
日光・那須 1泊2日モデルコース
世界遺産の社寺と、いろは坂の先の絶景
見上げるほど彫刻が増えていく陽明門。48のカーブを上りきった先の滝と湖。今も噴気を上げる活火山の九合目と、1300年前に開かれた元湯。栃木・日光と那須は、世界遺産の社寺から高原のアウトドアまでが車で行き来できる、贅沢な土地です。初めての日光・那須を1泊2日で巡る、横断モデルコースをまとめました。
この記事でわかること
- 日光と那須の位置関係と、1泊2日で両方を横断する回り方
- 東京からのアクセスと、レンタカー手配のコツ・ベストシーズン
- 初めてでも迷わない1泊2日のモデルコース(時刻・移動時間つき)
- 日光東照宮、華厳滝、いろは坂、那須ロープウェイほか必訪スポットの回り方
- 明智平ロープウェイの運休と二社一寺共通券の販売停止など、最新の注意点
- 湯波料理や那須のグルメ、宿の選び方と料金比較
日光東照宮の陽明門の前に立つと、多くの人が同じ反応をします。まず全体を見て、それから細部に気づき、そのまま動けなくなる。508もの彫刻がびっしりと施されたその門は、一日眺めても飽きないことから「日暮の門」とも呼ばれてきました。日光・那須の旅は、この「見れば見るほど」という感覚の連続です。この記事は、世界遺産の社寺から奥日光の滝、那須高原の温泉までを、限られた1泊2日でいちばん感動的に巡るための「黄金モデルコース」です。読み終えるころには、自分の旅のスケジュールがそのまま組み上がっているはずです。
日光・那須ってどんなところ?二つの高原を、一度に

栃木県の北部には、性格の異なる二つの観光地が並んでいます。ひとつは日光。徳川家康を祀る世界遺産の社寺群を抱く門前町で、いろは坂を上れば中禅寺湖や華厳滝、戦場ヶ原の広がる奥日光へと続きます。もうひとつが那須。今も噴気を上げる茶臼岳の裾野に広がる高原リゾートで、温泉、牧場、動物園、美術館まで、一日中遊べるスポットが点在しています。
この二つ、地図で見ると近そうに思えて、実は車でおよそ1時間半から2時間離れています。それでも「両方まわりたい」と欲張るだけの価値があるのは、日光と那須では旅の質感がまるで違うからです。日光は「見上げる」旅。彫刻を、滝を、杉並木を見上げます。那須は「浸かる・触れる」旅。温泉に浸かり、動物に触れ、高原の風を浴びます。だからこそ、この記事のモデルコースは1日目に日光、2日目に那須と割り切って、それぞれのエリアをまとめて回る組み立てにしています。
日光の社寺エリア(日光東照宮、輪王寺、二荒山神社、大猷院)は徒歩で回遊できます。一方、奥日光や那須高原のスポットは各所に散らばっているため、車があると世界が変わります。エリアから宿を探すときも、この地理感覚を覚えておくと選びやすくなります。
見れば見るほど、彫刻が増えていく。
「日暮の門」と呼ばれた、日光東照宮の陽明門。
もうひとつ、旅の前に必ず知っておくべきことがあります。この地域は「今行けるかどうか」が変わりやすいのです。明智平ロープウェイは長期運休に入り、二社一寺の共通拝観券は販売を停止し、いろは坂は紅葉期に激しく渋滞します。せっかくの旅を崩さないために、次の章で最新の注意点からご案内します。
アクセス・基本情報・ベストシーズン
日光への玄関口は浅草と宇都宮です。電車なら東武特急スペーシアで浅草から東武日光駅まで約2時間、JRなら宇都宮で日光線に乗り換えます。車なら東北自動車道から日光宇都宮道路を経由して日光市街へ。那須へは東北自動車道の那須ICが最寄りで、東京からおよそ2時間半です。午前のうちに日光に着けば、初日を社寺と奥日光にたっぷりあてられます。
まずは拠点の宿を、まとめて比較
日光・鬼怒川温泉・那須高原の宿を、楽天トラベル、じゃらん、Booking.comなど横断で比較できます。紅葉期や連休の人気宿は早くに埋まるので、日程が決まったら早めのチェックが安心です。
















| 主なアクセス | 電車は東武特急スペーシアで浅草から東武日光駅へ約2時間、またはJR宇都宮乗り換え。車は東北自動車道から日光宇都宮道路で日光市街へ。那須は東北自動車道那須ICが最寄りで、東京からおよそ2時間半 |
|---|---|
| エリア間の移動 | 日光市街と那須高原は高速道路経由でおよそ1時間半から2時間。日光市街から奥日光(中禅寺湖・戦場ヶ原)はいろは坂経由で約40〜50分。両エリアを巡るならレンタカーが便利 |
| いま行けない・変わったもの | 明智平ロープウェイは2026/1/16〜2027/8/31運休予定(再開2027年9月ごろ)。二社一寺共通拝観券は販売停止(各施設で個別購入)。殺生石はガス状況により立入規制あり |
| ベストシーズン | 奥日光と那須高原の紅葉は例年10月中旬〜11月上旬が見頃。高原の新緑や湿原の花は初夏、世界遺産の社寺は通年。紅葉期のいろは坂は渋滞するため時間帯の工夫を |
| 所要日数の目安 | 日光と那須を横断するなら1泊2日が最低ライン。奥日光までじっくり歩くなら日光だけで2日かける手もあります |
レンタカーは、旅の自由度を大きく変えます
日光の社寺は徒歩で回れますが、奥日光の滝や那須高原のスポットは各所に点在し、路線バスだけで巡るのは時間がかかります。いろは坂を上り、湖畔から高原へと自分のペースで動くなら、レンタカーが最も自由が利きます。紅葉期や連休は早めの手配が安心です。














どこに泊まるか(時間の組み立て方)
1泊2日で日光と那須を横断するなら、宿は中禅寺温泉・鬼怒川温泉のあたりが合理的です。1日目に日光の社寺と奥日光を回りきり、その夜は湖畔か鬼怒川に泊まって、翌朝そのまま那須へ向かう流れになります。逆に、初日を軽めにして那須高原に泊まる組み立てもあり、その場合は2日目にゆっくり那須を味わえます。どちらにしても、宿は複数の予約サイトで横断比較して押さえるのがおすすめです。
1泊2日モデルコース(時刻・移動つき)
ここからが本題です。初めての日光・那須で「世界遺産・絶景・温泉」をバランスよく体験できる王道ルートを、2日間へ振り分けました。1日目は日光の社寺と奥日光、2日目は那須高原。同じエリアをまとめて回ることで、移動のムダを最小化しています。時刻はあくまで目安。紅葉期はいろは坂の渋滞で大きくずれるため、その日は予定を詰めすぎないのが満足度を上げるコツです。

日光東照宮
まずは世界遺産の中核へ。508の彫刻がびっしりと施された陽明門、眠り猫、三猿。見上げるほど発見が増えます。拝観1,600円。共通拝観券は現在販売停止なので、各施設で個別にどうぞ。移動:輪王寺・大猷院は徒歩圏


昼食:門前町で湯波(ゆば)料理
日光の名物は湯波。二枚重ねで引き上げる日光の湯波は、ぷりっと厚みがあります。老舗の懐石から気軽な御膳まで、東照宮の門前に店が並びます。移動:いろは坂で奥日光へ約40〜50分

宿にチェックイン、湯と食事を
初日は移動と拝観で意外に疲れます。湖畔か鬼怒川の湯に浸かって、明日の那須に備えましょう。翌朝は那須へ1時間半から2時間の移動があります。早めの就寝を。

宿を出発 → 那須高原へ
朝いちばんに動きます。高速道路経由でおよそ1時間半から2時間。那須ICで降りて、まずは山の上を目指します。移動:那須ロープウェイ山麓駅へ

那須ロープウェイ・茶臼岳
今も噴気を上げる活火山1,915mの九合目へ。往復2,000円。山頂駅からの眺めと、硫黄の匂いのする火山の荒々しさは、日光の社寺とはまるで違う那須の顔です(営業は例年3月下旬〜12月上旬、天候で運休あり)。移動:殺生石へ

殺生石
九尾の狐伝説が残る国指定名勝。硫化水素ガスが噴き出す荒涼とした景観で、2022年に石が二つに割れました。ガス状況により立入規制がかかることがあるので、訪問前に那須町観光協会などで最新状況の確認を。移動:昼食へ

昼食:那須のとちぎ和牛 or 牧場グルメ
牧場の土地ならでは。とちぎ和牛のステーキ、焼きたてパン、名物ソフトクリーム。奮発するなら和牛、気軽に楽しむなら牧場のジンギスカンを。移動:牧場・動物園へ


鹿の湯で締めくくる
約1300年前に開かれたと伝わる那須温泉の元湯。乳白色の硫黄泉に浸かれば、二日間の疲れがほどけていきます。入浴500円、8時から18時、年中無休。隣の那須温泉神社にも足を運んで。移動:那須ICから帰路
必訪スポット詳細ガイド
モデルコースに登場した主役級スポットを、もう少し詳しくご紹介します。回る順番や滞在時間の参考にしてください。
① 世界遺産・日光の社寺(東照宮・輪王寺・二荒山神社・大猷院)

日光東照宮
徳川家康を祀る世界遺産で、日光観光の中核。508の彫刻が施された陽明門、眠り猫、三猿など見どころが凝縮しています。拝観は大人・高校生1,600円、小中550円。二社一寺共通拝観券は現在販売停止のため、各施設で個別に購入します。詳しくは日光東照宮で紹介しています。

② 奥日光の滝と湖(華厳滝・中禅寺湖・竜頭滝・湯滝)
華厳滝は落差97mの日本三名瀑。専用エレベーターで観瀑台へ降りれば、正面から滝と向き合えます(大人600円)。行き方や虹の出る時間帯は華厳滝で詳しく紹介しています。中禅寺湖は男体山の噴火でできた湖で、遊覧船や中禅寺(立木観音)の五大堂から眺める湖景が見どころ。竜頭滝は大岩で二筋に裂ける奥日光三名瀑(竜頭滝)、湯滝は高さ70mを扇状に広がって落ちる滝で、真下の観瀑台から見上げられます(湯滝)。なお明智平ロープウェイは2027年8月まで運休予定なので、この期間の展望は華厳滝や中禅寺湖畔で楽しむのがおすすめです。


③ 別荘文化と、渓谷の穴場(大使館別荘・田母沢御用邸・憾満ヶ淵・龍王峡)
中禅寺湖畔には、かつて各国大使が避暑に通った別荘が残ります。イタリア大使館別荘記念公園は杉皮に包まれた名建築で、畳に座って湖を眺められます(入館300円。イタリア大使館別荘)。隣の英国大使館別荘記念公園は窓が湖を額縁にする造りで、共通券450円で両方を回れます(英国大使館別荘)。日光市街に戻れば、現存する木造の御用邸建築として日本最大級の田母沢御用邸(田母沢御用邸)、数えるたびに数が合わないという約70体の並び地蔵が続く憾満ヶ淵(憾満ヶ淵・化け地蔵)といった穴場も。鬼怒川方面には、約2,200万年前の海底火山が生んだ奇岩の渓谷龍王峡があります(龍王峡)。


④ 那須高原(茶臼岳・鹿の湯・牧場・美術館)
那須の主役は、今も噴気を上げる活火山茶臼岳。ロープウェイで九合目まで一気に上がれます(往復2,000円。那須ロープウェイ・茶臼岳)。締めくくりは約1300年前に開かれた元湯鹿の湯で、乳白色の硫黄泉に浸かります(入浴500円。鹿の湯・那須温泉神社)。家族連れなら、標高900mの那須どうぶつ王国(那須どうぶつ王国)や、入場も駐車も無料の南ヶ丘牧場(南ヶ丘牧場)が定番。雨の日は那須ステンドグラス美術館(那須ステンドグラス美術館)や、旧御用邸の原生林を歩ける那須平成の森もおすすめです。


他にも訪れたい日光・那須の観光スポット
ここまでご紹介した必訪スポットに加えて、日光・那須にはまだまだ感動的な景色が広がっています。世界遺産の社寺、奥日光の滝と湖、歴史の別荘、那須高原の温泉と牧場まで、それぞれの行き方・料金・ベストシーズンを詳しくまとめた個別ガイドはこちらです。

日光東照宮
徳川家康を祀る世界遺産。見上げるほど彫刻が増えていく陽明門、眠り猫、三猿。拝観1,600円。
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日光山輪王寺
三仏堂に並び立つ三体の巨大な仏。輪王寺券900円なら大猷院とセットで。休観日が変則的です。
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大猷院
三代将軍家光の霊廟。東照宮の華やぎとは対照的に、杉木立の静けさへ沈む金と黒。拝観550円。
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日光二荒山神社
日光の山岳信仰の総本社で、縁結びの神。大谷川に架かる朱塗りの神橋もこの社の一部。神苑300円。
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中禅寺(立木観音)
根の付いた桂の立木にそのまま彫られたと伝わる観音。五大堂から中禅寺湖が一枚の絵に。拝観500円。
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華厳滝
落差97mの日本三名瀑。エレベーターで観瀑台へ降りると、水しぶきが頬まで届きます。大人600円。
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竜頭滝
大岩に裂かれて二筋になる奥日光三名瀑。茶屋越しに眺める紅葉が定番の構図です。無料、通年。
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湯滝
湯ノ湖の水が高さ70mを扇状に広がって落ちる奥日光三名瀑。真下の観瀑台から見上げられます。
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中禅寺湖遊覧船
男体山を湖の上から見上げる遊覧船。運航は例年4月中旬から11月30日まで。料金は公式で確認を。
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戦場ヶ原
標高約1,400mの高層湿原を木道で歩く。散策無料。周回線歩道の一部に通行止め区間があります。
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いろは坂
48のカーブを曲がりきると、そこは奥日光。紅葉期の渋滞を避けられるかは、時間帯で決まります。
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明智平ロープウェイ
リニューアル工事のため2027年8月31日まで運休予定。今は行けません。代わりの展望先も紹介します。
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イタリア大使館別荘記念公園
杉皮に包まれた名建築。畳に座って湖を見ていると、時間の進み方が変わります。入館300円。
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英国大使館別荘記念公園
窓が中禅寺湖を額縁にします。イタリア別荘との共通券450円で、隣あう二軒をまとめて。
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日光田母沢御用邸記念公園
現存する木造の御用邸建築として日本最大級。重要文化財の御殿と庭園。入館600円、火曜休。
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憾満ヶ淵・化け地蔵
数えるたびに数が合わないと言われる約70体の並び地蔵。大谷川の音だけが響く、無料の穴場。
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龍王峡
約2,200万年前の海底火山が生んだ奇岩と、鬼怒川の渓谷美。駅からすぐ、入場無料で歩けます。
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日光江戸村
江戸の町へ一日だけ移住する時代劇テーマパーク。江戸人に変身もできます。大人5,800円。
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東武ワールドスクウェア
世界の建築102点を1/25スケールで再現。自分が巨人になったような写真が撮れます。大人2,800円。
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那須ロープウェイ・茶臼岳
今も噴気を上げる活火山1,915mの九合目へ。往復2,000円。営業は例年3月下旬から12月上旬まで。
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殺生石
九尾の狐伝説が残る国指定名勝。2022年に石が二つに割れました。ガス状況により立入規制あり。
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鹿の湯・那須温泉神社
約1300年前に開かれたと伝わる那須温泉の元湯。入浴500円、8時から18時、年中無休。
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那須平成の森
旧御用邸の原生林を歩ける国立公園。入館無料、水曜休(祝日は翌日、繁忙期は無休)。
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那須どうぶつ王国
標高900mの高原に広がる動物パーク。屋内展示もあり雨の日でも。営業日は公式カレンダーで確認を。
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南ヶ丘牧場
入場無料、駐車無料、年中無休。財布のことを忘れて、ただ牛を眺めていられる那須湯本の牧場。
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那須ステンドグラス美術館
英国コッツウォルズの館を石から積んだ館内に、アンティークのステンドグラス。大人1,600円、水曜休。
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千本松牧場
1893年に松方正義が開いた歴史ある牧場。入場も駐車も無料。名物はジンギスカンとソフトクリーム。
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もみじ谷大吊橋
全長320m、無補剛桁の歩道吊橋として本州最大級。渡ると、素直に揺れます。渡橋料300円。
詳細ガイド ›アクティビティ:日光・那須で、もう一歩ふみ込む

日光・那須は、社寺や展望台をめぐるだけで満ち足りる土地です。それでも「もう一歩」を求めるなら、選択肢はたくさんあります。目的別に整理します。
奥日光の森と湿原を、歩いて味わう奥日光は、車窓から眺めるだけではもったいない場所です。戦場ヶ原の木道、竜頭滝から湯滝へ抜ける小径、中禅寺湖畔の遊歩道。ガイドと歩けば、湿原の花や野鳥、男体山の成り立ちまで、ひとりでは通り過ぎてしまうものに名前がつきます。
那須高原で、空と川に飛び込む那須は関東でも指折りのアウトドアフィールドです。茶臼岳の登山はもちろん、那珂川のラフティング、高原の上空を飛ぶパラグライダー、清流のカヌーまで。標高900mの風の中で体を動かすと、日光とはまた違う那須の顔が見えてきます。
雨の日は、手を動かす一日に山の天気は変わりやすいもの。雨に降られても、日光・那須には屋根の下で楽しめる体験がそろっています。日光の陶芸やガラス細工、名産を使ったものづくり。自分でつくったものは、そのまま旅の土産になります。
日光・那須グルメ:土地の恵みを味わう

日光・那須の食は、山と高原から届きます。日光の湯波、奥日光のヒメマス、鬼怒川のそば、那須のとちぎ和牛と牧場グルメ。エリアごとに名物がはっきり分かれているので、回る場所に合わせて選ぶのがおすすめです。
日光の名物は、やっぱり湯波日光といえば湯波(ゆば)です。京都の「湯葉」とは字も食感も少し違い、日光では二枚重ねで引き上げるため、ぷりっと厚みがあります。東照宮の門前町には、老舗の懐石から気軽な御膳まで、湯波を主役にした店が並びます。
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奥日光は、湖の幸と山のフレンチ標高1,269mの中禅寺湖畔は、別荘文化が育てた食の土地です。湖で獲れるヒメマス、地元のとちぎ和牛、そして避暑に通った外国人が残したフレンチ。いろは坂を上りきったごほうびに、湖を眺めながらの一皿を。
鬼怒川では、そばとゆば、名水の恵み鬼怒川・龍王峡のあたりは、名水で打つそばと生ゆばの里です。渓谷歩きの前後に、岩魚のからあげとゆば刺しのセットや、そばの実の芯だけで打った白いそばを。洋館風のカフェで、大田原牛のハンバーグに寄り道するのもいいものです。
那須高原は、とちぎ和牛とパンの高原那須は牧場の土地。だからこそ、とちぎ和牛のステーキが看板の店が多く、朝から焼きたてを出すベーカリーや、スコーンで知られるカフェも点在します。牧場をめぐった一日の締めくくりに、高原の名店で少し贅沢を。
那須塩原は、ジンギスカンとスープ焼きそば那須塩原まで足を延ばすなら、千本松牧場のジンギスカンと、塩原温泉のご当地グルメ「スープ入り焼きそば」を。鶏ガラのスープを注いだ焼きそばは、この土地でしか出会えない一杯。牧場の名物ソフトクリームも忘れずに。
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宿泊エリアの選び方と料金比較
日光・那須の宿は、大きく日光市街・中禅寺温泉、鬼怒川温泉、那須高原に分かれます。1泊2日で両エリアを横断するなら、ポイントはひとつ。1日目の夜は日光側(中禅寺温泉か鬼怒川)に泊まり、2日目の朝に那須へ向かうことです。逆に那須をゆっくり味わいたいなら、初日を軽めにして那須高原泊にする手もあります。日光市街は社寺めぐりに便利、中禅寺温泉は奥日光の湖畔でのんびり、鬼怒川はテーマパークと大型温泉宿、那須高原は牧場と美術館に囲まれた高原リゾート。目的に合わせて選んでください。

日光・那須の宿
日光・中禅寺温泉・鬼怒川・那須高原から選ぶ※楽天トラベルの金額は2026年8月10日(1泊1室2名・朝食付)で編集部が実際に検索した時点のサンプルです。どの予約サイトが最も安いかは日程と宿によって入れ替わるため、当ページでは「最安」の断定を避け、各サイトで見比べていただく形にしています。TRAVEL HUBは予約サイト各社の料金をまとめて比較できるメディアで、当サイト自体は予約、決済を行いません。料金、プラン、空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。日光・那須の宿をまとめて比較する
服装・持ち物・知っておきたい注意点
ウォーキングシューズ社寺の石段、戦場ヶ原の木道、いろは坂の展望台。日光・那須は「少しずつ歩く」の積み重ねです。履き慣れた一足があるだけで、一日の終わりの疲れ方が変わります。
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酔い止め薬いろは坂は上り下りで合わせて48のカーブ。カーブごとに「い・ろ・は」の看板が立つほどの連続です。酔いやすい方や同乗するお子さんには、乗る前の一錠が効きます。
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折りたたみ傘奥日光は標高が高く、天気が街とは別物です。晴れていても、いろは坂を上りきると霧雨、ということがあります。社寺めぐりでも、一本あると足止めを食いません。
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偏光サングラスいろは坂のドライブと、中禅寺湖の水面の照り返し。秋の低い日差しは思いのほか目にこたえます。運転の安全のためにも、一つあると快適です。
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御朱印帳入れ巾着東照宮、輪王寺、二荒山神社、大猷院。日光は御朱印をいただける社寺が近くに集まっています。御朱印帳を汚さず持ち歩ける巾着があると、参拝の合間も気楽です。
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モバイルバッテリー陽明門の彫刻、滝、紅葉。日光・那須は写真を撮りたい場面が続き、地図アプリも電池を食います。連絡手段としても、一つ入れておくと安心です。
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ベストシーズンと月別の楽しみ方
日光・那須の主役は、なんといっても紅葉です。奥日光と那須高原の見頃は例年10月中旬から11月上旬。いろは坂、中禅寺湖畔、戦場ヶ原、那須ロープウェイ周辺が燃えるように色づきます。ただしこの時期のいろは坂は大渋滞するので、土日は早朝7時前の上り、平日は15時以降を狙うのが鉄則です。初夏(6〜7月)は、戦場ヶ原の湿原の花や新緑が美しく、渋滞も紅葉期ほどではありません。避暑を兼ねるなら標高の高い奥日光や那須高原が快適です。夏休み(7〜8月)は那須の牧場や動物園、テーマパークが家族連れでにぎわう季節。冬(12〜2月)は雪景色が美しい反面、奥日光や那須の山間部は路面凍結に注意が必要で、一部施設は冬期休業に入ります。そして世界遺産の社寺は、実は通年で楽しめます。雪化粧した東照宮も、また格別です。
よくあるご質問(FAQ)
日光と那須は1泊2日で両方まわれますか。
車なら両方まわれます。日光市街と那須高原は高速道路経由でおよそ1時間半から2時間の距離です。本記事のモデルコースは、1日目に日光の世界遺産と奥日光、2日目に那須高原という横断構成にしています。ただし1日目の夜は日光側(中禅寺温泉や鬼怒川温泉)に泊まり、2日目の朝から那須へ動くのが効率的です。奥日光までじっくり歩くなら、日光だけで2日かける手もあります。
明智平ロープウェイは今も乗れますか。
乗れません。リニューアル工事のため2026年1月16日から2027年8月31日まで運休する予定です(工事内容により延長の可能性あり、再開は2027年9月ごろの予定)。この期間に奥日光の展望を楽しむなら、華厳滝の観瀑台や、中禅寺(立木観音)の五大堂、中禅寺湖畔が代わりのスポットになります。
二社一寺の共通拝観券は使えますか。
現在は使えません。東照宮・二荒山神社・輪王寺・大猷院の「二社一寺共通拝観券」は販売を停止しています。各施設で個別に拝観券を購入してください。なお輪王寺内の「輪王寺券(三仏堂+大猷院)900円」は現在も販売されており、共通拝観券とは別物です。
紅葉の時期のいろは坂の渋滞を避けるには。
時間帯が鍵です。紅葉のピーク(例年10月中旬から11月上旬)の土日祝は、いろは坂の上りが午前から大渋滞し、通常20分の道が3時間を超えることもあります。土日は早朝7時前に上る、平日は15時以降に動くと比較的スムーズです。9月のシルバーウィークは紅葉前ですが、行楽の渋滞は起こりえます。
殺生石は今、立ち入れますか。
火山ガスの噴出量によって立入規制がかかることがあり、常に入れるとは限りません。訪問前に那須町観光協会(0287-76-2619)や那須高原ビジターセンター(0287-74-2301)で最新の状況を確認してからお出かけください。一帯は硫化水素などのガスが常時噴出しており、2022年に石が二つに割れたことが確認されています。
華厳滝や那須ロープウェイの料金はいくらですか。
華厳滝は観瀑台へ降りるエレベーターが大人600円、小学生400円です。那須ロープウェイは往復で大人2,000円、小人1,000円(片道は大人1,500円)。那須ロープウェイの営業は例年3月下旬から12月上旬までで、天候により運休することがあります。料金や営業は変更されることがあるため、訪問前に公式でご確認ください。
子ども連れにおすすめのスポットは。
那須高原がおすすめです。標高900mの那須どうぶつ王国はカピバラや猛禽ショーがあり、屋内展示もあるので雨の日でも楽しめます。入場も駐車も無料の南ヶ丘牧場は、動物とのふれあいや乗馬が気軽にでき、家族連れに人気です。鬼怒川方面なら、世界の建築を1/25で再現した東武ワールドスクウェアも写真映えします。
雨の日でも楽しめるスポットはありますか。
あります。日光では世界遺産の社寺の拝観や、田母沢御用邸などの屋内見学が雨でも楽しめます。那須高原なら、那須ステンドグラス美術館や、屋内展示のある那須どうぶつ王国が安心です。締めくくりに鹿の湯などの温泉に切り替えるのも、雨の日ならではの過ごし方です。
まとめ:日光・那須は、二つの高原を一度に味わう旅
日光・那須の魅力は、まったく性格の違う二つの高原を、一度の旅で味わえることです。日光は「見上げる」旅。世界遺産の彫刻を、落差97mの滝を、湖の向こうの男体山を見上げます。那須は「浸かる・触れる」旅。活火山の噴気を浴び、動物にふれ、1300年の元湯に浸かります。車で1時間半から2時間の距離をつなぐだけで、これほど表情の違う景色に出会える土地は、そう多くありません。
大切なのは、最新の状況を先に押さえること。明智平ロープウェイの運休、二社一寺共通券の販売停止、いろは坂の紅葉渋滞、殺生石の立入規制。この4つを知っているかどうかで、旅の満足度が変わります。1泊2日で日光と那須を横断し、社寺と滝と温泉を一度に。この記事が、あなたと日光・那須の出会いの一助になればうれしいです。気に入った宿が見つかったら、ぜひ複数の予約サイトで料金を見比べて、いちばんお得な一泊を見つけてください。

