
田代橋・穂高橋(たしろばし・ほたかばし)
河童橋の人だかりが嘘のように、ここには誰もいない。同じ梓川、同じ北アルプス。違うのは、立ち止まれる時間の長さだけです。
このページでわかること
- 田代橋・穂高橋が2本並んで架かる理由と、編集部5指標による評価
- 通年マイカー規制のもとでの行き方と、河童橋・大正池からの所要時間
- 橋の上から望める霞沢岳と六百山、右岸コースと左岸コースの選び方
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて歩きたい近くの見どころ
- 上高地・乗鞍・白骨エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
田代橋・穂高橋ってどんな橋?
上高地の橋といえば河童橋。けれど梓川には、もう一組、静かな橋が架かっています。田代橋と穂高橋。中州をはさんで連続する2本の橋で、渡りきると梓川の左岸から右岸へ、あるいはその逆へと移ることができます。上高地公式が紹介するとおり、この場所の見どころは「梓川の清流と橋上から望む美しい山々」です。橋の上に立つと、足元には水底の石まで数えられる清流。振り返れば霞沢岳や六百山が、正面には穂高連峰が姿を見せます。河童橋と決定的に違うのは、人の数です。ここで立ち止まっても、誰の邪魔にもならない。橋の真ん中で欄干に肘をついて、水の音だけを5分聞いている。そんな贅沢が許される橋です。実用的にも重要な場所で、ここは右岸コースと左岸コースの分岐点にあたります。河童橋から梓川の右岸を歩いてきた人は、ここで左岸へ渡って帰ることも、そのまま大正池へ下ることもできる。すぐそばには上高地帝国ホテル、少し先にはウェストン碑。上高地を「歩いて回る」人にとって、この2本の橋は行程の要になります。
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基本情報
| 名称 | 田代橋・穂高橋(たしろばし・ほたかばし)/梓川に連続して架かる2本の橋 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県松本市安曇上高地 |
| エリア | 中部山岳国立公園(上高地)、標高約1,500m |
| 見どころ | 梓川の清流、橋上から望む霞沢岳・六百山・穂高連峰 |
| 料金 | 無料(通行自由) |
| 開通期間 | 例年4月17日〜11月15日。冬期は閉鎖(最新の日程は上高地公式サイトでご確認ください) |
| アクセス | 河童橋から徒歩約15分、大正池バス停から徒歩約45分。通年マイカー規制のため沢渡またはあかんだなでシャトルバス、タクシーに乗換 |
| 所要時間の目安 | 橋の往復と眺望で15〜30分 |
| ベストな時間帯 | 朝霧が出る早朝。日中も河童橋より人が少なく落ち着いて眺められます |
行き方・駐車場
田代橋・穂高橋は、河童橋から梓川沿いを下流へ徒歩約15分の場所にあります。大正池バス停からなら自然研究路を徒歩約45分。すぐそばに上高地帝国ホテルがあり、少し先にはウェストン碑があります。右岸コースと左岸コースの分岐点なので、河童橋から右岸を歩いてここで渡り、左岸で戻る周回にすると、同じ道を往復せずに済みます。上高地は通年マイカー規制です。自家用車はレンタカー、自動二輪を含めて釜トンネルより先へは入れません。松本市方面からは沢渡(さわんど)駐車場(1日800円)、高山市方面からはあかんだな駐車場(1日600円)に停め、シャトルバスかタクシーに乗り換えます。沢渡から上高地までのシャトルバスは往復2,800円、片道1,500円、所要約25〜30分。公共交通なら松本駅からアルピコ交通上高地線で新島々へ約30分、そこから上高地行きバスで約1時間です。釜トンネルの通行時間は通常5:00〜19:00、7月と8月のみ5:00〜20:00で、帰りのバスの最終時刻が行程の締切になります。最新の運行日程と時刻は上高地公式サイトで必ずご確認ください。沢渡やあかんだなまでの移動にレンタカーを使うなら、レンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは沢渡・あかんだなまでの足に
上高地の中へは車で入れませんが、沢渡やあかんだなの駐車場までは車が便利です。松本や高山を組み合わせる旅なら、レンタカーとシャトルバスの組み立てが最も自由が利きます。夏休みと紅葉期は早めの手配が安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
残雪の穂高連峰がいちばん白い季節。橋の上から見上げる稜線は、一年でもっとも劇的です。人もまだ少なく、静かに眺められます。
夏(6〜8月)
梓川の水量が増し、川音が大きくなります。橋の上は川風が抜けるので、歩いて火照った体を冷ますのにちょうどいい場所です。
秋(9〜11月)
カラマツの黄葉と清流、その先の穂高。河童橋が混み合う紅葉期でも、この橋の上は比較的落ち着いています。
冬(11月中旬〜4月中旬)
閉山期間で、バスも宿も休みに入ります。一般の観光として訪れることはできません。次のシーズンの開通を待ちましょう。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 橋の真ん中で5分立ち止まる
河童橋ではできないことが、ここではできます。欄干に肘をついて、水の音だけを聞く。人が来ないので、誰にも気を遣わずに済みます。

2. 足元の清流をのぞき込む
橋の上から見下ろすと、水底の石の色まで見えます。梓川の透明度を実感するなら、川岸よりも橋の上からのほうが分かりやすい。

3. 霞沢岳と六百山を探す
穂高ばかりが有名ですが、この橋からは霞沢岳や六百山も望めます。上高地公式が挙げる、この場所ならではの眺めです。

4. 帝国ホテルまで足を延ばす
橋のすぐそばに、赤い三角屋根の上高地帝国ホテル。ロビーラウンジは宿泊者以外も利用でき、歩いたあとの休憩にちょうどいい距離です。

5. 右岸と左岸を渡り分けて周回する
河童橋から右岸を歩き、ここで左岸へ渡って戻る。同じ道を往復しないだけで、上高地は倍の景色を見せてくれます。
あわせて回りたい、近くの見どころ





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近くの人気飲食店
田代橋のすぐそばには上高地帝国ホテルがあり、上高地の中では珍しく落ち着いて食事ができるエリアです。河童橋までは徒歩約15分。
上高地帝国ホテルホテルラウンジ田代橋近く/宿泊者以外もラウンジを利用可📍Googleマップで現在地からのルートを見る1933年開業、赤い三角屋根が森に映える日本初の本格山岳リゾートホテル。ロビーラウンジは宿泊者以外も利用でき、アップルパイが名物です。営業時間は公式サイトでご確認ください。
五千尺ホテル上高地 LOUNGEカフェ・スイーツ河童橋のたもと/レアチーズケーキ、信州産りんごのアップルパイ📍Googleマップで現在地からのルートを見る河童橋の目の前に建つホテルのスイーツカフェ。穂高連峰を仰ぎながらケーキをいただく時間は、山を歩いたあとのごほうびそのものです。営業時間は公式サイトでご確認ください。
上高地食堂食堂・定食上高地バスターミナル隣接/早朝から営業📍Googleマップで現在地からのルートを見るバスターミナルの隣にある、上高地でもっとも気軽な食堂。早朝から開いているので、始発のバスで着いてそのまま朝食、という使い方ができます。
嘉門次小屋山小屋・岩魚明神池のそば/名物は岩魚の塩焼き📍Googleマップで現在地からのルートを見る明神池のほとりに建つ山小屋。囲炉裏でじっくり焼き上げる岩魚の塩焼きが名物です。梓川沿いを奥まで歩く人へのごほうびになります。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
田代橋は、河童橋で撮れない写真が撮れる場所です。理由は単純で、人が写り込まないからです。
朝霧の日を狙う梓川沿いは冷え込んだ朝に霧が出ます。田代橋のあたりは川幅が広く、霧が層になって流れる様子を橋の上から見下ろせます。
おすすめ時間帯:早朝(霧と斜光)
橋の上から真下を撮る山を入れず、足元の清流だけを撮る。水底の石の色がそのまま写り、梓川の透明度が一枚で伝わります。
レンズの目安:標準(水の質感が素直に出る)
橋を前景に山を撮る橋の欄干や親柱を前景に入れると、山だけの写真に奥行きが生まれます。人が来ないので、構図を練る時間があります。
おすすめ時間帯:午前中(順光で稜線が立つ)
季節で山の白さを比べる同じ構図でも、5月の残雪と10月の初雪ではまるで別の山になります。何度も通う人がいるのは、この変化のためです。
混雑を避けるなら:河童橋より常に空いています
このエリアの宿(料金比較)
田代橋の朝霧も、人のいない橋の上も、日帰りでは時間が合わないことがあります。上高地に泊まれば、すぐそばの帝国ホテルから歩いて数分。上高地内のホテルのほか、沢渡や乗鞍高原、白骨温泉の宿から通う組み立ても人気です。

上高地・乗鞍・白骨エリア
山岳リゾートと温泉宿から選べる※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
田代橋は梓川の真上。川風が抜けるので、周囲より体感温度が下がります。売店はないので、河童橋か帝国ホテルで整えてから歩き出すのが安心です。
マウンテンパーカー(防風・撥水)橋の上は梓川の川風がまともに抜けます。標高約1,500m、真夏でも立ち止まっていると冷えるので、防風性のある一枚があると長く眺めていられます。
トレッキングシューズ河童橋から右岸を歩いて田代橋へ、という周回は砂利道と木道が続きます。距離が長くなるので、足元の安定が一日を左右します。
偏光サングラス(クリップオン式)梓川の水面は日中よく光ります。偏光サングラスがあると反射が抑えられ、水底の石まで肉眼で見えるようになります。
ステンレスボトル/水筒橋のまわりに自動販売機はありません。上高地は空気が乾いていて喉の渇きに気づきにくいので、手元に一本あると安心です。
モバイルバッテリー橋の上は長居してしまう場所です。気温が低いと電池の減りも早くなります。帰りのバス時刻を調べる電池を残しておくためにも一つ。
よくあるご質問(FAQ)
上高地へマイカーで行けますか。
行けません。上高地は通年マイカー規制で、自家用車はレンタカーや自動二輪を含めて釜トンネルより先へ入れません。松本方面からは沢渡駐車場(1日800円)、高山方面からはあかんだな駐車場(1日600円)に停め、シャトルバスかタクシーに乗り換えます。
田代橋と穂高橋は別々の橋ですか。
はい。中州をはさんで連続して架かる2本の橋です。続けて渡ることになるため、まとめて「田代橋」と呼ばれることもあります。
河童橋から田代橋までどのくらいかかりますか。
梓川沿いを下流へ徒歩約15分です。高低差はほとんどありません。河童橋から右岸を歩いて田代橋で左岸へ渡ると、同じ道を往復せずに周回できます。
田代橋からはどんな山が見えますか。
橋の上からは霞沢岳や六百山、そして穂高連峰が望めます。梓川の清流とあわせて眺められるのが、この橋ならではの景色です。
田代橋はいつでも訪れることができますか。
できません。上高地の開通期間は例年4月17日〜11月15日で、冬期は閉鎖されます。釜トンネルの通行時間は通常5:00〜19:00、7月と8月のみ5:00〜20:00です。最新の日程は上高地公式サイトでご確認ください。
田代橋・穂高橋は、上高地・松本 1泊2日モデルコースで右岸と左岸を渡り分ける要の場所。ここで渡るだけで、同じ道を往復せずに済みます。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
信州まつもと空港ゆきの国内線をFDA、JALなど横断比較。遠方から上高地を目指すなら、松本または高山を起点にする組み立てが便利です。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















