
蔵王刈田嶺神社(奥宮・里宮)
夏は蔵王山頂へ、冬は温泉街へ。御神体そのものが季節ごとに山を上り下りする、全国でも珍しい山岳信仰の形をいまに伝える神社です。
このページでわかること
- 奥宮(蔵王山頂)と里宮(遠刈田温泉)、二つの社からなる蔵王信仰の中心地であること
- 御神体が夏は奥宮へ、冬は里宮へと移る、全国でも珍しい季節遷座の仕組み
- 水難守護、天候祈願、子授かり、安産祈願というご利益
- 里宮への行き方・駐車場と、あわせて回りたい近くの見どころ
- 遠刈田温泉エリアの宿の料金比較
蔵王刈田嶺神社ってどんな神社?
蔵王連峰の主峰のひとつ、刈田岳(標高1,758m)の山頂に建つ「奥宮」と、麓の遠刈田温泉に鎮座する「里宮」。この二つの社で一つの神社を成すのが、蔵王刈田嶺神社です。祭神は天之水分神・国之水分神で、水を司る神として古くから信仰されてきました。伝承によれば白鳳8年(679年)、修験道の祖・役小角が大和国吉野山から蔵王権現を勧請したのが始まりとされ、かつては「蔵王大権現」と呼ばれていました。江戸時代後期には蔵王参りが庶民の間で大流行し、遠刈田温泉はその参詣拠点として発展した歴史を持ちます。最大の特徴は、御神体が季節によって山を上り下りすること。例年4月下旬、蔵王エコーラインと蔵王ハイラインの開通にあわせて奥宮へ遷座し、10月第1日曜の「下山式」で再び里宮へと戻ります。夏は御釜を見下ろす山頂で、冬は温泉街の静けさの中で、それぞれ異なる表情の参拝ができるのが、この神社ならではの魅力です。
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基本情報
| 名称 | 蔵王刈田嶺神社(奥宮・里宮) |
|---|---|
| 祭神 | 天之水分神・国之水分神 |
| 里宮所在地 | 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町1 |
| 奥宮所在地 | 刈田岳山頂(標高1,758m、宮城県刈田郡蔵王町) |
| ご利益 | 水難守護、天候祈願、子授かり、安産祈願 |
| 例祭 | 5月5日 |
| 季節遷座 | 例年4月下旬(エコーライン・ハイライン開通にあわせ奥宮へ)、10月第1日曜「下山式」(里宮へ) |
| 参拝料 | 無料 |
| 奥宮参拝期間 | 蔵王エコーライン・ハイライン開通期間中のみ(例年4月下旬〜11月上旬、冬期閉鎖) |
| 里宮へのアクセス | ミヤコーバス「遠刈田温泉」バス停から徒歩2分 |
行き方・駐車場
里宮は東北自動車道 白石ICから車で約25分、遠刈田温泉街の中心部にあります。共同浴場「神の湯」の裏手の高台に鎮座し、大きな鳥居が目印です。境内前に駐車場があります。奥宮へは遠刈田温泉から蔵王エコーライン・蔵王ハイライン経由で車で約35分(開通期間のみ)。蔵王ハイライン終点の駐車場から徒歩約10分で到着します。島内ならぬ山間部の移動はレンタカーが便利です。未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
奥宮へのエコーライン・ハイライン経由や周辺観光には車が便利です。蔵王エリアは夏の行楽シーズンにレンタカーが不足しやすいため、早めの予約がおすすめです。














季節ごとの参拝
春(3〜5月)
例年4月下旬に蔵王エコーライン・ハイラインが開通し、御神体が奥宮へと遷座します。新緑の中、里宮の参道も彩りを増す季節です。
夏(6〜9月)
奥宮参拝のベストシーズン。御釜を見下ろす山頂は平地より涼しく、避暑を兼ねた参拝ができます。
秋(10〜11月)
10月第1日曜に「下山式」が執り行われ、御神体が里宮へ戻ります。紅葉に彩られた石段と社殿の趣が増す季節です。
冬(12〜2月)
奥宮は雪に閉ざされ参拝不可。御神体を迎えた里宮で静かに手を合わせる、一年で最も厳かな季節です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 里宮の石段を上り、静寂の中で手を合わせる
温泉街の喧騒から一歩入ると、木立に囲まれた石段と社殿が迎えてくれます。心を静める参拝にぴったりです。

2. 「蔵王大権現」の扁額が掲げられた大鳥居をくぐる
かつての名がそのまま残る扁額に、山岳信仰の長い歴史を感じられます。

3. 開通期間は奥宮まで足を延ばす
蔵王ハイライン終点から徒歩約10分。御釜を見下ろす絶景と、山頂ならではの参拝を同時に楽しめます。

4. 奥宮から御釜の絶景をセットで楽しむ
奥宮のすぐそばから見下ろせるエメラルドグリーンの火口湖も、あわせて訪れたい絶景です。

5. 参拝のあとは共同浴場で汗を流す
里宮のすぐ麓には共同浴場「神の湯」。参拝の締めくくりに温泉でひと息つくのが遠刈田流です。
あわせて回りたい、近くの見どころ




近くの人気飲食店
遠刈田温泉街には手打ちそばの名店から、洋食、中華まで幅広い食事処が揃っています。参拝や湯めぐりの合間にどうぞ。
蔵王 手打ちそば 新楽そば・鴨料理定休:水曜/¥1,000〜¥1,999/鴨そばが名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る自家農園の野菜と手打ちの太麺、鴨を使った「冷かも」が名物のそば処です。
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チーズ・シェッドパスタ・ピザ・カレー10:00〜16:30(土日祝9:30〜17:00)/¥1,000〜¥1,999/ナポリタンが人気📍Googleマップで現在地からのルートを見るチーズを使ったパスタやピザ、キーマカレーが楽しめる、温泉街では貴重な洋食店です。
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中華亭 分店ラーメン定休:火・水曜/¥1,000〜¥1,999/中華そばが看板メニュー📍Googleマップで現在地からのルートを見る地元で長く愛される中華そばの人気店。スープがなくなり次第終了の日もあるので早めの来店が安心です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
現在、アクティビティはありません。
このエリアの宿(料金比較)
遠刈田温泉、蔵王エリアには参拝や観光の拠点として便利な宿が揃っています。奥宮参拝には早朝出発が有利なため、前泊もおすすめです。

遠刈田温泉・蔵王エリア
参拝と湯めぐりを両方楽しめる滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
山頂の奥宮参拝と、温泉街の里宮参拝、両方を快適に楽しむためのアイテムです。
御朱印帳奥宮と里宮、それぞれで御朱印をいただける神社です。一冊持っていくと、参拝の記念になります。
薄手の羽織りもの(防風・防寒)標高1,758mの奥宮周辺は、平地より気温が5〜10度ほど低く感じられます。夏でも一枚持っていくと安心です。
歩きやすいトレッキングシューズ奥宮周辺は火山性の岩場で足元が不安定です。歩きやすい靴での参拝をおすすめします。
温泉タオル参拝のあとは共同浴場「神の湯」へ。手ぶらで立ち寄れるよう、タオルを一枚持っておくと便利です。
よくあるご質問(FAQ)
蔵王刈田嶺神社になぜ奥宮と里宮があるのですか。
御神体が季節によって山を上り下りするためです。奥宮は蔵王山頂(刈田岳)、里宮は遠刈田温泉に鎮座し、夏は奥宮、冬は里宮で参拝できます。
奥宮はいつでも参拝できますか。
いいえ。蔵王エコーライン・ハイラインの開通期間(例年4月下旬〜11月上旬)のみで、冬期は積雪のため通行止めとなり参拝できません。
御神体はいつ移動するのですか。
例年4月下旬、道路の開通にあわせて奥宮へ遷座し、10月第1日曜の「下山式」で里宮へ戻ります。
どんなご利益がありますか。
水を司る神様をお祀りしていることから、水難守護、天候祈願、子授かり、安産祈願などのご利益があるとされています。
駐車場はありますか。
里宮には境内前に駐車場があります。奥宮へは蔵王ハイライン終点の駐車場をご利用ください。
航空券も、まとめて比較
仙台空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















写真クレジット: 里宮拝殿・里宮鳥居 撮影:ChiefHira(Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)/奥宮 撮影:Kumamushi(Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)/遠刈田温泉共同浴場 撮影:MD242(Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)/遠刈田系こけし 撮影:御玉素猫(Wikimedia Commons、CC BY 3.0)
