
大石林山(ASMUI Spiritual Hikes)
2億年前の石灰岩が、雨と風に削られて林のように立ち並ぶ。沖縄本島のいちばん北に、こんな景色が隠れていました。
このページでわかること
- 大石林山が2億年前の石灰岩から生まれた、世界最北の熱帯カルストである理由
- 2024年12月にASMUI Spiritual Hikesへ生まれ変わり、料金と内容が変わったこと
- 入場料に含まれるシャトルバス、音声ガイド、ラウンジのしくみ
- 通常コースとショートコースの所要時間と、靴選びの注意
- 名護・本部・国頭エリアの宿の料金比較(楽天、じゃらん、Booking.com)
大石林山ってどんな場所?
岩が、林になっている。そう言われても意味がわからないと思いますが、実際に立つとその言葉しか出てきません。2億年前、まだ沖縄が海の底だったころに堆積した石灰岩が、隆起して地上に現れ、そこから途方もない時間をかけて雨に溶かされ、風に削られ、鋭い柱のような形だけが残りました。これを熱帯カルストと呼びます。世界でも最北のもので、ここでしか見られません。大石林山があるのは沖縄本島の最北部、国頭村の宜名真。やんばる国立公園のなかにあり、周囲は世界自然遺産にも登録された森です。琉球の神話では、この一帯は「アスムイ(安須森)」と呼ばれ、琉球開闢の神アマミキヨが最初に降り立った聖地とされてきました。2024年12月28日、施設は「ASMUI Spiritual Hikes(アスムイハイクス)」として生まれ変わり、その神話の名前を正面に掲げています。歩き方はシンプルです。受付を済ませたらシャトルバスで登山口まで上がり、音声ガイドの導きで自分のペースで歩く。通常コースなら約60分、体力に自信がなければショートコースで約30分。途中には御願ガジュマルと呼ばれる巨木や、ソテツの群落が広がります。ソテツは恐竜の時代から姿を変えていない植物で、2億年の岩と並んで生えている光景は、時間の感覚がぐらつくような不思議さがあります。ここは観光地であると同時に、今も祈りが捧げられている場所です。奇岩の一つひとつに名前と意味があり、それを知って歩くと、ただの岩が急に別のものに見えてきます。
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基本情報
| 名称 | 大石林山(ASMUI Spiritual Hikes/アスムイハイクス) |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241 |
| 入場料 | 大人(15歳以上)2,500円、小人(6〜14歳)1,000円。入場、シャトルバス、音声ガイド、ラウンジ利用込み。沖縄県民は半額 |
| 営業時間 | 9:30〜17:30(最終受付16:00) |
| 休園日 | 年中無休 |
| 駐車場 | 無料駐車場完備 |
| アクセス | 沖縄本島最北部。那覇市内から車で約2時間30分〜3時間 |
| 所要時間の目安 | 90分〜150分(受付から登山口まで約30分、通常コース約60分またはショートコース約30分、ラウンジ休憩約20分、下山約30分) |
| 電話 | 0980-41-8117 |
行き方・駐車場
那覇市内からは車で約2時間30分〜3時間。沖縄本島の最北部にあり、辺戸岬のすぐ手前です。無料駐車場が完備されているので、駐車場所で悩むことはありません。受付を済ませると登山口までシャトルバスが運んでくれます(入場料に含まれます)。ひとつだけ本気で気をつけてほしいのが靴です。公式にサンダルとヒールでの入場は不可と明記されています。石灰岩の道は硬く、濡れると滑ります。歩き慣れたスニーカーかトレッキングシューズで来てください。雨天も通常どおり営業しますが、雨具の準備を。現地でビニールカッパの販売もあります。レンタカーが未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。車で約10分の辺戸岬とセットで回るのが、やんばる北部の定番です。
レンタカーは早めに予約を
大石林山は沖縄本島の最北部。那覇から片道2時間30分以上かかり、路線バスで気軽に行ける場所ではありません。やんばるを回るならレンタカーが前提です。夏休みと連休は台数が足りず数週間前に売り切れることも珍しくありません。航空券を取ったら、まずレンタカーを押さえるのが鉄則です。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
新緑がいちばん濃く、歩いていて気持ちのいい季節です。ソテツの新芽が開き、亜熱帯の森が生き生きとしてきます。
夏(6〜9月)
石灰岩は日差しを跳ね返して足元から暑くなります。朝いちばんの回か、夕方の受付がおすすめ。水分は必ず持って入ってください。
秋(10〜11月)
暑さがゆるみ、歩くには最適な時期。台風の直後は倒木などで一部通行が制限されることがあるため、公式で状況確認を。
冬(12〜2月)
観光客が落ち着き、静かに岩と向き合える季節。北風が強く体感温度が下がるので、羽織りが1枚あると安心です。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 1. 奇岩の峰を見上げて、2億年を想像する
尖った岩が林のように立ち並ぶ光景は、誰かが作ったものではありません。海の底だった石灰岩が隆起し、雨に溶かされて残った形です。その事実を知って見上げると、景色の意味が変わります。

2. 2. 御願ガジュマルの下に立つ
無数の気根が幕のように垂れ下がる巨木。祈りの対象とされてきた木で、根の下に立つと空気がひんやりと変わります。

3. 3. ソテツ群落で恐竜の時代を歩く
ソテツは恐竜が生きていたころから姿をほとんど変えていない植物です。斜面を埋め尽くす群落は、ここが太古のままだと錯覚させてくれます。

4. 4. 音声ガイドを聴きながら自分のペースで
入場料に音声ガイドが含まれています。岩の名前と由来を聴きながら歩くと、同じ道がまったく違って見えてきます。

5. 5. ラウンジで休んでから下りる
コースの出発地点にはスピリットラウンジがあり、食事や飲み物がとれます。歩き終えた足を休めてから、シャトルバスで下るのが正解です。
あわせて回りたい、近くの見どころ

辺戸岬
沖縄本島最北端の岬。展望デッキも観光案内所も入場無料です。大石林山とセットで回るのが北部の定番。辺戸岬で詳しく紹介しています。


沖縄美ら海水族館
ジンベエザメが泳ぐ「黒潮の海」で知られる沖縄観光の看板施設。北部滞在なら外せません。沖縄美ら海水族館で詳しく紹介しています。

備瀬のフクギ並木
防風林として植えられたフクギの並木道が約1km続く集落。美ら海水族館のすぐそばで、北部の帰り道に寄りやすい場所です。備瀬のフクギ並木もどうぞ。
近くの人気飲食店
大石林山の敷地内には食堂とジェラート店があります。周囲に飲食店が多いエリアではないため、園内で済ませるのがいちばん確実です。
精気小屋食堂・沖縄料理沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241/大石林山の敷地内📍Googleマップで現在地からのルートを見る大石林山の敷地内にある食堂。奇岩を眺めながら沖縄そばや軽食がとれます。周辺に飲食店の選択肢が少ないやんばる北部では、園内で食事を済ませられるのは大きな安心材料です。営業時間は季節により変動するため、訪問前にご確認ください。
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やんばるジェラート 大石林山店ジェラート・アイスクリーム沖縄県国頭郡国頭村字宜名真1241/大石林山の敷地内📍Googleマップで現在地からのルートを見るこちらも大石林山の敷地内。歩き終えたあとの火照った体に、やんばるの素材を使ったジェラートがよく効きます。下山してシャトルバスを降りたら、まずここへ。
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※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
コースと楽しみ方
大石林山は、体力と時間に合わせてコースを選べるのが特徴です。入場料に音声ガイドとシャトルバスが含まれているため、追加料金なしで自分のペースで歩けます。
通常コース/ショートコース通常コースは約60分、ショートコースなら約30分。受付から登山口まではシャトルバスで約30分、下山も含めると全体で90分〜150分が目安です。音声ガイドが岩の名前と神話を解説してくれます。
入場料に込み(大人2,500円、小人1,000円)/最終受付16:00、年中無休
バリアフリーコース階段の上り下りが難しい方向けのコースも用意されています。ベビーカーの貸出は原則ありませんが、バリアフリーコースは例外です。詳細と当日の対応可否は公式サイトまたは電話(0980-41-8117)でご確認ください。
現地確認/沖縄県民は入場料半額
このエリアの宿(料金比較)
大石林山は那覇から片道2時間30分以上。日帰りで往復すると移動だけで1日が終わります。名護や本部に前泊しておくと、朝いちばんの静かな時間に歩けます。

名護・本部・国頭エリア
やんばる北上ドライブの拠点向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
石灰岩の硬い道を90分以上歩きます。公式がサンダルとヒールを禁止しているとおり、足元の備えがすべてです。
歩きやすいシューズ大石林山でいちばん大事な装備です。公式にサンダル、ヒールでの入場は不可と明記されています。石灰岩は硬く、濡れると滑ります。
最安値料金 2,480円〜(2026/6/27時点・楽天)
保冷ボトル公式も暑い日は水分の携行を呼びかけています。石灰岩は日差しを照り返し、足元から暑くなります。冷たい水を持って入ってください。
最安値料金 1,280円〜(2026/6/27時点・楽天)
虫よけスプレー亜熱帯の森を歩くコースです。立ち止まって奇岩やガジュマルを眺めている数分が、いちばん刺されやすい時間です。
最安値料金 498円〜(2026/6/27時点・楽天)
折りたたみ傘雨天も通常営業ですが、雨具の貸出はありません(現地でビニールカッパの販売あり)。やんばるの雨は突然来て、すぐ止みます。
最安値料金 1,280円〜(2026/6/27時点・楽天)
よくあるご質問(FAQ)
大石林山の入場料はいくらですか。
大人(15歳以上)2,500円、小人(6〜14歳)1,000円です。この料金に入場、シャトルバス、音声ガイド、ラウンジの利用が含まれます。沖縄県民は半額になります。2024年12月にASMUI Spiritual Hikesへリニューアルした際に内容と料金が変わっているため、古い記事の金額はあてになりません。最新は公式サイトでご確認ください。
大石林山とASMUI Spiritual Hikesは同じ場所ですか。
同じ場所です。2024年12月28日に「ASMUI Spiritual Hikes(アスムイハイクス)」としてリニューアルオープンしました。アスムイとは、この一帯を指す琉球神話の聖地の名前「安須森」に由来します。大石林山という呼び名も引き続き使われています。
大石林山の所要時間はどのくらいですか。
全体で90分から150分が目安です。内訳は受付から登山口までのシャトルバス移動が約30分、通常コースが約60分(ショートコースなら約30分)、ラウンジでの休憩が約20分、下山が約30分です。最終受付は16:00なので、逆算して到着してください。
サンダルでも歩けますか。
歩けません。公式にサンダル、ヒールでの入場は不可と明記されています。石灰岩の道は硬く、濡れると滑るため、歩き慣れたスニーカーやトレッキングシューズが必要です。
雨の日でも営業していますか。
雨天も通常どおり営業しています。ただし荒天時は閉園する場合があります。雨具の貸出はありませんので、持参するか現地で販売しているビニールカッパをご利用ください。当日の状況は公式サイトまたは0980-41-8117でご確認ください。
大石林山は、沖縄本島 3泊4日モデルコースのやんばる深掘り版に組み込むスポットです。車で10分の辺戸岬、東村の慶佐次川のヒルギ林とつなげる順番はモデルコースでどうぞ。
航空券も、まとめて比較
那覇空港ゆきの国内線をANA、JAL、スカイマーク、ソラシドエア、ピーチなど横断比較。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















