
御坂峠 天下茶屋
旧御坂峠に、昭和のはじめから旅人を迎えてきた一軒の茶屋があります。太宰治が『富嶽百景』を綴った部屋の窓から見えるのは、河口湖を眼下に従えて空へ伸びる富士山。「富士には、月見草がよく似合ふ」。その一行が生まれた絶景が、今も変わらずここにあります。
このページでわかること
- 御坂峠 天下茶屋が「富士見三景」と呼ばれる理由と、太宰治『富嶽百景』との深いつながり
- 行き方・駐車場(河口湖ICから車で約20分、普通車約10台)と、冬期休業の注意点
- 名物ほうとうと、2階の太宰治文学記念室の見どころ
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、あわせて回りたい富士五湖の見どころ
- 河口湖エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
御坂峠 天下茶屋ってどんな場所?
河口湖の北、旧御坂みちの峠に立つ天下茶屋は、昭和9年(1934年)創業の峠の茶屋です。標高約1,300mの御坂峠から見下ろすのは、河口湖の湖面とその奥にそびえる富士山。この構図は古くから「富士見三景」のひとつに数えられ、多くの文人に愛されてきました。なかでも有名なのが太宰治で、昭和13年(1938年)にこの茶屋の2階に滞在し、井伏鱒二とともに過ごしながら随筆『富嶽百景』を執筆。「富士には、月見草がよく似合ふ」の一節はここで生まれました。現在も2階には、太宰が過ごした部屋を再現した「太宰治文学記念室」が併設され、飲食を利用すると無料で見学できます。茶屋の向かいの山道には、その一文を刻んだ太宰治文学碑も残されています。名物は文豪も味わったという「ほうとう鍋」で、たっぷりの野菜と味噌の滋味が峠の空気に染みわたります。冬期は積雪・凍結により休業することがあるため、営業状況は公式サイトや富士河口湖町観光連盟の情報で確認してから訪れるのがおすすめです。
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基本情報
| 名称 | 御坂峠 天下茶屋 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2739 |
| 料金 | 入場無料(太宰治文学記念室は飲食利用者は無料で見学可)。飲食は別途 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00(冬期は天候により休業することがあります。最新情報は公式サイトでご確認ください) |
| 定休日 | 年中無休(冬期休業あり) |
| 駐車場 | 普通車約10台(御坂隧道の手前に数台分の駐車余地) |
| アクセス | 中央自動車道 河口湖ICから車で約20分(御坂みち経由)。峠道のため運転に注意 |
| 創業 | 昭和9年(1934年) |
| 所要時間の目安 | 眺めと記念室で30分〜1時間、食事も楽しむなら1〜1時間半 |
行き方・駐車場
天下茶屋は、河口湖の北側にそびえる御坂山地の旧御坂峠にあります。中央自動車道 河口湖ICから御坂みちを北上して車で約20分。峠道はカーブが続くため、運転はゆとりを持って向かいましょう。駐車場は普通車約10台分で、御坂隧道(トンネル)の100mほど手前にも数台ずつの駐車余地があります。ラベンダーや紅葉のシーズン、週末は混み合うため、午前中の早い時間帯がおすすめです。富士五湖エリアは公共交通の本数が限られるので、未手配ならレンタカーが便利。レンタカーの最安値比較からどうぞ。
レンタカーは早めに予約を
富士五湖エリアは見どころが点在し、車があると富士山ビュースポットめぐりの自由度が大きく上がります。夏の観光シーズンは繁忙期のため、航空券や特急を取ったら早めにレンタカーも押さえましょう。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
芽吹きの新緑と、山肌にまだ雪を残す富士山の競演。空気が澄み、峠からの眺めがくっきりと見える日が多い季節です。
夏(6〜9月)
標高が高く、市街地より涼しい避暑の峠。太宰が愛した月見草も咲きます。朝夕は雲が晴れ、青い富士に出会えるチャンス。
秋(10〜11月)
御坂山地の紅葉と、初冠雪をまといはじめる富士山。一年でもっとも色彩豊かに峠が染まる、絶景のベストシーズンのひとつです。
冬(12〜2月)
雪の富士は最も美しい一方、峠道は積雪・凍結し茶屋が休業することも。訪問前に営業状況と道路状況の確認が必須です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 「富士見三景」の峠から富士山と河口湖を望む
晴れた日には、眼下の河口湖の向こうに富士山が正面にそびえます。文人たちが足を止めた構図を、自分の目で確かめてみてください。

2. 太宰治文学記念室で『富嶽百景』の世界に触れる
2階には太宰が滞在して執筆した部屋を再現した記念室が。飲食利用で無料見学でき、あの一節が生まれた空気を感じられます。

3. 文豪も愛した名物ほうとう鍋を味わう
たっぷりの野菜と秘伝の味噌で仕立てるほうとう鍋は、峠の名物。絶景を眺めながらいただく一杯は格別です。

4. 太宰治文学碑まで散策する
茶屋の向かいの山道には「富士には、月見草がよく似合ふ」を刻んだ文学碑が。短い散策路の先で、名文の舞台を追体験できます。

5. 早朝の澄んだ富士を狙う
雲が湧きやすい富士山は、朝いちばんが勝負。開店前の峠で空気の澄んだ時間帯を選べば、くっきりとした山容に出会えます。
あわせて回りたい、近くの見どころ

富士吉田本町通り・金鳥居
商店街の看板越しに富士山が正面に立つ、SNSで世界的人気の絶景ストリート。富士信仰の入口「金鳥居」も見どころです。

近くの人気飲食店
峠の絶景を楽しんだあとは、河口湖エリアの郷土料理も。山梨といえば、幅広の麺を味噌仕立てで煮込む「ほうとう」が名物です。
- 🍲天下茶屋(御坂峠)ほうとう・郷土料理御坂峠・スポット内📍Googleマップで現在地からのルートを見る
文豪も愛した名物ほうとう鍋を、富士見三景の絶景とともに味わえる峠の茶屋。峠に着いたらまずはここで一息を。
- 🍜ほうとう不動ほうとう富士河口湖町(河口湖に複数店舗)📍Googleマップで現在地からのルートを見る
河口湖に4店舗を構えるほうとうの人気店。白い雲のような外観の東恋路店も有名で、麺切れ次第終了のため早めの来店が安心です。
- 🍲甲州ほうとう 小作 河口湖店ほうとう・郷土料理富士河口湖町📍Googleマップで現在地からのルートを見る
山梨で広く親しまれるほうとうの老舗チェーン。かぼちゃがとろける定番のかぼちゃほうとうが看板で、団体でも入りやすい大型店です。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
撮影のコツ
天下茶屋の主役は富士山と河口湖を重ねた眺めなので、光と雲のコンディションで写真の印象が大きく変わります。
- 🌄雲が晴れやすい早朝を狙う
富士山は日中になると雲が湧きやすくなります。開店前後の早い時間帯なら、河口湖まで見渡せるクリアな一枚を狙えます。
- 📐茶屋の建物と富士山を一緒に入れる
富士山だけでなく、歴史ある茶屋の軒先や看板を前景に入れると、天下茶屋ならではの情緒ある構図になります。
このエリアの宿(料金比較)
御坂峠を拠点に富士五湖めぐりをするなら、河口湖畔の温泉宿が便利です。朝いちばんの澄んだ富士を狙うなら、周辺に泊まるのが一番の近道。

河口湖・富士五湖エリア
富士山めぐりの拠点に便利※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
カーブの続く峠道と標高の高さが、天下茶屋への旅の快適さを左右します。事前に揃えておくと安心なアイテムをまとめました。

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よくあるご質問(FAQ)
天下茶屋と太宰治の関係は。
太宰治は昭和13年(1938年)に天下茶屋の2階に滞在し、随筆『富嶽百景』を執筆しました。「富士には、月見草がよく似合ふ」の一節はここで生まれ、2階には当時の部屋を再現した「太宰治文学記念室」があります。
天下茶屋の営業時間と定休日は。
営業時間は10:00〜17:00で、基本は年中無休です。ただし冬期は積雪・凍結など天候により休業することがあるため、訪問前に公式サイトで最新の営業状況を確認するのがおすすめです。
天下茶屋へのアクセスと駐車場は。
中央自動車道 河口湖ICから御坂みちを北上して車で約20分です。駐車場は普通車約10台分で、御坂隧道の手前にも数台分の駐車余地があります。峠道はカーブが多いので運転にご注意ください。
「富士見三景」とは何ですか。
御坂峠は、河口湖とその奥にそびえる富士山を一望できることから、古くから富士山の名眺望のひとつとして知られてきました。天下茶屋はその峠に立ち、文人たちにも愛された展望スポットです。
名物メニューは何ですか。
文豪も味わったという「ほうとう鍋」が名物です。たっぷりの野菜と味噌仕立てのつゆで煮込む山梨の郷土料理で、峠の絶景とともに味わえます。
御坂峠 天下茶屋は、富士五湖・河口湖モデルコースで絶景と文学をめぐる立ち寄り先として組み込むのがおすすめ。全行程の回り方はモデルコース記事でどうぞ。
航空券も、まとめて比較
富士五湖への玄関口となる各空港ゆきの国内線をANA、JAL等横断比較。夏の観光シーズンは空席が早く埋まるので、早めのチェックが安心です。
















