
ガンガラーの谷
鍾乳洞の天井が落ちた跡に、森が育った。ガイドと一緒でなければ入れない谷は、1万8千年前の人類の気配がまだ残っています。
このページでわかること
- ガンガラーの谷が鍾乳洞の崩落跡にできた、という成り立ち
- ツアー料金2,500円と、前日17:00までの予約が必須というルール
- 約1時間20分、1kmを歩くコースの中身(大主ガジュマル、イナグ洞、武芸洞)
- ベビーカーと車イスが利用できないこと、ツアー中にトイレがないこと
- 南部エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
ガンガラーの谷ってどんな場所?
ここはもともと、鍾乳洞でした。数十万年をかけて水が石灰岩を溶かし、巨大な洞窟ができ、やがてその天井が崩れ落ちた。天井が開いた洞窟の底に光が差し込み、そこに森が育った。それが今のガンガラーの谷です。だから谷を歩いていると、頭上に鍾乳石がぶら下がったままの場所があります。本来なら地中にあるはずのものが、森の木々と同じ視界に入ってくる。この違和感が、ここでしか味わえない感覚です。谷の主役は、大主(ウフシュ)ガジュマルと呼ばれる巨木です。崩れた岩壁を背に、無数の気根を垂らしながら立つ姿は、森の賢者と呼ばれるのも納得の存在感があります。もうひとつ、この谷を特別にしているのが人の痕跡です。谷の奥にある武芸洞では発掘調査が続いており、古代の人が暮らした跡が見つかっています。近くの港川からは約1万8千年前の全身骨格「港川人」が発見されました。つまりここは、風景が美しいだけの場所ではなく、人がずっと生きてきた場所なのです。イナグ洞(女性の洞窟)は良縁と安産、イキガ洞(男性の洞窟)は命の誕生と成長を願う場所として、今も祈りが捧げられています。そして大事なルールがひとつ。ガンガラーの谷は予約制のガイドツアーでしか入れません。ふらりと立ち寄って散歩する、ということができない場所です。そのぶん、ガイドの話を聴きながら歩く約1時間20分は、ただの散策とはまったく別の体験になります。
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基本情報
| 名称 | ガンガラーの谷(Valley of Gangala) |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県南城市玉城字前川202番地 |
| ツアー料金 | 1名2,500円(税込)。学生証提示の中学生以上の学生1,500円、保護者同伴の小学生以下は無料。料金にツアー中の飲み物(冷たいさんぴん茶)と保険料が含まれます |
| 入場方法 | 予約制ガイドツアー以外での入場はできません。前日17:00までの予約が必要(定員に空きがあれば当日予約も可、電話で要確認) |
| 所要時間 | 約1時間20分(歩行距離約1km)。解散の案内を含めると出発から約1時間30分をみておくと安心 |
| 受付時間 | 9:00〜17:30(年中無休) |
| アクセス | 那覇空港付近から車で約30〜40分。出発時刻の10分前までに受付を済ませてください |
| 注意 | ベビーカー、車イスでの参加は不可(小さなお子様は保護者の抱っこで参加可)。ツアー中はトイレがありません |
| 電話 | 098-948-4192 |
行き方・駐車場
那覇空港付近から車で約30〜40分。おきなわワールドの入口の向かいにあり、駐車場は共用です。出発時刻の10分前までに受付を済ませる必要があるので、時間に余裕を持って向かってください。そして最重要事項がひとつ。ガンガラーの谷は予約制ガイドツアーでしか入場できません。前日17:00までの予約が必要です(定員に空きがあれば当日受付も可能ですが、電話での確認が必須)。知らずに立ち寄って入れずに帰る人がいちばん多いポイントです。ツアー中にトイレはありません。駐車場近くにあるので、出発前に必ず済ませてください。ツアー終了後は「おきなわワールド」のバス駐車場近くで解散になります(ガンガラーの谷の駐車場まで徒歩約1分)。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。車で約15分の斎場御嶽とつなげるのが、南部を回る日の定番です。
レンタカーは早めに予約を
ガンガラーの谷は南城市玉城の丘の上。路線バスの本数は多くなく、ツアーの出発時刻に間に合わせる必要があるため、レンタカーがほぼ前提です。夏休みと連休は台数が足りず数週間前に売り切れることも珍しくありません。航空券を取ったら、まずレンタカーを押さえるのが鉄則です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
森の緑がもっとも瑞々しい季節。梅雨に入る前の4月から5月上旬は、足元も乾いていて歩きやすくなります。
夏(6〜9月)
谷が深く、森が日差しを遮ってくれるため、炎天下の観光地よりはるかにしのぎやすい場所です。ツアー出発前に塗る虫除けジェルは現地に用意があります。
秋(10〜11月)
暑さがゆるみ、歩くのに最適な時期。台風接近時はツアーが中止になることがあり、その場合キャンセル料はかかりません。
冬(12〜2月)
観光客が落ち着き、ガイドとの距離が近くなる季節。谷の中は風が抜けにくく、思ったより寒くありません。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 1. 大主ガジュマルの前で足を止める
崩れた岩壁を背に、無数の気根を垂らして立つ巨木。森の賢者と呼ばれています。ガイドの説明が終わっても、しばらく動けなくなる人が多い場所です。

2. 2. 頭上の鍾乳石を見上げる
ここは鍾乳洞の天井が崩れた跡です。だから森を歩いているのに、頭の上には鍾乳石がぶら下がっています。地中と地上が混ざったこの感覚が、ガンガラーの谷の正体です。

3. 3. 武芸洞で1万8千年前の気配に触れる
発掘調査が今も続く洞窟です。近くの港川では約1万8千年前の人骨が見つかっています。ここが「人が暮らしてきた場所」だと実感できる終着点です。

4. 4. イナグ洞とイキガ洞の意味を知る
イナグ洞は女性の洞窟で良縁と安産、イキガ洞は男性の洞窟で命の誕生と成長を願う場所。今も祈りが捧げられています。名前の意味を知ってから見ると、ただの洞窟ではなくなります。

5. 5. ガイドの話をとにかく聴く
この谷はガイドツアーでしか入れません。裏を返せば、必ず解説つきで歩けるということ。1kmを1時間20分かけて進むゆっくりした歩みは、話を聴くための時間です。
あわせて回りたい、近くの見どころ

斎場御嶽
琉球王国最高の聖地で、世界遺産の構成資産。ガンガラーの谷と同じ南城市にあり、琉球の祈りの形をあわせて感じられます。斎場御嶽で詳しく紹介しています。

ニライカナイ橋
全長660m、高さ80m。丘を下りながら太平洋が正面に広がる絶景の橋です。南部ドライブの定番。ニライカナイ橋で詳しく紹介しています。


ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館
沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒隊を悼む慰霊碑と資料館。南部を回る日に、平和学習として組み込めます。ひめゆりの塔で詳しく紹介しています。
近くの人気飲食店
ガンガラーの谷の周辺は南城市玉城の丘の上。ツアーの前後に立ち寄りやすい沖縄そばの店が、車で10分ほどの範囲にあります。
沖縄すばやぁ 垣花そば沖縄そば11:00〜15:30(LO15:15)/〜¥999/南城市つきしろ1756-4📍Googleマップで現在地からのルートを見る昔ながらの製法にこだわる沖縄そばの店。看板の垣花そばに炊き込みご飯「じゅーしー」を合わせたセットが定番です。平日はフーチバー(よもぎ)のトッピングが無料。同じ南城市玉城エリアにあり、ツアー前の腹ごしらえに向きます。定休日は出典により記載が分かれるため、公式でご確認ください。
食べログ予約 ›
リゾートレストランせいふぁー沖縄そば・食堂・カフェ南城市知念字久手堅539 南城市地域物産館2F/098-948-1070/〜¥1,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る斎場御嶽のチケット売場と同じ建物の2階。看板メニューは「せいふぁ〜そば」で、かまぼこと豚肉がのった沖縄そばです。ガンガラーの谷から斎場御嶽へ回る日なら、ここで昼食にするのが動線的にきれいです。営業時間と定休日は出典により記載が分かれるため、訪問前に電話でご確認ください。
食べログ予約 ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
ツアーと楽しみ方
ガンガラーの谷は、ガイドツアーそのものが体験のすべてです。1kmを1時間20分かけて歩くゆっくりした進み方は、景色を見るためではなく、話を聴くための速度です。
ガイドツアー(約1時間20分)専門ガイドと一緒に約1kmの谷を歩きます。ケイブカフェを出発し、アカギの森、歩くガジュマル、イナグ洞、イキガ洞、大主ガジュマル、ツリーテラスを経て武芸洞へ。料金は1名2,500円、学生証提示の中学生以上の学生は1,500円、保護者同伴の小学生以下は無料です。
前日17:00までの予約制/098-948-4192(受付9:00〜17:30、年中無休)。定員に空きがあれば当日予約も可
ケイブカフェツアーの出発地点は、広場を下りると突然現れる洞窟のカフェです。鍾乳石の天井の下で待ち時間を過ごせます。ツアー中には冷たいさんぴん茶が提供され、料金に含まれています(ツアーへの飲食物の持ち込みは不可)。
ツアー出発地点/谷内は禁煙、ペット同伴不可
このエリアの宿(料金比較)
南城市は那覇から車で40分ほど。ガンガラーの谷は午前のツアーがいちばん森の空気が澄んでいます。前泊しておくと、朝いちばんの回に余裕を持って間に合います。

南城市・南部エリア
谷と聖地めぐりの拠点向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
1kmの森の道を1時間20分。階段もあります。公式が用意してくれるもの(虫除けジェル、さんぴん茶)と、用意がないもの(日焼け止め、雨具)を分けて備えるのがコツです。
歩きやすいシューズ公式は「歩きやすい履物」を推奨しています。歩道は整備されていますが階段があり、ヒールは向きません。履き慣れていればサンダルやクロックスでも参加可能です。
最安値料金 2,480円〜(2026/6/27時点・楽天)
日焼け止め公式が明言しています。虫除けジェルは現地に用意がありますが、日焼け止めはありません。気になる方は必ず持参してください。
最安値料金 529円〜(2026/6/27時点・楽天)
折りたたみ傘雨天も通常どおりツアーを行いますが、雨具の貸出はありません。受付で簡易カッパを販売しています。鞄に1本忍ばせておくと安心です。
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防水スマホケース鍾乳洞の跡地なので、頭上の岩からしずくが落ちてきます。湿度も高く、スマホを守れると安心して撮影できます。
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モバイルバッテリー大主ガジュマルとケイブカフェで、想像以上にシャッターを切ります。1時間20分のツアー中に電池が切れると、いちばんいい場面で撮れません。
最安値料金 1,580円〜(2026/6/27時点・楽天)
よくあるご質問(FAQ)
ガンガラーの谷は予約なしで入れますか。
入れません。予約制ガイドツアー以外での入場はできないと公式に明記されています。参加には前日17:00までの予約が必要です。ただし定員に空きがある場合は当日の予約も受け付けているため、直前の場合は098-948-4192へ直接お電話ください。
ガンガラーの谷のツアー料金はいくらですか。
1名2,500円(税込)です。学生証を提示した中学生以上の学生は1,500円、保護者同伴の小学生以下は無料になります。料金にはツアー中の飲み物(冷たいさんぴん茶)と保険料が含まれています。1グループのみの貸切を希望する場合は問い合わせが必要です。
ガンガラーの谷の所要時間と歩く距離を教えてください。
歩く距離は約1km、所要時間は約1時間20分です。ガイドの話を聴きながらゆっくり進むためこの時間になります。解散の案内を含めると、出発時刻から約1時間30分をみておくと安心です。当日は出発時刻の10分前までに受付を済ませてください。
ベビーカーや車イスでも参加できますか。
できません。ガンガラーの谷はベビーカーと車イスに対応していないと公式が明記しています。歩道は整備されていますが何箇所か階段があるためです。小さなお子様は保護者の抱っこであればツアーに参加できます。
ツアー中にトイレはありますか。
ありません。ツアー中はトイレがないと公式が案内しています。駐車場の近くにあるので、出発前に必ず済ませておいてください。約1時間20分のツアーです。
ガンガラーの谷は、沖縄本島 3泊4日モデルコースの初日、南部を回る行程に組み込むのが定番です。向かいのおきなわワールド、車で15分の斎場御嶽とつなげる順番はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
那覇空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマーク、ソラシドエア、ピーチなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















