
瑞巌寺(ずいがんじ)
杉並木の参道を抜けると、岩肌に刻まれた洞穴群が現れる。伊達政宗が5年かけて再建した本堂は、静けさの中に大名の威信をそのまま留めていました。
このページでわかること
- 国宝・瑞巌寺の見どころと、編集部5指標による評価
- 拝観料(大人1,000円、小中学生500円)と季節ごとに異なる拝観時間
- 伊達政宗が5年をかけて再建した本堂・庫裏という2つの国宝建築
- 杉並木の参道沿いに残る、江戸時代の供養洞窟群という見どころ
- JR松島海岸駅から徒歩約5分というアクセスと、松島観光の定番の回り方
瑞巌寺ってどんなお寺?
松島海岸駅から歩いてすぐ、総門をくぐると杉並木の参道がまっすぐに延びています。その脇に並ぶのは、江戸時代の人々が故人を弔うために岩肌を掘って作った無数の洞窟群。松島という景勝地が、古くから死者を供養する霊場でもあったことを、この参道が静かに物語ります。瑞巌寺の創建は平安時代の828年(天長5年)、天台宗の寺院「延福寺」として開かれたのが始まりとされます。その後臨済宗に改宗し、現在の姿になったのは伊達政宗の時代。政宗は慶長14年(1609年)、京都や紀州から一流の職人を集め、5年の歳月をかけて本堂を再建しました。現在、本堂と庫裏はともに国宝に指定されており、東北地方を代表する近世建築として高く評価されています。本堂内部には、狩野派による障壁画や、伊達家の威信を示す豪華な装飾が随所に施されています。参道の杉並木は東日本大震災の津波で一部が塩害を受け、その後の景観整備を経て、現在も松島観光の象徴的な風景として多くの参拝者を迎えています。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 瑞巌寺(正式名称:松島青龍山瑞巌円福禅寺) |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県宮城郡松島町松島字町内91 |
| 拝観料 | 大人(大学・高校生含む)1,000円、小中学生500円 |
| 拝観時間 | 8:30開門。閉門は季節により変動(4〜9月17:00、3・10月16:30、2・11月16:00、1・12月15:30) |
| 拝観所要時間 | 30分〜40分程度が目安 |
| アクセス | JR仙石線 松島海岸駅から徒歩約5分 |
| 見どころ | 国宝・本堂と庫裏、杉並木の参道、参道脇の供養洞窟群 |
| 問い合わせ | 電話 022-354-2023。最新情報は瑞巌寺公式サイトでご確認ください |
行き方・駐車場
JR仙石線の松島海岸駅で降りたら、駅前の通りを海と反対方向へ歩けば5分ほどで総門に着きます。仙台駅からは仙石線快速で約40分。松島島巡り観光船の中央桟橋からも徒歩10分ほどで、観光船とセットで訪れる人がほとんどです。総門をくぐると、まず杉並木の参道が出迎えます。参道脇には江戸時代に掘られた供養洞窟が点在し、本堂へたどり着くまでの数分間も見どころのひとつ。拝観所要時間は本堂内部の見学も含めて30分〜40分ほどが目安です。拝観時間は季節によって閉門時刻が異なり、4月〜9月は17:00まで、冬場は15:30〜16:00までと短くなるため、訪問時期に応じて余裕を持ったスケジュールを組んでください。境内は舗装された参道が中心で歩きやすく、隣接する円通院や五大堂とあわせて徒歩でまわるのが松島観光の定番ルートです。仙台や秋保方面まで足を延ばすなら、レンタカーの最安値比較もチェックしてみてください。
松島湾の周辺はレンタカーが便利
瑞巌寺の参拝は徒歩で完結しますが、塩竈神社や秋保、蔵王まで足を延ばすならレンタカーが便利です。松島海岸周辺には有料駐車場が点在し、車での来訪もしやすいエリアです。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
境内の梅や新緑が芽吹き、杉並木の参道にも柔らかな緑が戻る季節です。
夏(6〜8月)
緑深い杉並木が涼やかな木陰を作り、夏の日差しを避けながら参拝できます。
秋(9〜11月)
境内の木々が色づき、国宝本堂の瓦屋根と紅葉のコントラストが楽しめます。
冬(12〜3月)
拝観時間が短くなる季節。参道がうっすらと雪化粧することもあり、静けさが際立ちます。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. まず杉並木の参道をゆっくり歩く
総門から本堂まで、まっすぐに延びる杉並木の参道は瑞巌寺のハイライトのひとつ。木々の間から差す光を感じながら、ゆっくり歩いてみてください。

2. 参道脇の供養洞窟に立ち止まる
江戸時代、故人を弔うために岩肌を掘って作られた洞窟群が参道沿いに点在します。松島が景勝地であると同時に霊場でもあったことを感じられる一角です。

3. 国宝・本堂の内部をじっくり見る
伊達政宗が5年をかけて再建した本堂は、狩野派の障壁画や豪華な装飾が随所に施されています。大名の威信をかけた建築を、時間をかけて見学してください。

4. 境内の鐘楼や供養塔もあわせて巡る
本堂だけでなく、境内には鐘楼や供養塔など見どころが点在します。急がずに境内全体を歩くと、瑞巌寺の歴史の厚みがより伝わってきます。
あわせて回りたい、近くの見どころ




塩竈神社
陸奥国一之宮として知られる古社。松島からは車やバスで足を延ばせる距離にあり、松島観光とあわせて参拝する人も多いスポットです。
近くの人気飲食店
瑞巌寺の参道周辺には、松島名物のカキやあなご、笹かまぼこを扱う店が集まっています。拝観の前後に立ち寄りやすい距離です。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
瑞巌寺は杉並木の参道と国宝本堂、それぞれ違った表情の撮影ポイントがあります。堂内は撮影ルールに従いながら撮ってください。
参道は奥行きを活かして縦構図でまっすぐに延びる杉並木は、中心に立って奥行きを見せる縦構図が映えます。木漏れ日が差す午前中は特におすすめの時間帯です。
参道は多くの参拝者が行き交います
本堂は少し引いて全体を本堂の堂々とした瓦屋根を画角に収めるには、正面からやや引いて撮るのがコツ。青空の日は瓦の陰影がくっきり出ます。
堂内は撮影ルールに従ってください
岩窟は陰影を意識して撮る参道脇の供養洞窟は、彫りの深さが陰影となって表れます。順光より少し斜めからの光のほうが、岩肌の質感が伝わります。
洞窟内には立ち入らず外から撮影を
このエリアの宿(料金比較)
松島海岸沿いには海を望む宿が点在し、瑞巌寺から徒歩圏内で泊まれるのが魅力です。早朝の静かな参道を歩きたいなら、松島に前泊するのがおすすめです。

松島・塩竈エリア
瑞巌寺を拠点に回るなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
参道は屋外の砂利道で、拝観には30分以上かかります。この2点から逆算して選びました。
歩きやすいスニーカー参道は砂利敷きで、境内にも段差があります。拝観をゆっくり楽しむなら、歩き慣れた靴がおすすめです。
御朱印帳入れ巾着瑞巌寺は御朱印も人気。奥州随一の禅寺まで足を運ぶなら、御朱印帳を丁寧に持ち歩ける巾着があると安心です。
ステンレスボトル/水筒境内に自販機は多くありません。夏場の拝観は特に、事前に水分を用意しておくと安心です。
よくあるご質問(FAQ)
瑞巌寺の拝観料はいくらですか。
大人(大学・高校生含む)1,000円、小中学生500円です。
瑞巌寺の拝観時間を教えてください。
8:30開門で、閉門は季節により異なります。4〜9月は17:00、3・10月は16:30、2・11月は16:00、1・12月は15:30です。
拝観にはどれくらい時間がかかりますか。
本堂内部の見学も含めて30分〜40分程度が目安です。参道の岩窟群もあわせて見るなら、もう少し時間を取ると余裕があります。
松島海岸駅からのアクセスを教えてください。
徒歩約5分です。仙台駅からは仙石線快速で約40分。松島島巡り観光船の中央桟橋からも徒歩10分ほどです。
円通院や五大堂とあわせて回れますか。
はい。円通院は瑞巌寺のすぐ西隣、五大堂は徒歩7分ほどの距離です。松島観光では瑞巌寺・円通院・五大堂をまとめて徒歩で回るのが定番です。
仙台までの航空券も、まとめて比較
仙台空港ゆきの国内線をANA、JAL、Peachなど横断比較。松島までは仙台空港アクセス線で仙台駅へ出て、仙石線に乗り換えるのが基本ルートです。
















