
穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや)
北アルプスの総鎮守は、車では辿り着けません。歩いた人だけが、この門の前に立てます。
このページでわかること
- 穂高神社奥宮が北アルプス総鎮守と呼ばれる由緒と、編集部5指標による評価
- 拝観料(大人500円、小学生200円)、拝観時間6:00〜17:00、拝観可能期間4月17日〜11月15日
- 10月8日の御船神事と、境内にある明神池の関係
- 通年マイカー規制(沢渡、あかんだなからシャトルバス)と、徒歩約1時間の参拝路
- 上高地・乗鞍・白骨エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
穂高神社奥宮ってどんな神社?
上高地の奥、明神岳の直下に、北アルプスの総鎮守が鎮まっています。穂高神社奥宮。祭神は穂高見命(ほたかみのみこと)で、安曇野市の本宮、そして奥穂高岳の山頂に立つ嶺宮とあわせて、山と人の関わりを見守ってきた社です。原生林に囲まれた境内は、社殿そのものは決して大きくありません。けれど、根を張った巨木の隣にぽつりと建つ木の社と、苔むした狛犬、掛けられた絵馬。その慎ましさが、かえって「ここは人が作った観光地ではない」と告げてきます。奥宮の奥には明神池が広がり、拝観料の大人500円、小学生200円は、この奥宮と池の両方をめぐるためのもの。拝観時間は6:00から17:00まで、拝観できるのは4月17日から11月15日までです。毎年10月8日には御船神事(例祭)が営まれ、平安装束をまとった人々が龍頭鷁首の船で明神池を巡ります。上高地バスターミナルからここまでは、歩いて約1時間。車も、ロープウェイも、近道もありません。北アルプスの総鎮守が、自分の足で歩いた人にだけ会ってくれるという事実が、この社のいちばんの由緒なのかもしれません。
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基本情報
| 名称 | 穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや) |
|---|---|
| 所在地 | 長野県松本市安曇上高地(明神池と同じ境内) |
| 祭神 | 穂高見命(ほたかみのみこと)。北アルプスの総鎮守 |
| 拝観料 | 大人500円、小学生200円(現金)※Web上に旧300円の古い情報が残りますが、現行は500円です |
| 拝観時間 | 6:00〜17:00 |
| 拝観可能期間 | 4月17日〜11月15日 |
| 例祭 | 御船神事は毎年10月8日。龍頭鷁首の船が明神池を巡ります |
| アクセス | 上高地バスターミナルから河童橋を経由し、梓川の左岸または右岸を徒歩約1時間 |
| 開山期間 | 例年4月17日〜11月15日。冬季は閉鎖。最新の日程は上高地公式サイトでご確認ください |
行き方・駐車場
上高地は通年マイカー規制です。自家用車、レンタカー、自動二輪は釜トンネルから先へ入れません。松本市方面からは沢渡(さわんど)駐車場(1日800円)、高山市方面からはあかんだな駐車場(1日600円)に停め、シャトルバスかタクシーに乗り換えます。沢渡から上高地までのシャトルバスは往復2,800円、片道1,500円、所要約25〜30分です。公共交通なら松本駅からアルピコ交通上高地線で新島々へ約30分、そこからバスで約1時間。松本バスターミナル発の直行便『ナショナルパークライナー』もあります。上高地バスターミナルからは河童橋を渡り、梓川の左岸コースか右岸コースで明神へ。どちらも片道約1時間です。右岸は岳沢湿原を通る原生林の静かな道、左岸は道幅が広く歩きやすい道。明神橋を渡ると奥宮の入口があり、そこで拝観料を納めます。境内に駐車場はありません。というより、上高地には自家用車が入れないため、全員が歩いてくることになります。拝観は17時までなので、帰りのバス最終時刻とあわせて逆算した行程を組んでください。沢渡やあかんだなまでの移動にレンタカーを使う人は、レンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
沢渡・あかんだなまではレンタカーが便利
上高地の中へは車で入れませんが、沢渡やあかんだなの駐車場までは車が圧倒的にラクです。松本や高山を絡めて回るなら、駐車場までレンタカー、そこからシャトルバスという組み方が定番。夏休みと紅葉期は早めの手配が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
拝観は4月17日から。残雪の明神岳を背にした社殿は、一年でもっとも凛とした姿。開山祭は例年4月27日ごろで、上高地全体が目を覚ます季節です。
夏(6〜8月)
原生林の木陰が深く、境内はひんやりとしています。標高約1,500m。往復2時間の参拝路も、この季節はむしろ心地よい歩きになります。
秋(9〜11月)
10月8日の御船神事が最大の見どころ。平安装束の人々が龍頭鷁首の船で明神池を巡る神事は、紅葉と重なって一年で最も荘厳です。拝観は11月15日まで。
冬(12〜3月)
拝観は11月15日で終了。上高地そのものが冬季閉鎖されるため、一般の参拝はできません。北アルプスの総鎮守は雪の中で静かに春を待ちます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 門の前で、一度立ち止まる
苔むした狛犬と、巨木に寄り添う小さな社。派手さはありません。だからこそ、くぐる前に一度立ち止まって見上げてみてください。

2. 鳥居越しに明神岳を見る
参道の鳥居の向こうに、明神岳の岩壁がのぞきます。山そのものが御神体であるこの社の性格が、この一枚の風景に凝縮されています。

3. 奥宮と明神池を続けて参拝する
拝観料の500円は、奥宮と明神池の両方をめぐるためのもの。社殿だけで引き返さず、必ず奥の神域の池まで歩いてください。

4. 御朱印と絵馬に、山の名を見る
掛けられた絵馬には、山の無事を願う言葉が並びます。ここが登山者の社でもあることが、いちばん伝わる場所です。

5. 10月8日の御船神事に合わせる
毎年10月8日の例祭では、平安装束の人々が龍頭鷁首の船で明神池を巡ります。日程を合わせられるなら、これ以上の体験はありません。
あわせて回りたい、近くの見どころ





四柱神社(松本市街)
『願いごとむすびの神』として親しまれる松本市街のパワースポット。縄手通りに隣接し、参拝自由。松本泊と組み合わせるなら、あわせて訪れたい社です。
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近くの人気飲食店
奥宮のある明神エリアには、上高地公式サイトにも掲載される山小屋が数軒あります。往復2時間の参拝路の折り返し地点として、ここで昼食にする人が多い場所。上高地は店の数そのものが限られるので、時間の目安を決めてから歩きはじめると安心です。
嘉門次小屋山小屋・食事処📍Googleマップで現在地からのルートを見る明神池のほとりに建つ、上高地でも指折りの歴史をもつ小屋。囲炉裏で焼く岩魚が名物として知られています。参拝の前後に立ち寄りやすい立地です。

氷壁の宿 徳澤園(みちくさ食堂)食堂・カフェ📍Googleマップで現在地からのルートを見る明神からさらに徒歩約1時間。ソフトクリームと野沢菜チャーハンで知られる食堂です。体力に余裕があれば足を延ばす価値があります。

※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
参拝のマナー
ここは観光施設ではなく、北アルプスの総鎮守です。ふるまい方ひとつで、受け取れるものが変わります。難しい作法は要りません。押さえるのは次の4つだけです。
拝観料は現金で用意する大人500円、小学生200円。山の中なのでカードや電子マネーは使えません。小銭を分けておくと受付がスムーズです。
Web上の旧300円という情報は誤りです
静粛に参拝する奥宮も明神池も神域です。大声での会話や、場所を占有しての長時間の撮影は控えましょう。静かにするほど、この場所は深くなります。
明神池には立ち入らないでください
社殿だけで引き返さない拝観料は奥宮と明神池の両方をめぐるためのもの。奥の二之池まで歩いてはじめて、この神域の全体像が見えてきます。
拝観時間は6:00〜17:00です
時間から逆算して訪れる拝観可能期間は4月17日〜11月15日、拝観は17時まで。往復2時間の歩きがあるので、帰りのバス最終時刻から逆算して出発してください。
最新の日程は公式(kamikochi.or.jp)で確認を
このエリアの宿(料金比較)
上高地の中に泊まれば、日帰り客が帰ったあとの静けさと、朝いちばんの梓川を独り占めできます。宿数が限られるぶん予約は早い者勝ち。乗鞍高原や白骨温泉に宿を取って、翌朝シャトルバスで上高地入りする組み方も現実的です。

上高地・乗鞍・白骨エリア
朝いちばんの参拝を狙うなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
奥宮は往復2時間の歩きの先にあり、拝観料は現金のみ。神社であることと、山であること。その両方から必要になるものを選びました。
コインケース/小銭入れ拝観料は大人500円、小学生200円で現金のみ。山の中にATMもキャッシュレス決済もありません。賽銭用の小銭とあわせて分けておくと安心です。
御朱印帳入れ巾着北アルプス総鎮守の奥宮まで足を運ぶなら、御朱印帳はきちんと守って持って行きたいところ。ザックの中で傷めないための一枚です。
トレッキングシューズ参道といっても片道1時間の山道です。高低差はなくても距離はあり、右岸の木道は朝露で滑ります。グリップの効く靴が安心です。
マウンテンパーカー(防風・撥水)標高約1,500m、しかも原生林の中の境内は日中でもひんやりします。拝観開始の6時台に参拝するなら、防寒は必須です。
ステンレスボトル/水筒河童橋から明神までの道中に自販機はありません。参拝の前後で水分が切れないよう、歩き出す前に補給しておきましょう。
よくあるご質問(FAQ)
穂高神社奥宮の拝観料はいくらですか。
大人500円、小学生200円です(現金のみ)。この拝観料で奥宮と、その奥にある明神池の両方を参拝できます。Web上には旧料金の300円という古い情報が残っていますが、現行は500円です。
穂高神社奥宮の拝観時間と拝観できる期間を教えてください。
拝観時間は6:00〜17:00、拝観可能期間は4月17日〜11月15日です。上高地そのものが冬季閉鎖されるため、それ以外の時期は参拝できません。
穂高神社奥宮の祭神はどなたですか。
穂高見命(ほたかみのみこと)をお祀りしています。北アルプスの総鎮守で、安曇野市の本宮、奥穂高岳の山頂に立つ嶺宮とあわせて三宮の構成です。
穂高神社奥宮の御船神事はいつ行われますか。
毎年10月8日です。平安装束をまとった人々が龍頭鷁首の船で明神池を巡る神事で、紅葉の時期と重なります。
上高地へマイカーで行けますか。
行けません。上高地は通年マイカー規制で、自家用車やレンタカーは釜トンネルより先へ入れません。沢渡駐車場(1日800円)かあかんだな駐車場(1日600円)に停め、シャトルバスかタクシーに乗り換えます。
穂高神社奥宮は、上高地・松本 1泊2日モデルコースの1日目、河童橋から明神へ歩く行程の折り返し地点。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
信州まつもと空港ゆきの国内線をFDA、JALなど横断比較。羽田や名古屋からの鉄道派も、往路と復路で交通手段を変えると総額が下がることがあります。
















