質問(FAQ)
知床五湖の開園期間はいつですか。
例年4月19日〜11月8日ですが、季節により変動します。11月上旬〜4月中旬は冬期閉園となり立ち入りできません。最新の開園状況は公式サイトでご確認ください。
高架木道と地上遊歩道の違いは何ですか。
高架木道はシーズンを通して無料で自由に歩ける往復約1.6km・約40分のコースで、車椅子やベビーカーにも対応しています。地上遊歩道は湖畔近くまで歩けますが、ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)は登録引率者による有料ツアーへの参加が必須です。
ヒグマ活動期はいつですか。
例年5月10日〜7月31日です。この期間、地上遊歩道を歩くには登録引率者ツアーへの参加が必須になります。高架木道はこの期間も無料で歩けます。
駐車場の料金はいくらですか。
500円/回です。シーズン中の午前中は混雑することがあります。
知床五湖へのアクセス方法は。
ウトロ市街から国道334号経由で車で向かいます。知床エリアは公共交通が限られるため、レンタカーでの移動が基本です。
知床五湖は、知床モデルコースの中心的な立ち寄りスポット。カムイワッカ湯の滝や知床峠と組み合わせた回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
女満別空港、釧路空港ゆきの国内線をANA、JAL等横断比較。知床は空港からの移動時間が長いため、早朝便を選ぶと初日の行動範囲が広がります。
















