
竹田城跡(たけだじょうあと)
雲海に浮かぶ姿から「天空の城」と呼ばれる、朝来市の山城跡。標高およそ354mの古城山に総石垣の遺構が残り、秋から冬の早朝、城は白い雲の海に包まれる。
このページでわかること
- 竹田城跡が「天空の城」「虎臥城」と呼ばれる理由と、雲海が浮かぶ仕組み
- 山名宗全の築城から廃城まで、総石垣に残る山城の歴史
- 国史跡、日本100名城に数えられる石垣の見どころと開運のご利益
- 雲海が出やすい時期と、立雲峡や城下町など近くの見どころ
- 朝来(竹田城周辺)エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
竹田城跡ってどんなところ?
兵庫県朝来市和田山町、標高およそ354mの古城山の山頂に築かれた竹田城跡。曲輪のすべてを石垣で囲んだ総石垣の山城で、天守台をはじめ本丸、二の丸、南千畳、北千畳などの遺構が、今もそのままの姿で尾根に連なります。石垣は自然石を巧みに積み上げた穴太積みの技法によるもので、四百年を越えて崩れずに山上に残る様子は、訪れる人を圧倒します。城が広く知られるようになったのは、雲海に浮かぶ姿からです。秋から冬にかけての早朝、円山川がつくる霧が谷を白く満たし、山頂の石垣だけが雲の上に頭を出す。その光景から「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれ、古くからの別名である「虎臥城(とらふすじょう)」の名とともに親しまれてきました。歴史をたどると、築城は1431年(永享3年)、但馬守護の山名宗全によると伝わります。その後、羽柴秀吉の但馬攻めを経て城主が代わり、現在に残る総石垣は最後の城主、赤松広秀(斎村政広)の時代に整えられたとされます。関ヶ原の戦いのあと1600年(慶長5年)に城は廃され、以後は主を持たない石垣だけが山上に残されました。竹田城跡は1943年(昭和18年)に国の史跡に指定され、2006年には日本100名城にも選ばれています。ご利益は開運。運を切りひらいた武将たちの気配が残るこの城跡は、雲海の有無にかかわらず、山上に立つだけで胸のすくような開けた眺めが待っています。石段を登りきり、総石垣の上に立ったとき、この土地が長く「天空の城」と呼ばれてきた理由が、ひとめでわかります。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 竹田城跡(たけだじょうあと)/別名 虎臥城、天空の城 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169 |
| 口コミ | Googleマップで最新の評価と写真を確認できます口コミを見る › |
| 料金 | 観覧料は大人500円(中学生以下無料)。冬季は登城規制の期間があります(料金は変動する場合があります) |
| ご利益 | 開運。運を切りひらいた武将ゆかりの山城として知られます |
| 見どころ | 総石垣の遺構、天守台、南千畳と北千畳からの眺望、穴太積みの石垣、秋から冬の雲海 |
| アクセス | JR播但線「竹田駅」下車。駅裏登山道で徒歩約40分、または天空バスで「竹田城跡」バス停下車後、徒歩約20分。北近畿豊岡自動車道「和田山IC」から |
| 所要時間の目安 | 登城と山頂の散策で約1時間30分から2時間 |
行き方・駐車場
公共交通の起点はJR播但線の竹田駅です。駅から山頂までは複数の登山道があり、駅裏登山道なら徒歩で約40分。健脚向けの道のりですが、麓から石垣までを歩いて登る達成感があります。歩く距離を抑えたいなら、駅などから出る天空バスで山の中腹まで上がり、「竹田城跡」バス停から徒歩約20分というルートも選べます。車の場合は北近畿豊岡自動車道の和田山インターチェンジが便利で、山城の郷や竹田まちなか駐車場から徒歩やバスで向かいます。マイカーで城の直下まで乗り入れることはできないため、事前に駐車場と登城ルートを調べておくと安心です。竹田城跡は立雲峡や生野銀山、天空の城で知られる但馬の名所への周遊拠点にもなり、近くの養父神社とあわせて一日で回る人も多い土地です。
但馬までの交通は早めに比較を
竹田はJR播但線の沿線で、大阪や姫路方面からアクセスします。遠方から向かうなら、往復の交通と宿をまとめて手配するのが効率的です。雲海シーズンの早朝に間に合わせるなら、宿から先に埋まります。








季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
石垣のまわりで桜が咲き、総石垣と花の取り合わせが楽しめる季節です。空気が澄み、山頂からの眺めも遠くまで開けます。歩きやすい気候で、麓からの登城にも向く時期です。
夏(6〜9月)
緑に包まれた石垣が力強く、山上には谷からの風が通ります。日差しを遮るものが少ないため、水分と帽子の備えを。生野銀山など但馬の涼しい坑道とあわせて回るのもおすすめです。
秋(10〜11月)
竹田城跡がもっとも輝く季節。9月から11月ごろの早朝は雲海が発生しやすく、石垣が白い雲の海に浮かぶ天空の城を狙えます。紅葉の色づきとあわせて、一年で最も人が訪れます。
冬(12〜2月)
初冬の早朝も雲海の好機ですが、積雪や凍結で登城が規制される期間があります。訪れる前に登城の可否を必ず確認しましょう。澄んだ空気の中、静けさに包まれた石垣が味わえます。
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1. 総石垣の上に立ち、開けた眺めに胸をすかせる
石段を登りきると、尾根いっぱいに広がる総石垣と、眼下の谷が一望できます。市街の喧騒がふっと消える山上の空気。ここに立つと、この城が「天空の城」と呼ばれてきた理由がひとめでわかります。

2. 穴太積みの石垣を、間近でじっくり見る
自然石を巧みに組み上げた穴太積みの石垣は、四百年を越えて崩れずに山上に残ります。石の一つひとつの重なりを近くで眺めると、当時の職人の手仕事の確かさが伝わってきます。

3. 天守台から、南千畳と北千畳をたどる
山頂の天守台に立てば、南千畳、北千畳と続く曲輪の広がりが見渡せます。城の縄張り全体を歩いてたどると、山ひとつを城にした山名宗全から赤松広秀へと続く歴史の厚みが感じられます。

4. 「史跡竹田城址」の石碑で、来し方に思いを寄せる
登城路には「史跡竹田城址 兵庫県」と刻まれた石碑が立ちます。1943年に国史跡に指定されたこの城の歩みを、石碑の前でひと呼吸おいて振り返ると、山上での時間がより深くなります。

5. 早朝、雲海に浮かぶ天空の城をねらう
秋から冬の早朝、条件がそろえば、石垣が白い雲の海に浮かぶ光景に出会えます。日の出前から午前8時ごろが好機。前泊してこの時間に間に合わせるのが、天空の城を味わう近道です。
あわせて回りたい、近くの見どころ
立雲峡
竹田城跡の向かいの朝来山にある展望地。三つの展望台があり、雲海に浮かぶ竹田城跡を正面に望める場所として知られます。秋から冬の早朝、雲海を眺めるならまずここ。城跡とセットで訪れたい絶好の展望スポットです。
竹田城下町
竹田駅のまわりに広がる、旧城下の町並み。古い酒蔵を生かしたホテルや飲食店が点在し、石畳の通りに但馬の風情が残ります。登城の前後に立ち寄って、城下ならではの空気を味わえます。
生野銀山
朝来市にある、かつて日本有数の産出量を誇った銀山跡。坑道の一部が公開され、当時の採掘の様子を人形などで再現しています。年間を通して坑内はひんやりと涼しく、鉱山の歴史を体感できるスポットです。
養父神社
隣接する養父市の但馬国三宮。古くは「養父の明神さん」と呼ばれ、農業や養蚕、但馬牛の守り神として信仰されてきました。江戸時代末期の本殿と但馬屈指の紅葉で知られ、竹田城跡とあわせて回る人が多い古社です。
天滝
養父市にある、落差98mの県内随一の名瀑。「日本の滝百選」にも選ばれ、遊歩道を歩いて滝つぼの近くまで登れます。新緑や紅葉の季節はとくに美しく、山あいの水音に包まれる時間が味わえます。
近くの人気飲食店
登城のあとは、竹田城の城下町で但馬の味を楽しみたいところ。地元食材を生かした寿司と、古い酒蔵を生かしたフレンチから2軒を選びました。
すしの永楽寿司朝来市和田山町竹田/竹田城の城下、竹田駅近くの寿司店📍Googleマップで現在地からのルートを見る竹田城の城下町にある寿司店。地元で親しまれる一軒で、握りや刺身をお手頃に味わえます。竹田城跡へ登る前や下りたあとの一食に、ちょうどいい立ち寄り先です。
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ルアン 竹田城 城下町 ホテルENフレンチ朝来市和田山町竹田/旧酒蔵を生かした城下町ホテルのフレンチ📍Googleマップで現在地からのルートを見る古い酒蔵をリノベーションした城下町のホテルにあるフレンチ。但馬や丹波の地元食材を生かした料理を、趣ある空間で味わえます。旅の締めに、少し特別な一席を持ちたい人に。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
竹田城跡のある朝来市は、生野銀山をはじめ、歴史と手仕事の体験が楽しめる土地です。登城とあわせて、このエリアで実際に予約できる体験プランを選びました。いずれも事前予約ができます。
- 兵庫・生野銀山 デザインが選べるお気軽銀細工体験(約1時間)
史跡・生野銀山内の工房で、銀を叩いて自分だけのアクセサリーを作る体験。かつて銀を産出した鉱山の地で、金属を形にする手仕事を味わえます。5歳から参加でき、家族連れにもおすすめです。
アソビューで予約する › - 兵庫・生野銀山 ちょこっと銀細工体験、イニシャル作り(約1時間)
生野鉱物館で、イニシャルの銀細工を手軽に作れるプラン。短時間で完成するので、生野銀山の坑道見学とあわせて楽しめます。旅の記念に、自分の手で仕上げた一点を持ち帰れます。
アソビューで予約する ›
※料金、催行日、対象年齢は各予約サイトの最新情報をご確認ください。天候や状況により中止となる場合があります。
このエリアの宿(料金比較)
朝来(竹田城周辺)に泊まる最大の利点は、天空の城の雲海を、夜明け前の一番よい時間に狙えることです。雲海が出やすいのは秋から冬の早朝、日の出前から午前8時ごろ。前泊すれば、麓から城跡や立雲峡へ余裕をもって向かえます。但馬の山里で一泊し、地の食材と温泉で旅の疲れを流せます。

朝来(竹田城周辺)エリア
雲海の早朝に間に合う前泊向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
竹田城跡の登城と、雲海をねらう早朝の但馬歩きを快適にする持ち物を選びました。とくに秋の早朝や山上の散策には、備えがものを言います。
歩きやすい靴竹田城跡は山上の史跡で、登城路は坂や石段、未舗装の道が続きます。滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズなら、登り下りも山頂の散策も快適。旅程を欲張るほど足元がものを言います。
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水筒・ボトル竹田城跡は麓から山頂まで歩く距離があり、山上には自販機がありません。密閉できるボトルを一本持っておけば、登り下りでこまめに水分補給できて安心です。夏場はとくに重宝します。
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UVカットハット竹田城跡の山頂は日差しを遮るものが少なく、夏場は直射がこたえます。たためるタイプなら、荷物にならず持ち運びも簡単。早朝から動く但馬歩きの相棒として一つあると安心です。
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羽織れる上着雲海をねらう秋から冬の早朝は、山上が驚くほど冷え込みます。日中との寒暖差が大きいので、さっと羽織れる一枚があると、夜明けを待つ時間も快適。コンパクトにたためるタイプが便利です。
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リュックサック山上の史跡歩きは両手が空くリュックが安心です。水や上着、貴重品をまとめて背負えば、石段の登り下りも身軽。早朝から夕方まで動く但馬の周遊にちょうどいい容量を選びましょう。
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よくあるご質問(FAQ)
竹田城跡が「天空の城」と呼ばれるのはなぜですか。
秋から冬の早朝、円山川がつくる霧が谷を白く満たし、山頂の総石垣だけが雲の上に浮かぶように見えるためです。この光景から「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれ、古くからの別名である虎臥城とともに親しまれています。
竹田城跡の雲海はいつ見られますか。
雲海が発生しやすいのは9月から11月ごろの早朝で、日の出前から午前8時ごろが好機です。よく晴れて放射冷却があり、前日との気温差が大きく、風の弱い日に出やすくなります。ただし気象条件次第で、必ず見られるわけではありません。
竹田城跡の観覧料や登城の規制はありますか。
観覧料は大人500円で、中学生以下は無料です。冬季は積雪や凍結のため登城が規制される期間があり、時期によって登城できる時間も定められています。訪れる前に、公式情報で登城の可否と時間を確認しておくとよいでしょう。
竹田城はいつ誰が築いたのですか。
築城は1431年(永享3年)、但馬守護の山名宗全によると伝わります。現在に残る総石垣は最後の城主、赤松広秀(斎村政広)の時代に整えられたとされ、関ヶ原の戦いのあと1600年に廃城となりました。1943年に国史跡、2006年に日本100名城に選ばれています。
竹田駅から竹田城跡へのアクセスは。
JR播但線の竹田駅が起点です。駅裏登山道を歩けば徒歩約40分、天空バスで中腹まで上がれば「竹田城跡」バス停から徒歩約20分です。車の場合は麓の駐車場に停め、徒歩やバスで向かいます。城の直下まで乗り入れることはできません。
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伊丹空港・関西空港ゆきの国内線をANA、JAL、ジェットスターなど横断比較。但馬は雲海シーズンに宿の動きが早いので、早めのチェックが安心です。
















