
雲場池(くもばいけ)
風が止んだ一瞬、池は空を丸ごと呑み込む。軽井沢の木立が、そのまま水に降りてくる場所。
このページでわかること
- 雲場池が「水鏡」と呼ばれる理由と、編集部5指標による評価
- 駐車場が廃止された今の正しい行き方(路駐は厳禁)
- 季節ごとの表情と、水面が鏡になる時間帯
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて歩きたい近くの見どころ
- 軽井沢エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
雲場池ってどんなところ?
軽井沢駅からほど近い場所に、木立に抱かれた細長い池があります。雲場池です。周囲には遊歩道が巡り、一周してもそう時間はかかりません。それなのに、多くの人がここで足を止めたまま動かなくなります。理由は水面にあります。風が凪いだ瞬間、池は驚くほど平らになり、対岸の木々も、流れる雲も、青い空も、そっくりそのまま水に降りてくる。上と下、どちらが本物なのか一瞬わからなくなる。あの感覚を味わうためだけに、ここへ通う人がいます。季節によって、映るものが変わるのもこの池の贅沢なところです。初夏は新緑が池をむせるような緑に染め、秋には真っ赤な木々が水ごと燃やします。晩秋、水面が落ち葉で埋め尽くされる頃には、鏡は錦の絨毯に変わります。町公式サイトに料金の記載はなく、通年無料で開放されている池です。ただし、ひとつ知っておいてほしいことがあります。雲場池の近くに駐車場はありません。かつてあった無料駐車場は廃止され、池の前面道路への路上駐車は避けるべき行為です。軽井沢町公式サイトは、軽井沢駅北口西側駐車場、矢ヶ崎公園駐車場、ロータリー2駐車場(民間)の利用を案内しています。この静けさは、訪れる人が守ってきたものです。車をどこに置くかという地味な判断が、実はこの景色を守っています。
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基本情報
| 名称 | 雲場池(くもばいけ) |
|---|---|
| 所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢 |
| 料金 | 軽井沢町公式サイトに料金の記載はなく、通年無料で開放されています |
| 開放時間 | 軽井沢町公式サイトに記載はありません。夜間は照明がなく足元が見えないため、日中の訪問を |
| 駐車場 | 雲場池の近くに駐車場はありません。軽井沢町公式サイトは、軽井沢駅北口西側駐車場、矢ヶ崎公園駐車場、ロータリー2駐車場(民間)の利用を案内しています。池の前面道路への路上駐車は避けてください |
| アクセス | 碓氷軽井沢ICから11km、20分/JR北陸新幹線・しなの鉄道 軽井沢駅下車、タクシー5分(いずれも軽井沢町公式サイトの記載) |
| 所要時間の目安 | 遊歩道の一周と写真で30分〜1時間 |
| ベストな時間帯 | 風の凪ぐ早朝。水面が鏡になるのはこの時間帯です |
行き方・駐車場
雲場池は軽井沢駅の近くにあり、公共交通で訪ねやすい池です。東京駅から軽井沢駅までは北陸新幹線が通じています。軽井沢町公式サイトは、軽井沢駅からタクシーで5分、車の場合は碓氷軽井沢ICから11km、20分と案内しています。ここで最も大切な注意があります。雲場池の近くに駐車場はありません。かつての無料駐車場は廃止されました。町公式サイトが案内しているのは、軽井沢駅北口西側駐車場、矢ヶ崎公園駐車場、ロータリー2駐車場(民間)の利用です。池の前面道路は路上駐車を避けるべき場所で、ここに停めることは近隣の生活と、この池の静けさそのものを削る行為になります。駅周辺に車を置いて、あとは歩く。それがこの池への正しい入り方です。
軽井沢までの新幹線は早めに比較を
雲場池には駐車場がなく、駅周辺に車を置いて歩くのが前提です。つまり現地でレンタカーは必ずしも必要ありません。かかるのは軽井沢駅までの往復だけ。水面が鏡になる早朝に立ちたいなら前泊が近道なので、宿と一緒に押さえてしまうのが確実です。








季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
木々が芽吹き、池のまわりが薄い緑に包まれます。訪れる人がまだ少なく、水面をひとりで眺められる可能性がいちばん高い季節。高原の春は遅く、朝は冷え込みます。
夏(6〜9月)
新緑が濃くなり、池が緑にむせるような色になります。木立の下は驚くほど涼しい一方、水辺なので虫は出ます。虫除けを一本持って、朝の凪を狙ってください。
秋(10〜11月)
雲場池が一年で最も知られる季節。真っ赤な木々が水ごと燃やし、晩秋には落ち葉が水面を埋めて錦の絨毯に変わります。人出も一年で最大になります。
冬(12〜2月)
葉が落ちて視界が抜け、池の骨格がむき出しになる季節。訪れる人は減り、静けさは一年で随一です。冷え込みは厳しく、足元の凍結にも注意を。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 風が凪ぐ早朝、水鏡を待つ
この池の主役は水面です。そして水面は、風がある限り鏡になりません。早朝、まだ空気が動き出す前の数十分。それが雲場池のいちばん美しい顔に会える時間です。待つ価値があります。

2. 遊歩道を一周して、映り方の変化を追う
同じ池でも、立つ位置で映るものが変わります。対岸の木、空、雲。一周しながら水面を見続けると、池がひとつの景色ではなく、何十枚もの絵の集まりだとわかります。

3. 晩秋、鏡が絨毯に変わる瞬間に立ち会う
紅葉の盛りは確かに見事ですが、その少し後がまた良いのです。落ち葉が水面を覆い尽くすと、映すための鏡が、それ自体の色を持ちはじめます。ピークを外した人だけが見られる景色です。

4. 足元の浅瀬をのぞき込む
誰もが対岸ばかり見ますが、池畔の浅瀬も面白い場所です。水草の間に木漏れ日が落ち、底の砂まで透けている。しゃがんで見る雲場池は、立って見る雲場池とまったく別の池です。

5. 旧軽の賑わいと、続けて歩く
旧軽井沢銀座通りの人混みで火照った頭を、この水面で冷ます。軽井沢という街の振れ幅は、この二つを同じ日に歩いて初めて実感できます。順番はどちらからでも構いません。
あわせて回りたい、近くの見どころ

白糸の滝
岩肌の全面から地下水が絹糸のように流れ落ちる滝。雲場池の「静止した水」に対して、こちらは「動き続ける水」です。軽井沢町公式サイトによれば、軽井沢駅からバス25分、そこから徒歩5分。車の場合は白糸ハイランドウェイの通行料(普通・軽自動車500円、通り抜け、折り返し共に同一料金)が別途必要です。

旧軽井沢銀座通り
煉瓦色の石畳が続く、避暑地の顔とも言える商店街。通行は無料の公道で、石窯パンやソフトクリームの食べ歩きが名物です。雲場池の静けさとの落差が、軽井沢という街の正体を教えてくれます。

矢ケ崎公園
軽井沢駅北口すぐの公園。遊具や小規模グラウンド、トイレがあり、園内には軽井沢大賀ホールが設置されています。雲場池へ向かうとき、軽井沢町公式サイトが駐車場の候補として案内している場所のひとつでもあります。

軽井沢ショー記念礼拝堂
1895年に軽井沢最初の教会建造物として建てられた、今も現役の礼拝堂。軽井沢を避暑地として世に知らしめたA.C.ショー師が宣教師をつとめた教会で、日中は年間を通して原則開かれています。水の静けさの次に、木の静けさを。

万平ホテル
起源は1764年開業の「亀屋」、現在のアルプス館は1936年完成というクラシックホテル。カフェテラスは宿泊者以外も利用できます(予約は受け付けず順番待ち受付)。池を眺めたあとの一服にどうぞ。
近くの人気飲食店
雲場池のほとりに飲食店はありません。ここでは、座標で池からの距離を確認できた駅側の2店をご紹介します。旧軽井沢の店は雲場池から1.2km以上あるため、あえて外しました。
- 🍕アトリエ・ド・フロマージュ ピッツエリア店ピザ・イタリアン雲場池から0.5km/11:30〜15:45、17:00〜21:00/水・木曜定休/¥5,000〜¥5,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る
自家製チーズを軸にした薪窯ピッツァとチーズフォンデュの店。池のほとりで冷えた体に、窯の火で焼いたピッツァが沁みます。発地市庭にある同名の店とは別店舗です。
食べログで見る › - 🥩軽井沢腰塚 プリンスショッピングプラザ店肉料理雲場池から0.9km/10:00〜19:00(L.O.18:45)/プリンスショッピングプラザ フードコート内/¥1,000〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る
コンビーフをはじめとする肉料理の店で、プリンスショッピングプラザのフードコート内にあります。駅に戻る流れでそのまま寄れるので、池の帰りの遅い昼食にちょうど収まります。
食べログで見る ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
雲場池は「撮れる池」ではなく「待つ池」です。狙いは一つ、水面が鏡になる瞬間。そのための実践的なコツをまとめました。
風が止むのを、ただ待つ水鏡は光でなく風で決まります。どんなに天気が良くても、風があれば水面は崩れます。逆に曇りでも、凪いでいれば鏡になります。数分待てば風は必ず一度止むので、その瞬間にシャッターを切ってください。早朝がいちばん凪ぎます。
水面を、画面の半分より広く取るつい実物の木々を大きく入れたくなりますが、それでは水鏡が脇役になります。水平線を画面の中央か、やや上に置いて、水面を大胆に広く取る。上下が対称になったとき、どちらが本物かわからない一枚になります。
紅葉のピークを、あえて外す盛りの週末は人も多く、構図も皆同じになります。落ち葉が水面を覆いはじめる少し後なら、人は減り、しかも「鏡が絨毯に変わる」その池でしか撮れない絵になります。
対岸から目を離して、足元にしゃがむ全員が同じ方向を向いている場所では、逆を向くのが近道です。池畔の浅瀬に落ちる木漏れ日、水草、透けた底。しゃがんで撮ると、絵葉書ではない雲場池が写ります。
このエリアの宿(料金比較)
水鏡は早朝にしか現れません。日帰りでこの時間に間に合わせるのは、正直かなり難しい。逆に言えば、軽井沢に泊まった人だけが、風の止まった池の前に立てます。朝の雲場池を見るためだけに一泊する価値は、確実にあります。

軽井沢エリア(軽井沢駅周辺)
早朝の水鏡を狙い撃ちする滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
雲場池は水辺の森です。売店はありません。虫と冷えと乾き、この三つに備えておけば、風が凪ぐまで気持ちよく待っていられます。
虫除けスプレー水辺の木立です。夏場、水鏡を待って同じ場所に立ち止まっていると、確実に狙われます。せっかくの凪の瞬間に腕をはたいていては元も子もありません。
防寒・防風パーカー水鏡を狙う早朝の池畔は、真夏でもはっきり寒いです。しかも待つ時間は動きません。この一枚があるかないかで、粘れる時間がまるで変わります。
歩きやすい靴池のそばに駐車場はなく、駅周辺から歩いて向かうことになります。遊歩道は土や落ち葉で、雨上がりは滑ります。しゃがんで撮る場面もあるので、足元は安定したものを。
双眼鏡木立に囲まれた水辺は、鳥が集まる場所でもあります。対岸の枝や水面に浮かぶ姿を引き寄せて見ると、待ち時間が観察の時間に変わります。紅葉期は色づきの細部まで楽しめます。
水筒池のほとりに売店も自販機もありません。早朝なら駅前の店もまだ動いていません。温かいものを入れておくと、凪を待つ時間がむしろご褒美になります。
よくあるご質問(FAQ)
雲場池に駐車場はありますか。
雲場池の近くに駐車場はありません。かつての無料駐車場は廃止されています。軽井沢町公式サイトは、軽井沢駅北口西側駐車場、矢ヶ崎公園駐車場、ロータリー2駐車場(民間)の利用を案内しています。池の前面道路への路上駐車は避けてください。
雲場池の入場料はいくらですか。
軽井沢町公式サイトに料金の記載はなく、通年無料で開放されている池です。
雲場池へのアクセス方法を教えてください。
軽井沢町公式サイトによれば、JR北陸新幹線・しなの鉄道の軽井沢駅で下車してタクシーで5分、車の場合は碓氷軽井沢ICから11km、20分です。ただし池の近くに駐車場はないため、駅周辺の駐車場に停めて歩くことになります。
雲場池の水面が鏡のようになるのはいつですか。
風が凪いだときです。水鏡は天気ではなく風で決まるため、空気の動きが少ない早朝がいちばん確実です。日中でも風が止む瞬間はあるので、数分粘ってみてください。
雲場池は紅葉の時期以外でも楽しめますか。
楽しめます。初夏の新緑が水面を緑に染める季節も見事で、しかも人は紅葉期よりずっと少なくなります。晩秋に落ち葉が水面を覆う時期や、視界の抜ける冬も、それぞれ別の顔を見せます。
雲場池は、軽井沢モデルコースの朝いちばんに組み込むのが黄金ルート。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
遠方から軽井沢を目指すなら、羽田や成田までの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















