
大猷院(たいゆういん)
祖父を立てて、あえて金と黒に抑えた。家光の遠慮が、日光でいちばん静かな美をつくりました。
このページでわかること
- 大猷院の成り立ちと、東照宮とは対照的な造りの理由
- 唐門・二天門・皇嘉門という3つの門の見どころ
- 拝観料550円と、輪王寺券・3施設セット券というお得な選択肢
- 編集部おすすめの過ごし方5選と、日光山内で一緒に回りたい社寺
- 日光山内エリアの宿の料金比較(楽天トラベル、じゃらん、Booking.com)
大猷院ってどんな場所?
東照宮の絢爛を見たあとにここへ来ると、日光という場所の奥行きが一段深くなります。大猷院は三代将軍・徳川家光を祀る霊廟です。家光は祖父・家康を深く敬い、「死後も東照大権現にお仕えする」と願ったと伝えられ、その意を汲んでこの霊廟は東照宮を超えない造りになりました。金と黒を基調とした落ち着いた色調は、東照宮のあの極彩色を見た直後だからこそ、かえって強く響きます。控えることでしか出せない格が、確かにここにあります。見どころは門です。石段の上にそびえる朱塗りの楼門・二天門をくぐり、金と黒漆で彩られた左右対称の唐門へ。そして白い漆喰と唐様の屋根を持つ、竜宮造りと呼ばれる独特の皇嘉門。三つの門はそれぞれまったく表情が違い、順に抜けていくこと自体が体験になっています。参道には苔むした石灯籠が延々と立ち並び、杉木立の静寂と相まって、東照宮のすぐ近くとは思えないほど人の声が遠のきます。日光山内で「静かな場所はどこか」と聞かれたら、まずここを挙げたい。拝観料は大人550円、小中学生250円。拝観時間は4月から10月が8:00〜17:00、11月から3月が8:00〜16:00で、輪王寺に準じます。三佛堂とセットの輪王寺券なら900円(小中学生400円)、宝物殿も含む3施設セットなら1,000円(同500円)なので、輪王寺も回るならセット券のほうがお得です。なお東照宮を含む二社一寺共通拝観券は、現在販売されていません。
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基本情報
| 名称 | 大猷院(たいゆういん)/三代将軍・徳川家光を祀る輪王寺の霊廟 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県日光市山内2300(輪王寺内、〒321-1494) |
| 口コミ | Googleマップで最新の評価と写真を確認できます口コミを見る › |
| 料金 | 大人 550円/小中学生 250円。輪王寺券(三佛堂+大猷院)900円/400円。3施設セット 1,000円/500円 |
| 拝観時間 | 4月〜10月 8:00〜17:00、11月〜3月 8:00〜16:00 |
| 休観日 | 輪王寺に準じます(輪王寺は2月3日終日、4月1日11時以降、4月2日終日、12月14日午前が休観) |
| 共通拝観券 | 輪王寺券・3施設セット券は販売中です。東照宮を含む二社一寺共通拝観券は現在販売が停止されています |
| アクセス | 日光山内、二荒山神社の西側。JR日光駅・東武日光駅からバス |
| 所要時間の目安 | 3つの門をゆっくり見て約40分〜1時間 |
| ベストな時間帯 | いつでも比較的静か。東照宮の混雑に疲れたら、ここへ逃げ込むのが日光の通の回り方です |
行き方・駐車場
日光山内の奥、二荒山神社の西側にあります。東照宮からは山内を西へ歩いて向かう形です。JR日光駅・東武日光駅からバスで山内へ、車の場合は山内周辺の有料駐車場を利用します。山内でいちばん奥にあたるぶん、たどり着く人が減るのが大猷院の静けさの理由でもあります。奥日光まで足を延ばすなら車が便利なので、未手配ならレンタカーの最安値比較からどうぞ。
山内は徒歩、奥日光は車
大猷院、東照宮、二荒山神社、輪王寺は徒歩圏に固まっています。ただ、いろは坂を上った中禅寺湖や華厳滝まで一日に含めるなら車が必要です。紅葉期は宿も車も早く埋まるので、日程が決まったら先に押さえておきましょう。














季節ごとの楽しみ方
春(3〜5月)
杉木立に新緑が差し込み、苔むした石灯籠がいちばん青々とする季節。4月1日の11時以降と4月2日は輪王寺の休観日にあたるためご注意ください。
夏(6〜9月)
標高が高いぶん過ごしやすい季節。杉木立の参道は日陰が続きます。苔と石灯籠が湿気を含んで、いっそう深い色になります。
秋(10〜11月)
紅葉と金・黒の門が重なる季節。東照宮ほど混まないので、日光の秋を静かに味わうならここが狙い目です。
冬(12〜2月)
雪の日の二天門と皇嘉門は、白と朱、白と白の対比が見事。閉門が16時と早いので逆算して動きましょう。
編集部おすすめの過ごし方 5選

1. 石段の下から二天門を見上げる
大猷院はまずこの門から始まります。石段の上にそびえる朱塗りの楼門を見上げると、これから静かな場所へ入っていくのだと体が気づきます。

2. 唐門の前で、東照宮との違いを味わう
金と黒漆の、左右対称の門。東照宮のあの極彩色を見た直後だからこそ、抑えた色調の格の高さが響きます。控えることでしか出せない美が、確かにここにあります。

3. 皇嘉門の白さに、意表を突かれる
白い漆喰と唐様の屋根。竜宮造りと呼ばれるこの門は、日光のほかのどの建物とも似ていません。三つの門がそれぞれ違う表情なのが、大猷院のおもしろさです。

4. 石灯籠の列を、ゆっくり歩く
苔むした石灯籠が延々と続く参道。杉木立の静寂と相まって、東照宮のすぐ近くとは思えないほど人の声が遠のきます。急がずに歩きたい場所です。

5. 輪王寺券でセットにして、日光山を通しで見る
三佛堂と大猷院がセットの輪王寺券は900円(小中学生400円)。個別に買うより結果的にお得です。日光山の中心と、その霊廟。通しで見ると土地の物語がつながります。
あわせて回りたい、近くの見どころ

日光山輪王寺
日光山の中心をなす天台宗の門跡寺院。三仏堂の巨大な三体の本尊と、庭園「逍遥園」が見どころです。三佛堂は400円、小中学生200円。くわしくは日光山輪王寺のページで。

日光二荒山神社
日光の山そのものをご神体とする古社。大谷川に架かる朱塗りの神橋は、山内へ入る前にまず目に飛び込んでくる一景です。神苑は大人(学生含む)300円、小・中・高校生100円。くわしくは日光二荒山神社のページで。

日光東照宮
徳川家康を祀る世界遺産の社。国宝の陽明門、眠り猫、三猿と、彫刻の密度がとにかく桁違いです。拝観は大人・高校生1,600円、小中学生550円。くわしくは日光東照宮のページで。

華厳滝
中禅寺湖の水が一気に落ちる、日光を代表する滝。エレベーターで観瀑台まで下りると、正面から滝と向き合えます。大人600円、小学生400円。くわしくは華厳滝のページで。

いろは坂
日光市街と奥日光を結ぶ、48のカーブが連なる坂道。通行は無料で、日本の道百選にも選ばれています。奥日光へ向かうなら必ず通る道です。くわしくはいろは坂のページで。
近くの人気飲食店
拝観のあとは日光名物の湯波を。山内から日光街道沿いにかけて、老舗の湯波料理店が並びます。
- 🍱高井家日本料理・湯波懐石不定休(社寺の祭礼により休業あり)/¥6,000〜¥9,999/湯波懐石📍Googleマップで現在地からのルートを見る
江戸期から続く老舗で、庭園を眺めながら湯波懐石を味わえます。たぐり湯波や湯波刺しなど、日光の湯波料理を最上級の構えで出す一軒です。
食べログで見る › - 🍚油源湯波料理・甘味処定休:水曜/¥1,000〜¥1,999(ランチ)/湯波づくし膳📍Googleマップで現在地からのルートを見る
安政6年(1859年)創業の老舗で、神橋・東照宮の入口に近い立地。湯波づくし膳では、生湯波の刺身から煮物、あんかけまでを一膳で味わえます。
食べログで見る › - 🥢全(ZEN)日本料理・豆腐料理定休:火曜/¥2,000〜¥2,999(ランチ)/日光湯波巻御膳📍Googleマップで現在地からのルートを見る
東照宮から徒歩圏の和モダンな店で、湯波で具材を巻いた「日光湯波巻」が看板。とちぎ和牛や鯛、野菜から具材を選べます。営業時間は変更されることがあるため、訪問前に最新の営業状況をご確認ください。
食べログで見る › - 🍵和み茶屋豆腐料理・湯葉料理定休:水曜/¥3,000〜¥3,999/日光生ゆば懐石御膳📍Googleマップで現在地からのルートを見る
日光街道沿いの古民家風の店で、22席ほどの落ち着いた空間。生ゆばを主役に据えた懐石御膳を昼のみ提供します。
食べログで見る ›
※営業時間、定休日は季節により変動することがあります。訪問前に最新情報をご確認ください。
このエリアの宿(料金比較)
大猷院は山内でいちばん奥にあり、たどり着く人が減るぶん静かです。山内に泊まれば、8時の開門と同時に苔むした石灯籠の参道を独り占めできます。紅葉期は宿が早く埋まるので、日程が決まったら先に押さえておきましょう。

日光山内・日光市街エリア
二社一寺を朝いちばんに歩く滞在向き※上記は表示イメージのサンプル価格です。実際の料金・プラン・空室状況は各予約サイトの最新情報をご確認ください。
あると助かるアイテム
大猷院は石段と杉木立の参道が続きます。山内の一日を快適にする5点をまとめました。
歩きやすい靴二天門への石段をはじめ、大猷院は上り下りの多い場所です。山内の奥にあるので東照宮から歩く距離もあります。足元が快適かどうかで、ここまで足を延ばす気になるかが変わります。
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小銭入れ大猷院単独券、輪王寺券、3施設セット券と選択肢があり、二社一寺共通拝観券は現在ありません。窓口が続くので、小銭をまとめておくとスムーズです。
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御朱印帳入れ巾着大猷院、輪王寺、東照宮、二荒山神社と、山内だけで御朱印をいただける場所が続きます。日光は雨の多い土地なので、巾着に入れておくと安心です。
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虫除けスプレー大猷院の参道は杉木立に囲まれ、苔むした石灯籠が続く湿った日陰です。夏場はゆっくり歩きたいのに虫が気になる、という場面が出てきます。ひと吹きで滞在時間が変わります。
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折りたたみ傘日光は雨の多い土地で、参道に屋根はありません。雨に濡れた苔と石灯籠はむしろ美しいので、一本あれば静かな大猷院を存分に歩けます。
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よくあるご質問(FAQ)
大猷院の拝観料はいくらですか。
大人550円、小中学生250円です。三佛堂とセットの輪王寺券なら900円(小中学生400円)、宝物殿も含む3施設セットなら1,000円(同500円)なので、輪王寺も回るならセット券のほうがお得です。
大猷院は東照宮と何が違うのですか。
大猷院は三代将軍・徳川家光を祀る霊廟です。家光が祖父・家康を敬い、東照宮を超えないようにという意が汲まれたため、金と黒を基調とした落ち着いた造りになっています。東照宮の極彩色とは対照的な、静かな美が特徴です。
大猷院の拝観時間を教えてください。
4月から10月が8:00〜17:00、11月から3月が8:00〜16:00で、輪王寺に準じます。休観日も輪王寺に準じるため、2月3日、4月1日の11時以降、4月2日、12月14日の午前はご注意ください。
大猷院の見どころはどこですか。
3つの門です。石段の上にそびえる朱塗りの二天門、金と黒漆の左右対称の唐門、白い漆喰の竜宮造りの皇嘉門。それぞれ表情がまったく違い、順に抜けていくこと自体が体験になります。
大猷院は混みますか。
東照宮に比べればかなり静かです。山内でいちばん奥にあたるぶん、たどり着く人が減ります。東照宮の混雑に疲れたらここへ向かうのが、日光の通の回り方です。
大猷院は、東照宮の絢爛を見たあとにこそ効く場所。日光・那須のモデルコースで、順番まで含めた回り方を紹介しています。
航空券も、まとめて比較
羽田・成田・伊丹など各地から東京へ。日光へは東京から東武線特急が便利です。空席は日々動くので早めのチェックが安心です。
















