
あがたの森公園(あがたのもりこうえん)
門をくぐると、ヒマラヤ杉が空を塞いで、街の音が急に遠のく。旧制高校の青春がそのまま残された、松本でいちばん静かな穴場です。
このページでわかること
- あがたの森公園に残る重要文化財 旧松本高等学校の校舎と、ヒマラヤ杉並木の見どころ、編集部5指標による評価
- あがたの森文化会館の開館時間、休館日、見学が無料であること
- 行き方・駐車場(約130台)と、松本駅からの歩き方
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて回りたい近くの見どころ
- 松本市街エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
あがたの森公園ってどんな公園?
門柱に「あがたの森公園」、その向かいに「松本高等学校跡地」。二つの石柱の間を抜けると、いきなり空が消えます。ヒマラヤ杉の並木が約150メートル、頭上で枝を組んで、松本駅から歩いてきたばかりの街の音を遮ってしまう。ここが公園の入口です。奥に立っているのは、旧制松本高等学校の校舎と講堂。淡い緑色に塗られた木造洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。旧制高校とは、今の大学教養課程にあたる学校のこと。全国から集まった学生たちが寮に暮らし、本を読み、議論し、下駄を鳴らして街を歩いた、あの時代の学び舎です。校舎は現在あがたの森文化会館として使われていて、見学は無料。廊下を歩くと床が鳴り、教室の窓からはヒマラヤ杉が見えます。誰もいない教室に立つと、ここで交わされた青臭い議論の残響みたいなものが、たしかに聞こえる気がします。敷地には日本庭園の池があり、芝生の平和ひろばが広がり、松本の山並みが借景のように奥に控えている。松本城の混雑がうそのように、ここには人がいません。入園は無料、定休日もなし。松本駅から歩いて20分ほどのこの場所が、いまだに穴場のままなのが不思議なくらいです。
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基本情報
| 名称 | あがたの森公園(あがたのもりこうえん) |
|---|---|
| 所在地 | 長野県松本市県3丁目2102番15(あがたの森文化会館は松本市県3-1-1) |
| 入園料 | 無料。公園に定休日はなく、いつでも散策できます |
| あがたの森文化会館 | 重要文化財 旧松本高等学校の本館と講堂。見学は無料(会議室の使用は有料)。開館は平日9:00〜22:00、日曜9:00〜17:00 |
| 文化会館の休館日 | 月曜日・祝日(祝日が日曜、月曜にあたる場合は月曜、火曜が休館)、12月29日〜1月3日 |
| 見どころ | 約150mのヒマラヤ杉並木、日本庭園の池、芝生の平和ひろば |
| アクセス | JR松本駅から徒歩約23分。タウンスニーカー東コース「旧松本高校」下車(約13分)、下車後徒歩5分。車は松本ICから約20分 |
| 駐車場 | あがたの森公園の駐車場に約130台(大型バスは不可) |
| 所要時間の目安 | 並木と校舎の外観だけなら30分、庭園や芝生でくつろぐなら1〜2時間 |
行き方・駐車場
JR松本駅お城口から東へまっすぐ、徒歩約23分。市内周遊バス「タウンスニーカー」東コースなら「旧松本高校」下車(約13分)、そこから徒歩5分です。松本市美術館からは歩いて10分ちょっとなので、美術館とセットで組む人が多いルート。中町通りからも20分弱で歩けます。車の場合は松本ICから約20分で、公園の駐車場に約130台分(大型バスは不可)。市街の観光地としては駐車場が大きいほうなので、車派にも優しい場所です。松本を拠点に上高地や乗鞍まで足を延ばすなら、レンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
公園は徒歩とバスで行けますが、松本を拠点に上高地の沢渡駐車場や乗鞍高原、白骨温泉まで足を延ばすなら車が要ります。夏休みや連休は台数が早く埋まるので、宿と一緒に押さえるのが安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
庭園の緑が芽吹き、芝生の平和ひろばが気持ちいい季節。松本城の花見が混み合う時期でも、ここは驚くほど静かなままです。
夏(6〜8月)
ヒマラヤ杉が日差しをほぼ完全に遮るので、並木の下だけ体感温度が違います。上高地から下りてきた日の午後、木陰で休むのに最適です。
秋(9〜11月)
校舎の淡い緑と紅葉、常緑のヒマラヤ杉。三つの緑と赤が重なって、一年でいちばん色数が多くなります。庭園の池の映り込みも狙い目。
冬(12〜2月)
雪の並木道は無音の世界。公園自体はいつでも入れますが、文化会館は12月29日から1月3日まで休館するのでご注意ください。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 門柱をくぐって、音が消える瞬間を味わう
「松本高等学校跡地」の石柱を過ぎると、ヒマラヤ杉が頭上を覆って街の音が引いていきます。この切り替わりが、この公園の第一印象です。立ち止まって受け取ってください。

2. 重要文化財の校舎に、無料で入る
あがたの森文化会館として今も使われている旧制松本高校の校舎。見学は無料です。廊下の床が鳴る音まで含めて、大正の学校がそのまま残っています。

3. 並木の下を、目的もなく往復する
約150メートル。歩けば2分で終わってしまう距離を、あえて何度か往復してみてください。旧制高校の学生も、たぶん同じことをしていたはずです。

4. 庭園の池のほとりに座る
敷地の一角には日本庭園の池と、芝生の平和ひろば。ベンチに座って何もしない時間のために、松本の旅程を30分空けておく価値があります。

5. 松本市美術館まで歩いてつなぐ
公園から美術館までは徒歩10分ちょっと。大正の木造校舎と、草間彌生の赤い水玉。松本という街の懐の深さを、半日で往復できます。
あわせて回りたい、近くの見どころ

松本市美術館
草間彌生の故郷に立つ美術館。館前の野外彫刻『幻の華』は観覧券なしで見られます。公園から歩ける距離で、静と動を一日で味わう組み方ができます。

国宝 旧開智学校校舎
明治9年竣工の擬洋風建築で、近代学校建築として初の国宝。明治の小学校と大正の旧制高校。松本の「学校建築を巡る一日」を組むならこの二つです。

中町通り
なまこ壁の土蔵造りが続き、民芸やクラフト、カフェが並ぶ通り。公園で静かに過ごしたあと、蔵の街で買い物という流れがちょうどいい距離感です。

国宝 松本城
現存天守をもつ国宝5城の一つ。公園とは街の反対側ですが、どちらも松本駅から徒歩圏。朝に城、午後にあがたの森という組み方が、混雑の落差を楽しめます。

縄手通り
女鳥羽川沿い、カエルがシンボルの下町商店街。365日歩行者天国で食べ歩きが楽しめます。杉並木の静けさのあと、賑やかな通りへ出ると気分が切り替わります。
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近くの人気飲食店
公園の周りは学校と住宅が中心で、飲食店は松本駅寄りと中町、縄手のあたりに集まっています。杉並木で涼んだあと、駅方面へ戻る流れで寄るのが自然です。
松本からあげセンター郷土料理・山賊焼松本駅ビルMIDORI 4F/山賊焼定食が看板📍Googleマップで現在地からのルートを見る松本駅ビルMIDORIの4階、山小屋のような店内で松本名物の山賊焼を出す店。公園から駅へ戻る流れでそのまま寄れるので、帰りの電車前の一皿にちょうどいい立地です。
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女鳥羽そばそば自家石臼挽き/松本駅から徒歩圏📍Googleマップで現在地からのルートを見る地元の玄蕎麦を自家石臼で挽く手打ちそば。三種の味を楽しめる名物「三礼そば」があります。公園から中町を抜けて歩けば、街の風景ごと味わえます。
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からあげセンター 駅前営業所居酒屋・山賊焼松本駅前/山賊焼をつまみに一杯📍Googleマップで現在地からのルートを見る松本駅前にある居酒屋タイプの姉妹店。日が暮れるまで公園で過ごしてから、山賊焼をつまみに一杯という締め方ができます。
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珈琲 まるも喫茶店松本民芸家具の空間/定休:月曜、火曜📍Googleマップで現在地からのルートを見る旅館まるもに併設された喫茶店。松本民芸家具に囲まれた空間で、時間の進み方が少しだけ遅くなります。旧制高校の余韻をそのまま持ち込める一軒です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
並木、木造校舎、庭園の池。被写体の性格がまるで違うので、狙い方も変わります。文化会館の館内は使用中の部屋があるため、撮影は現地の案内に従ってください。
並木は門柱から、縦構図で奥まで抜く約150mの並木は、入口の門柱を手前に入れて縦で撮ると、トンネルのような奥行きが出ます。木漏れ日が差す時間なら、光の筋まで写ります。
校舎は横長を活かして、水平をきっちり出す細長い木造校舎は、正対して水平を丁寧に取ると窓の連なりがリズムになります。淡い緑の壁は曇りの日のほうが色が素直に出ます。
池は水面を広く取って、映り込みを狙う風のない朝は、池が鏡になります。しゃがんで水面を画面の半分以上に入れると、木々と山並みが反転して二重の風景になります。
木陰は「明るい部分」に露出を合わせる杉の下は暗く、抜けた先は明るい。カメラ任せだと白飛びします。明るい方に露出を合わせて影を沈めると、木陰の涼しさがそのまま写ります。
このエリアの宿(料金比較)
公園は松本駅から徒歩圏。市街に泊まれば、人のいない朝の並木道を独り占めできます。旧制高校の校舎を朝いちばんに眺めてから、上高地行きのバスに乗るという贅沢も。浅間温泉、美ヶ原温泉まで含めれば、街歩きと湯を両立させる選択肢も豊富です。

松本市街(松本駅・松本城周辺)
街歩きと上高地の拠点に※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
芝生と木陰で「何もしない時間」を過ごすための公園です。売店をあてにできない場所なので、それを前提に選びました。
歩きやすいスニーカー松本駅から徒歩約23分、園内は土と芝生の道。さらに美術館や中町へつなぐと一日でかなりの距離になります。履き慣れた一足があるかどうかで、午後の余裕が変わります。
虫除けスプレーここは名前のとおり「森」です。ヒマラヤ杉の木陰と池のほとりは、夏になると蚊が出ます。ベンチでゆっくりするつもりなら、これがあるかどうかで滞在時間が変わります。
ステンレスボトル/水筒園内に売店をあてにできる場所は多くありません。松本は湧き水の街なので、市街の水汲み場で汲んだ水を持ち込んで、芝生で飲むのがいちばん贅沢な過ごし方です。
日焼け止め並木の下は日陰ですが、芝生の平和ひろばと庭園は遮るものがありません。松本は標高約600mの盆地で、夏の日差しは想像以上。木陰があるぶん、油断しがちです。
折りたたみ傘駅から公園までの約23分は、ほぼ日陰のない一本道です。松本は夏に夕立が来ることも。雨の日の杉並木は霧が出て幻想的になるので、傘があれば粘れます。
よくあるご質問(FAQ)
あがたの森公園の入園料はいくらですか。
入園は無料で、公園に定休日はありません。園内にあるあがたの森文化会館(重要文化財 旧松本高等学校)の見学も無料です。ただし会議室として使用する場合は有料になります。
旧制松本高等学校の校舎は中に入れますか。
はい。校舎は現在あがたの森文化会館として使われており、見学は無料です。開館は平日9:00〜22:00、日曜9:00〜17:00。休館日は月曜日・祝日(祝日が日曜、月曜にあたる場合は月曜、火曜が休館)と、12月29日から1月3日までです。会議室として使用中の部屋には入れません。
あがたの森公園の見どころを教えてください。
約150メートル続くヒマラヤ杉の並木、重要文化財に指定された旧制松本高等学校の木造洋風校舎、日本庭園の池、芝生の平和ひろばです。松本城のような混雑がなく、静かに過ごせるのがこの公園の最大の魅力です。
あがたの森公園に駐車場はありますか。
はい。公園の駐車場に約130台分あります。大型バスは駐車できません。松本市街の観光地としては駐車台数が多いほうですが、イベント開催時は混み合うことがあります。車は松本ICから約20分です。
松本駅からあがたの森公園へはどう行けばよいですか。
JR松本駅から徒歩約23分です。市内周遊バス「タウンスニーカー」東コースなら「旧松本高校」下車(約13分)で、そこから徒歩5分。松本市美術館からは徒歩約12分と近いので、美術館とセットで回るのが効率的です。
あがたの森公園は、上高地・松本 1泊2日モデルコースの2日目、松本市美術館とセットで組み込むのが黄金ルート。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
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