
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうじょうあと)
ツタに絡まれた巨大なコンクリートの塊が、静かに空に向かって立っている。まるでアニメの世界に迷い込んだような、現実離れした静けさがここにあります。
このページでわかること
- 「東洋一の浮遊選鉱場」と呼ばれた北沢浮遊選鉱場跡の見どころと、編集部5指標による評価
- 見学無料で自由に歩ける敷地と、シンボルの50mシックナー(円形の巨大水槽跡)
- 2026年4月17日〜2027年1月5日開催の夜間ライトアップの時間帯
- 両津港から車で約50分というアクセスと、無料駐車場の情報
- 史跡佐渡金山や尖閣湾揚島遊園とあわせて回る、相川エリアの1日モデルコース
北沢浮遊選鉱場跡ってどんなところ?
相川の町を抜けて坂を上ると、突然、視界いっぱいに巨大なコンクリートの構造物が現れます。北沢浮遊選鉱場跡は、昭和15年(1940年)に日本で初めて金銀の浮遊選鉱法を実用化した施設の跡地。1か月に5万トン以上の鉱石を処理できる規模を誇り、「東洋一の浮遊選鉱場」と呼ばれました。世界文化遺産「佐渡島の金山」を構成する史跡のひとつでもあります。操業を終えてから数十年、コンクリートの壁や柱はツタに覆われ、緑と廃墟が溶け合う独特の景観に変わりました。その姿がスタジオジブリ作品を思わせることから「天空の城ラピュタの世界」と呼ばれ、SNSでも人気の撮影スポットになっています。敷地は無料で自由に歩くことができ、シンボルである直径50mの円形水槽「シックナー」や、鉱石を運んだトロッコ軌道の跡、当時の火力発電所の煉瓦造りの建物などが点在。かつて濁川という渓谷だった場所を切り開いて造られたことも、現地の案内板から知ることができます。日中の静けさとはまた違う顔を見せる夜間ライトアップも見逃せません。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 北沢浮遊選鉱場跡(世界文化遺産「佐渡島の金山」構成資産) |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県佐渡市相川北沢町3-1 |
| 見学料金 | 無料(敷地内は自由散策) |
| 夜間ライトアップ | 2026年4月17日〜2027年1月5日/4〜9月19:00〜22:00、10〜1月17:00〜22:00 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(乗用車30台、大型バス3台) |
| アクセス | 両津港から車で約50分。バスの場合は「相川博物館前」バス停から徒歩2分 |
| 所要時間の目安 | 敷地を歩いて撮影も含め30分〜1時間 |
行き方・駐車場
両津港から車で約50分。史跡佐渡金山と同じ相川の鉱山遺産エリアにあり、あわせて訪れる人がほとんどです。バスの場合は新潟交通佐渡バスで「相川博物館前」バス停まで行き、そこから徒歩2分。駐車場は無料で乗用車30台、大型バス3台分が用意されています。敷地はツタに覆われた遺構の間を自由に歩ける散策路になっており、足元は舗装されていない箇所もあるため歩きやすい靴がおすすめです。日中の見学に加えて、2026年4月17日から2027年1月5日まで夜間ライトアップが行われており、4〜9月は19:00〜22:00、10〜1月は17:00〜22:00に、季節ごとに色を変えるライトで遺構が照らされます。昼と夜、どちらも表情がまったく違うので、時間に余裕があれば両方訪れる価値があります。島内の移動にはレンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
相川エリアの史跡めぐりはレンタカーで
史跡佐渡金山、北沢浮遊選鉱場跡、尖閣湾揚島遊園と相川エリアには見どころが集まっています。バスの本数が限られるため、レンタカーで一気に回るのが効率的です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
相川の山々に新緑が広がり、ツタの緑が芽吹き始める季節。4月17日からは夜間ライトアップも始まります。
夏(6〜8月)
緑が最も濃くなり、コンクリートの遺構とツタのコントラストが際立ちます。日中は日差しを遮るものが少ないため、帽子と水分を忘れずに。
秋(9〜11月)
周辺の山々が紅葉し、遺構の無機質な質感とのコントラストが楽しめます。日没が早まり、ライトアップの時間帯に訪れやすくなる季節でもあります。
冬(12〜3月)
ツタの葉が落ち、コンクリートの構造そのものがむき出しになる季節。1月5日まではライトアップも継続しています。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. まず高台から全体を見渡す
敷地に入ってすぐの高台から、遺構全体を見渡せます。その大きさに圧倒されてから、細部を見に歩き出すのがおすすめの順番です。

2. 敷地奥の貯水槽跡まで足を延ばす
主要な遺構から少し奥へ進むと、緑に埋もれた貯水槽跡にたどり着きます。霧のかかった山並みを背景に、静けさに包まれた時間が流れています。

3. 晴れた日は全景をひと目に収める
段状に連なる巨大な遺構は、晴れた日の青空とあわせて見ると一段とスケールを感じます。少し離れた場所から全体を見渡すと、東洋一と呼ばれた規模を実感できます。

4. 夜はライトアップで別の顔を見る
日中の静けさとは対照的に、夜は色を変えるライトで幻想的に照らされます。昼と夜、両方訪れると同じ場所とは思えないほど印象が変わります。
あわせて回りたい、近くの見どころ

史跡佐渡金山
同じ相川の鉱山遺産エリアにある、世界文化遺産「佐渡島の金山」の中心的な史跡。北沢浮遊選鉱場跡とあわせて訪れる人がほとんどです。

近くの人気飲食店
北沢浮遊選鉱場跡の敷地内にはカフェもあり、見学のあとそのまま休憩できます。相川の町まで戻れば、地魚を使った食事処も揃っています。
北沢Terraceカフェ📍Googleマップで現在地からのルートを見る選鉱場跡の敷地内に2022年にオープンしたカフェ。巨大な遺構を一望しながら、佐渡産のブルーベリーやあんぽ柿を使ったデザートが楽しめます。


※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
緑とコンクリートのコントラスト、そして夜のライトアップ。北沢浮遊選鉱場跡は、時間帯によってまったく違う表情を見せてくれます。
緑とコンクリートの対比を狙うツタに覆われた壁と、むき出しのコンクリートが同じフレームに収まる場所を探すと、廃墟らしい雰囲気がより際立ちます。
敷地内は舗装されていない箇所があります
貯水槽跡は山並みとセットで狙う緑に埋もれた貯水槽跡は、背景の山並みや霧とあわせて撮ると、廃墟らしい静けさが伝わる一枚になります。
足元が不安定な箇所があるためご注意ください
夜はライトアップの色に合わせる季節ごとに色が変わるライトアップは、その日の色を活かした構図がおすすめ。三脚があれば長時間露光でより幻想的な一枚が撮れます。
ライトアップ期間は4月17日〜1月5日
このエリアの宿(料金比較)
相川エリアには史跡めぐりの拠点にしやすい宿が点在しています。夜間ライトアップを見てから宿へ戻る動線を組むなら、相川泊が便利です。

佐渡島(両津・相川エリア)
昼と夜、両方の表情を見るなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
敷地は舗装されていない散策路もあり、夜間ライトアップは日没後の見学になります。この2点から逆算して選びました。
歩きやすいスニーカー敷地内の散策路は舗装されていない箇所があり、雨の日はぬかるみます。歩きやすい靴で見学に集中できます。
携帯用ライト夜間ライトアップの見学時、足元は暗くなりがちです。スマートフォンのライトでも代用できますが、両手が空くタイプがあると安心です。
薄手の羽織りもの夜間ライトアップの時間帯は日中より冷え込みます。特に春や秋は羽織るものが一枚あると快適です。
よくあるご質問(FAQ)
北沢浮遊選鉱場跡の見学は有料ですか。
無料です。敷地内は自由に散策できます。ただし夜間ライトアップ期間中も見学料はかかりません。
夜間ライトアップの期間と時間を教えてください。
2026年4月17日から2027年1月5日まで開催されています。点灯時間は4〜9月が19:00〜22:00、10〜1月が17:00〜22:00です。
両津港からのアクセス方法を教えてください。
車で約50分です。新潟交通佐渡バスの場合は「相川博物館前」バス停から徒歩2分。駐車場は無料で乗用車30台、大型バス3台分が用意されています。
史跡佐渡金山とどちらを先に見ればいいですか。
どちらからでも問題ありません。両方とも同じ相川の鉱山遺産エリアにあり、あわせて半日程度で回ることができます。
雨の日でも見学できますか。
見学可能ですが、敷地内の散策路には舗装されていない箇所もあり、雨の日はぬかるみやすくなります。歩きやすい靴での訪問をおすすめします。
新潟までの移動も、まとめて比較
新潟空港ゆきの国内線や新幹線をまとめて比較。新潟港から佐渡汽船に乗り継ぐルートが基本ルートです。往路と復路で交通手段を変えると、総額が下がることもあります。
















