
補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
生きたまま船に乗り込み、南方の観音浄土を目指して太平洋へ漕ぎ出した「補陀落渡海」。その出発の地に、今も渡海船の実物大レプリカが佇んでいます。
このページでわかること
- 補陀洛山寺が「補陀落渡海」出発の地と呼ばれる理由と、編集部5指標による評価
- 参拝時間8:00〜16:30、拝観無料(本尊の特別公開日のみ拝観料500円、前日16時までに要予約)
- 『那智参詣曼荼羅』をもとに1993年に復元された、渡海船の実物大レプリカの見どころ
- JRきのくに線那智駅から徒歩約3分というアクセスの良さ
- 那智勝浦・太地エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
補陀洛山寺ってどんなお寺?
那智の浜、浜ノ宮の地に建つ天台宗の古刹。この寺を語るうえで欠かせないのが「補陀落渡海(ふだらくとかい)」という捨身行です。熊野年代記によれば、貞観十年(868年)の慶龍上人を最初として、平安時代に3回、室町時代に10回、江戸時代に6回、この寺の住職らが小さな屋形船に乗り込み、わずかな食糧とともに外から釘を打たれて出られないようにされた船で、観音菩薩の浄土「補陀落山」を目指して熊野灘へ漕ぎ出したと伝えられます。本堂脇には、『那智参詣曼荼羅』をもとに1993年に復元された渡海船の実物大レプリカが展示され、発心門、修行門、菩薩門、涅槃門という四つの鳥居を配した独特の姿を間近に見ることができます。隣接する浜の宮王子跡には熊野三所権現を祀る神社があり、神仏習合の名残を今に伝える一帯です。2004年、熊野三山と熊野古道は「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界遺産に登録され、補陀洛山寺もその構成資産のひとつです。
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基本情報
| 名称 | 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)/天台宗 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮349 |
| 電話番号 | 0735-52-2523 |
| 参拝時間 | 8:00〜16:30 |
| 拝観料 | 境内参拝は無料。本尊「三貌十一面千手千眼観世音菩薩」の特別公開日は拝観料500円(前日16:00までに要予約) |
| 渡海船 | 『那智参詣曼荼羅』をもとに1993年に復元された実物大レプリカを本堂脇に展示 |
| 世界遺産 | 2004年登録「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産 |
| アクセス | JRきのくに線「那智駅」から徒歩約3分 |
| 駐車場 | 10台収容(無料) |
行き方・駐車場
JRきのくに線「那智駅」から徒歩約3分という、那智勝浦エリアの中でも特に公共交通でアクセスしやすい立地です。マイカーの場合、和歌山県方面からは紀勢自動車道すさみ南ICから那智勝浦新宮道路の那智勝浦ICを経由して約1時間10分、三重県方面からは熊野尾鷲道路の熊野大泊ICから約45分です。境内には無料の駐車場が10台分あります。那智の滝や熊野那智大社とは少し離れた那智の浜エリアにあるため、車での周遊が便利です。
那智勝浦・太地エリアはレンタカーが便利
補陀洛山寺は那智駅から徒歩圏ですが、那智の滝や熊野那智大社、太地町へ足を延ばすなら車移動が効率的です。紀伊勝浦駅前でのレンタカー手配が定番です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
那智の浜に春の光が差し込む季節。境内は静かで、渡海船のレプリカをゆっくり見学できます。
夏(6〜8月)
海が近く風が抜けるため、那智山エリアに比べると過ごしやすい季節です。
秋(9〜11月)
空気が澄み、境内の落ち着いた佇まいが際立つ季節。参拝客も比較的少なめです。
冬(12〜3月)
静けさが最も深まる季節。那智の浜沿いを歩きながら訪れるのに向いています。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 渡海船の実物大レプリカをじっくり見る
発心門、修行門、菩薩門、涅槃門という四つの鳥居を配した屋形船。ここから幾人もの僧が観音浄土を目指して船出したという史実に、しばし言葉を失います。

2. 本堂で静かに手を合わせる
境内はこぢんまりとしていますが、その分、参拝者一人ひとりが静かに向き合える空気があります。急がず、じっくりと。

3. 隣接する浜の宮王子跡もあわせて参拝する
熊野三所権現を祀る神社が寺と並んで建ち、神仏習合の歴史をそのまま体感できます。

4. 那智の浜まで足を延ばす
かつて渡海船が漕ぎ出した那智の浜は、寺からすぐの距離です。熊野灘を眺めながら、補陀落渡海の史実に思いを馳せてみてください。

5. 御朱印をいただく
世界遺産の構成資産のひとつとして、御朱印をいただく参拝者も多くいます。熊野詣の記録の一社に加えてみてください。
あわせて回りたい、近くの見どころ



近くの人気飲食店
補陀洛山寺は那智駅から徒歩圏。食事は車で10分ほどの勝浦港周辺まで足を延ばすのが定番です。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
渡海船のレプリカと、こぢんまりとした境内の静けさが主な被写体です。
渡海船は四方の鳥居を含めて撮る発心門、修行門、菩薩門、涅槃門と四方に配された鳥居ごと収めると、この船の宗教的な意味が伝わりやすくなります。
拝観時間は8:00〜16:30
本堂は静かな時間帯を狙う参拝客が少ない時間帯を選ぶと、境内の静けさがそのまま写真に表れます。
このエリアの宿(料金比較)
補陀洛山寺は那智勝浦温泉から車で約10分。勝浦港を囲む温泉宿を拠点にすると、寺と那智詣でを一日でまとめて回れます。

那智勝浦温泉エリア
補陀洛山寺の参拝とセットで泊まるなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
補陀洛山寺は境内が平坦なため参拝はしやすい一方、御朱印集めをするなら専用の入れ物があると安心です。
御朱印帳入れ巾着世界遺産の構成資産のひとつです。熊野詣の記録として御朱印をいただくなら、大切な帳面を守る巾着があると安心です。
UVカットハット・帽子那智の浜に近く日差しを遮るものが少ない立地です。夏場の参拝は日焼け対策を兼ねて用意しておきましょう。
ステンレスボトル/水筒那智勝浦エリアを周遊する道中の水分補給用に。境内周辺は自販機が少なめです。
よくあるご質問(FAQ)
補陀洛山寺の拝観料はいくらですか。
境内参拝は無料です。本尊「三貌十一面千手千眼観世音菩薩」の特別公開日のみ拝観料500円が必要で、前日16:00までの予約が必要です。
補陀落渡海とはどんな行事ですか。
生きたまま小さな屋形船に乗り込み、外から釘を打たれて出られないようにされた状態で、観音菩薩の浄土「補陀落山」を目指して熊野灘へ漕ぎ出す捨身行です。貞観十年(868年)を最初に、平安・室町・江戸時代を通じて記録が残ります。
渡海船のレプリカはいつ作られたものですか。
『那智参詣曼荼羅』をもとに1993年に復元された実物大のレプリカです。本堂脇に展示されています。
補陀洛山寺へのアクセスを教えてください。
JRきのくに線「那智駅」から徒歩約3分です。マイカーの場合は境内に10台分の無料駐車場があります。
補陀洛山寺は世界遺産ですか。
はい。2004年登録の「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつです。
補陀洛山寺は、那智勝浦・熊野 モデルコースで那智駅からのアクセスを活かし、勝浦港エリアとあわせて訪れるのが定番ルート。全行程の回り方はモデルコースでどうぞ。
南紀白浜空港ゆきの航空券も、まとめて比較
那智勝浦・熊野エリアへは南紀白浜空港からのアクセスも便利です。羽田からの直行便を中心に、往路と復路で交通手段を変えると総額が下がることがあります。

















