
日光田母沢御用邸記念公園(にっこうたもざわごようていきねんこうえん)
畳の廊下をどこまでも歩いていくと、ガラス越しに庭が流れていく。天皇が療養したという静けさが、100年経ってもまだこの家に残っています。
このページでわかること
- 日光田母沢御用邸記念公園の見どころと、編集部5指標による評価
- 料金・開園時間と、火曜定休に多い「無休の例外期間」
- 行き方・駐車場と、あわせて歩きたい日光市街の順路
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて回りたい近くの見どころ
- 日光エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
日光田母沢御用邸記念公園ってどんなところ?
日光の市街を東照宮とは反対側へ少し外れると、杉木立の中に大きな木造の屋敷が現れます。大正天皇が皇太子時代から避暑と療養のために過ごされた田母沢御用邸を、そのまま公開している記念公園です。特別なのは、この建物が一度に建てられたものではないこと。江戸期の商家、明治の赤坂離宮の一部、そして大正期の増築が、長い年月をかけて一棟につなぎ合わされています。だから廊下を歩いていくと、部屋ごとに時代の空気が入れ替わる。畳敷きの廊下の片側はガラス戸で、歩くたびに庭の景色が横へ流れていきます。金箔や極彩色で人を圧倒する東照宮とは正反対に、ここにあるのは、療養する人のためにつくられた静けさそのものです。謁見所には洋風のシャンデリアと絨毯が入り、和と洋がためらいなく同居している。国の重要文化財に指定され、庭園も含めて丁寧に手入れされています。東照宮で人の多さに疲れたら、この静けさへ逃げ込むのが日光の正しい歩き方かもしれません。
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基本情報
| 名称 | 日光田母沢御用邸記念公園(にっこうたもざわごようていきねんこうえん) |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県日光市本町8-27 |
| Googleマップ | 地図と口コミを見る › |
| 料金 | 大人600円/小中学生300円。団体(20人以上)は大人500円/小中学生250円 |
| 開園時間 | 4〜10月 9:00〜17:00(受付16:00まで)/11〜3月 9:00〜16:30(受付15:45まで) |
| 休園日 | 毎週火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始12/29〜1/1。ただし4/10〜5/9、8/13〜8/16、10/15〜11/14、1/2〜1/5は無休 |
| アクセス | 日光市街の本町。東照宮からは大谷川沿いに西へ進んだ一帯 |
| 所要時間の目安 | 御殿と庭園をゆっくり見て1時間〜1時間30分ほど |
行き方・駐車場
日光市街の本町、東照宮から大谷川沿いに西へ進んだ一帯にあります。東武日光駅・JR日光駅からは市内循環のバスで向かうことができ、二社一寺を見たあとに足を延ばす順路が自然です。神橋から西へ進む道沿いには湯波の名店が並んでいるので、昼食をはさんで歩くのもおすすめ。憾満ヶ淵とは大谷川をはさんで比較的近い位置関係にあり、この二つは静かな日光を味わう組み合わせとして相性がいい場所です。日光市街から奥日光まで一日で回るならレンタカーの最安値比較もあわせてどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
日光は市街の二社一寺と奥日光が離れており、一日で両方を回るなら車が圧倒的にラクです。紅葉シーズンはレンタカーの需要が一気に高まるため、日程が決まったら早めに押さえておくと安心です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
庭のシダレザクラが咲くころがひとつの見どころ。4/10〜5/9は火曜も無休で開園するため、連休の予定に組み込みやすい時期です。
夏(6〜8月)
もともと避暑のための御用邸。杉木立に囲まれ、畳の廊下を吹き抜ける風は冷房とは違う涼しさです。8/13〜8/16は無休で開園します。
秋(10〜11月)
ガラス越しの紅葉がこの家のいちばんの見せ場。10/15〜11/14は火曜も無休なので、紅葉旅の日程に合わせやすい季節です。
冬(12〜2月)
訪れる人が減り、静けさが際立ちます。開園は16:30まで(受付15:45まで)と短くなるので、早めの時間に。年末年始は12/29〜1/1が休園です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 畳の廊下をゆっくり歩く
この家の主役は部屋よりも廊下かもしれません。畳敷きの廊下の片側は一面のガラス戸。歩くほどに庭が横へ流れ、季節がそのまま額縁に収まります。急がず、足音を立てずに歩いてみてください。

2. 和室のシャンデリアを見上げる
畳と障子の部屋に、洋風のシャンデリアと花柄の絨毯。大正という時代が、和と洋のあいだで何を選んだのかがそのまま形になっています。天井の格子細工もあわせて見上げてみてください。

3. 庭に出て、建物を池ごしに眺める
御殿の中を見たあとは、庭へ。池の水面に建物が映り込む一角は、この公園でいちばん静かな景色です。紅葉の時期はここが赤く染まります。

4. 三つの時代のつぎ目を探す
江戸期の商家、明治の赤坂離宮の一部、大正の増築。この建物はそれらを一棟につないでできています。柱の太さや天井の高さがふと変わる場所が、時代の境目です。探しながら歩くと面白さが増します。

5. 憾満ヶ淵まで足を延ばす
御用邸を出たら、大谷川沿いの憾満ヶ淵へ。並び地蔵が続く川沿いの道は、東照宮の華やかさとは対極にある日光の顔です。静かな日光を続けて味わうなら、この二つをつなげるのが正解です。
あわせて回りたい、近くの見どころ

憾満ヶ淵
大谷川沿いに並び地蔵が続く静かな渓谷。御用邸と同じく、日光の喧騒から一歩外れた場所にあります。あわせて歩くと日光の別の顔が見えてきます。

日光東照宮
徳川家康を祀る世界遺産。拝観料は大人・高校生1,600円、小中学生550円。極彩色の彫刻に埋め尽くされた陽明門は、御用邸の静けさとちょうど正反対の日光です。

日光山輪王寺(三仏堂)
日光山の中心となる古刹。三佛堂は大人400円、小中学生200円。輪王寺券(三佛堂と大猷院)は900円です。休観日が変則的なので、訪問前にご確認を。


日光二荒山神社
日光山信仰の中心となる古社。神苑は大人300円、小中高生100円で、無休で開いています。二社一寺をまとめて歩くならここも外せません。
近くの人気飲食店
御用邸のある本町から神橋にかけては、日光名物の湯波を出す店が集まる一帯です。静かな御殿を歩いたあとの昼食に、ちょうどいい距離にあります。
高井家日本料理・湯波懐石不定休(社寺の祭礼により休業あり)/¥6,000〜¥9,999📍Googleマップで現在地からのルートを見る江戸期から続く老舗で、庭園を眺めながら湯波懐石を味わえます。住所は本町4-9と御用邸のすぐ近く。日光の湯波料理では最上級の価格帯にあたる一軒です。
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油源湯波料理・甘味処定休:水曜/¥1,000〜¥1,999(ランチ)/湯波づくし膳📍Googleマップで現在地からのルートを見る安政6年(1859年)創業の老舗で、神橋・東照宮の入口に近い一軒。湯波づくし膳では、生湯波の刺身から煮物、あんかけまでを一膳で味わえます。
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和み茶屋湯葉料理・日本料理定休:水曜/¥3,000〜¥3,999/日光生ゆば懐石御膳📍Googleマップで現在地からのルートを見る日光街道沿いの古民家風の店で、22席ほどの落ち着いた空間。生ゆばを主役に据えた懐石御膳を昼のみ提供しています。
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日光湯波巻き 全 ZEN日本料理・豆腐料理定休:火曜/¥2,000〜¥2,999(ランチ)/日光湯波巻御膳📍Googleマップで現在地からのルートを見る東照宮から徒歩圏の和モダンな店で、湯波で具材を巻いた「日光湯波巻」が看板。とちぎ和牛や鯛など、栃木県産食材から具材を選べます。夜の営業は時期により変わるため、事前のご確認を。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
御用邸は、派手さではなく光と静けさで見せる建物です。カメラを構える場所を少し変えるだけで、写り方が大きく変わります。
廊下は、いちばん奥まで入れて撮る畳の廊下は一点透視で撮ると美しさが際立ちます。廊下の端に立ち、消失点を画面の中央に置いて、ガラス越しの庭の緑や紅葉を右側に流し込むのがおすすめです。
館内は撮影ルールに従ってご利用ください(三脚等の可否は現地表示を確認)
池の映り込みを狙う庭園の池は風のない時間ほど鏡のようになります。しゃがんで水面近くから狙うと、建物と空が対称に映り込みます。朝いちばんが最も静かです。
庭園内は順路と立入表示に従ってご利用ください
室内は上を向く目線の高さだけで撮ると、ただの和室になってしまいます。シャンデリア、格天井、欄間の細工。上半分にこそ、この建物の見どころが詰まっています。
館内は撮影ルールに従ってご利用ください(フラッシュの可否は現地表示を確認)
車寄せは斜めから唐破風の曲線は、正面からより斜め45度から撮るほうが立体感が出ます。緑を背景に入れると、木造の色がぐっと深く写ります。
屋外は順路と立入表示に従ってご利用ください
このエリアの宿(料金比較)
日光市街に泊まれば、朝いちばんの東照宮も、静かな御用邸も、開いた瞬間に入れます。日光の見どころは朝と夕方に本当の顔を見せるので、一泊するだけで旅の密度がまるで変わります。

日光市街・東照宮エリア
二社一寺を歩いて回る滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
御殿は靴を脱いで上がり、106室が連なる館内は思いのほか歩きます。日光の山の天気も踏まえて、持っていくと快適なものをまとめました。
脱ぎ履きしやすい靴御殿は靴を脱いで上がります。紐を固く結ぶ靴より、さっと脱げるタイプのほうが入口で慌てません。
折りたたみ傘日光は山の天気で、晴れていても急に降ることがあります。御用邸と庭園、憾満ヶ淵まで歩くなら一本あると安心です。
双眼鏡格天井の組み方や欄間の細工は、肉眼では届かない高さにあります。上を見るための一台があると、見学の解像度が変わります。
水筒・マイボトル館内に自動販売機は多くありません。御用邸から憾満ヶ淵、二社一寺と歩き続ける日は、一本持っておくと立ち止まらずに済みます。
ウェットティッシュ靴を脱いで上がる館内と、庭園の散策を行き来する見学スタイル。手を拭くものがひとつあると、そのまま昼食へ移れます。
よくあるご質問(FAQ)
日光田母沢御用邸記念公園の入園料はいくらですか。
大人600円、小中学生300円です。20人以上の団体は大人500円、小中学生250円になります。
火曜日は必ず休みですか。
いいえ。原則は毎週火曜が休園(祝日の場合は翌日)ですが、4/10〜5/9、8/13〜8/16、10/15〜11/14、1/2〜1/5は無休で開園します。旅行者が訪れやすい時期は火曜でも開いていることが多いので、日程表をご確認ください。
開園時間は何時から何時までですか。
4〜10月は9:00〜17:00(受付は16:00まで)、11〜3月は9:00〜16:30(受付は15:45まで)です。年末年始は12/29〜1/1が休園です。
見学にはどのくらい時間がかかりますか。
御殿と庭園をゆっくり見て1時間〜1時間30分ほどが目安です。106もの部屋が連なる広い建物なので、時間に余裕をもってお越しください。
御殿の中は靴を脱ぎますか。
はい、靴を脱いで上がります。脱ぎ履きしやすい靴だとスムーズです。館内は畳と絨毯敷きになっています。
日光田母沢御用邸記念公園は、日光・那須のモデルコースで二社一寺のあとに組み込むのが定番。全行程の回り方はこちらでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
遠方から日光へ向かうなら、羽田・成田ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマークなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















