
十和田湖遊覧船
岸から眺めるだけでは、十和田湖の半分も見ていない。断崖が迫る湖の真ん中へ、船だけが連れていってくれる。
このページでわかること
- 船でしか見られない十和田湖の姿と、編集部5指標による評価
- 2026年の料金(おとな1,760円、こども880円)とグリーン室、団体料金
- Aコース(片道)とBコース(周遊)の違いと、所要時間約50分の使い分け
- 2026年4月24日から11月中旬までという運航期間と、荒天時の欠航の考え方
- 十和田湖周辺の宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
十和田湖遊覧船ってどんな体験?
十和田湖は、岸に立って見ている限り、ただ大きくて静かな湖です。ところが休屋の桟橋から十和田観光電鉄の遊覧船に乗り込み、船が岸を離れて数分もすると、風景の意味が変わりはじめます。さっきまで自分が立っていた岸が細い線になり、代わりに水面から直立する断崖が、両側から視界に入ってくる。十和田湖はカルデラの湖ですから、湖岸線はなだらかではなく、船で近づいて初めて、その岩肌の高さと荒々しさが体感できます。コースはふたつあります。Aコースは休屋から子ノ口へ渡る片道コースで所要時間は約50分、Bコースは休屋から出て休屋へ戻る周遊コースで、おぐらと中山半島をめぐって同じく約50分。どちらを選ぶかで、その日の旅の組み立てそのものが変わります。船内は席に座って窓越しに眺めることもできますし、追加料金でグリーン室に入ることもできますが、いちばんの特等席は屋外のデッキです。ここに立つと、湖面をわたってきた風が真正面から当たり、エンジンの低い響きと水を切る音だけが残ります。晴れた日の青も美しいのですが、霧の日にはまた違う顔が現れます。対岸の山が灰色にぼやけ、船の周りだけが世界のすべてになったような、あの静けさ。50分という時間は、乗る前は短く思えて、降りるころには惜しくなっています。
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基本情報
| 名称 | 十和田湖遊覧船(運航:十和田観光電鉄株式会社) |
|---|---|
| 所在地 | 青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486 |
| 料金 | おとな1,760円、こども(小学生)880円。グリーン室はおとな550円、こども330円が別途必要。15名以上の団体はおとな1,430円、こども660円、学生団体1,100円、団体グリーン室はおとな440円、こども220円。大人1人につき未就学児1名は無料。自転車等を積み込む場合は別途550円 |
| 営業時間 | 2026年は4月24日から11月中旬まで運航(便により最終運航日が異なります)。運航状況により発着時間に多少のずれが生じることがあります |
| 休館日 | 11月中旬から翌年4月中旬までは休業。濃霧、強風等の荒天時は、安全のためダイヤの変更または運航中止となることがあります |
| 駐車場 | 公式サイトに台数、料金の記載がないため、休屋、子ノ口の各発着所周辺は現地の案内表示に従ってください |
| アクセス | 発着所は休屋と子ノ口の2か所。問い合わせは十和田観光電鉄 0176-75-2909 |
| 所要時間の目安 | Aコース(休屋から子ノ口への片道)約50分、Bコース(休屋発着の周遊)約50分 |
※料金、運航期間、コースは十和田観光電鉄公式サイト(toutetsu.co.jp)および公式の2026年時刻表PDFの掲載内容に基づく編集部確認値です。他サイトには古い料金を掲載したままの情報も見受けられますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
行き方・駐車場
発着所は湖の南側の休屋と、奥入瀬渓流の入口にあたる子ノ口の2か所です。この2点を結んでいるのがAコース(片道)で、ここが十和田湖遊覧船のいちばん賢い使い方につながります。休屋から船で子ノ口へ渡り、そのまま奥入瀬渓流を下る。逆に渓流を歩いたあと、子ノ口から船で休屋へ戻る。どちらの向きでも、往路と復路で違う景色を見られて、しかも同じ道を引き返さずに済みます。ただし車で来た場合、片道コースだと車が反対側に取り残されるので、周遊のBコースを選ぶか、戻りのバスを確認しておく必要があります。駐車場について公式サイトに台数、料金の記載はないため、現地の案内表示に従ってください。問い合わせは十和田観光電鉄(0176-75-2909)へ。八甲田や奥入瀬まで組むなら、レンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
片道コースを選ぶなら、車の置き場所から逆算を
休屋から子ノ口へ渡るAコースは、奥入瀬渓流とつなげるのに理想的な動線です。ただ、乗り捨てできるのは体だけで、車は乗り場に残ります。奥入瀬、八甲田、十和田市街まで足を延ばす旅なら、そもそもの拠点をどこに置くかで一日の効率が変わります。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
2026年の運航開始は4月24日。動き出したばかりの湖はまだ人が少なく、湖岸の新緑が日ごとに濃くなっていく季節です。デッキの風はまだ冷たいので上着を。
夏(6〜9月)
湖上は市街より涼しく、屋外デッキがいちばん気持ちいい時期。ただし遮るもののない船上は日差しも直撃するので、帽子があると快適さが違います。
秋(10〜11月)
湖岸の斜面が色づき、船から見上げる紅葉が最も美しい季節。ただし便によって最終運航日が異なり、11月中旬には運航が終わります。日程は公式で必ず確認を。
冬(12〜2月)
11月中旬から翌年4月中旬までは休業期間です。冬の十和田湖は静かに眠っていて、船から湖を見ることはできません。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 屋外デッキに出て、風の中に立つ
客室の窓越しでも景色は見えます。でも一度デッキに出てしまうと、もう中には戻れません。湖面をわたる風と、水を切る音。この50分の価値の半分は、ここにあります。

2. 霧の日を、はずれだと思わない
晴天の青い湖は確かに絶景です。けれど霧の日、対岸が溶けて消え、船の周囲だけが世界になる時間もまた十和田湖です。天気予報を見て気落ちする必要はありません。

3. Aコースで渡って、奥入瀬へ下る
休屋から子ノ口までの片道約50分。降りた場所が、そのまま奥入瀬渓流の入口です。湖を船で渡ってから渓流を歩き出す一日は、順番として完璧に組み上がっています。

4. グリーン室で、座って湖に向き合う
おとな550円、こども330円の追加でグリーン室へ。デッキの風もいいけれど、天候が悪い日や、小さな子ども連れなら、腰を落ち着けて眺める選択肢があるのは心強い。

5. Bコースで、中山半島の岸を間近に見る
休屋を出て休屋へ戻る周遊コースは、おぐらと中山半島をめぐります。車を停めた場所へそのまま帰れるうえ、湖岸の地形を近くから眺められるのはこちらです。
あわせて回りたい、近くの見どころ

乙女の像
十和田湖畔の休屋に立つ、高村光太郎による2体のブロンズ像。遊覧船の発着所と同じ休屋エリアにあるので、乗船前後の時間に無理なく組み込めます。

十和田神社
中山崎の付け根、休屋の奥に鎮座する古社。整然とした杉木立の参道と、竜神をかたどった手水舎が迎えてくれます。休屋バス停から徒歩15分ほどです。
青森ねぶた+奥入瀬 2泊3日モデルコースで効率よく回る順番を見る ›
近くの人気飲食店
十和田湖といえばヒメマス。船を降りたあと、湖畔で食べるからこそ意味のある一皿が、休屋周辺には揃っています。
みずうみ亭日本料理十和田市その他/ヒメマス料理が名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る十和田湖のヒメマスを味わえる一軒。船から見ていたその湖で育った魚を、降りてすぐに食べる。それだけで、さっきまでの50分が舌の上に戻ってきます。※写真は休屋エリアの湖畔で、料理写真ではありません。
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かえで食堂食堂十和田市その他/ヒメマスが名物📍Googleマップで現在地からのルートを見る気取らない食堂で出てくるヒメマス。観光地の湖畔にありながら、値段も構えも普段着のままというのが、かえってありがたく感じられます。※写真は十和田湖の湖畔で、料理写真ではありません。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
コースの選び方
十和田湖遊覧船で最初に決めることは、行き先ではなくコースです。所要時間はどちらも約50分。違うのは「降りる場所」で、それが一日の設計を左右します。
Aコース(片道コース)休屋から子ノ口へ渡る休屋・子ノ口航路で、所要時間は約50分。降りた子ノ口はそのまま奥入瀬渓流の入口です。ただし車で来ている場合、車は乗り場に残ることを忘れずに。
Bコース(周遊コース)休屋を出て休屋へ戻る、おぐら、中山半島めぐりの周遊コースで、所要時間は約50分。出発地に帰ってくるので、車を停めた人や、湖の地形をじっくり見たい人に向いています。
グリーン室という選択おとな550円、こども330円の追加で利用できます(団体はおとな440円、こども220円)。天候が読めない日や、小さな子ども連れの日に、落ち着いて湖を眺めるための備えとして。
このエリアの宿(料金比較)
十和田湖遊覧船は、朝いちばんの便に乗れるかどうかで印象が変わります。湖面がまだ静かで、光が低く差す時間帯は、船の上でしか見られないものです。休屋周辺や奥入瀬、八甲田に泊まれば、その時間に間に合います。日帰りで青森市や八戸から向かうと、着くころには湖はもう昼の顔になっている。ここは、泊まる価値のある場所です。

十和田湖畔(休屋・奥入瀬エリア)
遊覧船の発着所周辺※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
遊覧船は、乗ってしまえば50分間どこにも逃げられません。屋外デッキに日陰はなく、日差しは水面からも跳ね返ってきます。そして、いちばん見たい景色は、たいてい遠くにあります。この50分を気持ちよく使い切るためのものを選びました。
日焼け止め(SPF50+)屋外デッキに日陰はなく、しかも日差しは水面からも跳ね返ってきます。約50分、途中で降りることはできません。乗る前に塗っておくだけで、デッキに立っていられる時間が延びます。
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酔い止め薬約50分、途中で降りることはできません。風の強い日は湖でも船は揺れます。船が苦手な自覚があるなら、乗る前に飲んでおくだけで、この50分がまるごと変わります。
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コンパクト双眼鏡船は岸から離れて進むので、いちばん見たい断崖や湖岸の森は、いつも少し遠い。小さな双眼鏡がひとつあるだけで、同じ50分の情報量が跳ね上がります。
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クリップオン偏光サングラス湖面の照り返しは、まぶしいだけでなく水の色を白く飛ばします。偏光レンズを一枚はさむと、同じ湖が急に深い青を取り戻す。眼鏡の上から留めるクリップ式なので、船に乗る直前でも間に合います。
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モバイルバッテリーデッキに立つと、シャッターを切る手が止まらなくなります。降りたあとに奥入瀬を歩く予定なら、船で使い切ってしまわないよう一つ入れておくと安心です。
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よくあるご質問(FAQ)
十和田湖遊覧船の料金はいくらですか。
おとな1,760円、こども(小学生)880円です。グリーン室を利用する場合はおとな550円、こども330円が別途必要になります。15名以上の団体はおとな1,430円、こども660円、学生団体は1,100円、団体のグリーン室はおとな440円、こども220円です。大人1人につき未就学児1名は無料、自転車等を積み込む場合は別途550円です。
十和田湖遊覧船の運航期間を教えてください。
2026年は4月24日から11月中旬までの運航です。便によって最終運航日が異なるため、10月下旬以降に乗船を予定している場合は、公式サイトの時刻表で該当の便をご確認ください。11月中旬から翌年4月中旬までは休業期間となります。
十和田湖遊覧船のコースと所要時間を教えてください。
Aコースは休屋から子ノ口へ渡る片道コース(休屋・子ノ口航路)で、所要時間は約50分です。Bコースは休屋を出て休屋へ戻る周遊コース(おぐら・中山半島めぐり)で、所要時間は同じく約50分です。車で来ている場合、Aコースだと車が乗り場に残る点にご注意ください。
十和田湖遊覧船は荒天でも運航しますか。
濃霧、強風等の荒天の場合は、安全のためダイヤの変更または運航中止となることがあります。また、運航状況により発着時間に多少のずれが生じることもあります。当日の運航状況は十和田観光電鉄(0176-75-2909)または公式サイトでご確認ください。
十和田湖遊覧船にペットを連れて乗れますか。
公式の案内では、ペットは船内の混雑状況により乗船をお断りする場合があるとされています。同伴を予定している場合は、事前に十和田観光電鉄(0176-75-2909)へお問い合わせください。
十和田湖遊覧船は、青森ねぶた+奥入瀬 2泊3日モデルコースの2日目、奥入瀬渓流とつなげて組み込むのが定番。休屋から子ノ口へ渡る全行程の回り方はこちらでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
青森空港ゆきの国内線をJAL、ANA、FDAなど横断比較。夏の青森は座席が真っ先に埋まるので、日程が固まったら早めのチェックが安心です。
















