
泡の湯(あわのゆ)
湯船に沈んだ瞬間、輪郭がほどけていく。約70坪の湯にミルククリーム色が満ちる、白骨温泉の老舗旅館。
このページでわかること
- 泡の湯の大野天風呂と内湯の違い、編集部5指標による評価
- 日帰り入浴の受付時間と料金、当日の電話確認が欠かせない理由
- 白骨温泉への行き方と駐車場、上高地とは違って車で入れること
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて回りたい近くの見どころ
- 白骨温泉エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
泡の湯ってどんな温泉?
深い谷を刻む湯川に沿って車を走らせ、息の長い九十九折を抜けた先、木立にぽつりと灯りが見えてきます。「白骨温泉 泡の湯」と彫られた一枚岩の看板が掛かる玄関。それが、この宿の入口です。泡の湯の名物は、約70坪という広大な男女共用の大野天風呂。公式サイトによれば、湯の色は季節や天候によって表情を変え、空気に触れる時間や気温、湿度、光線の具合しだいで、ミルククリーム色にもコバルトブルーにも見えるといいます。つまり同じ湯船でも、訪れた日の白は二度と同じ白ではありません。混浴と聞いて身構える人もいるかもしれませんが、女性には専用の出入口が用意され、のれんで覆われた脱衣場から湯の中へ直接続く階段で入れるようになっています。白く濁った湯が身体の線を隠し、中腰で移動できるほどの湯量なので、湯の中で立ち上がる必要もありません。一方、内湯にある「ぬる湯」は源泉そのままの透明な湯で、浴槽温度は37℃ほど。乳白色になる前の、生まれたての湯に浸かれるということです。白から透明へ、熱から温へ。二つの湯を行き来しているうちに、日帰り入浴の3時間半はあっけないほど早く過ぎていきます。
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基本情報
| 名称 | 泡の湯(あわのゆ)/泡の湯旅館 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県松本市安曇(白骨温泉) |
| エリア | 中部山岳国立公園、白骨温泉。上高地とは別のエリアです |
| 日帰り入浴 受付 | 10:30〜13:30(14:00退館) |
| 日帰り入浴 料金 | 大人(中学生以上)1,000円、子ども(3歳〜小学生)600円 |
| タオル | タオル200円、バスタオル800円(持参すれば不要) |
| お風呂 | 約70坪の男女共用大野天風呂(女性専用の出入口あり)、内湯の「ぬる湯」は源泉そのままの透明な湯で浴槽温度37℃程度 |
| 定休日・注意 | 定休日あり(営業カレンダー参照)。ボイラーの燃料事情により急遽休業する場合があるため、当日の電話確認(0263-93-2101)が必須です |
行き方・駐車場
まず押さえておきたいのは、白骨温泉は上高地とは別のエリアだということ。上高地は通年マイカー規制で釜トンネルより先へ自家用車では入れませんが、白骨温泉にその規制はなく、温泉街まで自分の車で入れます。松本方面からは国道158号を高山方面へ進み、途中から白骨温泉へ。公共交通なら、松本駅からアルピコ交通上高地線で新島々駅へ出て、さわんどバスターミナルで白骨温泉線に乗り換えます。この路線バスの終点はその名も「泡の湯」で、2026年は4月17日〜11月15日の運行です。運行日と時刻は変わることがあるので、最新はアルピコ交通の公式サイトでご確認ください。レンタカーを使うならレンタカーの最安値比較もどうぞ。
白骨温泉は車が動きやすい
白骨温泉は上高地と違ってマイカーで入れるエリア。日帰り入浴の受付は10:30〜13:30と幅が狭いので、時間に縛られないレンタカーがあると、乗鞍高原の滝めぐりまで一日でつなげられます。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
山の雪が緩み、新緑が谷を駆け上がってくる季節。さわんど経由の路線バスは例年4月17日から動き出します。朝晩はまだ冷えるので上着を一枚。
夏(6〜9月)
標高の高い白骨は下界の暑さが嘘のよう。日帰り入浴が最も組み込みやすく、乗鞍高原の滝めぐりとあわせた一日が気持ちよくはまります。
秋(10〜11月)
渓谷の紅葉と乳白色の湯の取り合わせは、この温泉でしか見られない配色。バスは例年11月15日で運行を終えます。
冬(12〜2月)
雪見の湯は格別ですが、路線バスは運休期間。冬に向かうなら車の冬装備と、営業日の事前確認を必ずセットで。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 約70坪の大野天風呂で、白に包まれる
泡の湯の代名詞が男女共用の大野天風呂。中腰で移動できるほどの湯量で、立ち上がらずに湯の中を歩けます。女性には専用の出入口があり、脱衣場から湯へ直接続く階段で入れる造りです。

2. 内湯の「ぬる湯」で、乳白色になる前の湯に触れる
内湯にある「ぬる湯」は源泉そのままの透明な湯で、浴槽温度は37℃程度。空気に触れて白く濁る前の姿を知ってから大野天風呂へ向かうと、あの白さの意味が変わって見えてきます。

3. 湯の色の「当たり日」を引き当てる
公式サイト曰く、湯の色は空気に触れる時間や気温、湿度、光線でミルククリーム色にもコバルトブルーにも変わります。何度訪れても同じ白には出会えない、それがこの湯の面白さです。

4. 湯上がりに白骨の温泉街を歩く
白骨温泉には温泉粥やとうじ蕎麦を出す食事処、湯の花を扱う売店が点在します。湯を出たあと、山の空気の中をゆっくり歩く時間まで含めて白骨の一日です。

5. 白骨の湯を「はしご」する
白骨温泉には公共野天風呂をはじめ日帰り入浴を受け付ける宿がいくつもあります。泡の湯の受付は13:30まで。午前に泡の湯、午後に別の湯という組み方なら、一日で白骨の湯くらべができます。
あわせて回りたい、近くの見どころ

白骨温泉 公共野天風呂
渓谷の底で乳白色の湯に浸かる共同の野天風呂。大人700円、小学生以下400円で、平日10:00〜16:00、土日祝9:00〜17:00。木曜定休、11月25日〜4月中旬は冬季休業です。

竜神の滝(白骨)
苔むした岩肌を優しく伝う小さな滝。派手さはありませんが、湯上がりの散歩でふらりと立ち寄れる距離にあります。遊歩道は濡れて滑りやすいので足元にご注意を。

隧通し・冠水渓
湯川の急流が石灰岩を貫いてつくった天然のトンネルと渓谷。白骨温泉観光案内所から歩いて行ける、知る人ぞ知る穴場です。

善五郎の滝
乗鞍高原にある落差約22mの端正な滝。三本滝、番所大滝とともに「乗鞍三滝」と呼ばれます。白骨の湯とセットで一日にまとめると、山の水を上から下まで味わえます。

河童橋
梓川に架かる上高地のシンボル。白骨温泉からはさわんどバスターミナルへ出てシャトルバスに乗り換えます。上高地は通年マイカー規制なので、車はさわんどに置いていきます。
近くの人気飲食店
白骨温泉に独立した飲食店はごくわずかで、食事どころは温泉街の食事処と旅館が中心です。ここでは白骨温泉公式サイトの施設一覧に掲載されている、実在するお店を紹介します。名物は白骨の湯で炊いた温泉粥と、信州の郷土食であるとうじ蕎麦です。
煤香庵(お食事処)温泉粥・とうじ蕎麦営業11:00〜14:30/日帰り入浴10:00〜18:00/「湯の花膳」が看板📍Googleマップで現在地からのルートを見る白骨温泉公式が食事処として案内する一軒。温泉粥ととうじ蕎麦をそろえた「湯の花膳」が看板で、野天風呂も併設しています。泡の湯の受付が終わる午後にちょうど開いている、ありがたい存在です。
お休み処 球道信州蕎麦・岩魚営業11:00〜14:00/日帰り入浴9:00〜22:00/信州蕎麦と岩魚📍Googleマップで現在地からのルートを見る信州蕎麦と岩魚を出す休み処。こちらも白骨温泉公式の施設一覧に掲載されています。日帰り入浴の受付時間が長く、湯めぐりの締めにも使えます。
白船荘 新宅旅館旅館・日帰り入浴日帰り入浴12:00〜14:00/夕食に信州そば、朝食に「温泉粥」📍Googleマップで現在地からのルートを見る信州そばの夕食と温泉粥の朝食で知られる白骨の宿。日帰り入浴も受け付けているので、泡の湯のあとにもう一湯という組み方ができます。食事の可否は宿泊プランによって異なります。
白骨斎藤売店売店・土産営業8:00〜19:00/名物「湯の花」の土産品📍Googleマップで現在地からのルートを見る白骨温泉の土産といえば「湯の花」。朝8時から夜7時までと営業時間が長く、湯上がりに立ち寄って家に白骨の湯の香りを連れて帰れます。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
入浴のコツ
泡の湯の日帰り入浴は、受付10:30〜13:30、14:00退館という短い窓に収まっています。ここを外すと入れません。だからこそ、当日の動き方に少しだけコツがあります。
出発前に電話を1本公式サイトが「燃料事情により急遽営業をお休みすることがある」と明記しています。山道を1時間走ってから休業を知る、はいちばん避けたい展開です。0263-93-2101へ当日確認を。
タオルは持参が身軽現地でもタオル200円、バスタオル800円で用意がありますが、持参すればその分を土産に回せます。乳白色の湯は硫黄の香りが残るので、湯上がり用のタオルは別に一枚あると快適です。
内湯から入って、大野天風呂で仕上げる37℃程度の「ぬる湯」で身体を慣らしてから大野天風呂へ向かうと、湯あたりしにくく長く楽しめます。透明な源泉と白濁した湯、その差を身体で確かめる順番でもあります。
撮影は「湯船の外」で浴場内は他のお客様の裸体が写り込むため撮影は控えるのが鉄則です。写真に残すなら、玄関の一枚岩の看板や、谷を見下ろす道からの遠景を。緑と木造建築のコントラストがよく映えます。
このエリアの宿(料金比較)
白骨温泉のいちばんの贅沢は、日帰りの3時間半という制限が消えることです。泊まれば、朝いちばんの誰もいない湯にも、夜の静けさの中の湯にも入れます。乳白色の湯を目当てに来たなら、一泊の価値は確実にあります。

白骨温泉(上高地・乗鞍・白骨エリア)
秘湯の湯宿でこもる滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
白骨温泉は山あいの小さな温泉地で、大きな店はありません。日帰り入浴を気持ちよく終えるために、持っていくと差が出るものをまとめました。
温泉タオル現地でもタオル200円、バスタオル800円で買えますが、持参すれば入浴料のほかに出費は不要。湯めぐりをするなら替えも含めて多めが安心です。
コインケース/小銭入れ山あいの温泉地では、入浴料やタオル代を現金でやりとりする場面が少なくありません。ロッカーや自販機のことも考えて、小銭をまとめておくと受付がスムーズです。
マウンテンパーカー(防風・撥水)白骨は標高の高い山あい。湯上がりに風を受けると一気に体が冷えます。羽織れる一枚があるだけで、湯の余韻を長持ちさせられます。
ステンレスボトル/水筒温泉は思っている以上に水分を持っていきます。売店の営業時間に左右されずに水分補給できるよう、冷たい飲み物を持って行くのが確実です。
酔い止め薬白骨温泉へ向かう道は、九十九折の山道が延々と続きます。車でもバスでも、乗り物に弱い人は飲んでから出発を。着いた先が温泉なので、気分よく湯に入るための備えです。
よくあるご質問(FAQ)
泡の湯の日帰り入浴は何時から何時までですか。
受付は10:30〜13:30で、14:00退館です。料金は大人(中学生以上)1,000円、子ども(3歳〜小学生)600円。受付時間の幅が狭いので、到着時刻を逆算して向かってください。
泡の湯が急に休業することはありますか。
あります。公式サイトにはボイラーの燃料確保が不安定で、燃料事情により急遽営業を休む場合があると案内されています。定休日も営業カレンダーによって変わるため、当日0263-93-2101へ電話で確認してから出発してください。
白骨温泉へマイカーで行けますか。
行けます。白骨温泉は上高地とは別のエリアで、上高地のような通年マイカー規制はなく、温泉街まで自家用車で入れます。上高地の規制は釜トンネルより先が対象です。
大野天風呂は混浴ですが、女性でも入りやすいですか。
女性には専用の出入口が用意されています。のれんで覆われた脱衣場から湯の中へ直接続く階段で入れるため全身を見られることがなく、白く濁った湯が身体の線を隠します。中腰で移動できるほどの湯量で、湯の中で立ち上がる必要もありません。
泡の湯の湯はいつも乳白色ですか。
いつも同じ白ではありません。公式サイトによれば、空気に触れる時間や気温、湿度、光線によって、ミルククリーム色からコバルトブルーまで色合いが変わります。内湯の「ぬる湯」は源泉そのままの透明な湯で、浴槽温度は37℃程度です。
泡の湯は、上高地・松本 モデルコースの2日目に組み込むと、上高地の高揚を湯でほどく一日になります。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
信州まつもと空港ゆきの国内線をはじめ、主要空港からのフライトを横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















