
ブセナ海中公園(海中展望塔・グラスボート)
泳がない。濡れない。着替えもいらない。それでも、サンゴ礁の魚たちが目の前を通り過ぎていきます。沖縄本島でただひとつの海中展望塔です。
このページでわかること
- ブセナ海中公園が「泳げなくても海の中が見られる」場所である理由と、編集部5指標による評価
- 海中展望塔とクジラ型グラスボート、2つの楽しみ方と料金の選び方
- 入場料、営業時間、無料シャトルバス、那覇からの行き方
- 干潮時はグラスボートが欠航することがある、という訪問前に知っておきたい注意点
- 名護・恩納エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
ブセナ海中公園ってどんな場所?
沖縄の海を見たい。でも泳ぐのは苦手で、シュノーケルの道具を顔につけるのも少し怖い。子どもがまだ小さい。あるいは、せっかくの旅行日が雨。そういう人のために、この場所はあります。名護市の部瀬名岬。そこから海に向かって、まっすぐ桟橋が延びています。その先端に立つ白い塔が、沖縄本島で唯一の海中展望塔です。岬から沖合170m、水深5m。塔の中は、らせん階段で海の底まで降りていく構造になっています。降りきると、そこは円形の部屋です。壁には360度、24面の丸い窓が並んでいます。窓の外は、もう海の中です。服を着たまま、髪も濡らさず、目の前50cmのところをグルクンやツノダシが泳いでいきます。餌付けをしているわけではありません。ここが海中公園区域に指定された、もともと魚の多い海だからです。もうひとつの主役が、クジラ型のグラスボート「スーパーホエール」。船底一面がガラス張りで、約20分の航海のあいだ、サンゴ礁とそこに暮らす魚たちを真下に見下ろせます。ガイドが魚の名前と生態を説明してくれるので、子どもの「あれ何?」に親が困らずに済みます。海中展望塔の営業開始は1970年8月。万博の年です。半世紀以上、沖縄の海を「濡れずに見せる」ことだけを続けてきた施設が、いまも現役で動いています。雨の日、風の日、そして泳げない日。この場所の価値は、条件が悪い日ほど上がります。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | ブセナ海中公園(海中展望塔・グラスボート)/運営: 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー |
|---|---|
| 所在地 | 〒905-0026 沖縄県名護市字喜瀬1744-1(TEL 0980-52-3379) |
| 口コミ | 実際に訪れた人の評価はGoogleマップでご確認いただけます口コミを見る › |
| 料金 | 海中展望塔=大人1,050円、小人(4歳〜中学生)530円/グラスボート=大人1,560円、小人780円/セット券=大人2,100円、小人1,050円。10名以上は団体割引あり(出典: 公式) |
| 営業時間 | 海中展望塔=4〜10月 9:00〜18:00(最終入場17:30)、11〜3月 9:00〜17:30(最終入場17:00)。年中無休(荒天時は休業あり) |
| グラスボート運航 | 毎時10分・30分・50分発(12時台は10分・50分)。始発9:10、最終便は4〜10月17:30/11〜3月17:00。所要約20分、定員36名 |
| アクセス | 那覇空港から車で約75〜90分。許田ICから車で約10分。園内は無料シャトルバスあり |
| 所要時間の目安 | 展望塔のみ約40分、グラスボートと合わせて1時間30分ほど |
行き方・駐車場
那覇空港から沖縄自動車道を北上し、許田ICで下りて約10分。車でおよそ75分から90分の道のりです。ブセナリゾートの敷地内にあり、駐車場からビーチハウス前と海中展望塔前を結ぶ無料シャトルバス(定員25名)が毎時00分・20分・40分に出ています。展望塔まで桟橋を歩いても渡れますが、夏の日差しの下では片道でもかなりこたえるので、行きはシャトルバスに乗るのが賢明です。美ら海水族館へ向かう途中、あるいは恩納村のリゾートに泊まる日の午前中に組み込むと動きやすい立地です。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
ブセナ海中公園は名護市の岬の先にあり、路線バスだけで向かうのは現実的ではありません。沖縄本島北部の観光はレンタカーがほぼ前提です。夏休みと連休は台数が足りず数週間前に売り切れることも珍しくありません。航空券を取ったら、まずレンタカーを押さえるのが鉄則です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
海が穏やかで透明度が上がってくる時期。まだ海水浴には少し早い季節でも、展望塔とグラスボートなら服のまま海の中を楽しめます。桟橋歩きも快適です。
夏(6〜9月)
魚の数も光の量も最盛期。ただし桟橋には日陰がなく、照り返しも強烈です。シャトルバスを使い、帽子と日焼け止めは必ず。台風接近時は休業するため公式の告知を確認してから向かってください。
秋(10〜11月)
暑さが和らぎ、海の透明度も高い狙い目の季節。夏休みの混雑が抜けるので、窓辺をゆっくり独占できる時間が増えます。
冬(12〜2月)
泳げない季節こそ、この施設の独壇場。水温が下がっても魚はいます。営業時間が17:30までと短くなるので、逆算して向かってください。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 24面の窓を、ぐるりと一周する
展望フロアには360度、24面の窓が並んでいます。窓ごとに見えるものが違うので、一周すると魚の種類がまるで変わります。気に入った魚を追いかけて、つい二周してしまう人が続出します。

2. クジラ型グラスボートで沖へ出る
船底一面がガラス張りの「スーパーホエール」で、約20分の海中散策。展望塔が「定点観測」なら、こちらは「移動しながら探す」楽しさです。ガイドが魚の名前と生態を教えてくれます。

3. 桟橋の上から海を見下ろす
塔にたどり着く前から、実はもう見えています。桟橋の上から真下をのぞくと、透けた海の底とサンゴが見えるのです。歩く速度を落としてみてください。

4. 雨の日の逃げ場として使う
沖縄旅行で雨に降られた日、行き場を失いがちです。展望塔の中は完全に屋内。海の中は天気に関係なく、いつもの顔をしています。雨だからこそ価値が上がる、珍しい場所です。

5. 子どもの「あれ何?」に答えてもらう
窓のそばには魚の解説パネルがあり、グラスボートにはガイドが乗っています。親が答えに詰まらずに済むのが、この施設の地味にありがたいところ。4歳から料金設定があり、小さな子連れでも成立します。
あわせて回りたい、近くの見どころ

大石林山(アスムイハイクス)
2億年前の石灰岩が林立する、やんばる国立公園の聖地。海の中を見た日の翌日に、森と岩の中を歩くと沖縄の地形の振れ幅に驚きます。2024年12月にリニューアルしました。

慶佐次湾のヒルギ林
沖縄本島最大のマングローブ林で国指定天然記念物。海中展望塔が「海の中」なら、こちらは「海と川の境目」。カヌーで水面から森に入れます。

辺戸岬
沖縄本島最北端の岬。展望デッキから180度以上の大海原が広がり、晴れた日は与論島まで見えます。北へ向かうドライブの終着点にどうぞ。

中城城跡
世界遺産の構成資産で、沖縄戦を免れた15世紀の石積みが現存するグスク。那覇へ戻る道すがら、高速を降りて立ち寄れます。
近くの人気飲食店
名護市街まで下りると、沖縄そばの名店と古民家レストランが揃います。展望塔とグラスボートで1時間30分ほど遊んだあと、昼食に向かうのにちょうどいい距離です。
宮里そば沖縄そば定休:日曜/10:00〜16:30/名護市宮里1-27-2📍Googleマップで現在地からのルートを見る名護を代表する沖縄そばの一軒。あっさりした出汁と柔らかい麺で、地元客が昼どきに列をつくります。ブセナから名護市街へ下りる途中に立ち寄れます。
食べログ予約 ›
百年古家 大家(うふやー)沖縄料理年中無休(荒天時休業あり)/11:00〜15:30、17:30〜21:00/名護市中山90📍Googleマップで現在地からのルートを見る築100年超の古民家を移築した名護の名物店。滝を望む敷地でアグー豚と沖縄そばが味わえます。昼は混み合うので時間に余裕をもって。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
水槽ではなく本物の海。だからこそ、ガラス越しの撮影にはコツがいります。
窓にレンズを密着させる丸窓のガラスは反射します。少しでも離れると、自分と室内の照明がそのまま写り込みます。レンズを窓ぎりぎりまで近づけ、体で光を遮ると、青がすっと澄みます。フラッシュは絶対に焚かないでください(ガラスに跳ね返って白飛びします)。
グラスボートは船が止まった瞬間に走行中は船底のガラスが波と泡で白くなります。ガイドが魚を見つけて減速、停止した数秒が勝負。あらかじめピントを合わせておき、止まったら即シャッターを切ります。
塔の外観は桟橋の途中から狙う塔だけを正面から撮ると、ただの白い筒になります。桟橋の手すりのラインを画面に入れて斜めから狙うと、「海の上を歩いて行く」というこの場所の物語が1枚で伝わります。
このエリアの宿(料金比較)
名護から恩納村にかけては、沖縄本島のリゾートが最も集まるエリアです。海中公園を朝いちばんに楽しんで、そのまま美ら海水族館やヤンバルへ北上するにも、恩納村のビーチへ南下するにも動きやすい拠点になります。

北部(名護・恩納村エリア)
リゾート滞在とやんばる観光の拠点向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
ブセナ海中公園は、日陰のない桟橋を歩き、揺れる船に乗り、薄暗い塔の中で写真を撮る場所です。持ち物の向き不向きがはっきり出ます。
酔い止め薬グラスボートは約20分間、沖合で揺れ続けます。しかも乗客はずっと船底の一点を見下ろしています。船に弱い自覚がある人は、乗る30分前に飲んでおくと景色を楽しむ余裕が生まれます。
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モバイルバッテリー24面の窓とグラスボートで、想像の3倍は撮ります。しかも薄暗い塔内では自動でフラッシュや明るさ調整が働き、電池の減りが早い。空港から北部まで移動してきた午後は、残量がもう心もとないはずです。
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日焼け止め桟橋には日陰が1mもありません。海面の照り返しが下からも当たるため、曇りの日でも確実に焼けます。グラスボートの甲板も同じです。
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サングラス桟橋と船上は、上からの日差しと海面の反射で目を開けているのがつらいほど。偏光レンズなら水面のギラつきが消え、桟橋の上からでも海底のサンゴが見えるようになります。
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防水スマホケースグラスボートの甲板は波しぶきがかかります。海に落とせばそれまで。首から下げられる防水ケースなら、揺れる船の上でも両手で手すりをつかんだまま撮影に移れます。
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よくあるご質問(FAQ)
ブセナ海中公園の料金はいくらですか。
海中展望塔が大人1,050円、小人(4歳〜中学生)530円、グラスボートが大人1,560円、小人780円です。両方楽しめるセット券は大人2,100円、小人1,050円で、こちらが割安になります。10名以上は団体割引があります(出典: ブセナ海中公園公式)。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
泳げなくても楽しめますか。
はい。むしろ泳がない人のための施設です。海中展望塔は服を着たまま、らせん階段で水深5mの展望フロアに降り、360度24面の窓からサンゴ礁と熱帯魚を観察できます。グラスボートも船底のガラス越しに海中を見る遊覧船なので、水着も着替えも必要ありません。
雨の日でも営業していますか。
雨天でも営業しており、海中展望塔は完全な屋内のため天候の影響をほとんど受けません。沖縄旅行が雨に降られた日の行き先として有力な選択肢です。ただし台風接近時など荒天の場合は休業となるため、公式サイトのお知らせをご確認ください。
グラスボートが欠航することはありますか。
あります。干潮の時間帯は水深が足りず欠航する場合があり、公式サイトで干潮日時の案内が出ています。グラスボート目当てで訪問する場合は、事前に公式の案内を確認してから向かってください。荒天時も運休します。
ベビーカーや車椅子でも見学できますか。
海中展望塔はらせん階段で水深5mまで降りる構造のため、ベビーカーや車椅子での見学には対応していません。桟橋までは通行できますので、展望塔に降りない同行者は桟橋やビーチで待つ形になります。詳しくは公式(TEL 0980-52-3379)へお問い合わせください。
ブセナ海中公園は、沖縄本島 3泊4日モデルコースの3日目、恩納村から美ら海水族館へ北上する途中に組み込むのが効率的。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
那覇空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマーク、ソラシドエア、ピーチなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















