
玉置神社(たまきじんじゃ)
標高1,076mの玉置山にしずまる、熊野三山の奥宮。樹齢3,000年と伝わる神代杉がそびえ、天空の聖域と呼ばれます。「神様に呼ばれた人しかたどり着けない」と語り継がれる、世界遺産の古社です。
このページでわかること
- 玉置神社が熊野三山の奥宮で、標高1,076mの玉置山にまつられる由緒
- 主祭神の国之常立尊と、開運、心願成就、厄除けのご利益
- 樹齢3,000年の神代杉や玉石社など、天空の聖域の見どころ
- 車が基本のアクセスと、駐車場から本殿までの参道の注意点
- 十津川温泉郷の宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
玉置神社ってどんなところ?
奈良県の最南端、日本一広い村として知られる十津川村。その奥深く、標高1,076mの玉置山の山頂近くにしずまるのが玉置神社です。まつるのは、天地開闢の根源神とされる国之常立尊(くにのとこたちのみこと)をはじめ、伊弉諾尊、伊弉冊尊、天照大神、そして初代神武天皇。社伝では、神武天皇が東征の折にこの地で軍を休め、十種神宝を鎮めたことに始まると伝わります。実際の起源は、玉石をご神体とする古い山岳信仰にさかのぼるとされ、平安時代からは修験道の聖地として、大峯奥駈道の重要な行場のひとつに数えられてきました。近世以降は熊野三山の奥宮として広く崇敬され、2004年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産に登録されています。この社の魅力は、深い杉木立に包まれた荘厳な空気です。境内には樹齢3,000年と伝わる神代杉をはじめ、夫婦杉や大杉など巨樹がそびえ、県の天然記念物に指定されています。社殿の奥、玉置信仰の原点とされる玉石社では、社殿を持たず玉石そのものを拝む古式の祈りが今も続きます。そして何より、この社は「神様に呼ばれた人しかたどり着けない」と語り継がれてきました。山深く、道のりが険しいことから生まれた言い伝えですが、実際に苔むした参道を歩き、巨杉を仰ぐと、なぜそう語られてきたのかが自然と腑に落ちます。雲海に浮かぶ天空の社で、深い祈りの時間を過ごしてみてください。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 玉置神社(たまきじんじゃ)/熊野三山の奥宮 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県吉野郡十津川村玉置川1 |
| 口コミ | Googleマップで最新の評価と写真を確認できます口コミを見る › |
| 参拝時間 | 8:00〜17:00が目安。参拝は無料(正式参拝は別途受付) |
| ご利益 | 開運、心願成就、厄除け、災難除け。主祭神は天地開闢の根源神 国之常立尊 |
| 見どころ | 本社本殿、玉石社、樹齢3,000年の神代杉、夫婦杉、出雲大社玉置教会、枕状溶岩 |
| アクセス | 車が基本。十津川温泉から山道経由で約40分〜1時間。土日祝のみ世界遺産予約バスが運行(要予約、12〜3月運休) |
| 駐車場 | 無料駐車場あり。駐車場から本社まで参道を徒歩約15〜25分 |
行き方・駐車場
玉置神社へは、車で向かうのが基本です。公共交通は乏しく、十津川温泉から国道168号を経て山道を進むと、玉置神社の駐車場まで約40分から1時間ほど。山道の区間は道幅が狭く、対向車とのすれ違いに注意が必要です。冬季は積雪や凍結でチェーン規制、路面状況によっては通行止めとなることもあるため、訪問前に十津川村や神社の道路情報を確認しておくと安心です。土日祝のみ、事前予約制の「世界遺産予約バス」も運行しています(12月から3月は運休)。駐車場に着いてからも、本社までは杉木立の参道を徒歩で約15分から25分。上り坂で足元が滑りやすい箇所もあるので、歩きやすい靴が欠かせません。この道のりそのものが、天空の社への参拝の一部です。十津川村は温泉や吊り橋など見どころが点在するので、無理のない行程で組むのがおすすめです。
十津川村までの交通は早めに比較を
玉置神社へは車でのアクセスが基本。遠方からなら、往復の交通と十津川温泉の宿をまとめて手配するのが効率的です。山あいの秘境ゆえ宿の数が限られるので、早めの手配が安心です。








季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
芽吹いた新緑と巨樹群の生命感が印象的。山桜も見られ、清々しい空気のなかで参道歩きが楽しめる季節です。
夏(6〜9月)
標高1,000mを超える山上は、里より数度は涼しく感じられます。深い杉木立が生み出す木陰と静けさが心地よい季節です。
秋(10〜11月)
玉置山周辺は紅葉の名所。色づいた山と社殿、雲海が重なる景色は、この社ならではの荘厳さです。
冬(12〜2月)
雪化粧した天空の社は神秘的ですが、道路はチェーン規制や通行止めになることも。訪問前に道路状況の確認が必須の季節です。
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1. 杉木立の参道を、一歩ずつ登る
駐車場から本社までは、巨杉に包まれた参道を徒歩で約15分から25分。苔むした石段を一歩ずつ登るほどに、里の空気から山上の神域へと切り替わっていきます。この登りの時間こそ、玉置神社の参拝の醍醐味です。

2. 神代杉の巨樹に、時の重みを感じる
境内には樹齢3,000年と伝わる神代杉をはじめ、夫婦杉や大杉がそびえます。県の天然記念物に指定された巨樹群を見上げると、人の営みをはるかに超えた時間の流れに、思わず言葉を失います。

3. 本社で、開運と心願成就を願う
本社にまつられるのは、天地開闢の根源神 国之常立尊ほか。開運、心願成就、厄除けのご利益で知られます。天空の聖域で手を合わせる時間は、都会では味わえない静けさと厳かさに満ちています。

4. 玉石社まで、奥へ足をのばす
本社からさらに山道を進むと、玉置信仰の原点とされる玉石社があります。社殿を持たず、地中に半分埋まった玉石そのものを拝む古式の祈りの場。ここまで歩いて手を合わせると、この社の信仰の深さが伝わってきます。

5. 出雲大社玉置教会に、村人の思いを知る
境内には、出雲大社の分教会があります。明治の廃仏毀釈で村の寺がすべて失われたのち、村人が議会の議決で招致したという経緯を持つ社。この地で信仰を守り継いできた人々の思いに、静かに触れられます。
あわせて回りたい、近くの見どころ
玉置山展望台
玉置山の山頂近くにある展望所。晴れた朝には眼下に雲海が広がり、天空にいるような絶景に出会えます。玉置神社の参拝とあわせて立ち寄れば、この山がなぜ聖域とされてきたのかが実感できます。
十津川温泉(十津川温泉郷)
日本三大秘境のひとつに数えられる山里の温泉地。源泉かけ流しを守り続ける宿が集まり、玉置神社参拝の宿泊拠点にぴったりです。深山のいで湯で、一日の疲れをゆっくりほどけます。
谷瀬の吊り橋
長さ297m、高さ54m。生活用の鉄線吊り橋としては長さ日本一を誇ります。眼下に十津川の清流を見下ろしながら渡るスリルは格別。十津川村を代表する名所です。
熊野本宮大社
熊野三山の中心にして、全国の熊野神社の総本宮。玉置神社はその奥宮とされ、あわせて参拝すると熊野信仰のつながりを実感できます。十津川温泉から足をのばしやすい距離です。
瀞峡(どろきょう)
奈良、和歌山、三重の三県にまたがる渓谷。断崖と巨岩、深い青をたたえた水面が織りなす景観は圧巻です。断崖の上に建つ名店「瀞ホテル」からの眺めも見どころのひとつです。
近くの人気飲食店
十津川村は山深く、食事どころは点在しています。渓谷を望む絶景の店と、吊り橋近くの手打ちそばから2軒を選びました。
瀞ホテル(ドロホテル)カフェ、食堂十津川村神下/瀞峡を望む断崖上の隠れ家📍Googleマップで現在地からのルートを見る瀞峡を見下ろす断崖の上に建つ、元旅館をリノベーションしたカフェ食堂。渓谷美を眺めながら食事やお茶を楽しめる絶景の一軒です。11:30から売り切れ次第終了、水木曜が休みです。
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そば処 風庵(ふうあん)そば十津川村上野地/谷瀬の吊り橋近くの手打ちそば📍Googleマップで現在地からのルートを見る谷瀬の吊り橋の近くにある手打ちそばの店。テラス席からは山の景色を望めます。吊り橋渡りとあわせて立ち寄れば、山里の空気のなかで打ちたてのそばを味わえます。水曜が定休です。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
玉置神社は標高1,000mを超える山中にあり、社そのものを対象にオンライン予約できる体験プランは、現時点では見当たりません。玉置山や熊野の歴史をより深く知りたい方には、地元ガイドによる語り部ウォークがおすすめです。十津川村では「十津川鼓動の会」が玉置山や果無峠のガイドを行っており、十津川村観光協会を通じて申し込めます。ガイドとともに歩けば、案内板だけでは分からない土地の物語に出会えます。
玉置神社への参拝そのものが、深い山と巨樹に抱かれる特別な体験です。無理のない行程で、天空の聖域までの道のりをじっくり味わってください。詳しいガイドの案内は、十津川村観光協会の公式情報でご確認いただけます。
※当サイトからオンラインで予約できるアクティビティのご紹介は、現在ありません。ガイドの実施日、料金は主催団体の最新情報をご確認ください。
このエリアの宿(料金比較)
玉置神社の参拝は、十津川温泉郷に泊まって組むのがおすすめです。十津川温泉、上湯温泉、湯泉地温泉からなる温泉郷は、源泉かけ流しを守る秘湯の里。山道の運転や長い参道歩きで疲れた体を、深山のいで湯がやさしくほどいてくれます。近くに泊まれば、道路が凍る心配の少ない時間帯に無理なく山を登れ、翌朝は雲海の広がる玉置山へ向かえます。

十津川温泉郷エリア
山道の運転に備え、前泊向きの一泊※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
山上の社への参拝と、長い参道歩きを支える持ち物を選びました。標高が高く天候も変わりやすいので、備えがものを言います。
歩きやすい靴駐車場から本社まで、玉置神社の参道は上り坂で滑りやすい箇所もあります。玉石社までさらに歩くなら、なおさら足元が大切。グリップの効いたスニーカーやトレッキングシューズなら、参道歩きが安心で快適です。
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羽織れる上着標高1,000m超の玉置山は、里より気温が低め。木立の参道は日中でもひんやりします。さっと羽織れる上着を一枚持っておけば、山上と里の気温差に振り回されず、参拝も快適に過ごせます。
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水筒・ボトル山中の参道は、途中に自動販売機や売店がほとんどありません。密閉できるボトルに水を用意しておけば、参道の上り下りでこまめに水分補給ができて安心。玉石社まで歩く長めの参拝でも心強い一本です。
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御朱印帳ケース玉置神社をはじめ、熊野本宮大社など熊野の社をめぐるなら、御朱印帳は持っておきたいところ。巾着に入れておけば、山道の汗や雨で紙が傷むのを防げます。熊野めぐりの記録が一冊にまとまります。
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よくあるご質問(FAQ)
「玉置神社」の読み方は。
「たまきじんじゃ」と読みます。奈良県十津川村の玉置山にまつられる神社で、熊野三山の奥宮として知られています。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつです。
「神様に呼ばれないと行けない」と言われるのはなぜですか。
標高1,076mの山中にあり、たどり着くまでの道のりが険しいことに加え、道中の車の不調や道迷いといった逸話が多く語られてきたことから、「神様に呼ばれた人だけがたどり着ける」と言い伝えられてきました。
アクセスは難しいですか。
車が基本です。十津川温泉から山道経由で約40分から1時間かかります。道幅の狭い区間があり、対向車とのすれ違いに注意が必要です。公共交通は乏しく、予約制の世界遺産予約バスが土日祝のみ運行しています。
駐車場から社殿まではどのくらいですか。
駐車場から本社まで、杉木立の参道を徒歩で約15分から25分です。上り坂で滑りやすい箇所もあるため、歩きやすい靴が安心です。玉石社まで足をのばす場合は、さらに山道を歩きます。
どんなご利益がありますか。
開運、心願成就、厄除け、災難除けで知られます。主祭神は、天地開闢の根源神とされる国之常立尊です。境内の玉石社は、玉置信仰の原点とされる古い祈りの場です。
玉置神社は、十津川村めぐりのハイライト。天空の社で開運を願い、十津川温泉、谷瀬の吊り橋、熊野本宮大社へ。秘境の一日の組み方はエリアページでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
伊丹空港、関西空港ゆきの国内線をANA、JAL、ジェットスターなど横断比較。十津川村は宿の数が限られるので、交通とあわせて早めのチェックが安心です。
















