
下鴨神社 糺の森(ただすのもり)・みたらし祭
京都でいちばん古い森が、参道になっている。そして年に13日だけ、この社は素足で入ることを許してくれる。
このページでわかること
- 糺の森が真夏でも涼しい理由と、編集部5指標による評価
- みたらし祭(足つけ神事)の2026年の日程・時間・献灯料
- 土用の丑の日を避ける、混雑回避の考え方
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて回りたい近くの見どころ
- 出町柳・下鴨エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
下鴨神社 糺の森・みたらし祭ってどんなところ?
京都には世界遺産がいくつもありますが、参道そのものが原生林という社は、下鴨神社だけです。正式には賀茂御祖神社。京阪の出町柳駅から北へ歩いて12分ほど、住宅街の途中でいきなり森が始まります。糺の森です。200年から600年を生きた木がおよそ600本、頭上でずっと枝を重ねているので、真夏の昼でも日差しは細切れになって落ちてくるだけ。参道の脇には清らかな小川が流れ、水音と蝉の声と木漏れ日しかありません。京都の夏は、正直に言えば逃げ場のない暑さです。だからこの森は、観光地である前に、地元の人にとっての避難所でもあります。そしてこの社には、年に13日だけ開く特別な扉があります。みたらし祭、通称「足つけ神事」です。2026年は7月18日から30日、9時から20時まで。献灯料は大人500円、中学生以下は志納(公式サイト表記)。ご神水の湧く御手洗池に膝下まで足を浸し、ろうそくに火を灯して無病息災を祈る。冷たいなんてものではありません。土用の丑にあたる7月26日は例年いちばん混みますが、それも含めてこの神事です。真夏に、素足で、聖域の水に入る。京都の夏の記憶が、足の裏から入ってきます。
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基本情報
| 名称 | 下鴨神社(しもがもじんじゃ)/正式名称 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市左京区下鴨泉川町59(〒606-0807) |
| 口コミ | Googleマップで最新の評価と写真を確認できます口コミを見る › |
| 料金 | 境内参拝は無料。みたらし祭の献灯料は大人500円、中学生以下は志納(公式) |
| 設備 | 開門6:30〜17:00、休みなし。糺の森は原生林の参道で全区間が木陰 |
| アクセス | 京阪・叡電「出町柳駅」から徒歩約12分。市バス「下鴨神社前」下車すぐ |
| 所要時間の目安 | 糺の森の散策と参拝で約1時間。みたらし祭は待ち時間により1〜2時間 |
| ベストな時間帯 | 森の散策は朝いちばん。みたらし祭は夕方以降の提灯が灯る時間が美しい |
行き方・駐車場
京阪本線と叡山電車が乗り入れる出町柳駅が最寄りです。改札を出て北へ、賀茂川沿いに歩いて約12分。急ぐなら市バスの「下鴨神社前」で降りればすぐです。ただ、この社に限っては歩くことをおすすめします。鴨川デルタが駅のすぐそばにあり、川を眺めてから森に入るという順番が、いちばん体に効くからです。鞍馬寺も同じ出町柳から叡電一本なので、午前に山、午後に森という組み方もできます。
京都までの新幹線は早めに比較を
下鴨神社は駅から歩ける場所なので、現地でレンタカーは不要です。かかるのは京都までの往復。みたらし祭は祇園祭の後祭とお盆に挟まれた時期にあたり、宿と指定席から先に埋まります。








季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
糺の森が芽吹きで一気に明るくなる季節。5月15日には京都三大祭のひとつ葵祭が行われ、平安装束の行列がこの参道を進みます。
夏(6〜9月)
本番。森の参道は全区間が木陰で、市街の炎天下から入ると別世界です。7月18日から30日のみたらし祭では、御手洗池に膝下まで足を浸せます。
秋(10〜11月)
広葉樹が多い森なので、紅葉は市内の名所より遅く、12月上旬まで楽しめることも。人の波が引いた静かな参道を歩けます。
冬(12〜2月)
葉を落とした森に光が差し込み、一年でいちばん明るい参道になります。初詣の三が日を外せば、驚くほど静かです。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 開門直後の糺の森を、ひとりで歩く
開門は6:30。この時間の森は、観光地ではなくただの森です。蝉が鳴き始める前の、水音しかしない参道を歩けるのは早起きした人だけの特権です。

2. みたらし祭で、素足のままご神水に入る
2026年は7月18日から30日の9:00〜20:00。献灯料は大人500円。膝下まで浸かると、冷たさで足が一瞬止まります。無病息災を祈る神事が、なぜ夏にあるのかが体で分かります。

3. 日が落ちてから、灯りの中をもう一度歩く
みたらし祭は20時まで。提灯に火が入る時間帯は、昼とはまるで別の場所になります。混雑のピークを越えた19時前後が、いちばん美しくていちばん歩きやすい。

4. 森を抜けた先の楼門で、視界が開ける瞬間を待つ
緑だけの参道を歩き続けた目に、突然あの朱が飛び込んできます。この落差は設計ではなく、森が先にあったからこそ生まれたもの。急いで抜けると損をします。

5. みたらし団子を、発祥の地で食べる
御手洗池の泡を模したのがみたらし団子の始まりと伝わります。門前の加茂みたらし茶屋でそれを食べると、さっきまで足を浸していた池と団子が頭の中でつながります。
あわせて回りたい、近くの見どころ

鴨川デルタ
糺の森から賀茂川沿いに南へ下ればすぐ。賀茂川と高野川が合流する三角州で、亀と千鳥をかたどった飛び石を渡れます。無料・常時開放。森と川、京都の夏の涼をセットで取りに行く定番の相手です。

伏見稲荷大社
同じ神社仏閣なら外せない一社。境内は24時間参拝でき、参拝は無料です。夏は早朝6時から8時に行けば、無人の千本鳥居と涼しさを同時に取れます。下鴨とは京都駅を挟んで逆方向なので、朝と夕で分けるのが賢い組み方。

鞍馬寺・木の根道
出町柳から叡電一本、約30分で着く山の霊場。杉木立が日差しを断つ参道は、糺の森と同じ「木陰で涼む」体験をもっと山深くしたもの。愛山費500円、本殿開扉は9:00〜16:15です。

瑠璃光院
出町柳から叡電で八瀬へ。書院の黒い机に青もみじが鏡のように映り込む、夏の特別拝観でしか会えない景色です。糺の森の「生の緑」とは対照的な、磨き上げられた緑。

東福寺 通天橋 青もみじ
紅葉の名所を、あえて夏に「新緑の海」として歩く逆張り。通天橋・開山堂600円、本坊庭園500円、共通1,000円。伏見稲荷と同じJR奈良線沿いなので、朝にまとめて回れます。
近くの人気飲食店
下鴨神社の門前と出町柳の界隈には、観光地の顔をしていない老舗が普通に並んでいます。足を冷やしたあとに寄るなら、この2軒です。
加茂みたらし茶屋甘味処・和菓子出町柳エリア/下鴨神社の門前/みたらし団子発祥の店と伝わる📍Googleマップで現在地からのルートを見る下鴨神社の門前にある甘味処。御手洗池の泡を模したのがみたらし団子の始まりと伝わり、その発祥の店とされています。足つけ神事のあと、この順番で食べるのが正解。
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出町ふたば和菓子出町柳エリア/明治32年(1899年)創業/名代豆餅が看板📍Googleマップで現在地からのルートを見る1899年創業、出町柳を代表する和菓子店。名代豆餅を目当てに行列が絶えません。当日中が食べごろなので、鴨川デルタの河原に座って食べるのがいちばん贅沢な使い方です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
みたらし祭の歩き方
足つけ神事は「並んで、入って、出る」だけの神事ですが、その段取りを知っているかどうかで、体験の濃さがまったく変わります。
- 🕯足つけ神事(2026年7月18日〜30日 9:00〜20:00)
受付で献灯料を納め、ろうそくを受け取ります。靴を脱いで御手洗池へ入り、膝下まで浸かりながら灯明台まで進んで火を灯す。出たあとにご神水をいただく流れです。献灯料は大人500円、中学生以下は志納。
現地受付のみ(予約不可) - 🧦混雑を外す時間と、持ち物の正解
土用の丑にあたる7月26日は例年いちばん混みます。狙うなら平日の午前か、提灯が灯って人の波が引く19時前後。裾をまくれる服、脱ぎ履きしやすい靴、そして足を拭くタオルの3点が揃っていれば快適です。
日程・料金は年で変わるため公式で要確認
このエリアの宿(料金比較)
出町柳・下鴨エリアに泊まる最大の利点は、開門6:30の糺の森に歩いて行けることです。日帰り客が来る前の、水音しかしない森を独り占めできるのは、この界隈に泊まった人だけ。叡電と京阪の始発駅なので、鞍馬にも伏見稲荷にも動きやすい立地です。

出町柳・下鴨エリア
森と川を朝いちばんで取りに行く滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
糺の森を歩くだけなら手ぶらでも大丈夫ですが、みたらし祭で御手洗池に入るなら話は別です。素足で水に入る前提の持ち物を揃えておくと、当日がまるで違います。
足ふき用のタオルみたらし祭の必需品。膝下まで濡れた足を拭かずに靴は履けません。細長い薄手のものならバッグの隙間に入り、汗ふきにも回せます。
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御朱印帳ケース下鴨神社から鞍馬寺、伏見稲荷と回るなら御朱印帳は必携。ただ、汗と夕立で紙は傷みます。巾着に入れておくだけで、旅の終わりの状態がまったく違います。
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虫除けスプレー糺の森は小川の流れる原生林です。木陰が涼しいということは、蚊にとっても快適だということ。参道に入る前にひと吹きしておきましょう。
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水筒森が涼しくても、みたらし祭の行列は日向で待つことがあります。境内に自販機は多くありません。冷たい飲み物を持って入るのが確実です。
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UVカットハット参道は木陰でも、楼門の前の広場と出町柳からの道は日向です。たためるタイプなら、森に入った瞬間にしまえます。
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よくあるご質問(FAQ)
2026年のみたらし祭(足つけ神事)はいつ行われますか。
2026年は7月18日から30日、9:00から20:00です(下鴨神社公式サイト表記)。献灯料は大人500円、中学生以下は志納。行事の日程は年によって変わるため、最新は公式サイトでご確認ください。
下鴨神社の参拝は有料ですか。
境内の参拝は無料です。開門は6:30、閉門は17:00で、休みはありません。みたらし祭で御手洗池に入る場合のみ、献灯料として大人500円が必要です。
みたらし祭はどのくらい濡れますか?何を持っていけばいいですか。
御手洗池には膝下まで浸かります。裾をまくれる服装で、脱ぎ履きしやすい靴、そして足を拭くタオルは必ず持っていってください。池の底は滑りやすいので足元にご注意を。
みたらし祭の混雑を避けるにはどうすればいいですか。
土用の丑にあたる7月26日は例年いちばん混雑します。狙い目は平日の午前中か、提灯が灯って人の波が引く19時前後です。
糺の森は夏でも涼しいですか。
200年から600年の木が約600本、参道の頭上をずっと覆っているため、真夏の昼でも日差しは木漏れ日になって落ちる程度です。小川も流れており、市街の炎天下から入ると体感がはっきり変わります。
下鴨神社は、京都の夏 2泊3日モデルコースの朝枠に置くのが黄金ルート。開門直後の糺の森を歩き、夕方にみたらし祭へ戻る。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
伊丹空港・関西空港ゆきの国内線をANA、JAL、ジェットスターなど横断比較。祇園祭とお盆の京都は席も宿も動きが早いので、早めのチェックが安心です。
















