
那智山青岸渡寺(せいがんとじ)
朱色の三重塔越しに那智の滝を望む、日本を代表する一枚の構図。西国三十三所の旅は、この寺から始まります。
このページでわかること
- 青岸渡寺が西国三十三所第一番札所と呼ばれる理由と、編集部5指標による評価
- 豊臣秀吉が1590年に再建した本堂(重要文化財)と1972年再建の三重塔の見どころ
- 本堂背後から那智の滝と三重塔を同時に望む絶景フォトスポットの場所
- 隣接する熊野那智大社とあわせて回る参拝ルート
- 那智勝浦・熊野エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
那智山青岸渡寺ってどんなお寺?
西国三十三所観音霊場の第一番札所。全国から巡礼者が最初に目指す、始まりの寺です。現在の本堂は1590年、豊臣秀吉によって再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。隣接する熊野那智大社とは神仏習合の名残で今も並んで建ち、明治の神仏分離を経てなお、ふたつの聖地が肩を並べる独特の景観を保っています。この寺を象徴するのが、朱色の三重塔です。1972年に再建された高さ25mの塔で、境内の一角、少し下った場所から振り返ると、三重塔と那智の滝を同一フレームに収める絶景が広がります。これは日本の風景写真の中でも指折りの知名度を持つ構図で、多くの旅行ガイドや観光ポスターに使われてきました。ただ美しいだけでなく、山と滝と塔が織りなす自然信仰と仏教美術の重なりが、この一枚に凝縮されています。
フォトギャラリー




基本情報
| 名称 | 那智山青岸渡寺(せいがんとじ)/西国三十三所第一番札所 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8 |
| 本堂 | 1590年、豊臣秀吉による再建(国指定重要文化財) |
| 三重塔 | 1972年再建、高さ25m。塔越しに那智の滝を望む絶景フォトスポット |
| 拝観時間 | 本堂は8:00〜16:00頃(お堂により異なる場合あり) |
| 世界遺産 | 2004年登録「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産 |
| アクセス | JR紀伊勝浦駅からバスで約30分「那智山」下車、参道の石段を上って境内へ |
| 所要時間の目安 | 境内拝観のみなら20〜30分。熊野那智大社とあわせるなら1時間前後 |
行き方・駐車場
JR紀伊勝浦駅から熊野交通バスで約30分、「那智山」バス停で下車し、参道の石段を上ると熊野那智大社と隣接する形で境内に到着します。三重塔と那智の滝を望む絶景ポイントは、本堂から少し下った場所にあります。案内に従って進めば迷うことはありません。時間と体力に余裕があれば、ひとつ手前の「大門坂」バス停で降り、大門坂の杉並木を歩いて向かうルートもおすすめです。境内から石段をさらに下れば那智の滝の拝所にも到着します。
那智勝浦・熊野エリアはレンタカーが便利
青岸渡寺は徒歩やバスでも参拝できますが、熊野本宮大社や湯の峰温泉まで足を延ばすなら車移動が効率的です。紀伊勝浦駅前でのレンタカー手配が定番です。














季節ごとの楽しみ方
春(4〜5月)
新緑と朱色の三重塔のコントラストが美しい季節。参道の石段も歩きやすい時期です。
夏(6〜8月)
例年7月14日の那智の火祭では、隣接する熊野那智大社とともに境内が最も賑わいます。
秋(9〜11月)
那智原生林が色づき、三重塔・那智の滝・紅葉が重なる、一年で最も絶景度の高い時期です。
冬(12〜3月)
空気が澄み、三重塔越しの那智の滝がくっきりと見える季節。冷え込むため防寒対策を。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 三重塔と那智の滝、日本を代表する一枚を撮る
本堂から少し下った絶景ポイントで、朱色の三重塔と那智の滝を同一フレームに収めましょう。多くの旅行ガイドに使われる構図を、自分の目で確かめる瞬間です。

2. 重要文化財の本堂で手を合わせる
1590年に豊臣秀吉が再建した本堂は、国の重要文化財。西国三十三所の巡礼が始まる場所として、多くの参拝者がここで手を合わせてきました。

3. 三重塔を間近で見上げる
1972年再建の三重塔は高さ25m。遠景の絶景だけでなく、間近で見上げるとまた違った迫力があります。

4. 隣接する熊野那智大社とあわせて参拝する
神仏習合の名残で、熊野那智大社と隣り合って建っています。両方を巡ることで、この地の重層的な信仰の歴史が実感できます。

5. 納経帳に朱印をいただく
西国三十三所第一番札所として、多くの巡礼者がここから納経帳への朱印集めをスタートします。旅の記念にぜひ。
あわせて回りたい、近くの見どころ




近くの人気飲食店
参拝の後は、那智勝浦の港町らしく新鮮な生鮪を味わうのが定番。紀伊勝浦駅周辺まで下りれば選択肢が広がります。
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
アクティビティ
青岸渡寺は西国三十三所の第一番札所で、三重塔越しに那智の滝を望む一枚は熊野を代表する眺めです。参拝とあわせて、この山で予約できる体験をまとめました。
西国三十三所 第一番札所の巡礼西国巡礼は、ここ青岸渡寺から始まります。納経所では御朱印を受けられ、これから33の札所を巡る人も、無事に結願した人も、同じ本堂に手を合わせます。
現地受付(納経所で御朱印を受けられる)
大門坂から歩いて参拝する青岸渡寺までは大門坂の石畳を1時間ほど登るのが本来の道です。語り部が同行するガイドウォークなら、老杉や王子跡の由来を聞きながら、参拝の意味ごと味わえます。
隣接する熊野那智大社の胎内くぐり塀を隔てずに並ぶ熊野那智大社では、樹齢850年の樟の空洞をくぐるお参りができます。護摩木に願いを書いて幹の中へ入る、神仏習合の名残が濃い体験です。
現地受付(社務所で護摩木300円を受けてからくぐる)
那智の滝 お瀧拝所三重塔から見下ろした滝の、真下まで降りることができます。飛瀧神社で受付をすると拝所舞台に立て、遠景で見た水柱が音と風に変わります。
現地受付(飛瀧神社の授与所横、大人300円、小中学生200円)
早朝の生まぐろ競り市場ガイド那智山の朝は静かですが、車で20分の勝浦漁港は夜明け前から動いています。地元ガイドと競りを見学してから山へ上がると、一日の密度が変わります。
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このエリアの宿(料金比較)
那智勝浦温泉は勝浦港を囲むように宿が並び、参拝と温泉を一日で両方楽しめるエリアです。

那智勝浦温泉エリア
青岸渡寺の参拝とセットで泊まるなら※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
青岸渡寺は境内までの石段が長く、絶景ポイントも高低差があります。歩きやすさを優先した装備が安心です。
歩きやすいスニーカー境内までは長い石段が続き、絶景ポイントへの移動でも高低差があります。滑りにくい靴で参拝しましょう。
御朱印帳入れ巾着(納経帳)西国三十三所第一番札所です。巡礼をスタートするなら、納経帳を守る巾着を用意しておきましょう。
ステンレスボトル/水筒石段の参拝と絶景ポイントへの移動は汗をかきます。夏場は特に、あらかじめ水分を用意しておくと安心です。
UVカットハット・帽子絶景ポイントは日差しを遮るものが少ない場所です。日焼け対策と熱中症対策を兼ねて用意しておきましょう。
よくあるご質問(FAQ)
青岸渡寺の拝観時間を教えてください。
本堂は8:00〜16:00頃です。お堂により拝観時間が異なる場合があるため、目当ての建物がある場合は事前の確認をおすすめします。
青岸渡寺と熊野那智大社はどんな関係ですか。
神仏習合の名残で、今も並んで建っています。明治の神仏分離令を経てそれぞれ独立した宗教施設となりましたが、隣接する立地は当時のまま残されています。
三重塔と那智の滝を一緒に撮れる場所はどこですか。
本堂から少し下った絶景ポイントから、三重塔越しに那智の滝を望むことができます。案内表示に従って進めば迷わず到着できます。
青岸渡寺はなぜ西国三十三所第一番なのですか。
奈良時代に開かれたと伝わる観音霊場、西国三十三所の巡礼の第一番札所とされています。全国から多くの巡礼者が最初にこの寺を目指します。
青岸渡寺へのアクセスを教えてください。
JR紀伊勝浦駅から熊野交通バスで約30分、「那智山」バス停下車後、参道の石段を上って境内へ向かいます。大門坂から歩いて参拝するルートもあります。
那智山青岸渡寺は、那智勝浦・熊野 モデルコースで熊野那智大社とセットで訪れるのが定番ルート。大門坂から歩く順番はモデルコースでどうぞ。
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那智勝浦・熊野エリアへは南紀白浜空港からのアクセスも便利です。羽田からの直行便を中心に、往路と復路で交通手段を変えると総額が下がることがあります。
















